雨上がり
暗闇に
空気が透明
水の匂い
耳をすます

+++

田舎道
水たまり
機嫌よく
出来ることは
何もなく
草原で風に吹かれて
座っている
誰かが来るのを待っている
偶然通りかかるには
あまりにも広い

知らなかった
こんなにも膝を抱えるなんて
自分自身で歩いて来た
わかっているけど
一 ...
さっきまでエアコン
入れてたのに

夜風 また
涼しく

網戸にし

数多病んだ肉体精神
はぁと深々ため息つき
耐えながら

相変わらず

夜闇の静かさ響き
安らぎ感受す ...
月の光 白銀
垂直に落ち伸び
形態と色彩、
この上なく曖昧に
なりながら
境界 保たれ
在るもの、
輪郭浮き立ち
深みの畔にて
自在に移動し

飛び立つ様に
在る者と在る者、
...
春を抱いた人たちが 次々と壊れていく
濡れたり 乾いたり さまざまに傷んでいる
摘んだせいだよ、摘んだせいだよ
って 言っている
人々は
私を抱いては
くれなかったのだ
錆びた針金と緑青の浮いた貨幣とを交配した、はらばいの。まだわかい蕾と水仙の足がな
い。解けやしない知恵の輪の/いっそ/解毒作用を知りませんよ。触れずしてまやかしだ
と 悪戯だと、眩しくて言いようの ...
凝集の一点、
新緑の照り返し

忍び寄る青い闇に
天真爛漫を失わず、

光を眼差し深みに沈む
月がきれいな夜
ゴンドラに乗って
ドラッグストアに
買い物に出かける
カビ取り剤が
20パーセント引きのクーポンで買える

「カビ取り剤を買いに来ました」
「カビ取り剤をください」
...
ことばが増えていた
ことばを手に入れた

たまに 点検するじゃないですか
ことばを隠す
個人的な理由や理解が濁ってく中で
だって あんなに仲良かった語句が突然禁句
そんな そんな横やりや ...
ホームセンターで
小さな紙袋に入った花の種を買い
土を入れたふかふかのプランターにまいた
ねずみ色の日々の傍らに
きれいな花を咲かせたかったのかもしれない

庭のひなたに置いたプランターに ...
新しい童話ができました
美しくて優しいお話でした
子供たちは喜んで読みました
けれど一番夢中になったのは
大人たちです
雨上がりには虹が出ると
いつまでも信じ続けました
どこから ...
「なるべくよ、まったく平らになった机にほら、こんなふうに血を落としてな」

-神鳴りした人は独特の口調でとうとうと私達に比向かいの説明を始めた

「鏡台をな、ヒノキでな、柱にしてな、部屋に ...
 六月はもう
 むし暑く
 医療用コルセットを巻くと
 腹部が汗でむれる

 窓の外を見ても
 空はどんよりと深い水の色
 濃すぎる緑に
 むせ返りながら
 ものうく

 大気は ...
うさぎさんとカメさんが
かけくらべ

うさぎさんはあっというまに見えなくなりました

カメさんがノコノコ歩いていくと
途中でうさぎさんがおひるねしていました

しめしめ‥‥
カメさん ...
 
まどい

まぐわい

まどろむ


 
チンとくりゃ
ポンと鳴く
その名も
チンポコの唄

悲しいときには
剥いてごらん
苦しいときでも
剥いてごらん

剥けない人でも
剥いてごらん
幸せきっとやって来るから

...
 自分が 今
 何を 話しているのか分らない
 どんな顔をして

 すこしづつ
 すこしづつ積みあげてきたものを
 何故つき崩す必要があるのか

 私は怒っていた
 泡がぶくぶくと脹 ...
 欠けた器の思い出
 揺れるしっぽの影
 欄干がつかむ 空を見れば
 交すことばだけ難しく

 雲も 風も
 どれもめずらしく
 川面めがけて 飛び立てた
 君と回転した
 夏はいく ...
おかえりなさい おかえりなさい

旅先から帰って来たばかりの僕に
いきなり届く声の響、

おかえりなさい
おかえりなさい

夕に傾き燃え上がった太陽が
一日の最後を焼き尽くし
暗紫 ...
言葉をひろげるためにはどうしたらよいのだろう ○「老老着信」
着信があると
また葬式かあ?
と思ってしまう
今度は親友危篤の着信だった

○「あとどのくらい」
僕は
あとどのくらい
生きるのだろうか
避けられない死なら
天気 ...
自家中毒のなれの果て、日常の澱の中で、粘着いた息を吐きながらのたうち回る断末魔の蛇のような精神世界、床に食い込んで剥がれた爪に赤い軌跡が続いている、服毒に似た衝動、あらゆる歪みの中で、真直ぐな線こ ... 早苗田の美しき 竹林がそよいで

黄昏の昏き 夕陽の赤 鷺の佇む

宵の口 山楝蛇(やまかがし)は顔をもたげ 虫と蛙のさんざめく 


窓の灯り 夜の帳り


この頃は男梅雨のよう ...
涼やかな夜風、
網戸から流れ来て

私は病んだ肉体の苦、
抱え耐えながら

己を委ね預ける

流れ来て触れ包む、
風の優しさに精霊に

内なる魂 ふと目醒め燃え立ち

雨だれのリズムで
「晴天だけが良い天気とは限らない」
なんてぼんやりとつぶやいて
自室の窓の外へ目をやる

その人の人生を私が生きることはできないので
私は私の人生を生きるしかない。 ...
やっぱり微笑っている、ヒト。
肩が震えたあとで/羽根が生え落ちたときに/ここに滑り込んだのだと。
閉苑間近の映画館の待合室のゆったりとしたソファーで(今震えている。)
冷ややかな水族館で/賑やか ...
キリストの愛の言葉に砲撃の硝煙は消え道現れる

朝靄に包まれながらビートルズ「Here,There and Everywhere」聴く
道端の草が
不思議に綺麗な花、
咲かせたよ

白くて卵形の
小さな花 無数

僕は思わず立ち止まり
見入ってしまったんだ、
不思議に綺麗な花の群れ

なんて謎に満ちた存在だろう
...
悲しい と
言った時に
走る痛みを
こころに感じる
いのちの声を


草はそよそよ
風色
光る
あなたが
ほほ笑む


ありがとう
と言えることにも
ありがとう
みん ...
二回目の会議の前に飲むココア楽しいなんて言えない時間

週二回料理教室通い始め家では同じ味にならない

初恋に二回目はないたった一回人生を潤す体験

友達は昼夜二回食事する朝は食べないギリ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夜に雨があがった日朗歩野自由詩6*23/6/7 23:42
草原で木葉 揺自由詩723/6/7 23:11
夜風2ひだかたけし自由詩5*23/6/7 21:05
月の光 白銀自由詩223/6/7 18:28
摘みはるな自由詩123/6/7 17:44
あらい自由詩123/6/7 17:44
夜にひだかたけし自由詩223/6/7 16:05
混ぜるな危険チアーヌ自由詩423/6/7 16:04
数える月にはこと欠かないsoft_m...自由詩123/6/7 15:57
アカザそらの珊瑚自由詩5*23/6/7 12:57
童話(童話)たもつ自由詩523/6/7 7:48
TND(テレビ野賀動画局)放送 彼岸の人と生きる 1982年 ...竜門勇気散文(批評...123/6/7 0:18
身じたくリリー自由詩4*23/6/6 20:22
うさぎとカメのち僕の現実日朗歩野自由詩2*23/6/6 20:10
まどう殿上 童自由詩123/6/6 19:13
チンポコの唄花形新次自由詩1+23/6/6 18:20
それは きっとsoft_m...自由詩123/6/6 17:58
ふさぐ夏自由詩123/6/6 17:55
おかえりなさい2*ひだかたけし自由詩2*23/6/6 16:12
記憶の断片足立らどみ自由詩223/6/6 8:44
独り言6.6zenyam...自由詩3*23/6/6 8:06
ダムド・ライフ・シカエルボクホロウ・シカ...自由詩2*23/6/5 21:39
さなぶり短角牛自由詩3*23/6/5 21:34
夜風ひだかたけし自由詩3*23/6/5 20:28
誰かこしごえ自由詩4*23/6/5 19:22
アイボリーの椅子あらい自由詩123/6/5 18:07
AI短歌10花形新次短歌023/6/5 17:28
道端に咲き誇るひだかたけし自由詩3*23/6/5 17:03
※五行歌 四首「いのちのために」※再掲。こしごえ自由詩3*23/6/5 15:07
体験夏川ゆう短歌223/6/5 12:42

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加筆訂正:
転生の樹/ただのみきや[23/6/6 8:33]
修正
3.21sec.