特にもう、何もしたくはなかった。景色だけが、私の味方なのかもしれないと思った。日が暮れていく。休みの日に満足できることは、ものを買うことだけ。無印良品やIKEAだとかを回りながら、色々なものを見て ... いま「時」は体を{ルビ傾=かし}げて、私にふれる 
あの不思議な金属音に 
私の感覚はふるえる、そして感じる 
私にはできると―― 

(それは遠いスクリーンに 
 映し出されている、まこ ...
生まれた時から 
小さい掌は、何も持っていなかった 

大人になるにつれて 
大きい掌は、様々なものを持つようになった 

やがて訪れる夜、掌は「闇」に覆われるだろう  

  * 
...
なまはげは
どこからきたのか

うみのむこうから
やってきた

ふるさとすてて
やってきた

わるいこはいないかと

ふるさとを
そまつにするこは
いないかと
...
誰かいますか
この声が聞こえる人が
誰か
いますか

小さな花のように
かわいらしさも無く
大きな雲のように
穏やかでも
達観している訳でもない

この声が聞こえる人が
誰かい ...
お金をいただくためには
一筋縄では行きません

それでも出来るだけ 
楽しんで仕事をしたいな

ずっと色んな仕事をして来る度に
胸に誓った思いです

★,。・::・°☆。・:*:・° ...
食卓のきんぴらごぼうを幻視していた

なみだがこぼれるのは

いったい何故なんだろう

暖かいひかりが胸に貼りつくのは

それが針のように煌めいているのは


帰るところなんかなかった

ひとりでいる ...
月はひとつで

星たくさん

孤高に見える星だけど

星にはたくさん仲間がいます

でも月も

青に寄り添う

せつない愛です

それがなんだと言われても

そう思う
...
午後の光が池の面に煌めいている

前の組が進み後ろのひとが打つまで

俺はその煌めきを見つめていた

待っているあいだに力んでしまわないように

意識を煌めきに移していた

パーボギーパーパーと続いて ...
元囲碁部の男は突然雨の中走り出しては女の名叫ぶ


灯台できみと暮らしたいと伝へたがよりよい返事もらへず笑ふ


資本家とお食事しては思ひ出すプロレタリアートつて何だつけ?


尻に ...
俺が殺害するのは

死にたがっている御仁さ

生きている者は溌剌として

俺を寄せ付けないから

死にたがっている者は 何より

他人を巻き込み殺すことに長けている

だから俺 ...
海沿いを走る列車が
波飛沫を浴び
潮風を{ルビ喰=く}らってサビまみれだ

通りすがるたびに
このリビングに{ルビ軋=きし}む音が
クロスに跳ね返ってこだました

生活の一部となった音 ...
  しゃぼんだま
  とんだ、ふわり。
  ぼくら、ふたり。
  しゃぼんだまとんだ。



  どんな
  きれいなものも、
  ひかりにふれてしまえば、
  かなしいか ...
習い事を始めた手が、
背中に伸びる、
植物の中で、
娘が笑う、
のを、夫は、
息をひきとるために、
走る、

まるで、大火事だった、
と、その口が話す、
笑う、

娘には、
...
窓辺に鳥達の巣があり、
それを、手に取る、
娘の顔が、
ひどく歪んだのを、
夫は椅子に座って悲しんだ、

料理を運ぶ手に、
手が添えられ、
皿の上で、
娘が、脱がされていく、

...
やっちゃいけない 誰かが悲しむから
ちっとも前を向けない時に 導いた手が悪さをする

鋭い音とかそういうものは全然怖くなくて
ただただ今は自分が生きている事が怖い

生きることはつまり ...
時が落ちる空と
暗闇に染まりゆく部屋
淋しげに伸びる影を見つめながら
いつか見た同じ陰りを思い出す

人生とは何たるものか
生きるとはなんだろうか
若き日の迷いそのままに
移りゆく部屋 ...
わたしの天使は飛び降りる
高い塔からまっさかさまに
天使は翼を広げたまま
わたしへ向かってほほえむだろう


雪が降るように真っ白に
翼は光る冬のはじめの陽射し


   わたしの ...
町の公園のまえを通ると

子供たちが色んなところに座って

ピアニカやたて笛を吹いていた

外灯に照らされた街路樹が美しい

足をとめるのもあれなので

それを横目に通り過ぎてゆく

小学校の音楽祭の ...
馬鹿らしい、と貴方は、あの時、蔑むような眼光で真っ直ぐにあたしを見て、云った。
そして姿を消してしまった。


皿を齧るのは、その白さに見惚れたから。わからないの?味は無意味よ。わからないでし ...
毎晩、絞殺未遂する
僕の あいじょう 、

お母さんはここに居ない
お母さんは熱望的範囲内
お母さんは僕は要らない


「聴こえるのは、悲しみに取り憑かれた、、」


毎晩、廃棄 ...
ねぇ、ルカ?
あたしたちは、
いったいどれくらいの時間を
一緒にすごしてきたんだろうね?
ねぇ、ルカ?
どうやったらあたしは、
ルカの声を聴くことができたのかしら?
ねぇ、ル ...
(iti)

かみさまがくれた
あたしがどうか
木のように
たおれないでいられますように
この足に
もしも役割があるなら
もうずっとこうしてる。
てのひらは
ひらかれて ...
指さきでふれて
そっとふれて
気づかないくらい
そっと
そぉっと
虹があらわれる時みたいに

そうして
きらきらでぴかぴかの
さんそであふれた海へ
さんそと星くずと
...
きみのとげとげしく
無造作に針の生えた
憎悪の道標を
ぼくの心に巣食う
世界地図のど真ん中に
突き立てた


道標の根元から
噴出した石油の映像にも似た
黒い黒い染みが
...
気になるひとにメールして

高速にのる

そして交響曲第五番を選択する

肌寒くなるとチャイコフスキーが欲しくなる


カラヤンが楽譜を設計図にかえる

カラヤンが演奏を建築にか ...
{画像=111110214109.jpg}



打ち寄せる砂浜に
文字を書いている

崩れ消えて行く文字達

流木を持ち
強く刻み付ける

水際に暗く強く ...
白馬に乗った王子様なんて
そんなステレオタイプな理想はいらない
男なら飛龍くらい乗りこなせなくちゃ

この人に付いていったら
何処にたどり着くんだろう?
何に出会うんだろう?
どんな運命 ...
こびとたちは

誰もいない夜の静けさを行進しながら唄う笑う

なっぱ はっぱ こっぱ ぱぁぱぁぱぁ

ふっと すっと ほっと とぉとぉとぉ

えっさ ほっさ ほいっさ さぁさぁさぁ
...
見上げた空が青ければよいのだと
降り続いた雨が止めばよいのだと
そんな歌を聞いて育ちました
私はハッピーエンダーなので
疑問の底までを質問できません

手を取り合えばよいと
幕が閉じれば ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ABCマートからの帰り道番田 散文(批評...111/11/11 1:40
天のポスト 服部 剛自由詩611/11/11 0:00
掌の器 自由詩211/11/10 23:59
なまはげ小川 葉自由詩511/11/10 23:42
プル式自由詩811/11/10 23:26
自然を眺めると藤鈴呼自由詩2*11/11/10 21:42
暖かいひかり吉岡ペペロ携帯写真+...411/11/10 20:22
せつない愛自由詩711/11/10 19:46
ありがとう携帯写真+...111/11/10 19:05
フレンチトースト冬野 凪短歌2*11/11/10 19:03
悪魔の歌yamada...自由詩011/11/10 18:32
廃線subaru...自由詩24*11/11/10 18:10
かなた、うたかた草野春心自由詩4*11/11/10 17:49
習作ballad自由詩211/11/10 16:25
自由詩211/11/10 16:20
アヤメ自由詩411/11/10 16:05
暮れゆく部屋菜穂自由詩1*11/11/10 14:51
わたしの天使は石瀬琳々自由詩11*11/11/10 13:49
外灯と街路樹吉岡ペペロ携帯写真+...311/11/10 12:28
LOVE/HATE檸檬16g自由詩111/11/10 10:19
伝染自由詩111/11/10 9:46
LucaLily P...自由詩311/11/10 9:07
futatu自由詩411/11/10 9:05
砂糖水 炭酸水自由詩611/11/10 9:04
黒い地図寒雪自由詩011/11/10 8:51
運命の動機吉岡ペペロ自由詩211/11/10 7:48
波に消される文字に / 自分よ、心のままにあれbeebee自由詩33*11/11/10 7:28
恋文にかえてきりはらいを...自由詩211/11/10 0:44
こびとたちの夜灰泥軽茶自由詩111/11/10 0:24
ハッピーエンダーはやき自由詩011/11/10 0:08

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