儚くも逞しくもない雑草


卑屈になるには育ち過ぎた


真綿で自殺を図るような詩人


歯に十二単着せてスマイル


まだ息が白くないから秋だ


劇的な何かを待ち望む ...
かわいい鳥を囲うため
さくさく柵を
取付けて

だいじな獣を囲うため
さくさく柵を
取付けて

ときどき
強度が気になって
ときどき錆が気になって
色や模様も
気になって
...
制限された区域の上を

光と闇が交互に通る

言霊は幽体の如く壁を通過し

僕は幽霊の如く人を通過する

世界は満面の笑みを湛え

物音はそここで鳴っている
約束が月に照らされ輝いた一筆書きの「未来」が揺れる

映画より羽ばたく日々を好む君大きな幹に凭れて過ごす

一人から二人になった私たち自宅の電話番号同じ

午後四時に狙ったように雨が ...
子どものころに左手を切った
人差し指と親指の間から掌の中央にむけて
傷口から桃色の肉が見える
手を動かすと痛い

消毒するために
ヨードチンキを垂らす
滲みて痛くて
畳の上を海苔巻きに ...
受けいれられない
部分を理解して

受けいれることが
本当の【愛】だと思う

人はみんな違って
当たり前

貴方がウサギの様に
早く走れても
亀のように
のんびりした人もいる ...
緑化動物園に
人間の家族が押し寄せた
本物の動物はなんて面白い!

牝ライオンは遠くを見ていた
シマウマはみじろぎもしない
フラミンゴは小さな池で小さな群れ
家族持ちは、像、猿、キリン
...
わけもなく暴れたくなる衝動を
行動に代え、妄想に変え
夢想の内で暴動と成す

自分勝手に沸き立つ{ルビ悶=モン}を
暴言に代え、無言に変え
無声の内に雑言を尽くす

お安い御用さ
も ...
今宵、狂気はにべもなく
ひどく静かにやってきて
藍の窓辺に、頬杖をつき
淡く虚ろに、佇むばかり

声を荒げることもなく
涙を湛えることもなく
笑み拵えることもなく
白い孤影をひたすらに ...
【さっぱり】
さっぱりとした後味のタイカレー そんな男になりたい私

【至】
舌肥えた彼女の心掴むため腕によりかけ至高のメニュー

【寿】
寿の文字が遠くへ消えていく おひとりさまに慣れ ...
おおらかだ
笑い声って おおらかだ
笑い声に出会えた日は 幸せだ

高台にある 小学校に
ソプラノの歌 響いて
ひざしが からっぽになる
水は だしっぱなし
生けすの 魚がはねた
...
どこかで誰かが泣いていた

悲しくて
それとも恋しくて




悲しさに理由なんていらないけど
流した涙はしょっぱくて
それでいて仄かな甘さなんて感じてしまう

なぜって
...
部屋を一歩踏み出したときから孤独は纏わりついてくる

貧相な湾と丘陵に挟まれて
身動きが取れなくなったこの街に漂う霧のように
湿っぽい感情はいつまでも俺の皮膚から離れない

東京行の駅のホ ...
きみが覆いつくした 世紀は輝く

きみは高らかに筆を降ろし 画布から水面につたう

きみは光と水を 調合する

きみは招待で

振向くきみは侵食のようだ

きみは廃棄物マニフェスト ...
お母さん
もうあと数分ながければ
僕はもうすこしうまくやれただろうか
突き放すような絶対的な太陽の拒絶
凍りつきながらも吐き出した白い息からも
その導線はゆるぎないままで ...
マンションの契約をした

布団と冷蔵庫があればいい

あとはゴミ袋があればいい

出張の夜さびしくならないように

どうせひとりなんだ

もっとひとりになっちまえばいい

よくゆく都市の勝手知ったる町 ...
夕焼けのうえ

あれは宇宙だ

夕焼けと宇宙のあいだ

あれは透明のグラデーション


宇宙と夕焼け

透明と夕焼け


夕焼けのうえ

あれは宇宙だ

夕焼けと宇宙のあいだ

あれは透明のグラデーシ ...
下弦の月が押し殺した笑い声で見降ろしている夜は

やり場の無い紅い狂気がぼくを支配する


沈潜する魂は追いつかない時を追いかけて

それでもワインの薫りがなつかしいのだが


1 ...
セフィロト堕天使偽者黙示録肉体

両の手の血を見よ縊れたる兔の血

密告した、密告した!!! あなたがおそろしい

捕縛者イエス・キリストを見よあなたがたが葬る真実を

桜草裂け ...
青く光る水槽に逆さまに泳ぐ魚
聞こえるのは酸素の音。

ずっと一人で魚を見ていた。
この水族館には人がいないから
あなたもいないから。

生きているモノもいないから。

なぜ私はここ ...
ごまかせない背中の線を
舌が、背骨を1本ずつ折っていくように
移動する(冷静に)
ふと、溶けてしまった金魚を想う
泳ぐのをやめた金魚のように
わたしはぐったり横たわり
白くなってし ...
詩を書かなければ
と思うけれど、詩なんて書きたくない、なーいない。

しをかかかかかかかなければない。
もう言葉が嫌いだ
嫌いだ 全部音楽になって融けて死ねばいい

ありとあらゆるみんな ...
毎月28日はとりの日である
28(ニワ)トリというやや強引な語呂あわせで
オリジナルチキン4ピースとクリスピーが3個で950円
俺はそれをお持ち帰りする
「買出し頼まれちゃったよー全く困っちゃ ...
ほつれた入れ物を抱くヒューマン。
正々堂々
どっちつかずism.

「川の堀は、天に昇る道であった」と
右指にくるまれている鼠から聞かされる。

所詮、羽などは飾り。
そもそも羽根など ...
ぺトルウス・パウルス・ルーベンス


あなたは偉大な企業家で
美食家で信心篤く
明晰な頭脳の持ち主で
そして美しい奥さんと、可愛い子供がいた
そんなことはどうでもいいんです。
色彩と動 ...
そうやって家系図の片棒を担ぎながら
鳥貴族の新郎は
ようやくここまで歩いて来た

混迷の小仏トンネルも抜け
惨事の綾瀬バス停付近を横目に
時速4キロで迎えに来たのは
映画スクリーンのある ...
まだ淡い色の枯れ葉が積もる遊歩道を抜けて
偽善的な11月の太陽の陽射しを浴びに行くんだ
口元から漏れるのは20年前に覚えたメロディーと
歩きなれない道が植え付けた荒い息 ...
新宿駅南口は
ぶらぶら帰りの若い子で華やぎ
オバサンは疲れて足が痛いぞよ
外は
シケた地上よりも夜空が明るい
振り向けば
丸八真綿の看板横にぽっかりお月
かじればパキンと割れそうな
お ...
月夜の晩
森の駄菓子屋で
自由を買ったら
孤独がおまけでついてきた

晴れた朝
海の駄菓子屋で
自由を買ったら
涙がおまけでついてきた


月夜の晩
森の駄菓子屋で
束縛を買 ...
北新地





...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
「大安吉日大寝坊」自由律十篇faik俳句6*11/11/14 18:38
柵のお手入れ千波 一也自由詩2*11/11/14 17:19
  物音yamada...自由詩211/11/14 16:47
一筆書き夏川ゆう短歌111/11/14 16:45
終りから射す光殿岡秀秋自由詩711/11/14 16:42
本当の愛とはちゃんこ自由詩311/11/14 16:19
地球家族木原東子自由詩4*11/11/14 16:17
エゴデタイツルレクイエムfaik自由詩3*11/11/14 16:11
白い狂気自由詩3*11/11/14 15:25
題詠blog2011 041-050北大路京介短歌17*11/11/14 14:08
ただいまるるりら自由詩13*11/11/14 14:07
秋空のひと恋月 ぴの自由詩2811/11/14 12:45
朝の孤独花形新次自由詩8*11/11/14 12:08
アイビー (想起させるものに、忠実に)乾 加津也自由詩13*11/11/14 11:44
夕暮れの空地キメラ自由詩111/11/14 8:59
ひとり吉岡ペペロ携帯写真+...611/11/14 7:02
夕焼け携帯写真+...411/11/14 7:00
寡黙な月と饒舌な孤独梅昆布茶自由詩411/11/14 6:20
トマスの視線高濱俳句111/11/14 4:36
青の水族館影法師自由詩111/11/14 1:21
夜中になれない夜へc自由詩311/11/14 0:51
Gestaltブロッコリー...自由詩011/11/14 0:42
ケンタッキーフライドチキンを食べた夜は木屋 亞万自由詩8*11/11/14 0:11
天鼠yuugao自由詩011/11/13 23:05
ぺトルウス・パウルス・ルーベンスm.qyi自由詩211/11/13 22:54
鳥貴族の夜にシリ・カゲル自由詩111/11/13 22:40
もしかしたらそれはさっきの鳥かもしれないホロウ・シカ...自由詩4*11/11/13 22:32
儀式salco自由詩7*11/11/13 22:30
いらない舞狐自由詩8*11/11/13 22:08
繁華街TAT短歌011/11/13 22:02

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