クエスト

テニスは制覇した
ゴルフも制覇した
競泳にもスケートにも進出した
クラシックに白鳥の湖、ポロやクリケット

黒人の登山家っているのか
少なくともアフリカ大陸にいないとすれ ...
ある高名な批評家が
まだ若い頃
恩師に言われた

君が君自身のことを思うほど
他人は君のことを
思ってはくれないよ

当り前のようだけれど
これほど人性を的確に
表した言葉があるだ ...
一枚の紙切れほどの価値もない
小さな詩に ありがとうという言葉を
付け加える
小さな詩よ ありがとう
そうすると 小さな詩は少し大きく見えるものだ
小さな詩よ ありがとう
そうすると 小さ ...
あてもなく昼下がり
運命の意図に手を伸ばせば
終わらない旋回の始まり

エナメルの細い義肢が
つかんだ銀のフラフープ
とてもきれいで嫌いな色

錆びついた金属帽子が
口笛にあ ...
膝小僧の原にうたいながら
幾度も幾度もくちづけながら
鉄を見捨てぬ鉄の味の背
赤錆の行方を見つめていた


ふたりの終わり
既知につながり
ひとりには帰らず
果実のよ ...
木の内側に棲む蝶を
一羽の鳥がのぞきこむ
撫でられるたび
変わる冬


割れた石の階段の間を
雨が流れてゆく
破裂する水色
映る鳥


雪が雨を昇り
曇は曇を ...
何処かでブランコが揺れる音
軋むリズムに心臓を預け
此処に在らずな僕らは きっと
誰かに拾われたいのさ ずっと

目の前に居るのに
思考は遠く向こうを目指して
飛んでる鈍痛

...
目に鮮やかな色たちの
間に間に空のかけらが見えて
深まる秋を吸い込めば
他の誰でもない僕がひとり


ああ こんな燃えるような色をして
今年もまた 瞳の奥に小さな手形を残していくのか
...
おなじ影を踏んできた

きみの影の長さを
わたしはとてもよく知っている
光に射抜かれたきみが
どんな影をしているのかさえも

例えば冬の優しい日差しや
夏の真夜中の蛍光灯に照らされて
...
濃縮されかけ
広かった
集合のあとのゆうべ
くらむ
景色と
寒さのなかに
伸びる指先の
ひどく ながい
影の はやくとどけ
のりものにのるから

てのひらの
離れないと
しる ...
たりらりら…



















...
ジュリオ・ゴンザレス

金槌と鑢と金床のある
小さなアトリエで
エプロンを着け
殴りつけ
削って
溶接する
ジリジリ、ぴかぴかとちょっと不気味な仕事場で
トンテンカン、トンテンカン
...
走り出す瞬間に 行き先を決めるのが
いつもの やり口

いいや 違う
行き先が 決まっているから
出発時間を 設定して
タイヤを 鳴らすんだ

駐車場いっぱいに 響く
きゅっ とした ...
マグマかプレートか知らないが
エルニーニョかラニーニャか知らないが
陸地も海洋も 息を秘めて生きている
               というのに
アクロバットかサーカスか知らないが
そのまね ...
オホホホホホ、
マアこんな時間だワ!
帰らなくっちゃ
帰らなくっちゃ
帰らなくっちゃ

日焼けした夫が
冬になる前の、今日のような、
黄色い夕方に、
うんと、沢山の、
栗やら、芋、 ...
冷静沈着というよりは枯木死灰だ


天衣無縫というよりは無知蒙昧だ


多面的というよりは気まぐれだ


ひたむきというよりは妄執だ


奇抜というよりは悪ノリだ


繊 ...
新横浜で降りたほうが別宅に近い

そう言えばまだ一度しか泊まっていない

辺りはたしか家ばかりだった

今夜すこし散歩でもしてみようか

行きつけの銭湯が見つかるかも知れない

行 ...
犬まどろむ
午後はみじかい
風は陽射しを忘れ

季節は
かんたんにわたしを置き去りにする
クリスマスツリーの
てんぺんに光る金の星
いっこしかつかない
その場所はあこがれ

その他のちっちゃな星なら
あたしでもなれるかもしんない
だけどあの大きな
星にはなれない

だれ ...
悔しい
温められているのは 地球遊戯なのに
もっともっと欲しくなる 小さな色彩の世界、
点一つのステップ、 マグカップに我が豊胸を納め
試されているのは渡しのめんたlるぅlリズム
 − 年に ...
この道の終わりは何処にあるのだろう

子供達が手を降って遠ざかってゆくけれど

老いた道化師には風が吹きぬけるだけ


サーカスのテントは既に無く平原には担たんと陽射しが映える


...
私の歩みが

私の人生を決定する

人は

何もしていない前には「無理だ」と笑い

何かを成し遂げた後には

「彼には才能があった」と安堵するであろう

どちらも関係ない

...
まひるまひる
君の名を
何回呼んだだろう

まひるまひる
君の名を
呼ぶたびに
優しい気持ちがわいてくる

まひるまひる
毎日
いろんな事にチャレンジ
していてかっこいい

...
バイクが詰まったように走っていた

排気ガスの匂いがひどかった

ジャカルタのバイクメンたちだ

ここは夏だった

ずっと夏だった


圧力のある湿っけた空気を吸い込んだ

吸い込んだというより吸い込 ...
このツインタワーはひとつを日本の

もうひとつは韓国の建設会社が建てたのだそうだ

世界で三番目に高いのだという

手塚治虫が今のアジアの都市を見たらどう思うだろう

思いは必ず実現する

これはナポ ...
彼はごみ箱から

煙草だけを拾い集めていた

彼が拾い集めていたのは

本当に煙草だったのだろうか


薬局に薬を買いに行くのは

薬が欲しいからではなくて健康になるためだ

金属に穴を空けるのは

...
ぼんやりと空を見ている
車のエンジンから
かちかちと熱が砕ける音が聞こえている
ただ夜は自分のあるべき姿であらわれた
それがどんな暴力かなんて知らずに
蟻の一匹が黒く湿った小さな紙屑にな ...
彼が放り投げた銀色短剣
N次元へと飛んでった

無意識のうちに飛んでった

さりげなく、ああ、さりげなく


これはクレヨン

銀色クレヨン

大切にするって決めた、宝物

...
球体 陶器 木偶 海底 列柱 イオアンネス

肋骨 列柱 古代の不思議 肺臓学

喉笛骨 空洞発声 老婆 時限式 

四次元 箱家 ラピスラズリ 瞠目 手品
 
宮殿六角形 セミラ ...
撲殺された梅雨はあわれ、道連れに死んだ少年はあわれ

灰色の涙がたまってできた池で少年は死んだ、塩素のにおいのする蚊が飛び交った

マザーは胃をバケツにして、黒くながい髪をスポンジにして、もく ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ちょっとした疑問salco自由詩3*11/11/25 23:27
酔っぱらって何が悪いんだ、金曜日だろ花形新次自由詩5*11/11/25 23:18
小さな詩に ありがとう。吉澤 未来自由詩311/11/25 23:18
ブロックフィッシュの背びれв+в自由詩2*11/11/25 22:58
ノート(消えたひとへ)木立 悟自由詩311/11/25 22:57
めぐり ふらす自由詩611/11/25 22:55
溺死こういった自由詩211/11/25 22:43
もみじ八布自由詩311/11/25 22:36
マフラーマン自由詩4*11/11/25 22:09
ねずみ根岸 薫自由詩2*11/11/25 21:43
二十日はジャスコTAT短歌011/11/25 21:22
ジュリオ・ゴンザレスm.qyi自由詩211/11/25 20:30
きゅっと ぎゅっと藤鈴呼自由詩2*11/11/25 20:27
アングラの緞帳(八)信天翁自由詩111/11/25 20:11
夫の夏長押 新自由詩0*11/11/25 18:49
「孤独というよりは当然の結果だ」自由律十伍篇faik俳句15*11/11/25 18:32
今夜の散歩吉岡ペペロ自由詩3+11/11/25 16:58
午後はるな自由詩211/11/25 16:19
一番の星朧月自由詩011/11/25 14:45
炎凍る狩心自由詩1*11/11/25 14:17
道化師梅昆布茶自由詩211/11/25 11:01
yamada...自由詩011/11/25 10:58
まひるそよ風自由詩4*11/11/25 8:25
バイクメン吉岡ペペロ携帯写真+...0+11/11/25 7:43
アトムはここにいる携帯写真+...3+11/11/25 7:42
煙草を集める携帯写真+...1+11/11/25 7:40
僕と彼女と月竜門勇気自由詩011/11/25 5:16
Ag烏薬事自由詩111/11/25 2:27
高濱自由詩211/11/25 1:41
マザマザマザーいかりはじめ自由詩011/11/25 0:52

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