ありがとう
空よ
私の至らない部分が
人のこころを傷つけてしまうのは
私が至らないからです。すると
みんなが至らないよ、と
空は
青ざめてくれる
空よ
ありがとう
いくつかの雲は  ...
ライナスのナイフは安心ナイフ
あの時ナイフがあったから
血は流れなかった

ライナスのナイフは安心ナイフ
言葉は役立たずだったから
血は流れ続けている

ライナスのナイフは安心ナイ ...
  梱を解く
  潮風に鳴る 缶ごみ
  いろどる 比喩たちの面皰

  梱を解く
  あなたの二枚の手を思う
  ひらたく延ばした糊状の意味

  荷はひろげられたまま
  ...
馬鹿な連中が屯していたって
今日は気にしない
街角の商売女にだってそうさ
何故なら今日俺は大宮少女に会いに行くんだから
京浜東北線に揺られ荒川を越えてさ

一週間は長い
デスクに坐ってパ ...
リハビリ中

リハビリなか

なか‥‥シホ
高速で切り刻まれた、記憶の断片の産卵、街路の水溜りの中で澱んだ紙屑になる、血を感じられない日々の中で神経組織が煙を上げている、いつでもどこか鼻腔が焦げ臭いのはきっとそのせいさ、都市の回転はドラム式 ... 魚屋の前ではきっと
夕焼けが足りないと 
うつ向いてしまうのだろう



戻って来た理由もどうでもいいので
僕も
ほんとにくさいと笑って食べた



世界の全てが ...
どこでもないここで

或るものを在らしめる、
生動する思考そのもの

やわらいでゆくことば、
広がる光の大地溶かし

どこでもないここで

太陽を直視しながら、
躍る無限の緻密さ ...
三連覇すれば充分なのかもとカープのファンは四連覇願う

湖の綺麗な水に触れてみた地球の愛として湧き出た水

湧き水のお薦めの場所教わったやや山奥の薄暗い場所

世羅町は空気美味しい花の町観 ...
神様がいないことをこれほど欠損と感じるものか  苦悩というものについては、ぼくは、よく知っているつもりだった。しかし、じつはよく知らなかったことに気がついた。ささいなことが、すべてのはじまりであったり、すべてを終わらせるものであったりするのだ。た ... この場所で根を張ったから逃げられず
だからホテルは優しいのです



堂々と孤独になった暁に
戻っておいで魚の私



何気ないニュースでやっと知る彼の
身長体型年齢までも

...
自称詩人はすべての面で
足りない奴らだが
その中でも最も足りないのは
ユーモアだと思う
クスッとでも人を笑わせるものを
書いてみろ
書けねえんだよ、これが
本人は面白いと思ってるんだろう ...
相手を嫌えば
自分も嫌われる
相手を好きになれば
自分も好かれる
人間関係お互い様
口で言わなくても目でわかる
口に出して言えばもっとわかる
好きな人嫌いな人苦手な人
人はさまざまそれ ...
蘇芳色













































...
  


あの日の雨は
もう降らないのかもしれない
もう降っているのかもしれない



明日
海を見にいこうと思う
海を、見にいこうと思う



辞書の文字が夕焼けに溶け ...
地球は青いだけじゃない
生命の熱を感じる赤色や
全てを優しく包み込む黒色
身体を潤す美味しい水色がある
そして醜く汚い人間色も
ここは色とりどりの世界
情報が置換されて
一つの星になったら
運命の日
恐喝するリングドール
八月の革命
双生、パウダー、稲穂

道程の中で触れていた
矛盾の正体がわたしだった
藁を積んだ小屋
非道な支配 ...
すんと湧いて
すぅうと透ける
うっすら凍り付いた
たましいの音階波打ち

ぽっとぱっと灯る響きの光
鉄橋のなかを疾駆していく
空の青み際立ち笑いながら

 たましいの音階波打ち
  ...
くびながりゅうが待っている時間旅行の旅はいかが

めぐる四季みをつくすしき、空席


秒針の音ねがえりをうつ
旅に果てたんぽぽに酒

はてふかしちちろちちろとなく虫のいて彼らのうたうセ ...
幽玄の
間合いたたずむ
人ひとり
忘れないでね
忘れるものかと
何でも無い午後の風と
悲しい思いがする そんな
毎日の中を流れている
公園の前で


何でもない日々にある
今は そんな 感覚と
意識の中で生きている
電子工作の手を止めて


...
 
 リビングで 朝
 外の光がもれこんでいる廊下の床に驚いた

 玄関が 開いているのだ

 シルエットの人影
 何故だかすぐに 母だと分かった
 どうして 敷居を跨がないの?
  ...
リズムから溢れる符牒符合をかき集めては
かき集めてはため息ばかりついていないで
今にさよなら半歩先昨日にあばよと階段を
詩を書くことの出来るよぼよぼ歩く老人の
ご老体の影のマス席で韋編三絶繰り ...
 早朝散歩を昨日から始めた。昨日も今日も雨。そして今日は寒く、防寒着を着込んで歩いた。たぶん霧の先の見えない山々は白くなっていることだろう。たぶんだが、この寒さを予知してカメムシの越冬隊がおびただしく ...
玩具のミニカーに乗りたい、と
息子が言うので
助手席に乗せてあげた
エンジンが無いと動かない仕組みを
なるべくわかりやすく伝えた
息子は勉学に励み
大人になって
ミニカーに ...
かさかさと地面をすべってゆく、殺伐とした風に、押しだされた、すっかりと茶色くなってしまった落ち葉も、もう動かなくなってしまった蜘蛛の手足も、気まぐれに、かるく爪弾いただけで、いともたやすく砕けてしまう ... ―あなたはどんな茶葉だったの?
へバりついっチャってたからアタシ
―どこに?
チャんとおぼえてないんだけどタシカ
―湯呑み?
シャンハイ
―チャンハイ?
はい
―どっち?
チャンハイ ...
膣は穴じゃない
日頃、閉じている扉の向こうにあるものは
それは穴じゃない
迷いこんだ樹林の枝を入れるべき穴はない
天空に唾するとき岩の戸は閉ざされ空が落ちる
雷鳴 豪雨の闇の中 
あれは穴 ...
パリパリのラスク
粉がこぼれて
僕のスカート汚した
僕のお気に入りのスカート
この地球を産んだという
大層立派なスカート
夜空に翻る
白い足がちらりとのぞく
宇宙の一部も隠してしまう
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
失礼しますこしごえ自由詩11*23/10/24 11:27
ライナスのナイフ竜門勇気自由詩2*23/10/24 10:41
梱を解く草野春心自由詩323/10/23 22:59
大宮少女花形新次自由詩123/10/23 22:24
リハビリシホ.N自由詩1+23/10/23 22:15
壊れた受話器に泣かないでホロウ・シカ...自由詩2*23/10/23 21:54
okaeri.com 1-10AB(なかほ...自由詩623/10/23 20:43
詩想25ひだかたけし自由詩423/10/23 16:36
花々夏川ゆう短歌423/10/23 15:15
欠損かち自由詩123/10/23 6:21
陽の埋葬田中宏輔自由詩11*23/10/23 1:00
あの夢が本気だったと本当は妻咲邦香短歌323/10/22 21:16
猿之助の手法花形新次自由詩123/10/22 21:00
人間関係ラップ(改訂版)zenyam...自由詩4*23/10/22 20:21
Redder than redTAT短歌123/10/22 19:09
sayonara.com 1-10AB(なかほ...自由詩1223/10/22 19:08
いろいろないろリィ自由詩1*23/10/22 19:02
プール、放射、機械竜門勇気自由詩2*23/10/22 18:26
魂の鉄橋ひだかたけし自由詩6*23/10/22 17:21
歌2wc自由詩5*23/10/22 16:30
幽玄足立らどみ短歌323/10/22 13:18
ある年の日曜日番田 自由詩323/10/22 13:09
玄関リリー自由詩5*23/10/22 12:57
たぶん都会で生まれ育った人には無理だと足立らどみ自由詩4*23/10/22 6:47
十月末、心の置き場を探す日々山人散文(批評...4*23/10/22 6:24
落とし穴たもつ自由詩723/10/22 1:07
雪虫本田憲嵩自由詩923/10/22 0:58
茶葉たちのチャばなし(お椀なし)菊西 夕座自由詩3*23/10/22 0:43
膣は穴じゃない松岡宮自由詩8+*23/10/21 22:52
合格妻咲邦香自由詩3*23/10/21 21:54

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加筆訂正:
美しい灰/ただのみきや[23/10/22 14:23]
数か所修正
3.12sec.