以前投稿した「書くということについて」を読み返す。執筆当時、お世話になっていた文学極道で作品の質の低下が叫ばれており、ダーザイン氏が代表を降りるなどして、存亡の危機ともいえる状況だった。先の散文には、 ...  ワカリタイ

ナニカ ガ チガウ

 なんかちがう

 雲 掴むよう

 雨 願うよう






 そうじゃない

 ちがうんだよな

  違います

  ...
顔を上げるとそこは晴れ
雲が犇めく青い空
或る者がそれを美しいと尊び
まるで人の心みたいね、と
浅はかなリリックを書き連ねる
それと恰度おんなじ頃
社会生活にあぶれた蛇が
安アパートのポ ...
僕は皮膚の内側が
赤く錆び
その欠片が1つ落ちるまでは何もしないでいたい

そうしたら
透明になってゆく血液と漣の色を覚えて
ひたすら画家になった
気分で文字をカサカサと描いてみる

...
俄かに湧いた嗜欲
降りしきるリビドー
僅かながら煩悶
還元的自慰行為

動じぬか理知
乗らぬか理知
壊えぬか理知
それゆえ理知か

行けど行けども
合致せず飽和
致し方なく
...
さあお座り
夢にまでみたこの旅
熱い岸に
焦がれるまま進む

潮のながれ
追い越せばまたつらなり
阻むものには
かぜのはやさのせて

よくおききよ
笛を吹いてあげよう
白い手を ...
初冬や農道歩き空浮かぶ  ごきげんヨーグルト。windows7にアップグレードするついでにクリーンインストールしたらガジェットギャラリーが閉じてた上にフォーマットするHDD間違えて退避用フォルダがぶっ飛んだでござるというアン ... 川には黒い雨が降り
それが川底に溜まった黒い川からは
瘴気が漂い
人が欲望のままに踊ったために
生み出された毒が
吹き出す

毒を吸って育った少年たちは
こっそりと蟲を殺す
昔、まだ ...
分け隔て泣く
過去の過ちの過望なる積み重ね、
分け隔て無く
私への頷き、疼き、きさらずがさつきに代わる 取って代わる、、
私の中のきさらず 抜きん出て さつきに 到達される 淘汰、、
どちら ...
初雪草

はつゆきそう、って
読むんだね。

よく見る 
葉のような 華のような
一年草なんだね

葉は その下に 君臨していて 
何だか ステキ

ゆきんこ って 思い出した ...
風が冷たくなってきた。
クリスマスも近いな。
電飾された家々の
そのむき出しのコードが日本らしくて好きだ。
足早に駅にむかう道、コートの襟を立てる。

何処からきたのか
スーッと北風が ...
なんて幸せで可哀想な子なんだ!タカちゃん

大人用の洋ナシのタルトには
洋酒が効いている
一口もらって『辛い!』と評した
その味覚に驚いた
ひねた舌には
たいした刺激にもならない隠し味を ...
そうだといいな

と思うことは

いつもほんとうにはならないけど



そうだといいな

と思うことが

できたことが

ただうれしい
「俺はプリンス」


俺はいつだって

軽やかに舞って

道ゆく人達を魅了する事ができる。

泣いてるお子様も

ふさぎ込みがちな御老人も。

みんな俺の舞に見惚れ足を止める ...
優しい傷跡
月が綺麗に出ていた晩に
彼女に会ってから
連絡が取れなくなってしまった。

別れ際に少しふっくらとした彼女のお腹を
狸に見立ててポンポンと叩いたのが
原因だろうか?

彼 ...
くるみ割り人形の恋
それは雨の日。
片足の取れたくるみ割り人形は言いました。

「恋がしたいね。
こんな雨の日は。
燃えるようなやつを。
薔薇のようなやつを。
雨粒が蒸発してしまう程
...
0.はじめに

 廿楽順治の詩集『たかくおよぐや』(思潮社、2007年)を語るには、その規範逸脱の仕方やモチーフの特殊性に言及するのが恐らく適切であろう。閉ざされた空間ですべき愚痴や否定的感情の吐 ...
素麺のはえる大地を買おう
安心したい訳じゃないと付け加えながら
姉の隣にいる人の目をかいくぐって
一ページ目からやり直そう
安心したいわけじゃないけど
その花の名前を僕は知らないが既に時間の問題なのだ


気がふれているのか問われ後ろから追いかけてくる影だと言った


無限とも思える選択肢のどれを選べど逢えるひとこそ運命


...
自己 秒刻螺旋階段他人列

時空間連続体増殖単一細胞

極頭骨極背骨極指骨極心臓

誕生解体生命ウィトルウィウス的人体図
公園を見た
絵を描いている人を知った 私は
自分を思うこともなく絵を描く人を見た
人であることを きっと 私は理解した
いびつなかりんとうを

つまんでふりふり明日の行方を占う

未来の予感なんて当てにならないけれど

いびつなかりんとうをふりふりしていると

なんだか可笑しさが込みあげてくる

ど ...
これはいつの面影だろうか

胸にぽかりとあいた穴は
形を変えいつかの面影となって
おぼろげに映す

ぼんやりと映った影は
飼っていた猫の日向ぼっこの面影のような
よくブロック塀の上で気 ...
どこかの{ルビ鄙=ひな}びた温泉宿

床の間

生けた花

花びらは葉っぱは全部毟られ

床に散乱した花びら

茎だけが

剣山に刺さっている

しょうがないからと

...
 
【届かぬ声】
 
 
 
 あなたが嫌いだった。
 
 物心ついた頃からずっとあなたを見てきて
 少しずつ大人になりながら色々なことを知り
 時には好きになろうと思ってもみたけれ ...
結婚式に出席した

貸切の二次会会場の
一般客席で
若い家族がパスタを食べていた

みな同じパスタを
食べていた

これからいかなる時も
永遠の愛を誓います

盛り ...
自分が自分に戻るために
自分が作った王国を出て行く
そこには真夜中でも
一緒に起きていてくれる駱駝がいて
醜い蛙との生活のことは忘れられる

闊達な老人が
優先席の前で苦虫を潰している
...


日曜日は嫌いだった 友達に会えないから
あのコに会えないから そんなこどもだった
昨日までの知らん顔が 今日にはもう友達で
明日にはもう親友で そんな無邪気なこどもだった
...
しずかに、

嘘へと
そっと染みたいのなら
おしずかに、



優しさは
まもられるもの、です

まもらなければ
すぐにも途絶える
希少な形なのです

傷の起源、 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
死と解釈のふるまいkaz.散文(批評...1*11/11/18 18:12
ナニカ佐和短歌511/11/18 18:02
殺風景faik自由詩13*11/11/18 16:09
空が喋れなくなった日のしずかな青い唄マーブル自由詩411/11/18 16:07
猿猴が月faik自由詩4*11/11/18 15:07
ファンティーヌ根岸 薫自由詩1*11/11/18 14:52
初冬こしごえ俳句1*11/11/18 14:47
歌謡曲日和 -Mr.Children フェイク-只野亜峰散文(批評...011/11/18 14:29
冬の闇たまりwithin自由詩4*11/11/18 14:08
分け隔て!狩心自由詩011/11/18 12:50
初雪草藤鈴呼自由詩2*11/11/18 12:46
言葉の粒そよ風自由詩3*11/11/18 12:06
幸せで可哀想なタカちゃんへ相差 遠波自由詩5*11/11/18 10:44
目覚め朧月自由詩411/11/18 8:26
御伽話その3〜俺はプリンス〜永乃ゆち散文(批評...111/11/18 7:47
御伽話その2〜優しい傷跡〜散文(批評...211/11/18 7:43
御伽話その1〜くるみ割り人形の恋〜散文(批評...211/11/18 7:40
物語—半物語—物語葉leaf散文(批評...4*11/11/18 6:26
グロテスクなのは土で吉田安良田自由詩111/11/18 6:22
紫光錯誤本木はじめ短歌111/11/18 3:49
自己高濱俳句011/11/18 3:22
ある日私は番田 自由詩211/11/18 1:55
かりんさま灰泥軽茶自由詩211/11/18 1:21
面影レントゲン自由詩311/11/18 1:07
イケバナ自由詩1*11/11/18 0:26
届かぬ声綾瀬たかし自由詩311/11/18 0:21
誓い小川 葉自由詩311/11/17 23:21
バースデイ・イヴシリ・カゲル自由詩211/11/17 22:29
itukam...自由詩3*11/11/17 22:18
ハンカチーフ千波 一也自由詩4*11/11/17 22:14

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