悲しみは空っぽな鳥かごの中
小鳥は遠く離れて野原の地面の下
ひとりぼっちで目を閉じ埋まっている
柔らかな羽毛に包まれた小さな体は
土が含んだ夜露に濡れて
悲しみは流れ星の掠めた夜空にいつ ...
心なんて
みえないものに苦しんで
穴あいたりふくらんだり
ほんとにしてるの?
心なんて
みえないものに期待して
傷ついたり癒されたり
いそがしいんだね
だれにもみえなくて
だ ...
吉野川から 鳴門海峡も側溝のように横たわり
淡路島で途切れる
地平線は揺れない
地平線をさがす
わたしを切り離しているのはどの海峡か
どの法則か
(浮いているという錯覚)
(あるがま ...
ぽ
と花が咲く
しゅん
と萎れる
そんなこと目をくれることを
忘れてしまっている
今日もゴミを出して
顔を洗い 身なりを整える
そして朝ごはん
循環する朝が
おか ...
朝からの冷たい雨がやんでいた
野戦病院が濡れていた
夜気が目鼻を洗っていた
美しい白をぼくらは調べていたのだ
怪我ぐらい
当たりまえの話じゃないか
生きて愛して ...
根津は好きな場所だ。
谷中、千駄木と併せて一括りに「谷根千」などと女性誌でもてはやされ
たが、谷中のように下町情緒よりも墓石の数が圧倒的なわけでもなく、森
鷗外が住んだ事でもわ ...
お空にうかぶお月様
まあるい大きな傘さして
明日はすねて出てこない
足元で咲く小さな花は
精いっぱいに背伸びして
きれいでしょ?と自慢顔
隣のあの子は憂鬱そうに
あくびと一緒に涙 ...
呼吸のように
代謝のように
君と僕を
当り前につなぐもの
歯磨きのように
晩御飯のように
君と僕を
さりげなくつなぐもの
無理矢理つなごうとしても
呆気なく解けてしまうも ...
淋しん坊
チロルチョコを袋から
取り出し
お口にちょこっと
甘さ控えめなんて
昨日受けた健康診断の結果に
右端の隅におしとやかに
載っていたけど
ただ今
夜の10時
もうなんか〜
もうなんとなく〜 ...
あの人の真似をして、煙草に火をつける。
ただ、
私とあの人の関係と、
あの人と煙草の関係とは、
とてもよく似ていたので。
私はあの人のように
火をつけることができない
む ...
納得いかねえな、この死に方
ことばは
言の葉で良かったなぁと思っている
言の歯だったりしたら
虫歯になったり
何かに齧りついてしまったり
いろいろと痛そうだ
は
という文字は
漢字は
他にも沢山あるけれ ...
今日は月が一番
綺麗にみえるんだってと
君がそう言う口元を
不思議な気持でみていた
月は月だよって
とても言いたかったけど
君の瞳がやけに
光ってたから飲み込んだ
秋の夜の
...
アルミニウムの陰で
子守歌を歌う
眠っている人は
おしゃべりだから
わたしも話せることは
すべて話したくなる
秋雨前線が北上して
他に何もないこの辺りにも
やがて雨が降る ...
インフルエンザワクチンを受けに町の医院にゆく
一年にいちどここに来る
蛍光灯の白いひかりが湿っぽい
なんだか懐かしいような気がしてくる
そとは濃い青灰いろの雨上がり
血圧 ...
「T君は仕事の疲れを二倍にも三倍にもする」
それが彼女の別れの言葉だった。明確な悲しさも寂しさも不安もなく、途方に暮れ、部屋にぽつんと取り残された自分の身体は他人のように野暮ったかった。クリスマ ...
娘のように
夫が背を丸める
冷蔵庫は
水を集めて
静かにしている
床の上で
私の娘が
寝ている
のが怖い
横顔が淫らに濡れている
側を通り過ぎる足
に絡まる夫の口
が甘 ...
娘の時間になると
町が焼ける
夫は静かに
壁際で畑に手を入れる
土の中に娘の
背中を見つけて
私は夫の腰を
押す
水をまく
娘の寝所に
知らない男が
混ざった香りの
後で
...
やまからなだらかに
流れてくる人
の背中に花
生活は彼岸に
咲く花火の様
指先に止まる
夜の羽虫の
夫、
娘は
三度目の
深呼吸の内に、
静かに眠る
己の
無能さに
気付くとき
同時に
気付くのです
あの
丸まってしまった
背中は
何年も
何十年も
挫折せず
日々働き
私達を
支えてくれていたのだと
...
111111
まがじんがらになせられたら、がらんだりんぐらんぐにんぐみんくしんぐりんぐやんぐ、まんぐりにんなにのんぐりみまらりんぐり、たらまんがら ...
コンビニでお昼におでんを買う
予算内に納まるように三つだけ
出汁はたっぷり
冬が近い
お腹の中からあったまりながら思う
ああ 関東炊きが食べたいな
おでんじゃない 関東炊き
ここ ...
台詞が浸透する
蝶じゃなくて花なんだ
月じゃなくて太陽なんだ
生活に懐かしい呼吸が舞う
遠くから見守っていた蝶が
夜のとばりのつぼみにとまる
戯れながら休息を得たなら
朝日を浴び 光 ...
消滅すのは、偽善者の譫言でよいのだ!
害虫ども!
美しく焼け落ちたマリアの足を舐めよ!
空、から、萎びた、銃弾
私、達は、滅びた、残骸
奪われる、熱
切り裂かれた、闇の息の根
...
月はたった
29日で満ち欠けを繰り返すけれど
宝くじはほんの
ひと月で当たり外れがわかるけれど
もうすこし
時間のかかることの方が
世の中には多い
クリス ...
トトロ弁当を作ってたら
貴方を想い出したの
二人にメイちゃん
みたいな元気な子が
生まれるといいねって
いつの日か話てたっけ?
私はいつもの様に
両足をブラブラしながら
お茶を飲んだ
自 ...
言葉よ、お前の魂を
私の手に明け渡せ
私はそれを使って
お前を解き放とう
この正邪の入り混じった世界に
全き"肯"として
私はお前を解き放とう・ ...
心、柔らかく
空は静かに
海は満面を湛え
光はそれぞれの表情
人は悪臭と光輝を放ち
鹿はいつもの足取り
己はそれを見下ろして天界気取り
神は・・・いません
...
ことしはじめての雪が降る
手ぶくろもしないで
耳あてもしないで
つめたいだけの肌にする
きん、と
こめかみのあたりが痛むのを
わたしは冬のせいに
したくて
*
おんなのこど ...
このAVは借りるに値するのかと考えていた
この女の中に夢を与えてくれるような物は存在するのだろうか
それは 借りてみなければわからない感覚なのかもしれなかった
だけど こうして 箱を見つめて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
悲しみ
salco
自由詩
8*
11/11/11 23:23
確かに不確かな存在
朧月
自由詩
2
11/11/11 23:13
架空〜closs-linking〜
伊月りさ
自由詩
4*
11/11/11 23:04
日常1
within
自由詩
0
11/11/11 22:48
ぼくらの戦争
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/11/11 22:40
根津界隈
salco
散文(批評...
3*
11/11/11 22:08
歩き方
森未
自由詩
14*
11/11/11 22:05
えにし
nonya
自由詩
20*
11/11/11 21:17
淋しんぼう
乱太郎
携帯写真+...
13
11/11/11 21:06
アイトウ
ゆき
自由詩
3
11/11/11 20:40
写真を見てひとことvol.10
花形新次
携帯写真+...
3*
11/11/11 20:27
言の葉
小池房枝
自由詩
3
11/11/11 20:01
特別な月
朧月
自由詩
2
11/11/11 19:55
秋雨前線
たもつ
自由詩
7
11/11/11 19:51
雨上がる
吉岡ペペロ
自由詩
3
11/11/11 19:39
猫の森であいましょう
済谷川蛍
散文(批評...
0*
11/11/11 18:48
習作
ballad
自由詩
0
11/11/11 18:35
〃
〃
自由詩
2
11/11/11 18:31
〃
〃
自由詩
1+
11/11/11 18:26
父
りり
自由詩
3*
11/11/11 18:15
ただいま
あおば
自由詩
9*
11/11/11 16:56
関東炊き
相差 遠波
自由詩
7*
11/11/11 16:40
花蝶陽月
たちばなまこ...
自由詩
18*
11/11/11 14:10
人間愛など救いにもならない。
檸檬16g
自由詩
0
11/11/11 14:05
生きてゆく
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/11/11 12:18
エールを貴方に
ちゃんこ
携帯写真+...
2
11/11/11 12:14
言葉の魂
yamada...
自由詩
0
11/11/11 10:53
心、柔らかく
〃
自由詩
2
11/11/11 10:53
11月ふたりのボートが、宝ヶ池をなぞってゆく日
野中奈都
自由詩
8
11/11/11 3:35
ソフトオンデマンド
番田
自由詩
1
11/11/11 1:47
3242
3243
3244
3245
3246
3247
3248
3249
3250
3251
3252
3253
3254
3255
3256
3257
3258
3259
3260
3261
3262
3263
3264
3265
3266
3267
3268
3269
3270
3271
3272
3273
3274
3275
3276
3277
3278
3279
3280
3281
3282
4.4sec.