四月 灰色の午後
湿った雪が舞っている
人生で何度目のことだろう
心は鉛の錨となり
失望の海に深く下ろされてい ...
とうとうきみは声を出してくれなくなったね
ぼくが死ぬまで一緒に声を聴かせてくれるかと
想っていたけれどやはり来る日は来るんだね
きみはきみの生んだ会社の
50周年を記念して誕生したものだっ ...
仲間たちの家族の声がこだました
このこだまを体を張って守ろう
強い集中と前進する覚悟だけだった
なにかに重ねるように想うことで
なにかに包まれているような感覚があった
...
考えなどなかった
街並みは一体どこにあるのだろう そして
鏡の中に見ることのなかった
黄色や 緑色を見た
心まで 灰色の瞳で 見つけた雲は
やっぱり どんよりモードだと 思うだろう?
違うんだ
余計 クリア スカイ
惑うんだ
虹色 クリスタル
パーツ集めを 始めてサ
初めて 出会 ...
別れに昇華する恋心
懐かしい香りへと変わる
細胞に息づき、女は別の女に変わる
すべてが憎しみで覆われている大地
荒廃した風景に立ち止まる旅人
突如現れるオアシス
女たち ...
わたしらしいとか
きみらしいとか
らしさなんて
知らない
正直わからない
まだまだ
きみを知りたいし
知ってほしい
そんな面白味の
ない事ばかりです。
ただただ
好き ...
自分の指を切り落として火を灯した夜
非可塑のたばこは声ではなかった
ささくれを噛んで飲み込んでみても
ち、ま、ちました皮が歯茎に張り付くだけでもう誰もいない夜
恒星は辛くて吸えな ...
ふと夜空を見たら満月だった
窓を開けて3つ深呼吸する
「恋は奪うだけ。愛は与えるだけ。」ってさっき言ったけど
本当はね
「幸せは想うだけで感じられるから。」って泣かずに笑いたかったんだ
椅子は壊れ
ぞんざいに修理された
手と工具によって
曖昧な手順と
矮小な記憶によって
幸福な週末に
唇で話す
小振りの列車で
向かい合って眠る
鎖に繋いでくださいと
言わされている紺色の群れ
縛ってください
何も考えられないくらい
と言わされている
紺色の群れ
殴ってください
おしっこ飲ませてくださいと
言わされて
...
空の真ん中に立ってみる
真っ青に晴れた
空の真ん中に立ってみる
なるほど空は晴れてはいるが
どうせ遠いし関係ないし
なるほど空は晴れてはいるが
地上じゃ風が暴れているし
森は
...
冷たく尖った風とか
蛍光灯みたいにぎらついて凍る日差しとかが
自分をいじめているみたいに感じるのは
あたしもうぢき駄目になる
あたしどんどん老いてゆく
あたしどんどん朽ちてゆく、と思い込 ...
心から「ありがとう」と言われる
自分の存在を肯定されたかのように
心から「サイテー」と言われる
自分の存在を否定されたかのように
今日もまた他人と接触する
自分の存在を確認するかのよ ...
美術館魂揺らす絵に出逢う神の導くままに歩いた
赤信号青信号に変わる時思ったことを君に伝えた
留守電に入れた言葉は生きている寄り道好きなあなたは自由
すべすべの少女のような ...
うたわないでください
桜花爛漫と咲き誇る花々を
うたわないでください
眺めるだけで良いのです
もっと強く
もっと高く
飛べる翼をください
君に出会って
私は生きる上で最も大切な ...
和室にある2段になっている押入れの上の段に上半身を突っ込んで下半身だけを突き出す格好にさせてパンティをスルリと脱がすとそのままの状態で待たせつつ夕べ3時間かけて煮込んだカレーが一晩たって更においしくな ...
春が咲く
アリ ア ルウ
美しく香るときを待って
種を手のひらにくれたひとを駅まで
アリ ア ルウ と若さを数え
目で追う 見上げる ひかりたち
半月 日々にゆき交う道
…さくら
いち ...
私たちが
毎日利用していたO駅は
すっかり様変わりし
駅ビルが隣接
広々と立派になっていた
女子高時代の友らと
改札口で待ち合わせる
あの頃
ここには
伝言板があって
「00ち ...
頬の中に
餌つめるだけつめて
ハムスターのほっぺ
でこぼこのほっぺ
あとであじわう
さみしくなったら
君の言葉をおもいだして
まえむきだけが
ゆるされるから
心だけこっそり
...
どこの誰かは知らないけれど
剥いたらきっと分かっちゃう
おじさんはもう行かなければならないのだよ
えっ、おじさんは一体誰かって?
困ったな
それを教えることは出来ないのだよ
...
木蓮が散りました
爪をたて はじめてだらけの
あなたへの海
ねえもしもの話なんていらないから
朝焼けに祈る
枯れたはずのなみだをのみこんで
がんばって
がんば ...
バク
色んな物を完成させた後に 残った物を
神様が繋ぎ合わせて 生み出された生き物
中途半端で 最初から何かの偽物だった
本物になれなくて いつも悩み続けて
綺麗な世界を 遠ざけて眺 ...
いろいろな人の言葉を聞いていたりいなかったり
けれども私の口からは あ とか う とか出るばかりで
単語というものがどれほどの効力を持つのかは知らない
「わたし」と言えばあらゆるものが振り返りそ ...
彼は弟子とグランドツアーに出掛けた
行く先々で詩を調え
彼の自我はそのあいだ
宇宙の奥へと追いやられた
詩を調えるたび
彼の自我は宇宙の奥へと旅をしていたのである
...
鞄から引っ張り出したノートの角が
勢いあまって目に入り
白目に赤い線がひとすじ入った
思わず両手で片目を抑え
あいたたたたた・・・とうずくまり
まったくついてねぇや、と目医者に ...
桜が降ってくる
雪が降ってくるように
その時
人は
空を見上げずには
いられない
人は
命の終わりに
気づかないふりなど
出来はしないから
空から降ってくる
ひらひらと
...
ハミ出ています
「あら、何が」
ハミ出ているのです
「まあ、何かしら」
あなたのエクトプラズムが
あなたのかしこのダクトから
「何てこと!」
ハミ出ているのですよ
「どうしましょう!」 ...
秋の日の銀杏並木を歩き
ふと、見上げた高い空
背の高い銀杏の黄色に縁取られ
ひとすじの空の道になっていた
これから私が旅をする
未知なる道も
あの空のひとすじになろう ...
金曜日の帰り道
電車の中吊りに目をやって
いつものように呟いた
やっぱり僕らしく
暮らしていたいよ正直に
文句ばかりの足跡を
右の中指で弾いて
恐る恐る口にする
ハ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
尽きぬ恵み
ただのみきや
自由詩
20*
12/4/7 0:06
親愛なる声
HAL
自由詩
9*
12/4/6 23:05
感覚だけの春
吉岡ペペロ
自由詩
5*
12/4/6 22:37
見ることの多くはあなたの元に
番田
自由詩
1
12/4/6 22:11
虹色クリスタル
藤鈴呼
自由詩
2*
12/4/6 21:47
恋心
無限上昇のカ...
自由詩
0
12/4/6 21:23
すきだよ
こころゆくま...
自由詩
1
12/4/6 20:22
モエサケル
鯉
自由詩
3
12/4/6 19:46
To You
文字綴り屋 ...
自由詩
1*
12/4/6 19:30
age44
たもつ
自由詩
2
12/4/6 19:12
紺色の群れ
三原千尋
自由詩
7*
12/4/6 18:23
真っ青な空の真ん中で
〃
自由詩
6*
12/4/6 18:22
年増、あるいは舞台について
〃
自由詩
6*
12/4/6 18:20
そんざい
ここ
自由詩
1
12/4/6 18:20
美術館
夏川ゆう
短歌
0
12/4/6 16:25
断片
渡辺亘
自由詩
1
12/4/6 16:22
至高の朝食
花形新次
自由詩
1
12/4/6 14:46
アリアルウ
たちばなまこ...
自由詩
10*
12/4/6 11:02
冷凍保存
そらの珊瑚
自由詩
8*
12/4/6 9:41
ハムスターの頬
朧月
自由詩
4
12/4/6 9:38
包茎仮面
花形新次
自由詩
0
12/4/6 7:52
ありがとうしか云えない
映
自由詩
1
12/4/6 7:16
バク
itukam...
自由詩
1*
12/4/6 1:44
しらばっくれている
こうだたけみ
自由詩
0*
12/4/6 0:15
グランドツアー/おくのほそ道
吉岡ペペロ
自由詩
3*
12/4/6 0:06
詩人の目薬
服部 剛
自由詩
6
12/4/5 23:40
桜
そらの珊瑚
自由詩
20*
12/4/5 23:16
油 断
salco
自由詩
7*
12/4/5 23:16
道
服部 剛
自由詩
1
12/4/5 23:15
呪文
御笠川マコト
自由詩
3
12/4/5 23:08
3065
3066
3067
3068
3069
3070
3071
3072
3073
3074
3075
3076
3077
3078
3079
3080
3081
3082
3083
3084
3085
3086
3087
3088
3089
3090
3091
3092
3093
3094
3095
3096
3097
3098
3099
3100
3101
3102
3103
3104
3105
4.48sec.