思い出の数を数えてしまう
指を折っている間は
少し幸せだった
両手を握ってまた小指から
ベッドに寝転がったまま
天井に光の帯が回転するんだ
どれだけ時間が経ったっけ
窓の外は雪が降っ ...
無意味な恋をして
無意味な愛を知り
空っぽの器を厚くしていた
失うものもないのに
失うすべを探している

電信柱でほつれた蛾の一匹に
苦痛を
衝動を
僕は押し付けてポケットの中を ...
 
あなたに刺さるだけの棘

あたいは花の咲かない薔薇だから

花の咲かない紅い薔薇だから


 
わたしはあなたを殺したかったので
音楽をつくった
わたしはあなたを殺したかったので
いちばん美しい言葉をさがした
わたしはあなたを殺したかったので
台所に立って刃を研いだ
わたしはあな ...
風向きが変わりましたね

この風に乗れば遅くとも明日には着くでしょう

そこには何もないけれど

あなたの心を満たす土と水があり

それを一生懸命耕せば

後に作物が自然に生えてき ...
あなたを知り

死は
いまや
命と
手をつないで

月みたいに
あかるさを
教える

死は
いまや
命のように


命は死のように


ひとつの岸辺に
(互 ...
  闇が歌う
  しんしん歌う
  冷蔵庫のリズム
  うさぎおいし
  かのやま
腰を
ぐしゃぐしゃにして
生死を混ぜる


ぼくたちは
同じだ

待ってろ
いま
してやるから

ぼくたちは
同じだ
同じように
ろくでなしだ

待ってろ
いまし ...
眠気眼のサラリーマンは
今日も大きなあくびをする
長いコートに包まれた
少し猫背なその背中

「いってらっしゃい」と声をかけたら
「いってきます」と言って
背筋をピンとのばした

...
以前は畑であった場所に

蔦に絡まり錆びだらけの

小さなトラクターにエンジンがかかった

ガタゴト ガシャグシャ
ガタゴト ガシャグシャ
 
寂寥感に覆われた廃屋を進んでいくと
...
朝焼けのむこうに

夕焼けは終わり

夕焼けのむこうに

朝焼けは始まる

海のむこうに地は始まり

地のむこうに海は始まる


愛別のむこうには離苦がある

春の夢だった

離苦のむこうには愛別があ ...
山奥の露天風呂から

まるい鏡みたいな月光る

あなたの美しい心だけが

輝きのなかに吸われてる

山奥の露天風呂から

寝そべるオリオン座光る

あなたの切実が七つある

...
草を踏む軽やかな足音。
ストーリーテラァに手を振ってから
ここは動画なのに
いや
動画だからこその一幕か。

巻き紙を垂らしながらのエンドロール
そこから始まる再〇ロール

ロ。では ...
はだざむくなると
はだざむくなってくる

はだもないのに
いたいほど
それがわかる

なぜわかるのだろう
はだもないのに

もうすぐゆきが
わたしのはだを
うめつく ...
こわれる為に
交わした約束が
あるとするならば

それは
しずかに
花の名のなかに
忍ばせておきましょう



生きものはみな
根を持ちます

水を吸い上げて
空にこ ...
牧場のレストランの窓辺から

光が奇跡のように射していた

ここにぼくが存在しなくても

光は奇跡のように射していた


だからぼくはこう思ってん

だから奇跡やって思ってん

ぼくなんかおらへんくて ...
太陽が帆をあげて
シャツの内側の漁港を照らした

さえぎる言葉のない純粋な心臓を
切り裂くように 糸を縫うように 流れる光
家々の屋根が風に吹き飛ばされ
海辺のように 透き通る空に 舞 ...
夜空の雲の切れ間に
黄色い月が光る
何も期待せずに
視界に留めておこう

秋の四畳半
ささくれた畳が
ちょっと冷たいね

厚い雲が滑って来て
月の顔を覆うから
...
嫁入り道具に緑黄色野菜
箪笥の中に
新しい郁ができたから
外套を仕立てて
真冬の海を越えよう

汽船は
象の浅い眠りを北上する
腐葉土の寝台の上で
僕らは窓枠を外し
マッチで焼き殺 ...
アクロイド殺し








ストリキニーネ




















僕が物心ついた頃にはもう


...
カラオケ行こう
バドミントンしよう
ボウリングに行こう
バッティングセンターに行こう。

旅行に行こう
遊園地に行こう。
食事に行こう。
飲みに行こう。

一緒にマザーグース歌って ...
もう後戻りできないよ
君は僕のもの
今後ともよろしく

コーヒー飲んで
KBQ食べて
タバコ吸って

帰りの切符渡して
キスをした。
君は振り向いた。
手に手をとって
仲良く楽しく生きましょう
弱いもの同士、支え合って
共に生きましょう

人を喜ばせ
人を泣かせ
人を感謝し
人を尊重する

見返りを拒み
隣人愛
神が喜べば
...
ひものついた雪が
首の下で揺れる

残されているのに
しばられて

くずれていく 雑な音声

ふらついて
たてついて

鳴るはず も
ない すずやか
な 声
クリスマス

...
畑を荒らす娘の、
頬が熱い、
雪が、熱を、奪っていく、
その体温で、
走り抜ける、
足は、まだあたたかいか、
鼓動は いつも我と共にあり
孤独や不安も 共に受け止めた
うごめく感情も すべて
そこにいたんだね

感情ってどこにあるんだろう?
見えやしない心の傷を
どう癒せばいいのだろ ...
悪玉菌

キットカットかじりながら

大人になったら
食べさせてあげるね
きっとね
幼なじみだった君は
お姉様気取り

自然の成り行きか
一緒になった僕たち

わさびの入った苦言を
ちょこちょこかじ ...
せわしなく
忙しいのは
好きじゃない
空想したい
イメージしたい





キャンドルの光で
頭の中 照らし
ぼうっと浮かぶ
理由 占う



...
幾何学模様の視点から
感情の起伏の凸凹が取り込まれ
次第に次第に
抑圧され削り取られ直線

直線と曲線で囲まれた幾何学模様も様変わり
その視点で見ると美しいものも
グロテスクであったりす ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ねxt竜門勇気自由詩011/11/13 1:00
sakkaku自由詩111/11/13 0:44
薔薇だから殿上 童自由詩14*11/11/13 0:43
わたしはあなたを殺したかったのではるな自由詩511/11/13 0:41
風の知らせ灰泥軽茶自由詩211/11/13 0:36
はるな自由詩111/11/13 0:36
夜の歌草野春心自由詩4*11/11/13 0:29
かなしみはるな自由詩211/11/13 0:21
いってらっしゃい、いってきます三奈自由詩1511/11/13 0:21
廃屋のトラクター灰泥軽茶自由詩2*11/11/13 0:01
愛別離苦吉岡ペペロ携帯写真+...311/11/12 23:54
山奥の露天風呂から自由詩211/11/12 23:50
草紙相愛yuugao自由詩2*11/11/12 23:32
痛恨小川 葉自由詩111/11/12 23:31
花瓶千波 一也自由詩2*11/11/12 23:29
光射す吉岡ペペロ携帯写真+...411/11/12 23:29
風の生まれる古代 透自由詩5*11/11/12 23:12
月と四畳半御笠川マコト自由詩311/11/12 22:47
ハネムーンかいぶつ自由詩311/11/12 22:43
そして誰もいなくなったTAT自由詩2*11/11/12 22:41
したい事ペポパンプ自由詩4*11/11/12 22:32
婚姻届自由詩5*11/11/12 22:31
目指すものは自由詩4*11/11/12 22:31
声帯系砂木自由詩11*11/11/12 22:17
男は引きずるんだようるせぇな…TAT短歌2*11/11/12 21:53
習作ballad自由詩211/11/12 21:44
迷走菜穂自由詩5*11/11/12 20:21
悪玉菌乱太郎携帯写真+...1211/11/12 20:11
時使い結川菜青短歌411/11/12 19:19
視点……とある蛙自由詩411/11/12 19:18

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