一枚一枚
葉っぱをむしりとるように
ひとつひとつ
約束を破った
一本一本
虫の肢を引っこ抜くように
ひとつひとつ
約束を破っていった
それは自らも止めようのない
虐殺であ ...
雷や台風は
学校を休ませてくれる
ありがたみすら感じる存在だった
初めて話す人には
ためらいなく心を開き
すぐに打ち解けられた
虫やカエルなんて
面白がってべたべた
...
鮭缶が
海を泳いでいる
よく見ると
泣いている
帰りたいのだ
ラベルを見ると
知らない国
川を遡上するといい
と教えても
遡上の意味さえ
鮭缶は忘れていた
身振り手振 ...
「ぼくがろくがつをよんであげるよ」
鴨のキス蛇の断腸新幹線
連結部哀し小町と{ルビ疾風=はやて}かな
お行儀のサンド右剃り左爺
ビジネスのおやぢとPC長考中
山襞のプールの中の日本なり
GDP越されて後は沈むかな
...
さわられると
そこからかたちになってゆくような心持ちがしました
口をつけられると
そこから血がめぐるような
はげしさは
はるか向こうでゆれる波でした
ことばは
ばらばらに砕ける音 ...
はねが抜けたので
もうとべない
と
おもったけど
とんだことはなく
おちたこともない
なんとなく
みみずを
愛しいとおもって
飼いはじめた
子供の頃
凍てつく夜に
寒さに震えて
迷子の子羊たちよ
怖がることはない!
例え優しい母の手を離れ
見知らぬ街の中で
孤独に包まれても
温かな愛の記憶を辿り
故郷の空を思い出すんだ! ...
協議離婚し幼い娘を引き取った母は
幸福追求やまない女であって或る日
男と出会い同居を始める
こうして連れ子という不利は
夜な夜なまぐわう男女の力関係で決まる
小突き回され足蹴にされ
飯 ...
仕事が終わり
家に帰り
靴下を脱いで
床にほっぽらかし
気持ちよい素足でスタスタ歩いていくと
うしろで靴下タチむくっと起きあがり
ひょいひょいついてきて
プロ ...
震えるほど
嬉しいのです
あなたと出会って
こうして一緒に生きている事
震えるほど
嬉しいのです
優しい母が見守っていてくれる事
震えるほど
嬉しいので ...
潔癖性、禁じられた遊び、肉体と精神の同化、中性的な性愛者、同化する君と僕、一つに溶け合う。
千切れた吐息、君が恋しい。
君は背徳の罪を背負い、僕の唇をピンク色に染める。
鮮やかに彩られた僕は君の ...
染みったれた 思い出に
縛られるのは 嫌で
今さっき 着いた
染みの付いたシャツを
思い切り 脱ぎ捨てて
冷水で 洗った
さっき 大根の代わりに擦った
指の傷は
未だ ...
日常はいつも
巡回セールスマン問題
とことこ
とことこ
どこから回りますか
詩詞の素因数分解
エラトステネスのふるい
ことこと
ことばたち
何から読みますか
どこかにはあり ...
地球深く
水底のダゴン茶屋に
宇宙飛行士がやって来ました
ラインの黄金を尋ねて
掌には何もないことの地図
流星は天空のエフェメラル
シーツにくるまって
白い月のような乙女たち
店で ...
時をなくした
厚化粧の白い駅舎から
チョコレート色の客車にのって
町にいく
森の切り通しの影たちを往き過ぎれば
たいらな田園の景色が心の扉をたたく
町の商店街には、小さな旧びた映画 ...
外の世界で過ぎる時間と自分の心の中で感じる時間がずれた時
それが恋をしている証拠だ
きっと僕は
強くなんてなれないよ
けど僕はきっと
弱くもいられないんだ
僕はきっと
泣いてばかりじゃいけない
だけど
泣いてばかりだから
君の前でだ ...
泣けない
女もそこそこいくと
かわいくないのもの
ずしずしっとくるのよ
責任みたいなもんが。
あ
思い出した
仕事失敗して上司にものすごくおこられた
年くってからの言葉が
ささる ...
パイプ椅子に
かけた内臓ちゃんに
電気信号を送ると
おならした。
その臭いは一万
光年で四隅に届く。
もち、わたしの鼻の
穴がきみのよりも
ちょっとでかい
か ...
連休なんかくれなくてよかったんだ
だって『家族や愛するひとの無いひとのための連休の過ごし方』という新書は
...
ねえ
僕の決意を聞いて?
僕らはこれから何度でも
悩んで
泣いて
それでも
生きるだろう
そのたびに
どんなに傷が増えていっても
傷だらけ ...
モンスターに連れ去れた少女が
迷宮に何処かに幽閉されている
勇敢な男たちが 何人も救出に向かい
そして 誰も帰ってくることはなく
虚しく歳月だけが過ぎていく
少女が忘れ去られて 昔のおと ...
ご機嫌麗しく帰ってください
おちがついてもおちつかないんです
こいにおちたほうがいいなんて
つきがささって心痛
自芯がなく
グレてダレて
おわらないんです
ことのはまっしぐら し
のなか ...
窓のカーテンを
開けるのが
遅すぎたので
空たちはすでに
色を失っていた
だけど彼等は
ただじっとしている
訳ではないようだ
動いている
動いている
じんわりと
じんわりと
そ ...
食卓の上に
水の入ったコップ
そのすぐ脇を
ランナーたちが走っていく
誰も水を取らないから
ここは
給水所ではないらしい
台所から夕食の支度をする
包丁の音が聞こえる
や ...
計算に満ちたつぶら
その狭間でエセ素知らぬ
大胆に満ちた豊潤
その狭間でエセ鈍感
受動態のまま
都合よき展開を待ちわびるシンデレラ
地底すれすれのあまた
可愛そうにと手を差し伸べた
...
夏に向け
ビキニライン処理が
必要でしたら
御用命ください
陰毛が
透けて
蜘蛛の巣
白水着
罠にかかった
蝿は俺です
ランジェリー
...
白菊の歌声が
偲ぶあなたの
墓標前にて
一人雨に
濡れながら
西脇の詩集を
繰ってみる
詩のまことが
こぼれますように
と
紅の傘は
忘れられて
かなしく倒れて
朽ち ...
雪道の直線を通りすぎて春は、
来ましたか
今は真冬、雪国の
雪と暮らす。私は
独りいつまでも
春を待つ。果して
いつか
空は澄み渡り澄み切って
いずれ
風も青く染まる ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
約束
シホ.N
自由詩
1
12/6/2 2:41
あの頃
次元☆★
自由詩
6*
12/6/2 0:55
鮭缶
小川 葉
自由詩
3
12/6/2 0:53
カエルエール
阿ト理恵
携帯写真+...
3*
12/6/2 0:34
新幹線
salco
川柳
4*
12/6/2 0:20
ひたすらに
はるな
自由詩
5
12/6/2 0:03
はね
〃
自由詩
4+
12/6/1 23:53
黄金の翼
Shun T...
自由詩
0+
12/6/1 23:48
お猿の森で
salco
自由詩
5*
12/6/1 23:46
靴下タチ
灰泥軽茶
自由詩
9*
12/6/1 23:42
震えるほど
マリエ
自由詩
4
12/6/1 23:41
Vampire.
雅寛
自由詩
1
12/6/1 23:08
バンソウコウの数
藤鈴呼
自由詩
3*
12/6/1 22:56
手探りの灯り
海里
自由詩
2
12/6/1 22:10
淡蒼球の星座たち
〃
自由詩
1
12/6/1 22:10
Margaret
月乃助
自由詩
5*
12/6/1 21:32
It's a love
文字綴り屋 ...
自由詩
0
12/6/1 21:08
偽りの強さ
ジュリエット
自由詩
2
12/6/1 20:56
赤い目と思い出したくない思い出とだんごむし
じじ
自由詩
18*
12/6/1 20:51
ねこふんじゃった
ズー
自由詩
4*
12/6/1 20:47
河童を買って
TAT
自由詩
4
12/6/1 20:42
守る 愛す
ジュリエット
自由詩
1
12/6/1 20:38
ゲームな日常
無限上昇のカ...
自由詩
4
12/6/1 20:35
さよならしましょう
阿ト理恵
携帯写真+...
4*
12/6/1 19:42
夜の雲
和田カマリ
自由詩
2*
12/6/1 19:30
給水所
たもつ
自由詩
4
12/6/1 18:52
また、逮捕されたんだ
komase...
自由詩
2*
12/6/1 18:28
変態短歌74
花形新次
短歌
0*
12/6/1 17:49
偲ばれる墓標
もっぷ
自由詩
8
12/6/1 16:15
雪国
こしごえ
自由詩
5*
12/6/1 15:20
3066
3067
3068
3069
3070
3071
3072
3073
3074
3075
3076
3077
3078
3079
3080
3081
3082
3083
3084
3085
3086
3087
3088
3089
3090
3091
3092
3093
3094
3095
3096
3097
3098
3099
3100
3101
3102
3103
3104
3105
3106
6.07sec.