窓の外には
透明な沙漠の夜があり
銀の虹が架かっている

深緑のテーブルクロスの上には
白い皿があり
その上には一篇の詩がある

その席は誰のために用意されたのか
いつしか銀 ...
  左眼にいっぴきの蛇
  右眼には、たくさんの魚が泳ぐ
  蒼いみずうみを湛えて
  あなたは笑う
  とてもアンバランスに



  血と肉と骨によって
  それから、回 ...
君が何も愛さないなら

君は何からも愛されないだろう

君が世界を笑うなら

君は世界から笑われるだろう

君が花を踏みつけるなら

その花の痕は永遠に君の足裏に残るだろう

...
射撃競技
負けそうになれば
無差別に
発砲して
メダル強奪
うごうごうごうご地下鉄ゾンビ 腐った肉片引き摺り回し
うごうごうごうご地下鉄ゾンビ ハイソなOLつまみ食い
うごうごうごうご地下鉄ゾンビ 濁った眼であの娘を見つめ
うごうごうごうご地下鉄ゾンビ  ...
ぼうっと 暑かった

体温を測ったら 丁度 37度5分だった

暑く感じる体とは 裏腹に

心は 凍てついて 寒かった


「そんな 純真無垢なことを 言ってみよう」 


...
歳時記を紐解いてまたあきらめる

光の彫刻館のマスター朝のウオーキング中

バーボンの琥珀に魅せられて眠る朝

分類学と記号論との区別もつかぬこの頭

レスポールのポールコゾフの溶ける ...
空のにびいろを映して
川面がはにかみながら
揺らいでいる
風の手のひらのなすが

ままに
ただしく海を目指しながらも
どこかに
屈託

これが、これがね
教えてあげる東京の色
...
目を醒ますと
わたしは絶海の孤島に流れついていた
濡れた衣服を乾かすため
焚き火をしようと
木を集め
薪を割った

スコーンと
こだまが返ってきた
最後の一斧を振るった
誤ってスコ ...
きょう一日をやりおおせた
とおもうのは
はげしい気もちをした日とか
ふかく考えをした日とかでなく
よっぽどの働きをした日でもなく

さるすべりの花の咲いてあるのを数えたり
五つからな ...
さか立ちして
空でおよいだ

ふようの花が
あしたしなびるのに
ぱあ とひらいてみせたりするさまが
頬紅とにている

あるいはいつものぼる太陽と
にているかもしれない
あしたし ...
死ね死ね死ねって
呪詛百句
有りもしないのに
何かが遮る
賽を振る
見知らぬ土地で
星六つ
進め進めど
見知らぬ光景
ある程度
鈍器で殴り
放置する
立とうとしたり
寝たきりだったり
僕は童貞だから恋愛詩に説得力がある。 あれもこれもみなそれも。
なにもかもがこれみよがしに。
それはそれ、これはこれ。
かくあるべしと夢見る天秤。
冷蔵庫を開けて茸を裂いた。
裂いた茸を並べて干した。
干した茸を水から茹でた。
茶色いお湯に乾麺浮かべた。
浮かべた乾麺箸で押さえた。
箸で押さえてゆっくり混ぜた。
ゆっくり混ぜて冷まして ...
梨の実が旧い館の椅子の上に置いてある。
静物画を描く青年がブロンズ製の髪の毛を流しながら、
河のマネキンを浚い取る掃除夫に腕を授け渡す。
それは広間へと続く廊下の壁掛時計に引っ掛かってい ...
東京の真ん中を歩きながら
無意味な産業についてを考えていた
日本が世界に誇ることができるサービスとは?
だけど そんなものはないのだろう


日本のやりかたは通用しないが
誇れるもの ...
長い時間がつくった
岩の固まり、山のもようだった

それはとても静かな時間で、
隣にいる人が誰だったか、ふとわからなくなるくらいの
年月の詰まったギザギザ

波の穏やかな水面のまん中にあ ...
 もしも僕が詩集を出したら

 その詩集
 クルクル丸めて
 棒みたいにしちゃってよ

 そしてそれに
 コンドーム
 被せちゃってよ

 コンドームだよ
 コンドームだよ

...
はつなつに絡まる雪がふやけ出しわたしのもとに届く霧雨


{引用=
七月は暑くて、暑くて
水際を探して歩き回っている
運よく見つけた堤防にのぼりながら
そそくさと
身分証明書を書き
...
生きてるうちに
何回生理があるかな
ぼうっとしながら
打ち上げ花火の音を
聞き分ける
次の瞬間には
こんな状況の
自分を呪っている
あたらしいくうき
深く呼吸をしてみる
月は満ちて ...
乾いてしまった心

えぐられる心

容赦無い言葉

癒えることのない心の砂漠

雨が振ってこないかな?

いえた心の砂漠に水を与えたい

でも、雨は降って来ない

カラカラ ...
あなたの夜に入り込んで 眠り続ける

腐敗した 薔薇の花を 投げ入れた 失われた影に

安らかな苦痛と 砂漠への愛を 

目の前が 次第に 赤く染まっていく


何度となく 惑ろんで ...
何かを言おうとしたまま
羽蟻に覆われて行く 月

寝苦しい夜の何処からか
微かに   悪寒が流れ
顔を隠した二人の忘却が
そっと  水浴びをする

乳房のように膨らんだ闇 
白い 流 ...
ただいま
おかえり

それだけで
わかりあえてる気がします

こたえあわせをしないまま
ねむる夜でもいいじゃない

なんにもいわないをせめないで

ころんととけてるグラスの氷
...
毎晩3人の『子ども達』と一緒に寝る。

名前は

『ライオン丸』

『ライ次郎』

『うさこ』。

9年前にとある雑貨店、いや、『産婦人科』で

発見、いや、『出産』した。 ...
名前を呼んでほしいんだ
君が呼んでくれたら
僕はこの世界に 存在していられるから
たとえ 呼ばれたそのときに
存在していなかったとしても

覚えておいてほしいんだ
一人でも多く 覚えてい ...
戸惑いの中で見つけたのはあなたの飾らない優しさだった 
戸惑いの中で触れたのはあなたの手のぬくもりだった 
例え偽りだとしてもそれでもいいと思ったの 
心のままに掴んだこの気持ちを信じていたいか ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
Happy Birthday塔野夏子自由詩3*12/8/5 11:53
アンバランス草野春心自由詩312/8/5 11:40
育てる花yamada...自由詩112/8/5 10:44
スポーツ短歌26  オリンピック感動編花形新次短歌012/8/5 10:32
地下鉄ゾンビポチョムキンの何気ない日常只野亜峰自由詩012/8/5 10:25
経て 辿り着かずに ここから黒ヱ自由詩1*12/8/5 8:38
ブレイクスルー梅昆布茶俳句312/8/5 7:14
手紙もっぷ自由詩312/8/5 6:59
再生灘 修二自由詩2*12/8/5 6:27
やりおおせるはるな自由詩312/8/5 4:03
頬紅自由詩212/8/5 3:54
_子役大好き短歌012/8/5 3:46
短歌112/8/5 3:44
短歌112/8/5 3:42
ときに。自由詩012/8/5 3:38
ドンドンドン・ドンキー自由詩012/8/5 3:30
乾麺自由詩112/8/5 3:22
雑草の花・鯨の皮膚高濱自由詩212/8/5 1:43
きっと、車だけではなく番田 自由詩012/8/5 1:26
山のもよう明時 樹自由詩212/8/5 1:12
僕の詩集藪木二郎自由詩012/8/5 1:07
そのままにする佐藤真夏短歌3*12/8/5 1:04
花火自由詩112/8/5 0:43
砂漠の心月乃 姫花自由詩2*12/8/5 0:16
安らかな 意識nia自由詩112/8/5 0:13
冷熱帯夜ただのみきや自由詩21*12/8/5 0:07
晩酌のひと朧月自由詩212/8/4 23:12
『子ども達』永乃ゆち自由詩9*12/8/4 22:29
サブアカウント結城 希自由詩212/8/4 22:23
伝言文字綴り屋 ...自由詩012/8/4 22:22

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