君が手の中に包んで連れてきた
蛍 はかない光
いっぱいいたよと言う
君の顔も輝く
放つ夜の風は
柔らかな色
一緒にとんでいきたいと
密かに心で想った
蒼黒い緞帳が降りた
幽かに
赤みを裾のに遺して
点滅灯を引き描きながら
輸送機らしき飛行体が
重いからだを
じわじわと傾いでいく
その向こうは
...
星の余韻にひたされて
自転車の窓を開ける
白い胞子を吸い込んで
肺がケホンと拒絶する
ペダルを恋でどこまでも
そんな気持ちでいたけれど
ハンドルが糸を引く
いっぱいの花が咲いてる
...
オツカレーター エレベーター
エスカレーター ナイター途中
ゲーマーじゃあ 有りません故
ルール 分からず 四苦八苦
ガツンと飲ます つもりの酒に
更に 煽られ ガツンと 擦った
...
さあさあさあ
さあさあさあ
むらさき色の匂いがする
甘いような
空が、風が、土が、
やわらかく濡れて
空気はひとつ、きれいになるの。
胴
頭の数ほど胴はなし
どうどう巡りの頭達
どれもこれもが何かが足りぬ
たりぬ住居をきめねばならぬ
悲しみを食べて
生きていけたらいいのに
そうしてあなたを
からっぽにしてあげるのだ
あなたの悲しみを食べたいのです
もう泣かなくていいように
もう しんでしまってもい ...
ウミウシの背丈より
大きくなった僕の子供が
草原に立って
外国人になる
痛みのない蝉が
辞書の中で鳴く
抜け殻でできた橋梁が
丁寧語で崩落を始める
通訳の人は母 ...
夕暮れの大気
弔辞を書く為に
薄墨に筆を染める
水っぽい墨が
時間とともに
幾重にも
幾重にも
塗り返され
暗い時間へ
暗い時間へと
遥かなる
水魔の国へと
僕を誘って ...
不思議なことに
ではなくって
おもしろいことに
わたし
ではなくって
私たち
そこが境界のまま
立ち塞がっている
壁は高い
同じ種類の言語を使う
同じ肌の色と
瞳の色 ...
誰を怨んでも仕方がない
これが私の人生だから
何に当たっても仕方がない
これが私の人生だから
殺意さえ抱いたことがあったけど
見上げれば蒼い空
空はだまって大きな心で
私を見つめてい ...
柔らかく温かい蕾の中で微睡む
光が 磨りガラスのような{ルビ花弁=はなびら}をすり抜け
優しく降り注ぐ午後
そろそろお茶の時間 アフタヌーンティーを気取って
薔薇の庭園で繰り返される儀式
意 ...
タンクトップ
ブロンド娘
乳揺れる
カリフォルニアの
空はゴージャス
海外に
出張したとき
何したか
家族の誰も
知ることはない
口先だけの男
っ ...
文明の震えを支える地の震え
働き蟻が扇子と携帯、クールビズを
並べて夜店で営業
いつまで開業する
父の暗い眸 母の暗雲
幼児はティンカーベルの羽をして
透明と超越
作り笑いのどこ ...
チューをする子は かわいい子
あたたかい髪をした陽だまりのつぶ
今にも倒れかけそう 建てかけの屋
上目づかいや ぼこぼこに粘度板
だらんと舌から すがりついて 通り過ぎた
それは木枝 ...
歩け!走れ!動け!
希望も野望も鈴鳴らし 音を選ばせ囲み込み
込み入る感覚 反射から還り 選音された洗脳
溶け入る感情 時計回りの秒針のみに 瞬き疲労
HEY アルファベットのマットレスで鈴鳴らし 吸 ...
つ
これだけでも想いが込められているというのに
量がおおう
泣きがお
腸のままなら毒らけ
天地ないので知り合えた
紙に落とそう つきたのを
遠い星から 歩ってた湯気に当たった
みたことのないささやきと
みたことのない明るい影が
大切に電線を握ってた これからわ
めにみえない じめんから
うかびあがる 感触だけを手綱なえて
...
触れられず見られず聞けず無味無臭 本当にいるの本当にいるの
君の部屋 可愛いお部屋 狭い部屋 暗い小部屋に二人と一つ
直感で、本能で交わす愛情に 文法なんて関係なくて
...
どれだけ時が過ぎただろう
手を繋ぎ 押し黙ったままの二人の上を…
水の中の寝室みたいに
あまりに静かで 目が醒めた
風が紡ぐ詩には 節があって
伝えられない言葉はいくつもいくつも ...
腐るほどつくられていくラブソング
腐るほどつくられていく応援歌
時代を経ても変わらない心象風景
世代をまたいでも浸透していく心理描写
呆れるくらい
今日もそこらかしこでラブソング
...
空におおきな黒い鴉
歌ってもたずねられることなく
招かれることもなく
いつしか
無表情になったまなざしで
人を視ている
飛翔しても舞っている
とは言われない
かなしい翼は
だけど知っ ...
水は流されることは許されるが流れることは許されない
水は留まることは許されるが止まることは許されない
いつだって受身
いつだって無心
自分の意思など持っていたら死んでしまう
...
私は強い人は見たことないが賢い人なら見たことがある。
私は弱い人は見たことないが自分を卑下する人なら見たことがある。
人類が計量できない程の
夥しい血を流して
辿り着いた国家体制は
独裁主義・共産主義・社会主義・資本主義の
僅か四つしかない
しかし独裁主義はまず長続きはせず
共産主義が滅びる様を見 ...
C Bm7
あれもこれもそれも うん着たいの
C Bm7
そうそれわたしに取って そのシャツ
C Bm7
ベイビーなんてふうに 呼ば ...
金魚
ゆらゆらゆれる
金魚鉢
手でもって床に落としたら
ガラス破片と水と魚
ガラス破片のささった金魚はもはや魚で
赤い血を少し溢れさせて死んだ
昔の人の方が魅力的だった
今日も何もできませんでした
昨夜の天気予報
朝から雨の予報は大きく外れ
嫌味なほどの上天気
やらなきゃならないことは沢山
かごいっぱいの洗濯物
燃えないゴミの日
昨夜食べた焼きそ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
手の中の蛍
朧月
自由詩
4
12/5/31 21:12
日没の空に
takano
自由詩
1*
12/5/31 20:47
初恋
mizuno...
自由詩
4
12/5/31 20:38
放物線
藤鈴呼
自由詩
1*
12/5/31 20:17
雨
aria28...
自由詩
2
12/5/31 20:15
胴
田園
自由詩
3
12/5/31 20:07
霧を食む
霙小町
自由詩
1
12/5/31 19:28
草刈り
たもつ
自由詩
7
12/5/31 19:26
薄墨
和田カマリ
自由詩
3*
12/5/31 19:22
歩き方覚え書き
もっぷ
自由詩
2
12/5/31 19:19
_
渡辺亘
自由詩
2
12/5/31 18:47
蕾という空間
無限上昇のカ...
自由詩
3
12/5/31 18:28
変態短歌73
花形新次
短歌
0*
12/5/31 18:26
文明の震えを
木原東子
自由詩
10*
12/5/31 18:08
_
十二支蝶
自由詩
1
12/5/31 16:10
叱咤
HAL
自由詩
4*
12/5/31 15:54
走らせる
朝焼彩茜色
自由詩
4*
12/5/31 15:40
つきつきた
十二支蝶
自由詩
3
12/5/31 14:47
午後
〃
自由詩
2
12/5/31 14:25
もうすぐ夏ですね ちょっと気取ってみませんか
殿様が得る
短歌
1
12/5/31 14:09
待ち合わせ
南 さやか
自由詩
3
12/5/31 13:48
ラブソング応援歌
komase...
自由詩
2*
12/5/31 13:28
鴉
もっぷ
自由詩
6
12/5/31 13:14
水想い
きみのてを
自由詩
2*
12/5/31 12:20
私の目には
〃
自由詩
3*
12/5/31 10:55
延命治療
HAL
自由詩
4*
12/5/31 6:21
DRESS ME UP(中田ヤスタカ風に)
日雇いくん◆...
自由詩
0*
12/5/31 6:12
金魚
田園
自由詩
1
12/5/31 6:04
_
番田
自由詩
1
12/5/31 2:48
近況報告
涙(ルイ)
自由詩
1
12/5/31 2:23
3068
3069
3070
3071
3072
3073
3074
3075
3076
3077
3078
3079
3080
3081
3082
3083
3084
3085
3086
3087
3088
3089
3090
3091
3092
3093
3094
3095
3096
3097
3098
3099
3100
3101
3102
3103
3104
3105
3106
3107
3108
4.75sec.