その日暮らしの日射しを避けない
あ、あたらし、な、な、
死のう、一緒にな、詞無くなって
海が見えるか
何も見えないか
私と君と君と、多分君が
どこにも居ないでいられる楽園が
何も見えない ...
今使っている自転車をいつ買ったのかを思い出すと、それはかなり昔の話だった。当時は、神奈川に住んでいた。駅の向こうにある、自転車屋でそれを確か、僕は買ったのだった。オレンジのつなぎを着た人の売ってくれた ...
森を下る
雨粒は
木々の隙から落ち
葉を伝い
流れ集い
地をじっと濁す
私は抗いたい
貪り尽くしたい
見上げても
どうともならない
午後五時に
叛心は
裂かれた潮の ...
悲しいですね
人は誰でも独りで生まれ
独り死んでゆく
後ろ姿を追いかけても届かず
想い人が亡くなっても日々は変わらない
☆
楽しいですね
...
願わくば
五月の空に浮かぶ
羊雲になりたい
ぽかり ふわり
風に吹かれて
☆
強がりな若葉に誘われて
渓谷の流れに身をまかせ
透明な水に ...
手先の器用な人が作る
天の川銀河なんて
ちょうちょになったり
おふねになったりして
天を見上げるだけの僕とは
まるで不釣り合いな
今や昔も、単なる朝
荷馬車に揺れて、 ...
どんなに私が
世界を
愛しても
世界は変わらない
ならば己が変わる
雨降りの日に
部屋に篭もり
ひとり積み木を
積んでいく子に
涼やかな風、
すーっと一筋
網戸から
まばたき
二度、三度
見開かれた眼、
積まれゆく積み木
色とりど ...
風のささやきに誘われて
釣り人は初夏の{ルビ渓=たに}に分け入った
モスグリーンのいで立ちの彼は五月の若葉に溶けて
神経質な魚たちの警戒心を得ることはなかった
川面に近づくには音を立ててはいけ ...
苦しみを通りこしたる刻の果て
茶番の底にある静けさか
小学生の男の子が
人知れず深刻に悩んでいた
「自分がどこから産まれたかということで」
ママに恐る恐る尋ねたら一喝された!
この男の子は
「ママのうんこの出るところから産まれた」
と思い込ん ...
美しく
哀しく敏く
青白く
心優しい
...
暮れかかる街並みに
オレンジが引き潮のように
消えてゆき
すこしだけ悲しげな
夜がやって来る
ほんのりと満月をみあげて
流れる雲のかたちを目で追う
子供が描いたT-R ...
意識の
幾次元もの
潜り抜け
やっと正気保ち
正気保ち意識の幾次元へと
「さよなら」の無い次元に逝く前に
「こんにちは」の言い方を
覚えなければならない
...
もうすぐ夢が終わるってときに
あなたは顔を洗おうとしている
集めた虹が泡になって消えていくときに
世界は痙攣して
わたしは吐き出される
あなたは顏を洗っている
洗面台に残った泡たち ...
蛇が布団の上で死んでいる。いつから死んでいたのか知らない。腐ってはいないが干からび始めている。とても大きな蝿が一匹ぶんぶんと飛んでいる。開け放しの窓から風が激しくて臭いを感じることができない。反故紙が ...
●学校の子供たちに数学を教えている●わたしは●数学の教師●学校が済むと直ぐ帰って●二階へ上がって●二階の書斎で●読みかけの本を読んでいた●やがて●暗くなり●窓の外を●夜の間にひどい雨が降った●その ...
○「プライド」
「先生様」
と保護者や地域の方に呼ばれている時代は
たとえ給料が安くても
どんなに忙しくても
子供の指導に情熱を持っている先生が
多かったように思う
子育てもそうである
...
先週免許の更新に行ったのだけれど、そこでは講習はやっていないとのことで、門前払いされた。ハガキをよく見ると、確かにその誤った解釈を指摘する内容のことが書いてあった。帰り道は不愉快で駅前でやっていたダン ...
漂泊の時の彼方
伏せられた栞
緑の草原に風が吹いている
樹木にもたれて読書している
きみは近づいて訊く
「なにを読んでいるの」
雨粒は草地に落ちて雲間には嵐の予感がす ...
そこに愛はあるんか?
あるさ 愛はある
夜の散歩 カーテンから漏れる光
少しの隙間から覗く エアコンの白
漏れるテレビ音 美味しそうな匂い
愛はある ただ
自分の部 ...
何も言わずに死んだけど
あの男は何一つ知らなかったのかもしれない
騎馬民族は動物の皮をとても上手に剥ぐ
虎は全身の皮を剥がれても走り回る
羊はすぐに死んでしまう
羊毛の刈り取りをするのを ...
日々豊かに降り続く雨は
山の頂きから川を下って
大地を潤し
海へと流れ
やがて世界の端から
宇宙へと降りそそぐ
波に流されるまま
地球からこぼれ落ちた私
遠ざかっていくのは
距離 ...
大切な悲しみを
傷つけて
悲しくなる。
光る風は
美しいままなのに
・
見えないのに在る
そよ風は
光り
さびしいこころに
吹いて来る
・
のっぴきならない
...
初夏の風は柔らかく囁いた
緑の渓谷が呼んでいると
五月の魚たちは強がりだから
下手な仕掛けでは釣れない
明日は三時に起きて行こう
浸っている
ひたひたと浸っている
あなたのなかにわたしひたり
わたしのなかにあなたひたり
あなたのなかにわたしひたり
繰り返し繰り返し
浸っている ひたひた浸っている
...
ぎゅっとにぎった手のひらに伝わる金属の鎖の冷たさ
そっけない硬い木の座面
離してはだめだよ と降ってくる、声
靴底で蹴るとざらっとして土埃
膝で漕ぐたびに
行ったり来たり
ふりこはゆっくり ...
地の悲しみの澱を素足で吸い上げて
嘔吐する
花びらの金魚
収めきれず
破裂するまなざしの気配
その歌が流れると
わたしの中に風が吹き草木を揺らした
ことばは糸でつないだ骨片や貝殻のよ ...
○「お相撲さん」
*お相撲さん怪我が多いのは
太りすぎのせいか!?
*お相撲さんのおっぱいゆらゆら
吸ったらちゃんこの匂いがする
*お相撲さん
でっかいお尻とお腹
尻拭きは自分で ...
{引用=
「皆の幸せのためなら、僕はどうなってもいい」
――丸喜拓人『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』
}
痛みが穿つ伽藍の中心で、黄金の螺旋を重ねる術語があり
折り ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ゆめものがたり
這 いずる
自由詩
2*
24/5/29 2:00
自転車のことなど
番田
散文(批評...
0
24/5/29 1:34
雨降り
Giovan...
自由詩
5*
24/5/29 1:06
五行歌 二首
レタス
自由詩
8*
24/5/28 23:47
五行歌 三首 初夏
〃
自由詩
6*
24/5/28 22:28
自愛
あらい
自由詩
1
24/5/28 17:29
※五行歌 「ならば己が変わる」
こしごえ
自由詩
3*
24/5/28 17:11
雨降る街の子のうた
ひだかたけし
自由詩
4*
24/5/28 17:02
初夏の釣り人
レタス
自由詩
7*
24/5/28 15:56
人生はゲームをクリア人達のFIREみつめたその先にある、、、 ...
足立らどみ
短歌
0
24/5/28 8:30
性教育
zenyam...
自由詩
2*
24/5/28 7:49
美しく獰猛なブルー
TAT
短歌
1
24/5/27 21:22
駆け抜けたい
秋葉竹
自由詩
4
24/5/27 20:28
五行歌、詩想・さすらい
ひだかたけし
自由詩
6
24/5/27 19:24
夢が終わるとき
はるな
自由詩
4
24/5/27 13:26
蛇
佐々宝砂
自由詩
10*
24/5/27 10:21
Spinal Cord / Nappy Sphere Edi ...
田中宏輔
自由詩
9*
24/5/27 9:28
独り言5.27
zenyam...
自由詩
2*
24/5/27 9:02
免許センターの道のり
番田
散文(批評...
1
24/5/27 1:57
All Things Must Pass
ryinx
自由詩
6
24/5/27 1:22
そんな今を
短角牛
自由詩
4*
24/5/26 23:58
ねじまき鳥
藤原絵理子
自由詩
3
24/5/26 23:02
天空の果てを想う
ヒロセマコト
自由詩
10*
24/5/26 22:44
※五行歌 六首「命ひとつ 生きるのみ」
こしごえ
自由詩
5*
24/5/26 21:49
五行歌 釣行
レタス
自由詩
4*
24/5/26 19:54
繰り返す
ひだかたけし
自由詩
4
24/5/26 17:04
小さな冒険者
そらの珊瑚
自由詩
13*
24/5/26 14:43
あの虫がいるのは窓ガラスの内側か外側か
ただのみきや
自由詩
5*
24/5/26 14:07
独り言5.26
zenyam...
自由詩
2*
24/5/26 9:23
Another Ideology
痛
自由詩
4
24/5/26 9:12
262
263
264
265
266
267
268
269
270
271
272
273
274
275
276
277
278
279
280
281
282
283
284
285
286
287
288
289
290
291
292
293
294
295
296
297
298
299
300
301
302
加筆訂正:
あの虫がいるのは窓ガラスの内側か外側か
/
ただのみきや
[24/5/27 21:15]
修正
小さな冒険者
/
そらの珊瑚
[24/5/26 21:09]
加筆しました
2.94sec.