{引用=(いま、
すこしだけ
銀の傾斜を孕んでください、)}
ください、
と口にすればそれからが暴食
窓際に一列に並べられた人影が
ひとりずつ喪われてゆく ...
生きていたいと願う人々がいるのに
死にたいと言えてしまうのが
人間の安っぽい愛らしさだ
なにもしたくない
なんにもできないのに
呼吸ばかり上手だから
ああ こんな命で ...
{ルビ交響曲=シンフォニー}♯シックス
弦楽が明ける朝の牧歌に
ボクの勃起が目を覚ます
世界の片隅の中心で充血が
エイトビートの殺意を叫ぶ
♪ Bang! Bang! Clang! Cla ...
白熊 パンダの夢見てる
わたしなら
死ぬかもしれないような
夏の昼間の部屋においてきた猫に
早く会いたくて
終わらない仕事を
泣きながらやる
あくびではないよ
眠くて倒れそうだけど
心臓が停止しそうになり ...
ヨシキリザメが泳ぐ
ちいさな町の
ちいさな家の二階に
海はひそんでいる。
右手で白い幅広の帽子をおさえ
車椅子にのったおんなが
吹き荒れる海をみつめて
V字に固まった左腕と
尖った ...
ぎこちない科白
きれぎれの言葉
不恰好にしかこなせなかった
それを悔やんではいないけど
空は高く陽は眩しく
気温はうなぎのぼり
夏
言葉を交わしながら苦しくなる
必 ...
大海原の真ん中で
立ち泳ぎ
途方に暮れて日も暮れて
せめて目指すべき陸地が見えたなら
それが遥かに遠くても
そこに向って進もうと
いのちの限り泳ぐだろう
だが今 四方八方
...
悲しむことは
私にとって一番たやすい
同じ列に苦しむもあるけれど
それは
くらべての話しになって
後味もすっきりしない
さめざめと泣いて
シャワーや霧雨みたいに
すずしくなる効用が ...
何の気なしに言われた 褒め言葉
自分を呼ぶ 名前
それが嬉しくて
微笑む代わりに 聞こえない風が吹く
その 空気管は ちょっとだけ くすぐったい
感動する瞬間ばかりを集めたなら 兵器 ...
インベーダーゲームみたい。bang、それからshoot、戦うことしかでき
ないので自滅の最終章。これはきっと運命なのって、ブロックひとつ
壊して、はねかえるビームにやられた。コンティニュー ...
道を極めると書いて
極道とはね
笑わしよんな
電車は遅れてやってくるだろう
通勤客も 学生も
深く蔭を巻く階段の一足ずつを
うつむいて上っていくだろう
すべて死すべきもの
と歌われた地上で
今日もなお月は
広がる木々の枝々に黄色 ...
わたしがこの世に生まれた
次の瞬間
ご注文はお決まりですかと聞かれた
わたしはニシン蕎麦を注文した
ニシンも蕎麦も
食べるのははじめてだったのに
へいお待ち、と言われて
ニシ ...
勉強で花火見ぬバカそりゃもてん
サナギ
そして誰も居なくなった 暗闇に紛れて
こっそり息をしてる 見つからないように
捨てられない記憶を 自分ごと閉じ込めて
静かに夢を見てる まぶたは開けたまま
いつまでも眩しい記 ...
寿司握りサビ入れ過ぎて50点
お袋と台所に立ち喜ばれ
世界が、たとえようもなく美しくかがやく時間がある。そんな時間のなかに心を浸して、陶然としていた記憶が。詩は、私が全く経験したことがなかったさまざまな事物の相貌を、風の感情を、人智の豊穣さを、私にたいし ...
ホルマリンに
包皮浸した
透明の
小瓶を海へ
そっと返した
やわらかい光のいろを
とらえそこねて
やわらかな泥に沈む
やさしく頬を埋めるので
嘲笑にも目を閉じる
怠惰にしがみついている
その手首が冷え切って
棘が刺さるように
痛むのにさえ
目 ...
すべての夢が
ついえたから
始められるものが
あるように
滅びの明くる朝は
こんなにも
穏やかだから
そこで、
初めて口にしたい言葉
がある
何気ない
ストーリーのよ ...
内臓から
絞り出される渇望
追い詰められていた
それでいて抱きしめられていた
壊そうとしているのか守ろうとしているのか知らないままだった
熱をかきわけ
わたしは生き延び ...
ヤマアラシなあなたは
いつも なにかと考え無しに
針という針を 逆立てて
誰かれ構わず 体当たり
あなたが喋ると みんなが黙る
あなたが通ると みんなが避ける
あなたが怒ると 誰もが謝 ...
台風何号かの接近を数えているうちに
夕暮れの窓から入り込んでくる
それはいつの間にかやってきた
秋の気配をはらむ風
誰かが、もう夏も終わりねと呟く前に
静かに後退してゆく日々を
僕は前 ...
眠りを売ってパンを買った男がいる
腹がふくれても、だから、眠くならない
砂糖が嫌いな男がいる
周囲の人は彼を変人だと蔑んだ
砂糖は誰もが好きなものなのだろうか
...
ひねくれてたって
いいじゃないか
君のココロは
広い空と
深い海が
ちゃんと
受け止めてくれるよ
そして
君を想う僕も、ね
ほら
空には
まっすぐな
飛行機雲
苔色の水のうえに
釘が一本刺さっているのを
みとめて、きみは
小さく立ち止まった
むし暑い夏の午後の風は
邪悪な商人のように
きみのポケットには ...
水に浮かぶ気泡は
儚い恋心のように
儚い命のように
生まれては消え
近づいては離れ
漂っては弾け
消えては生まれる
なんのために生きる ...
『そしてまたあなたは』引き金を
ひく
ぱちゅん
で
ぼくはしぬ
なにも
股間をねらわなくてもいいのに
おもう
股間をねらわなくても
と
人間は考える葦だ
と
おもう
でも
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鳥葬
紅月
自由詩
3*
12/8/27 0:42
ヘビー・ライフ
霙小町
自由詩
2
12/8/27 0:29
田園REDRUM
salco
自由詩
3*
12/8/27 0:23
白熊 パンダの夢見てる
北大路京介
自由詩
9*
12/8/26 23:36
りゆう
蒼木りん
自由詩
1
12/8/26 23:36
くじら帽子のおんな
草野大悟
自由詩
4*
12/8/26 23:32
不恰好にしかこなせなかった
kauzak
自由詩
6*
12/8/26 23:15
遥かな灯
ただのみきや
自由詩
16*
12/8/26 22:42
夜の過ごし方
朧月
自由詩
3
12/8/26 22:30
ファインダー
藤鈴呼
自由詩
8*
12/8/26 22:26
きみが架空の主人公
しもつき七
自由詩
25+
12/8/26 22:17
笑わしよんな
HAL
自由詩
7*
12/8/26 22:10
すべて死すべきもの
オイタル
自由詩
4*
12/8/26 21:43
注文
小川 葉
自由詩
4
12/8/26 21:38
楽しみ知らず
ペポパンプ
川柳
2*
12/8/26 21:27
サナギ
itukam...
自由詩
0
12/8/26 21:12
ガッカリ
ペポパンプ
川柳
1*
12/8/26 21:09
台所
〃
川柳
2*
12/8/26 20:48
日々の雑感
るか
散文(批評...
2
12/8/26 20:19
青春短歌12
花形新次
短歌
0
12/8/26 19:36
沈下
ブルーベリー
自由詩
4*
12/8/26 18:57
思いでの向こうに
るか
自由詩
3
12/8/26 18:51
夏を弔う
______...
自由詩
1
12/8/26 16:32
かたちのない針
結城 希
自由詩
0
12/8/26 15:35
「ヒグラシが鳴いている」
ベンジャミン
自由詩
5
12/8/26 15:27
惰眠
凜
自由詩
1
12/8/26 15:05
飛行機雲
うずら豆
自由詩
1+*
12/8/26 13:29
水のうえの釘
草野春心
自由詩
3
12/8/26 12:24
気泡
ジュリエット
自由詩
1
12/8/26 11:39
くい
鉄
自由詩
1*
12/8/26 11:28
2917
2918
2919
2920
2921
2922
2923
2924
2925
2926
2927
2928
2929
2930
2931
2932
2933
2934
2935
2936
2937
2938
2939
2940
2941
2942
2943
2944
2945
2946
2947
2948
2949
2950
2951
2952
2953
2954
2955
2956
2957
4.78sec.