君が味噌汁を作るたびに
君がクリームシチューを作るたびに
君が鍋焼きうどんを作るたびに
君が本格的インドカレーを作るたびに
僕はそれを煮詰めたいと思うんだ
君が風呂に浸かるたびに
君が ...
愚かでみじめなトロージャンは
最後にた ...
寒冷地仕立ての追剥
刈り立てられる黒革の記号
曖昧に同一で
それでいて
住み分けは完了
動物と素材の境目にある空気は
ワタにとっての(は)
大好物
手応えを与えてはくれない ...
その昔
...
外のいつもの秋の姿。
つるべ落としが落ちました。
私は身震い一つしました。
秋の夜空は美しく、私は息をのみました。
不思議な鉱脈に行き当たりました。
ダイヤモンドの輝き。
豊かな気分にさせ ...
歩む先は 光に満ちているのかい?
今よりも 温かな道だろうか?
ひび割れた大地も
うまく渡れるようになっただろうか?
揺らぐ足元は 飛び越えていこう
凍える風も 光射せば溶けるだろ ...
あの落日から二週間が過ぎようとしていた。
世界は赤黒く終わってゆく気がする。
生まれたての純潔な血液
赤子の産声
母の微笑みはあの
深いオレンジに似ている
全てが許されたような
顔つきで ...
そこは儚い
青い微熱 うつぶせの日記
ぼくの息づかいったら こんなにも 儚い
三つめの春が 言葉もなしに やって来るってね
だれもしらないよ
宇宙の ...
まるでこの世の始まりから
僕を待っていたように
茶色い床に君の
十二枚の写真が散らばっている
秋の風が窓の外で
穏やかにはためく午後
僕はグラスに冷たい ...
久々に家に帰れば模様替え季節変わりはいつも駆け足
想い出に虫食い穴は開いてないiPod miniへ閉じ込めた歌
砂浜に残る足跡道になり懐かしくなる「白いマイラブ」
命あるもの元気よ ...
こんな時代だから
何を以て幸せと…
言えるのか…
分からないけど
少なくとも…
君の綴った…
幸せの詩を…
読んだ時は…
なんだか…
平和だな♪と…
思い微笑む…
自分が居る ...
世界は言葉で出来ている!
れんこんの泥沼で叫ぶ半裸の男
もしも彼の尻に痣があったら
似ているのではない。そのまま存在と本質である
隠然たるその鼻息は世界を凍らし
笑いと共 ...
広大な八柱霊園の
松飛台門のそばの
御影石のそこそこの墓
運のよいYの弟が一度で引き当てた都営の墓地に
小さな喪服の一団が派手な祭壇をこしらえて
供物を盛った
多くの病の最後は餓死、Y ...
昌平坂から明神下へ
歩く夜道のその先に
いつも馴染みの赤提灯
一杯機嫌のお銚子の
もう一本のお調子者
明神下の居酒屋は
いつも馴染みのの客ばかり
飽きもしないで同じ酒
升で飲もうか ...
太陽が光り輝いて見えるのは
私の内面が光り輝いているからだ
私の眼が外側に私の内なる光を見て
太陽は私の眼を通して私の内に差し込んでくる
どちらも明るいから"光&qu ...
そばに聞きたくなるだけで
勝手に仕打ちを勘ぐったり
心にもあることで憎みだす
それが嫌でケイタイを開く
きみの写真を見つめる
ぜんぶ思い出している
自分で切なご ...
離陸が1時間遅れるとのことだった
ムシムシとする空港で
本を読んだりガムを噛んだりして過ごした
ぼくは異邦人だった
どこが?見た目が?
それは同じ日本人どうしでもそうだ
でも異なり方が違っ ...
ジャカルタ行きの便を2時間待っていた
雨雲だったが滑走路はまだ濡れてはいなかった
雷がごろごろ言っている
クアラルンプールの町の一角にも
たぶん親に見捨てられた姉と弟がいる
彼らはマレー語で ...
6時間の飛行も
ビジネスクラスなら自分の部屋のような快適さだ
がまんばかりの世の中だから
お金で解決出来ることは
全てわがままを通すようにしている
人間の最大の欲望は
人と心で交わりたい ...
わたしの胸のなかにはいつも音楽が眠っていて
ときどき鼻くそに丸めてはオブラートに包んでほじくり出してもいるんだ 。
泣いても叫んでも、できない算盤で直角に叩かれ過ぎたから
毛筆は真っ直ぐ ...
もさもさのイチョウを見ると思い出すビッグバードよ君は元気か
ぼくはもうはちねんまえにしにましてそのままずっとしんだままです
さらさらの砂を瞳にかけられたように溢れる星満ちる夜
...
いつも“未来ある子ども”という言い方がどうもしっくりこなくてむずがゆいので、その言葉の成り行きを考えたくなる。
たしかに年を重ねれば重ねるほど“あの頃はよかった”とか“ああしておけばよかった”と ...
今年も庭の柿がたくさん採れたから
喜ぶ顔思い浮かべて
孫のところに送ろうと思うの
若い頃のあなたは
荷造りが上手だったわね
どんな大きな荷物でも
まるで手品のように紐をかけた
でも、今は ...
私の中でなにかが優しく壊れ始めた
釣瓶落としの夜の中
独り佇みながら
メランコリーな果物を潰した
私の中でなにかが優しく壊れ始めた
写真をちぎり
独り凍えながら
写真を燃やし暖をとる ...
超自然的に増幅されたそれは重く、濡れた毛布の様に背中からのしかかり、脊髄の軋む音を体内中に響かせる。生物であれば当然、誰もが耳にするはずの音さ。安物のエアコンが説得力だけは十分な音 ...
ひらいたひらいた
みるみるうちに
吹き溜まり
欠けてゆく色
朝日をひとり
待ちながら
頭と体が調律されて
冷えてゆく
震えるのは
声にできない言葉
もういいかい
さあ、飛び越えよ ...
冷えた空を溶かすような、ほんのり柔らかい日差しを浴びて、通りすがりの駅のホームは、閑散とした微睡みの中にいた。緩やかに電車は走り続け、人々の頭も規則的に、右に左に動いている。
夏の濃い緑の匂 ...
傘立てには どんな色の傘が 似合うだろう
アスファルトに咲く 傘の花なら
雨に 似合う色を 連想しがちだけれど
そもそも 雨に 似合う色が どんなものなのかが
分からない
雨のイメー ...
あなたは、オートサリンジャーに近寄っていくお姉ちゃんが言ったんだとおもってくださいよ。それから彼女はあらゆることに意味があります、なんて言ったんだけど、ぼくはお父さんのつま先からくさいをくさいして ...
人間 きれいなものが好きで
手垢はきらいだし
跡がみえなくても
事実さえ 嫌われ者さ
大丈夫
君はきれいだよ
白い
狭くて
つまづく
大丈夫
君 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
煮詰めてみたい
花形新次
自由詩
3*
11/11/24 22:20
カモメの宝さがしの唄
TAT
自由詩
5*
11/11/24 22:20
剣をかわした羊毛
yuugao
自由詩
1*
11/11/24 21:52
おまえはそこで乾いてゆけ
TAT
短歌
1*
11/11/24 20:44
秋の夕べ
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
11/11/24 20:32
Start
菜穂
自由詩
3*
11/11/24 19:54
染まれ、落日よ
マーブル
散文(批評...
1
11/11/24 19:12
微熱
〃
自由詩
1
11/11/24 19:02
レンズ
草野春心
自由詩
21*
11/11/24 18:08
模様替え
夏川ゆう
短歌
0
11/11/24 17:31
幸せの詩
清風三日月
自由詩
1
11/11/24 17:23
01 Ceremony.wma「哄笑の始末」
非在の虹
自由詩
3
11/11/24 17:20
御影石
木原東子
自由詩
5*
11/11/24 13:19
夜道ー道8ー
……とある蛙
自由詩
4
11/11/24 11:00
"光"
yamada...
自由詩
1
11/11/24 8:34
心にもあること
吉岡ペペロ
自由詩
3
11/11/24 7:39
視界
〃
携帯写真+...
1
11/11/24 7:39
クアラルンプールにて
〃
携帯写真+...
3
11/11/24 7:38
クアラルンプールまで
〃
携帯写真+...
1
11/11/24 7:37
への字も
アラガイs
自由詩
2*
11/11/24 6:25
日々の粒
木屋 亞万
短歌
3+*
11/11/24 1:45
サンタクロースの子
ゆうと
散文(批評...
1*
11/11/24 1:25
柿の木のある家
西天 龍
自由詩
4
11/11/24 0:12
私の中で
あやとり
自由詩
1*
11/11/23 23:47
どれもすべてたったひとつの生
ホロウ・シカ...
散文(批評...
2*
11/11/23 23:15
独白
杳
自由詩
0
11/11/23 23:15
改札
さつき
自由詩
4
11/11/23 23:06
たんぽぽ傘
藤鈴呼
自由詩
3*
11/11/23 22:57
意味と原因
ズー
自由詩
1*
11/11/23 22:50
跡
一酸化炭素
自由詩
0
11/11/23 22:41
3244
3245
3246
3247
3248
3249
3250
3251
3252
3253
3254
3255
3256
3257
3258
3259
3260
3261
3262
3263
3264
3265
3266
3267
3268
3269
3270
3271
3272
3273
3274
3275
3276
3277
3278
3279
3280
3281
3282
3283
3284
加筆訂正:
柿の木のある家
/
西天 龍
[11/11/24 18:15]
2011.11.24 1文字だけ修正
4.71sec.