薄桃色の貝殻
蓋を開けるまで
固く身を閉じている
指の先がはいらない
貝の根元の
薄い毛を撫でる
息をふきかける
声をかける
唇で吸う
貝から液がもれる
蓋が少し開く
指であける ...
深海のように
ふかまるおもいが
しろい糸のように
風にとけあっていく
ゆるせなかった過去や苦しみも
今はただ、 ...
ポコチン一本
皮を剥いて
風俗行くのも包茎男の修業
待っててアリサちゃん
迷惑だろうが
ああ若い男の
性欲が弾ける堀之内
月に一度の快楽夜
アリサちゃんが
わてをはじめて快楽 ...
嘘をついてもいい日
こんな日に嘘がつけることは幸せ
面倒だ
なんて言ってるあんたは果報者
どんな嘘つこうか
なんて考えてるあんたも果報者
街に溢れる
一日嘘つき達の幸せそうな顔
...
そんなふうに
音を共有してみたいね
繋がる
キスとキスみたいな
私が水面に、君が水底に
ペンを走らせて
数式を組み合わせる速度
えんのように愛を
描けないと知ったから
ど ...
咲くらを そこらで見られることに
深く贅沢に思ふ
切なさよりも
尊さよりも
日常のやわらかさを ただ 見つけていきたい
少し熟した心の余裕を 納める段階
感じる幅の安定期
...
天を咲いてる わたし見る限りの空
類まれなる人類、月から帰る
抵抗忘れ、ここは真っ白い桜さくら
爽快はあるときの君春の空
いのちわたしはいまそれを知るこども
...
日曜になると賑わう公園
その先にある薄汚い木造の長屋
四部屋の角部屋
五号が私の部屋
不吉とされる数字を隠す部屋
五号が私の部屋
コンピューターゲームの効果音みたいな
大人の声
...
久しぶりに久が原を歩いた
たまに空を見上げて
迷い迷いしながら本門寺にむかった
さくら木にはまだ花がなかった
裸木が空にあきらかを漲らせている
ありがとう
そうつぶやいてそこをあとにした
...
誰も乗らない僕は電車だ
赤茶けたさくら木をゆく
まだ誰も花見をしてない
昼下がりの散歩道をゆく
僕は多分楽しくて自由だ
大丈夫、僕は天才なんだから、
カラスが一羽飛んでいる
音させて ...
ぼくらは大学生の頃
毛沢東語録を抱え
一連の高橋和己の作品を
高野悦子の『二十歳の原点』を読み
髪を長く伸ばし
RockやJAZZを聴き
正式な場所に
ジーパンで出席し
不良と呼ば ...
ぼくらの時代には
いまにも千切れそうだけど
でも千切れない様に護ったものが
確かに存在していたしその大切さも知っていた
でもいまのきみたちを見てると
それすらないかのように見える
それ ...
憧れ方が
悔しがり方が
思いつき方が
諦め方が
知りたがり方が
傷つき方が
話し方が
淋しがり方が
食いつき方が
愛し方が
懐かしがり方が
嘘のつき方が
標 ...
なんかすっと
なんぼ、ぼやっきぃーの
とや、すやっきぃの
ば・た・ら・け、は・ば・た・れ、
クリームの死人ばこ、
た・れ・さ・れ、
イチノ中二 ...
母にまつわるちょっといい話を
新聞で読んで涙ぐんでしまった
それは私の母ではない
それは私自身ではない娘の話
永遠の憧れの母娘の愛情
私とて注がれて育った愛情
そのかたちは目にみえ ...
仲直りの握手をしようと右手をだすと
喧嘩してないけどと 夫も手をのばす
二時間飲み放題に行って
飲めるだけ飲んで来て吐いて
なんにもならないじゃないかと大喧嘩
のはずだったが 記憶がないらし ...
人と動物は
同じ自然を過ごしてはいれど
同じ世界には住んではいない
例えば今から
ここから一番近い
公園や広場にいったとする
そこに鳩の群れがあるとする
あなたを美しい女性と ...
四月一日に
まともな嘘をついてこなかった
嘘だったらいいのにと
そんなことにばかり出会って
人を驚かせて
笑わせるよりも
自分が驚いて
今日まできてしまった
笑いの効能が
希望につな ...
振り返ることすら忘れて
あっという間に
時を重ねてきた
不安も愚痴も気にならない
それくらい忙しいって
いいこと?
うん そうかもしれないね
お節介屋さんが たまらずに
{ルビ ...
コンパス: 全ての円は固有の中心を持つからちょっとこまるのだなあ
分度器: クリスマスケーキもピザみたいに切れてるとうちは揉めない
クリップ: 今流行りのメッセージクリップ 絵文字は ...
僕たちは生きてしまっているのでいきていたくはないのです
ウェディングドレスはすぐにその役目を終え次の花嫁はいません
君は花嫁の投げる花束を待つように死ぬまでまっているの?
エリナーリグビーは ...
僕は一人
透明な橋を渡っていく
世界は外で静まっていて
何も話さない
僕は一人
透明な橋を渡っていく
僕の頭は空っぽで
世界は遠くで静まっていて・・・
橋の向こうに君がいて
僕を手招 ...
ユメミルサカナ
僕はとてもとても大きな 水槽の下の方
澱んだ水の中で こっそりと暮らしている
もう誰も見なくなった 暗闇に紛れて
夢を見ていた まぶたは開けたままで
どこでだって の ...
僕は何も知ることもなく
生きた
それは なぜだろう
白い街が見えた
わからないけれど それは 遠くに見えた
いつも 見えない
見えないから 見えないものであるから
遠くには いつも ...
一段上の若者
若者振りかえる
かえるの目玉
玉子とじ
とじたまぶたに
うつるはあのこ
あのこどこのこ
そこのけあのこ
お馬に乗って
あのこが通る
遠いところへ声通る
拾っ ...
あなたよぼくの
燃える
イノチを見よ
ぼくはもう
何も言わない
何も見ない
何も感じない
何もしない
何も書かない
何も考えない
ぼくを過ぎ去るものはなく
ぼくに ...
突風が春の入城を告げ知らせ
冬の残党は最果ての地へと追われて行く
変わることなく季節の車輪は廻る
時のレールを 一方向に
樹木もまだ裸のころ
花よりも先に咲く少女たちは明るい色の服を纏い ...
仲間だ
絆だ
そんな言葉に憧れて二桁
いい歳をして誇れるものもなく
得体の知れない何かに怯え
気がつけばいつも一人
好んで一人がいいわけじゃない
好んで群れていたいわけでもない
...
枯れ川の午後の足跡に
さまざまな音がたどり着く
水と柱が
つけるしるし
小さな胸の路地に立ち
昼と午後を見つづけて
波は空穂に
窓と器を失くしてゆく
風も震 ...
川のほとりを僕は
歩いていく
世界は透明な薄く切り裂かれた布だった
それでも僕は独り
川のほとりをとぼとぼと歩いた
鳥達は自らの生活を楽しむように
彼らなりの水浴びを
人 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
貝にささやく
殿岡秀秋
自由詩
6
12/4/1 17:52
『ふたり』
あおい満月
自由詩
9*
12/4/1 16:46
月一の堀之内横丁
花形新次
自由詩
0
12/4/1 16:42
嘘も幸せ
marux2
自由詩
1*
12/4/1 16:34
はるり
かんな
自由詩
7*
12/4/1 16:34
咲くらむ 吹くらむ
朝焼彩茜色
自由詩
1*
12/4/1 16:24
春の住人
kawa
川柳
2
12/4/1 16:13
帰ろう
marux2
自由詩
2*
12/4/1 16:04
天気ひとり
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3*
12/4/1 16:02
春の灰色
〃
携帯写真+...
3*
12/4/1 15:09
ぼくらの贖罪
HAL
自由詩
2
12/4/1 15:04
きみらの贖罪
〃
自由詩
4*
12/4/1 15:03
センス
nonya
自由詩
22*
12/4/1 14:55
日暮れにトケタ レアァ
狩心
自由詩
1*
12/4/1 14:11
命の木
朧月
自由詩
1
12/4/1 10:56
おはたし
砂木
自由詩
12*
12/4/1 9:13
自然と世界
一 二
自由詩
6
12/4/1 8:54
長靴をはいた猫にあいました
朧月
自由詩
2
12/4/1 7:57
回顧
subaru...
自由詩
13*
12/4/1 6:18
ステイショナリー
梅昆布茶
短歌
9
12/4/1 6:15
いちご畑でつかまえて
〃
自由詩
8
12/4/1 4:11
さよなら、世界
yamada...
自由詩
1
12/4/1 4:06
ユメミルサカナ
itukam...
自由詩
2*
12/4/1 2:35
_
番田
自由詩
0
12/4/1 2:10
現代のよこしま
こうだたけみ
自由詩
1*
12/4/1 0:31
命
シホ.N
自由詩
3
12/4/1 0:17
遅れる時計
ただのみきや
自由詩
15*
12/4/1 0:01
自業自得と憧れ
marux2
自由詩
1*
12/3/31 23:54
ノート(坂道)
木立 悟
自由詩
1
12/3/31 23:42
ミュージック
yamada...
自由詩
2
12/3/31 23:31
3071
3072
3073
3074
3075
3076
3077
3078
3079
3080
3081
3082
3083
3084
3085
3086
3087
3088
3089
3090
3091
3092
3093
3094
3095
3096
3097
3098
3099
3100
3101
3102
3103
3104
3105
3106
3107
3108
3109
3110
3111
加筆訂正:
遅れる時計
/
ただのみきや
[12/4/1 0:06]
少し訂正しまいた
4.54sec.