ささくれを剥いたところで息をつく (これがいつかの咎だったなら)
おちてみて気づく深さの泥沼の いつか自分でそそいだ泥だと
あわれみを十本のゆびにたぐらせて いい子 いい子 と その羽 ...
雨のち晴れの今日は
気分がすぐれずに中身のないことばを連ねている
消えてしまってもよいとおもう
しかし残ればそれにこしたこともないとおもう
どちらかわからない
要は思考がめんどうくさいの ...
ひとりきりだった昼には、髪を耳にかける仕草で、私は私である事を保つ。
女王のおうちの前をかつての奴隷達が疾走していく
朝
コップ一杯の水を飲む
夜の間に
水分が失われた細胞が
目覚めていくのを感じる
八月六日の朝
同じように水を飲む
最期の言葉は
ミズヲ クダサイ
この水は
私の水 ...
隙間から覗き見ている強い風隠れたつもりでも音がする
動物と戯れている君のことただ見るだけで心が和む
子供の頃遊んだ空き地今は家ラジオ体操する場所がない
観覧車怖がる君に口づけた ...
青い海、青い空、波の音
バシャッ人はいっぱいいるのに静かだ
とんぼが にげない すこしも
とんぼの 目の中に わたしが
たくさん いるというのに
あぶらぜみが にげない すこしも
目線のたかさ で なきはじめた
あぶらぜみ わたし ...
1
僕たちは毎日穴を掘る
いつか
自分自身を
埋葬するための
君のその穴は
十分な深さか
君自身を
埋葬するために
その穴を埋めるのは
我々の仕事だ
君を
埋葬する ...
もうどうでもいいし疲れたよ
私の弱点は評価される前にもう批評していることさ
頭の中は表現で爆発しそうなのに
一行も書けやしない
原発はメルトダウンして
それが時代の文脈なのさ
どうしようも ...
世界の歌のジャンルを図式化したとき
J−POPが入る余地がそこにないのはなぜだろう
とにかく それは 別世界のものに思える
つまり我々は 卑小な文化を持つ民族なのか
ミスターチルド ...
手前の雲は、
足早に。
遠くの太陽は、
腰を据えて。
堂々たるものだった。
人間は時に。
疑うことを覚えてしまったら、
何処までも、
取り留めなく疑ってしまいたいもので。
自分にも、
他人にも、
なるべくそれを行わないで、
素直に生きていければな。
...
あたしはまだあたしの咲く場所をみつけられずに
風のなかを漂っている
まるで帆を失った帆船のような気分で
風まかせで漂っている
どんな花を咲かせようと若い頃から想いつづけてきたわ
それなら ...
道ばたに金メダルが落ちていた
近くにはテレビも落ちていた
少し離れたところに
金メダリストも落ちていた
それらを拾って
交番にとどけると
お巡りさんがテレビを見ながら
感 ...
おさむとかなめの家の後ろには
同じ造りの平家があって
銀髪をひっつめた細い老婆が住んでいた
地味なワンピースにいつも前かけをして
家作の花をかわいがり
ピンクと一対の青いスイートピーを息子と ...
ルノアールで珈琲を飲む
革張りの椅子に座り
香りを楽しむ
入っては出て
出ては入ってくる
人を眺めながら来し方行く末を思う
大学生のころ
通っていた喫茶店はルノアール
だったか ...
きみは
わたしのように怠惰ではないから
ひとりだけ
おとなになってしまった
きみに
あいたくてあいたくてあいたくて
なみだがでるけれど
かりそめに
いきるわたしは
きみの思い出に ...
おかあさん
というだけでせつないときがある
それほどに
おかあさん とは特別なもの
にんげんの
こいぬの
ことりの
おかあさんは
やさしくなくとも
まちがってても
おかあさん ...
地下のボイラー室に
野ネズミの屍骸があるから
片付けて置いて。お願い
妻がそう出勤前に
言って
出掛けて行った
暮らしを維持させる為に
4ナンバーのサンバークラシック
一台にし ...
風邪でやすんだら
テレビの前にふとんをひきなおし
教育テレビを見つめていた
いちばんお気に入りの番組は
はたらくおじさんだった
あの頃働くのはおじさんだった
な ...
ここにいる私たちで
家族になりましょう
名誉も財産も忘れ
森に帰りましょう
温かいまなざしで
老婆の名を呼ぶ
海鳥の群れ
古く錆ついた甲冑を身に纏い
胸当てに薔薇を差した老騎士 ...
好きだと言って拒まれて
あなたを嫌いになっていく
嫌だと言って傷つけて
自分を嫌いになっていく
どうでもいいと困らせて
互いを嫌いになっていく
ひとりになって淋しくて
この世 ...
夏休みが、
明日から休むから
よろしくね!
そういい残して風に乗り
青空の彼方へと飛んでいった
よろしくね!
と言われても
わたくし、天道虫としては
なにをどうすればいいのか
そ ...
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一つ忘れることは
一つ自由になることかも知れない
我々は過去に囚われ
過去に生きているように思うが
想いは日々新しい記憶に塗り替えられてい ...
こんなはずじゃなかった
うまれてくる世界を間違えた
ノートに埋めた忌み名とか
教科書に挟み込んだ死骸とか
見ないふりをしていた
線の引き方は
誰も教えてくれなかった
特別なのうをもって
...
「祝福」 木の若芽
晴れ晴れ 光り光り 朝朝
あいさつするものがいっぱいで
うれしい忙しさ
私より大きなものたち
私より小さなものたち
そのままに生きている
晴れ光 ...
「つばめ」 木の若芽
雲の流れる川が少し明るんだ正午
雨がすむその奥から小さな点があらわれ近づいてくる
あれぞ 勇気の鳥 つばめは
雨ぎらう空をみごとな滑空 また上昇
大きな転向 ...
マスコミの報道は空耳だった
いや、ホラ耳だった
風鈴の音 きいんと透けて
わずかな'かげり'に
縫いとめられた記憶をめくる
甘やかな午睡の あと
ブラインドの引きヒモを握る
強く握って また
ひゅうひゅうと眠ったふりで
憎いのは誰 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
泥
はるな
短歌
0
12/8/6 17:42
雨のち夫
かんな
自由詩
3*
12/8/6 17:33
昼食
山岸美香
短歌
1
12/8/6 12:36
ゴールはバッキンガム宮殿
そらの珊瑚
短歌
3
12/8/6 10:11
誰かの水
〃
自由詩
14+
12/8/6 10:05
隙間
夏川ゆう
短歌
0
12/8/6 8:52
海
スマイル?
自由詩
1
12/8/6 7:14
すこし
るるりら
自由詩
25*
12/8/6 3:47
海面上昇 10
rabbit...
自由詩
6*
12/8/6 3:35
_
渡辺亘
自由詩
1
12/8/6 3:21
1名様
番田
自由詩
1
12/8/6 1:46
空は陸で、陸は空。
唄種
自由詩
2
12/8/6 1:24
光は闇を喰い、一方闇は光を喰う。
〃
自由詩
2
12/8/6 1:21
花一輪
HAL
自由詩
3*
12/8/6 0:49
オリンピック
小川 葉
自由詩
5+
12/8/6 0:09
まえのばちゃん
salco
自由詩
7*
12/8/6 0:00
喫茶室ルノアールにて
kauzak
自由詩
16*
12/8/5 23:59
そっと
竹節一二三
自由詩
1
12/8/5 23:53
母の背中
朧月
自由詩
4
12/8/5 22:12
地下室の悪夢
板谷みきょう
自由詩
0*
12/8/5 21:25
はたらくおじさん
吉岡ペペロ
自由詩
4
12/8/5 21:11
heartbeat
mizuno...
自由詩
4
12/8/5 21:10
自己嫌護
イオン
自由詩
1*
12/8/5 21:09
夏休みの「なつやすみ」
草野大悟
自由詩
2*
12/8/5 21:03
一つ忘れることは / 新生する自我
beebee
自由詩
27*
12/8/5 19:51
manualies
ブルーベリー
自由詩
0*
12/8/5 16:29
祝福
木の若芽
自由詩
3
12/8/5 16:22
つばめ
〃
自由詩
2
12/8/5 16:16
ホラ耳
イオン
自由詩
1*
12/8/5 16:13
鵺
ゆえづ
自由詩
1
12/8/5 15:46
2919
2920
2921
2922
2923
2924
2925
2926
2927
2928
2929
2930
2931
2932
2933
2934
2935
2936
2937
2938
2939
2940
2941
2942
2943
2944
2945
2946
2947
2948
2949
2950
2951
2952
2953
2954
2955
2956
2957
2958
2959
3.96sec.