丸々眠る母の腹から
黒々丸い烏賊の目が
こちらを見ていた。
ここに
この収まり方はどうだと言わんばかりに
長々
見ていた。

 ありがとう
 お前も帰ったの?
 お母さんも帰りだか ...
書き溜めた理想が
燃やされて、
吹き飛んで、
わたしは扉も満足に閉められない
検体になる

眼球の
背びれ、胸びれ、尾ひれ、の連動がなす
鱗の反射にいち早く気づく若者よ
両肩が雪崩る ...
真っ白い紙が好きだった
四つ折りにして切り離し
たくさん集めて綴じつけて
カバーに布を貼りつけた

憧れを描いて書いた
何十年過ぎても

たとえば生垣のプラン
今は構成中
東の庭は ...
 
 
犬が僕の名前を呼ぶ
僕が返事をする

また犬が僕の名前を呼ぶ
また僕が返事をする

そんなやり取りが愉快で
何度も繰り返す
そうしているうちに
犬も僕もすっかり年を取った ...
眠る隣人、
或は起きている隣人、
大体は同じように生きて、
人間を取り巻いた朝が、
いよいよ始まる
もっとも盲目的な自由へ
順番に抜けていく魂、
もの言うことなく開かれた
濃厚とさえ呼 ...
産まれてこないほうがその者のためによかったならば、なぜ私は産まれてきてしまったのでしょうか。

私の罪は消えません。

私は見知らぬ子を傷付けました。
ああ、それは紛れもなくその子の勘違いな ...
ねじを巻いて時を逆に進ませた

おはよう女の子

もうすぐ朝日だ

こんな毎日の風景に

マイナス100度が

走ったり

駆けたり

こんな毎日の風景に

マイナスイオン香が

撫でてくれたり

晴 ...
今宵の月はひしゃげた月よ
なンか足んない頭でうかれる
さかづきに注ぐは甘美な水よ
一気に飲みほしブハハと笑う

楽してェか
師匠は言った
はいしたいです
俺様は言った
...
場が照りつける炎天下

文学は言語の恐ろしく立体的なホモトピーだよとぼやいていた
あの方達はお元気か

あついあついこんなに暑くてはかき氷も冷めてしまうよ
しかし衝突が起こりますなあ

...
蛍・樽・足る
君の瞳は 眠ってる
翡翠色の 淡い光を
胸に 宿したまま

何となく 美しい
ぼんやりと 夢・現に
想ったこと

どうしても 一度
感じてみたくて

君と 蛍の地 ...
ここは、テーマにそって写真詩(携帯写真+詩)を書くところです。
(現代詩フォーラム写真部。)

1.部員制にします。
入部届(私信)にて預かります。

2.テーマについて。
テーマは、下 ...
朝ひとつ
文鳥を買う
老朽の小鳥店で囀るけたたましさに呆然として
毱のような歪んだ標(まと)を見上げた

アクリルを
内側を
痛めつけながら悲鳴(いのち)は
雛たちから剥 ...
2011年03月13日(日)
「どこそこに勤めてる誰それからの情報ですが」っていうツイートをRTするのはやめとこうや…

2011年03月14日(月)
一日おにぎり1個あればしばらくは餓死し ...
目前に開ける現在を見据えながら
ぼくは常に
過去と共に歩み続ける
手を痛いほど伸ばしてみても
握り締めたら弾けて消えた
歌の中で揺らめくシャボン玉みたく
刹那の現在は遠く遥かで
...
ありがとう。

今日一日もありがとう。

私の命ありがとう。

素晴らしき日々ばかりではない。

むしろ辛いばかりの日々である。

けれども、

私はここに在ってとても嬉しい。 ...
  とても静かな川に
  三羽の白鳥がおりてくるのを
  土手に座って眺めていた
  冬は
  遠くまで澄んでいて
  羽ばたきの音も
  波紋の微かなひろがりも
  すぐ傍らに ...
あたし

ここにいたら
たぶん
だめになる


な ぜ 
風 ふってくるんだ
いちどに

ちぎれて

みんな


ここ に いては
だめ ?


だめなんだ
...
なだらかなおかがつづいているこの辺りは

雲雀のさえずりが静かに雲にとどいている


きのう釣ったさかなをみずに帰してやるといっしゅんキラリとひかりを含んで消えた


春になるとれんげ ...
扉をたたいて
問いつづけよう

自己意識が
身体を所有するのか
身体によって
脳の働きが派生するのか

魂の世界が
形而上の何かが
あるのか
物は物たりて
物質世界がすべて ...
純粋紡錘形次元体エクスシアイ

無限拡散集中分離球体凝縮

ヘラクレス球体牡牛跳躍競

人間既定運命終点円周コンパス

環状線失踪者佇立野外劇

無際限劇場道化孤独の死

...
おっぱい



おっぱいがすきだ
まえかがみになったとき
えりもとからのぞく
おっぱいのあたまがすきだ
ぶらじゃーがかぱかぱして
ちくびまでみえたららっきーだ

おっぱいがすきだ ...
たわわに実る桃の実から
地平線へと流れる川まで
何もかもが瑠璃色の世界から
私たちはやってきて
何もかもを
忘れているだけ
おろかだね、と笑う
おろかだね、と泣く
スーパーで
酒と肴をひとつずつ持ち
買い物カゴの最後尾に
並ぶ小さな老人
ぼんやりと薄明るい部屋

冷たい空気にさらされ

体はだんだん灰色になっていく

コンクリートあぁコンクリート

スコップでよくかきまぜられた

生コンが口の中へ少しずつ流し込まれ ...
君の
長い
黒髪

櫛で
すき

風に
靡く
黒髪

影を
生み

肌に
つく
黒髪

指で
触れ

床に
散る
黒髪

汗に
湿り

椿が
...
編みきれない編み物の原因なんて
きっと何かの理由があってのことで
理由は充分満タン
足りているはずなのに
それでもズバリ
足りていないと思うのは果たして・・・

ちょっと前まで
11の ...
冬の気配を感じる日

信号待ちの足元に

からから枯れ葉が舞っている



まるで君の言葉のよう

冷たい風に吹き負けて

枯れてしまった君の言の葉



...
俺は間違っている
ちょっと外へ出れば
無名の住人
犯罪者ではないが
はたから見れば
不具者

誰とも話したくない
いや 相手にしてくれない
幸せな人や
幸せそうな人
不幸せそうな ...
あなたの時が動いていることを

だれかの切実になり果てていることを

思うと

マイナス100度の

しこりが駆け抜ける

だって仕方がないじゃないか

怪我して当然なんだ

生きて愛して戦った

あ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
烏賊の目オイタル自由詩3*11/11/12 18:57
被験伊月りさ自由詩411/11/12 18:36
小さな計画木原東子自由詩9*11/11/12 18:36
埠頭たもつ自由詩211/11/12 18:26
Sendai Huyu長押 新自由詩1*11/11/12 18:20
これは懺悔ではない。安樹自由詩2*11/11/12 17:28
おはよう女の子吉岡ペペロ携帯写真+...3*11/11/12 16:42
ひしゃげた月よ田園自由詩111/11/12 15:03
星図としての家系図宮岡絵美自由詩311/11/12 14:04
群生地藤鈴呼自由詩2*11/11/12 12:07
想撮空間過去ログ倉庫11/11/12 11:33
白文鳥乾 加津也自由詩9*11/11/12 11:30
カモノハシのパンセ 震災編佐々宝砂散文(批評...111/11/12 10:38
届かない現在寒雪自由詩111/11/12 9:03
桜 歩美自由詩1*11/11/12 8:29
白鳥草野春心自由詩3*11/11/12 8:19
かぜのように佐藤伊織自由詩011/11/12 3:51
丘を下る夕べには梅昆布茶自由詩4*11/11/12 2:49
問いシホ.N自由詩411/11/12 2:27
パラグラム高濱俳句011/11/12 2:12
ひらがなでかけばゆるされるかもしれない木屋 亞万自由詩9*11/11/12 2:10
無題木下レモン自由詩111/11/12 1:52
自由詩311/11/12 0:52
自由詩211/11/12 0:51
生コン塊灰泥軽茶自由詩2*11/11/12 0:35
椿りり自由詩1*11/11/12 0:19
失敗するハズの駆け込みyuugao自由詩1*11/11/12 0:15
枯れ葉COCO自由詩1311/11/11 23:58
within自由詩7*11/11/11 23:52
千夜一夜の物語吉岡ペペロ携帯写真+...311/11/11 23:52

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加筆訂正:
カモノハシのパンセ 震災編/佐々宝砂[11/11/12 10:40]
2011年3月のTwitter発言を抜粋したものです。訂正はしていませんが固有名詞は伏せました。
4.47sec.