スフィンクスみたいに、誰か、守ってくれないか?
僕を。

スフィンクスみたいな、彼女希望!

そして、そう言うからには、そうさ!僕はピラミッド!
クフ王みたいな、大ピラミッド級の男なん ...
 どす黒く
 ゆり返しながら
 波よ
 おまえの大きな いざない

 貞操のない女の
 ほんのちょっぴりした悔いの
 ほろ苦さ
 海は いつでも生暖かい

 妙にがっちりして
  ...
ねえ、ケンちゃん あのさ あのね
話したいことがあるの
あのね あのあたし 3か月生理が来てないの
え? お前普段から不順だって云ってたじゃんって?
うん それはそうなんだけど
でもね なん ...
生ぬるい水滴が顔に当たる
スコールのせいでグロテスクに地面が陥没する

逃げるように
雨を避けて

ヤモリがへばりついてる
軒下のアクアリウム

傘を忘れたから
家に帰れない

...
目が覚めて
空は明かるく剥け、
やすらかな寝息と疲労のあいだにあるわたしの身体

こまごました呪いとひきかえに
潤みつづける女という生活をして
すこしだけ自由で
底抜けに淋しい

...
救急車が向かった先は
ススキノのマンションの一室だった
出動前の確認の時に
違和感を感じた事務員が

一、◯歳の精神科通院歴の無い成人男性が
  今朝から言動が可怪しく暴れている

二 ...
ガラスを溶かし流し込んだら色付けして。散りばめられた色を際立たせるように空に返した。空が呼吸するたびにきらめくのは、夜明かりだからかもしれない。太陽と呼ばれる、一閃はまだまだ訪れない。際立たせる鏡であ ... 街なかに馬を探しに行くという
そんなところにいないよと
馬というのは野生のもので
人がいないところにいるものなのよと
周囲の者が言って聞かせても
聞く耳を持たない
双子は白い画用紙に描いた ...
未定形な生成、

粘りつき唸り奥まり
沸き立ち涌き起こり
そっとそと足跡辿り

ふと耀き開ける視界、

異郷の寂寥から帰郷し
荒れ狂うカオス制御し
悪の必然の天秤均衡し

破裂 ...
祖母の隣でうたた寝をしていた
黒い車が祖母を連れ去る
遠くの信号に消えても
走り、吠え続けて
動かない時間が永くなり
毎日散歩に連れ出され
歩かされ
もう吠えない
喫茶店の
檻の隅の ...
釣銭分の時間
ひらひらまなざしをいざない
ゆれるラベンダ―にそっとおりた
日陰のむらさきに渇きをあずけ
ふる翅の白い静けさから
乗りかえた 瞳の上
裳裾をひいて素足でわたる
いまだ地に伏 ...
微睡みの
覚醒に
底割れ
沸き出すモノ
輝く尖塔を壊し
疾駆する力線
煌めく城壁を巡り
垂直に堕ちる力線
開いた瞳から触手伸び
掴み取る、受動から能動へ
掴み取り現れる無数の形 ...
猛暑の夏期連休で外は暑くて
エアコンの風に室内は寒くて
何もできずただ眠る夏期冬眠
愛とセックスに溢れた人と

愛とセックスとに無縁の人が

一つ屋根の下 情を紡ぐ

具体的ではない状況に

私は至極 はにかんだ


石のように 何もなく在ればいいのに

長 ...
水浸しの草原に黒い鳥たちがいる
どこまでも濡れた大地に星が映っていた
シマウマに乗って宇宙へ行く
果てしなく遠い、天地の境を行けば
そこに揺らめく虚空の入口がある
朝が来れば揺らめきは消えて ...
新しい病院へ向かう車の後部座席で寝転がっ
て、窓の向こうを見ていた。お泊りはもうい
やなんだけど、もう、指を銜えるほどちっち
ゃい子供でもない。やがてドアが開き、傘を
さしながら「ゴメン」と言 ...
阿呆なことばかり

絵空事のなお美しきこと

山々に囲まれし凡々たる盆地

川の流れ 蝉の声

苛立つほどの月並みさ

私はこんなにつらいのに。
あなたのことなど知らないよ

優しくしたげる義理もなし

私は私で楽しみゃほいほい

勝手に生きていきなまし

さよなら手を振るそれも無駄

只々あれよ 猫まっしぐら

帰結に ...
神輿に乗って振う腕が
風を起こすみたいな動き
どなり声が盛り立てとなって
かがり火の弾けた火の粉が飛ぶし
煽る煽る子供が離した風船はとんでいく
どんどん太鼓がなんの為か鳴ってて
人の踏み荒 ...
 
 ふくふくとした その胸に
 暖かな平和が宿っているのだ

 一九四九年に制作されたリトグラフ
 パブロ・ピカソの『鳩』
 その はとは
 羽ばたこうともせず
 目を優しく閉じ ...
母は蝋燭を抱き
俺はチキンを貪る

光点の絶え間なく揺動し、

静かさの散逸と無機物のザワメキ
絶えず創造する破壊する力動の核に

 蝉時雨 岩に染み入り侵食し
 閑さを 襲う世界と ...
 塹壕に飛び込んだジョーは
 爆撃をくらって
 目も鼻も口も耳も吹き飛ばされ
 運び込まれた病院で
 両手両足切り取られ
 意識ある
 ひとくれの芋虫男になった

 後頭部で叩きつける ...
犬が吠えている
熱する陽射し
隊列を組む蟻たち
汗がしたたる
動かない空気
ぼうと
天を仰ぎ見る
眩めく視界に
時の凝縮する

瞬間に、

明るみ開ける意識
鮮やか青空広がり ...
今現在と云うのは、過去を加算した数式の答えなのだろうか?
〈まだ早いのに物凄くお腹が空いている〉=今
この〈今〉は
=(朝食が無闇に早かった)+(その量が無性に少なかった)
という式の答である ...
思い切り
夏をイメージしながら
独り手持ち花火

不意に花火がしたい
そう思い立ち買いに行った

十一月の花火
寒さは当然だけど
とても綺麗に見えた

悩みなどは遠ざけて
手持 ...
お別れの福澤諭吉に花持たせ 私はゴリラ 悪口でいうところのゴリラ

可愛いものに囲まれて生きる ドラミングは控えてる

猫に小判? 可愛いだけでいいじゃない

こっちはゴリラにハイヒールよ 前足はつかないわ

晩 ...
  野の花の 優しさが
   あなた

 一ふりかえり見る
 広漠とした 高原の葉ずれの音に
 それは
 しみこみ 又はねかえり
 幻影の様だった 稚い愛

 北方に 連なる山はだが ...
大波うねり寄せ来る肉への生動、
巨大に微細に蒼く蠢く命の宇宙、

ゆめみがちなかくせいのいしき

映り残響するそれ余りに過剰な

太陽を浴びる大洋に浮かぶ
したいてあし伸びやか広げ
...
 
 一度だけ首を後方へ回し
 こちらを向いた女は無表情で、厚化粧だ
 顎のエラがはっている

 京阪の改札口から出て来た彼女は
 並び建つJRの駅、上りエスカレーターで
 僕に体を寄せ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
母なるナイルよ その息子よルルカ ne...自由詩123/8/27 12:33
波止場リリー自由詩2*23/8/27 9:40
行方知れずの罪涙(ルイ)自由詩1*23/8/27 8:59
突然のスコール久遠恭子自由詩323/8/27 8:47
七時はるな自由詩323/8/27 8:00
往診の思い出板谷みきょう自由詩1*23/8/26 23:26
むすびめほとけて武下愛自由詩2*23/8/26 21:22
やまうちあつ...自由詩1*23/8/26 18:59
詩想9ひだかたけし自由詩223/8/26 18:26
ワンオーナードッグwc自由詩223/8/26 17:34
熟夏ただのみきや自由詩2*23/8/26 17:06
カンバス(新訂)ひだかたけし自由詩323/8/26 15:33
夏期冬眠イオン自由詩023/8/26 12:13
印象6短角牛自由詩3*23/8/26 9:08
シマウマに乗って宇宙へ行くatsuch...自由詩12+*23/8/26 4:26
車窓に雨 (散文詩にしてみました 2)AB(なかほ...自由詩723/8/25 22:48
印象5短角牛自由詩123/8/25 22:41
印象4自由詩023/8/25 22:37
ハレとハレハレとハレ這 いずる自由詩123/8/25 21:25
はとリリー自由詩2*23/8/25 21:06
肉の光跡ひだかたけし自由詩2*23/8/25 19:44
「ジョニーは戦場へ行った」を観て平瀬たかのり自由詩223/8/25 19:15
原色の光景ひだかたけし自由詩323/8/25 15:06
『ある人生のごく平凡な昼少し前について』ハァモニィベ...自由詩023/8/25 11:45
十一月の花火夏川ゆう自由詩123/8/25 11:43
退任足立らどみ川柳223/8/25 0:00
晩夏ゴリラの讃歌短角牛自由詩1*23/8/24 21:27
星のない夜リリー自由詩8*23/8/24 20:55
Surrenderひだかたけし自由詩223/8/24 18:13
割り込む女[まち角25]リリー自由詩1*23/8/24 16:05

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