ひたすらに愛してゐれば遥かなる彼を思ひて胸が高鳴る
恋心溢れてゐれば中年のわれと云へども若くなるかも
同性を恋するわれは孤独でも彼がゐるゆゑ淋しくはなし
男色を愉しむわれは背徳かされども此 ...
手乗りして呉れるなら 何でも良いよ
手乗り文鳥 手乗り鴉に 手乗り蜂

手乗りしている間にサ
祈りなんかも 重ねちゃって

カミサマが 存在するなら 大もうけ
ねぇ カミサマって 紙なん ...
  きみの腹を
  綺麗な
  正方形にくりぬいて
  そこを通して僕は
  桜吹雪が舞うのを眺める
  蒼い春にも
  暗い冬にも
  きみの正方形から
  桜吹雪が舞うのを ...
3時間過ごしてしまった

音楽を聴いたりぼっーとしたり

おうちに帰ると屋根のうえに

オリオン、おまえならなんて言うだろう


悪ぶってみたけれど

おまえを放っておくオスなん ...
夕日が
熟した柿の実の中へと
沈んでいく
静寂が生まれる瞬間だ
紅葉は色を落として
深い眠りについた
幾つかの音を拾って
風が遠くからやってきた
心音に重なる
騒がしさが消えて
耳 ...
綿毛の海で泳ぐ
後ろ姿を探す
秋の始まる午後に
あたたかさとつめたさの両側から
等しく守られていることを知った


星の人から届けられる
言葉によらない通信を
言葉に変 ...
 
人類諸君 諸君らの敵は人類である。

ちきゅうえい】という言葉を 覚えて以来、基本 ご機嫌だ。


地球影とかいて ちきゅうえい。ちきゅうゆうえいとは 関係ない。
澄んだ ...
朝起きて 大地を読み
今日吹く風は西か東か
空気は何色?
お日様は見えるのかと
空に聞いてみた

決まりなどない
どこ吹く風
今決めるのさ 今求めるのさ

風の匂いは ...
 
あらゆる見世物のなかから、至純をえらびとること
からだにはしる一筋のひびは容赦なくぼくに転移する
からだをいろどる極彩色はしずかににじみだす

こよいも手探り 虚をもてあそび
墨がなが ...
詩を書いていた、なんて、たいそうなことではない。
詩とも散文ともつかないような、落書きだった。

砂木さんは私を挫折した人だと書いて、確かに私もそういう気持ちだった。
しかし今思えば、挫折 ...
青空のやつ
研ぎ上げたカミソリみたいに 輝いて
今日こそ世界中の 影という影を
断ち落とす 腹づもりらしい

太陽は 白痴みたいに
ただ 笑っているばかり
これからどれだけ 薄暗い血が流 ...
二年前から忘れずに留まっている物語
断片的な言葉が俺を傷つけていく
君に出会えて
「ありがとう」
「愛している」
「君が」
「君を」


続くのだ
酷く冷える夜に限って
君の声で ...
浮浪者らしきお婆さんが
駅の切符売り場で
どこに行こうか思案している
手押しカートには
伸ばして結わえた
スーパーの白い袋が
たくさん詰め込まれている

どこかに遠出して
白い袋にひ ...
 二兎
オヤヂは悲しい事が好き
酒と冷え行く白銀の宵
 
 芽吹
少し山なりの丘で
君は燃えている
たぶん黒い棺桶が
炎の色と混ざって
じっと大気を揺らめかす
とても澄んだ空だ
...
バリケード築いた後の高揚感敵は政府に非ず我が子だけど


風船もまともにふくらませずにゐる僕に愛想つかして妻子はディズニーランドへ行つた
いのちまで取られやしない

いのちのお陰で好きでいられる

さあ来いよ

ぼくはあなたのライオンになる


淋しいのも悲しいのも平気

慣れてしまえばこんなもの

胸のしびれ ...
十人十色に間引きされる親子愛。
三尺ほどある択状の端切れの上で
すべてに惑わされながらも
想いの丈を叫びつづけたい
白光沢色の貝柱があった。

伸縮自在には緩んでくれない〇材。

内包 ...
六月に運ばれてきたその娘を
誰からともなく
Juneジュネ、と呼んでいた
体育の授業中に倒れたそうで
ブルーのジャージの上から
医者の武骨な手が
ポンプのように胸を押す
イチ、ニィ、サン ...
ふいに思い立って
ずる休みをした
一日ゆっくりしよう
そう思い
ふかふかのベッドで
真っ昼から寝てやった
勝手きままに寝てやった

まどろみから覚めれば
窓の外は薄やみ
ひょろ ...
ぽつんとひかる

それだけで嬉しくなれた

淋しくもなれた

悲しくもなれたし晴れやかにもなれた

ぽつんとひかる


遠くのマンションが

白いひかりを並べていた

あ ...
ひとつの文字が
道のかたちに並び
燃えている
坂はゆるやかに
岩へのぼる


路地と声
石と石をつなぐ黒
火と空を映し
水は水の上を
歩みはじめる


...
 長い間音楽を聴かないようにしていた。朝、満員電車に揺られ、つり革に手のひらを乗せ、片手で本を読んでいる。誰の声も聞こえない。電車の走る音が体中に響いている。車内にアナウンスが流れる。次の停車駅を告げ ... いつまでも飛び去らぬ鳥の背に
近づくとそれは雪だった
冬は訪れた方角へ
来るものをただ押し返していた
天に飽き天かきむしる鱗雲



おまえには冬しか居らぬしるし刺す



鉄を裂き鉄かつぎあげ冬を打つ



とどめからとどめに至る永さかな



仮 ...
小春日和の土曜日
住み慣れぬ町を散策に出たアラジンは
ふと
今日は電車から見る一級河川に出てみようと
川辺の高層マンションに見当をつけ歩き出した
バス通りを渡り
古びた団地の中を突っ切り
...
「かなしいね」
わたしの手をとって
あなたは涙する

ねえ
いたいのがわかるの?
ねえ
くるしいのがわかるの?

なんにもわかんないくせに
なんにも、わかんないんでしょう

そ ...
知らない町をぷらぷらと歩いた

ビルの影に空の水色が透けていた

ぼくは何に切り取られているのだろう

三次元にだろうか

四次元にだろうか

こころを入れたら

いったい世界は何次元になるのだろう
...
六弦切れて終日暇人


昼寝なんかした覚えはないぞ


つれづれなる筋トレ1セット


コンビニ行って体面保つ


どう足掻こうと自堕落な一日
ほくごう君は
今年のドラフトで
どこの球団の指名にも応じると
自宅の四畳半の部屋で宣言した
ぼくの携帯電話で

ただし、
ジャイアンツにだけは行きたくないと
正直に語ってもくれた
そ ...
窓のカーテンが膨らんだ
だれもいない図書室の
午後四時

窓の桟のすぐそばに
白い紙きれを落とした
午後四時

憎まれたことのない私の
憎まれてしまった十月
何も知らず 何も気付か ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
男色を歌ふ歌ども(二千十一年十一月四日金曜日)攝津正短歌111/11/5 11:41
手乗り文鳥藤鈴呼自由詩3*11/11/5 10:32
正方形草野春心自由詩811/11/5 9:59
オリオン吉岡ペペロ自由詩811/11/5 8:35
秋景花キリン自由詩411/11/5 8:31
エリタージュあまね自由詩29*11/11/5 8:26
攻撃はいつも後ろからはじまるるるりら自由詩12*11/11/5 8:01
風に乗って菜穂自由詩4*11/11/5 6:44
ツカミ四帰自由詩111/11/5 5:46
そのままの君でいて水花散文(批評...2*11/11/5 2:04
青空の刃さすらいのま...自由詩13*11/11/5 1:32
夜冷大祐自由詩011/11/5 1:30
街の小石灰泥軽茶自由詩1*11/11/5 1:08
うさぎのそらさひ自由詩411/11/5 0:24
バリケード冬野 凪短歌0*11/11/5 0:18
胸のしびれ吉岡ペペロ自由詩511/11/4 23:48
貝になりたい解yuugao自由詩011/11/4 23:43
ジュネのため息御笠川マコト自由詩311/11/4 23:38
ふいにずる休みを思い立って青井とり自由詩611/11/4 23:04
ぽつんとひかる吉岡ペペロ自由詩711/11/4 22:48
ふるえ 水彩木立 悟自由詩311/11/4 22:42
君の手のひらに触れようとしても、怒らないで欲しいブライアン散文(批評...311/11/4 22:41
ノート(48Y.11・4)木立 悟自由詩211/11/4 22:40
無言火刑俳句711/11/4 22:39
アラジンsalco自由詩6*11/11/4 22:25
やさしさのおんど森未自由詩5*11/11/4 22:20
空の水色吉岡ペペロ携帯写真+...311/11/4 22:16
「どう足掻こうと自堕落な一日」自由律伍篇faik俳句2*11/11/4 21:36
逆指名はだいろ自由詩111/11/4 21:18
午後四時オイタル自由詩6*11/11/4 21:08

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加筆訂正:
攻撃はいつも後ろからはじまる/るるりら[11/11/5 10:16]
11/10/29(Sat)ゴルコンダ 題は る さん。
5.03sec.