胡座をかいた膝のあいだにむりくり
もう小さくもないからだを収めて
炬燵に当たる
そうやって君は私と
お団子になる
つむじの巻き方が似ているとか
爪の形が似ているとか
やわらかなものだけく ...
これは わたしのナイフ
或いは短刀
名前は つけなかった
ナイフ
切るもの何も 持たないが
これぞのきらり
雨上がりの露地の 手ひどく乱れ
そのまま、ただ突かれ
木偶らしい
...
初めての徹夜は冒険だった
満点の星々とか雲隠れする月光とかではなく
眠りという必然性への挑戦だった
眠らない力があった
今や眠る力さえない
眠るのにエネルギーが要るなんて
早起きとは聞こえ ...
ひらかれ
すすむ
こころ、
ことほぎ
孤独、
寄る辺なき
魂の
力と化す。
自称詩人たちの
自称詩人ごっこが目に余る
優しい心のおじさんは
悲しい境遇の人々だから
ある程度は大目に見てきた
本当は
一人一人訪ねて行って
鈍器で頭を殴ってやりたいぐらいなのに
黙 ...
『生きていてもいいですか?
と
だれも問いたい
その答えを
だれもが知ってるから
だれも問えない』
これ、
なんてったっけ?
国語の
古文かな
の授業でかつて ...
一筆で描く小舟や草かすむ
休日の朝食には時々ピザトーストをつくる
パンはグラハムが一番だがライ麦系ならまずはよい
下層から トマトケチャップ
玉ねぎ ベーコン ミニトマト ピーマン
そして融ける ...
まざまざと見せ付けられる
世の流れ、森羅万象
襲い来る孤独の波に
戦慄く躰、擲って
涙の夜も、遠くなり
君の瞳の奥までは
一歩ずつでも、前に進みたい
何もかも、もう終わりでも
誰も何も ...
朝の光に華やかな
紅梅の花の群れ、流れて揺れて
意識、うっとりあけてひらき
紅の点描、今や無数無限
朝の光彩を闊達に浴び
光景に溶け入るわたしが居る
○「悩み事」
逃げれば
追いかけてくる
○「死」
どんな人でも
最期は
ひとりで
死んでいかなければならない
こんなに悲しい寂しいことはない
しかし
これだけは絶対にまちがいの ...
君は生まれてから一年半、少しずつ表皮を脱ぎながらも、もうろうとした世界の中心できらめく窓を一つも持たなかった。君は窓のない世界で完結しながら、しかし窓は少しずつ成熟を重ね、ついに曙光とともに開いた。君 ...
駅から家までゆっくり歩いても20分のところを
疲れ切ってしまっていてタクシーに乗った
途端に
意識が朦朧としてしまったら
途中で何人かの人が乗ったり降りたり
乗り合いしてきたのだが
顔 ...
『アミ小さな宇宙人』
て本があるらしい。
実際読んだわけではなく、
(ちなみに現在廃刊とのことです)
YouTubeのちょっとイカれてる(?)解説
のを、みて知っ ...
混乱と叫喚が殺伐とした公演から
喝采が剥がれ カーテンコールが轢かれたときに
眼光に直結する額縁を掛けかえる
今宵の円舞曲は
ネオン街に煤けた焔の幕にございます
憑物を尾としたポートレートが ...
肉
病んだ肉体、
夜の訪れと共
冷え硬直し始め
にもかかわらず
私は感じる、
夜想の宇宙に
烈開スルこの瞬間、
在るもの達 奏で
そのヒビキ微細に
在ること ...
春を待てずに死んだ鳥が
玄関先に落ちている
三角桑で小さい穴を掘ると水仙の球根
その隣に埋葬する
墓のように石を積み
水仙に悪いなと思い取り除き
盛り土にする
陽は暖かく風は冷た ...
雨の中
土が崩れていく
森は即かず離れず遠い
石の外れた指輪
切り取られた
あなたの指
なぜここにあるんだろう?
なぜ銃を買わなかった?
そんなことをしなくても
バックスペースで ...
つまり夜
泣きたほどの切なさに
震えてしまうがけっして泣かない
ねぇ、君の
夢をあたしに聴かせてよ?
ぜったい応援するから、ぜったい
罪という
心の ...
二月二十日 火曜
天氣 雨
起床 六時二〇分
就床 十時二七分
朝礼の時奥田先生より整頓清潔についてお話がありました
音樂の代りに体操がありました
東西合併でした
六限は手藝 ...
うっすらと
満遍なく
広がる
絹糸のような
貴女を
懐かしく感じるたび、
凝集する眼差し
厳しく自戒する
この旅に終わりは無いと。
夕市の瓶きらきらと冬の詩
ロレツの回らぬほど酔った男が
何度も同じ事を怒鳴りながら
女に絡みついている
能面の様に 厚ぼったい女の顔は
何の感動も示さず
唯 その口だけが別の生き物のように笑ってい ...
○「弓道」
僕は若い頃からかっこうをつけることが
大嫌いだった
かっこうつけているといわれることは
とても嫌なことだった
しかし60の手習いで弓道を始めるようになってから
弓道の先生か ...
凪いでいた
こころは
畑の隅に捨てられた乾いた豆の鞘のよう
燃やされることもなく
冷気の中で目を覚ます
落日よ
遠く烏たちを巻き込む業火の蕾
咲きもせず散りもせず
ふくれあが ...
神に祈りを捧げてみても
祈りのなかにも神がおり
神は透ける祈りを楽器にこめて
あたかも空気が氷と化すように
不変の裸像を音色でかたどる
かくして私がいつも祈るは
心 ...
丸目二灯のヘッドライト
昔のクルマは同じ目元でも
違う個性を出していた
見開いた目は遠くの獲物を狙い
獲得できる期待感があった
リトラクタブルライト
瞳を閉じて佇む
夜に目覚めるラグ ...
ちょっと前に誰かが言ってたアイディアを借りて作ります。
要するに「レコ☆ポエ」の詩人版です。
「現代詩フォーラム」内でこの詩人が好き、この人のファンだという気持ちを表明しちゃってください。
フォ ...
テレビの横に置いてあった砂時計
忘れていた
どうしてここにあるのかも解らないくらいに
真夜中の静粛の中で返してみる
音も立てずに時を流して行く
流れる砂も ...
今日、目の前で破れた昴の者もその内に
那由多の磨(ま)を千の船でまたがる
付随にも割れたニンゲンは死角に経つて
未だ弱く、花と移ろい余光に迫るころ
凛として殺されるもの
芳醇という ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
にじいろ
吉兆夢
自由詩
2
23/2/26 21:51
ナイフ 或いは名前
soft_m...
自由詩
1
23/2/26 21:21
睡眠と夜明け前 俯くおじいちゃん
空丸
自由詩
7
23/2/26 20:53
言祝ぎ
ひだかたけし
自由詩
6*
23/2/26 19:48
いい加減にしないと絞め殺すぞ自称詩人
花形新次
自由詩
2
23/2/26 19:18
知らなかった答え
秋葉竹
自由詩
2
23/2/26 15:15
草かすむ
足立らどみ
俳句
3*
23/2/26 12:18
ピザトースト
八重もぐら
自由詩
3*
23/2/26 11:08
修羅
なつき
自由詩
2*
23/2/26 10:19
紅梅
ひだかたけし
自由詩
12*
23/2/26 10:17
独り言2.26
ホカチャン
自由詩
2*
23/2/26 7:41
照応
葉leaf
自由詩
0
23/2/26 6:44
乗り合いタクシー
足立らどみ
自由詩
4*
23/2/26 5:05
世界を滅ぼす愛
秋葉竹
自由詩
0+
23/2/26 4:19
冥想の庭
あらい
自由詩
1
23/2/26 2:32
夜想24〇意識という舞台
ひだかたけし
自由詩
5
23/2/25 22:07
resemblances of our sphere
mizuno...
自由詩
2
23/2/25 21:59
you threw away all the umbrell ...
〃
自由詩
0
23/2/25 21:33
ゆめなかの愛
秋葉竹
自由詩
1
23/2/25 21:31
女學生日記 五十六
TAT
散文(批評...
0
23/2/25 20:53
熱 失われ、また生まれ
ひだかたけし
自由詩
5
23/2/25 19:45
辞世ではない。02
るー
俳句
2
23/2/25 19:14
木屋町にて
リリー
自由詩
4*
23/2/25 15:09
独り言2.25
ホカチャン
自由詩
1*
23/2/25 14:35
土と銀
ただのみきや
自由詩
2*
23/2/25 11:22
ガラスの外れたあばら窓
菊西 夕座
自由詩
3*
23/2/25 9:36
丸目二灯の独り言
イオン
自由詩
0
23/2/25 9:27
好きな詩人
会議室
23/2/25 3:46
真夜中の砂時計
佐白光
自由詩
2*
23/2/25 2:14
地球照の詩
あらい
自由詩
1
23/2/25 0:54
275
276
277
278
279
280
281
282
283
284
285
286
287
288
289
290
291
292
293
294
295
296
297
298
299
300
301
302
303
304
305
306
307
308
309
310
311
312
313
314
315
加筆訂正:
乗り合いタクシー
/
足立らどみ
[23/2/26 12:46]
たかぼさんのご指摘で最終連を少し修正しました
3.75sec.