またお前が溌剌として空間を行き来する季節が来るよ
まだ蜜はまばゆい重みを湛えるまで熟してはいないが
やがてあらゆる明雪を終わらせる風の便りに指を開き
柔らかな触角で時が経てる悦びを弛まなく識るだ ...
無言でいられた
幼児の愉しみを
疑いなく無言でいられた間隔を
春が来るまでに思い出せたとしたら
花だけが立てる声
道ばたに膝をかかえ
前ぶれもなくはじまるあの声を
今も待っていられるのだ ...
教会に
犬が
迷いながらやってきた
乾いた骨でも
求めていたのか
空を
みあげていると
鐘の音が
空気を乾燥させる浄さで
鳴り渡るものだから
昨夜の雨に降られ ...
路上で
あなたの作った歌を
うたって
お金をもらいました
全部で二千五十円でした
よっぱらった 二十代後半くらいの
サラリーマンと
両手首に
数珠をいっぱいつけた
老婦人 ...
夏の陰の濃さが地面に染み付いて
光だけ眩しくて行方を暗ます
目の瞬きの速度が
飛蚊を同定し
影を居ないものとする
私、生きている
こうやって生活して物を食べて
掃除してみたらし団子食べて ...
此の空漠の地に
影像だけ現れては壊死し続ける、
絶えず垂直に降り注ぐ霊雨
、
人の魂に永劫の眼を刻み込みながら
濡れ見開かれる時節を待ち続けながら
ぽっ ...
冴えわたる月の光をうけて
抱かれた夜の夢をさぐる
朝日に照らされたベッドに
あなたの影はすでになく
夢はいにしえの物語となってしまった
あなたはまた何時か来ると信じても
私の胸は不 ...
踊ってテーマ名乗る。春の名前で鉄道。
おどっててえまなのる はるのなまえでてつどお
捨てられ天使はシンデレラです。
すてられてんしは しんでれらです
水が澄んだら一人きり。扉、 ...
雪の結晶が開いたり閉じたりする夜に
瞼の中のもう一つの瞼を眠らせるように
内側から鍵のかかった黒猫の中で
一体どのような犯罪が行われていたのか
雪の結晶が開いたり閉じたりする夜に
鳥籠の中に ...
生成AIに書き上げた作品を
校正してくれと投げ込んだら
客観的に修正してくれて
最後にコメントが付け加えられた
「文章の流れを保持しつつ
一部の句読点の使い方を修正し
文章をわずかに簡 ...
会話はさ
次第に競技賭博の様相を呈してて
短く
鋭く
チップはみるみる減らされた
BGMの限界は知らない
誘われるがまま去った
色どりの硝子片の街へ告げる
ころりと丸い宵の滴を置き ...
私という存在は
私の責任と努力だけで
できあがっている者ではない
私は私の意志に関係なく産み出された者だ
生まれたのは自分の責任ではないのに
生きていくのは自分の責任になるって
こんなに割 ...
背後から誰かが俺の名前を呼んだ
駅構内の雑踏
立ち止まり
振り返ると
知らない誰かが
知らない誰かと
偶然再会した様子だった
雑踏は人の河
流れを堰き止めた
知ら ...
宙の青さを
みつめていると
静かさが
しみてくる
重いいのちを
・
お空
ありがと
なんでも聞いてくれて
こころがすっとする
今日も生きているよ
・
目をつむり ...
詩は一粒の米にもならない
なのにどうして
詩の水田に稲を植えるのか
詩人という
農夫は
農婦は
言葉の水田は
個に閉じ籠もる
彼らに
収穫は与えない
詩は一 ...
第八章 「戦力外通告」
私を乗せる診察ベットのキャスターは、真夜中の廊下をキュルキュル滑
りながらレントゲン撮影室へ向かう。再び救急医療診察室へ戻って来ると、
若い当直医はデ ...
雨が降る午前5時半3月の春は名のみの不在のくらやみ
そらの色
教会に鳴るしあわせの
鐘に震えて聖域を模す
海面を
盛り上げるように白鯨が
祈りにも似た息吹を吹き出す
街角で
ちいさな悪魔がギター弾 ...
ある日、あなたの背中に
窓があるのを見つけた
開けてみると
普通に外の景色があった
眩しければ鳥になるといいよ
とあなたが言うので
わたしは鳥になって
空へと飛びたつしかなかった ...
アパートの通路を歩く
何度こうして風を切ってきたのか
頬に知る
あの街でも そして
今日 ここでも
僕は何を思って
見ているのだろう 空を
南天に座したる青き狼の星よ
我に力を与え給へ
高鳴る心と引き換えに
天を動かす力を
海を裂く力を
大地を砕く力を
愛するものを守らんとする
命の鼓動と引き換えに
我に力を与 ...
紅に染まりゆく君の頬、
暗く黒ずみゆく君の顔、
ああ成長し開花し死滅する
狭間に走る閃光、
捉え認め識る力動
この女神ノ男根の唸りを!
〉何が私に思惟を与え ...
高台に古い教会が見える
海辺の街を見下ろしている
結婚式でよく使われている教会
華やかなエネルギーが流れて
街全体が愛で潤う
私もあなたも
生まれ育ったこの街が好き
愛のある ...
底なしに冷えるからだとしゃぼん玉 愛されながら 高く飛べずに
楼閣の桜の数を教えてる
春雨をお外で食らいまくってた
脇役の筋力 協力は脅威
蜃気楼 桜が数を教えてる
君がいないと、
もがくような夢ばかり見て
毎夜、悶々としている
きっと 繋がっている
ずっと、そう信じてきた
いつかボクは声になりたい
君の隣で、囁く声に
永い時が流れ ...
○「歳月」
こうやって独り言を重ねている間に
歳月はどんどん過ぎ去っていく
元旦に大地震があって
今はもう桜の花が咲き始めている
○「中心」
世界の中心は自分の脳の中にある
○「 ...
潮騒の
やまない夜に落ちている
流木よりもウェットな夢
夕闇に
途切れず吸い込まれるような
祈りに終わる恋をした罪
海鳥が
微笑みながら静止する
沈め ...
夜に公園の周りを歩く
誰もいないブランコと
それから シーソー
木が揺らされている
向こうを電車が駆け抜けていく
誰もいない この 瞬間に
「自分の熱情を貫徹することと、幸せのどちらが大事かな」
と問うて
「幸せ」と即答する君
寂しい を知った私。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ミツバチ
soft_m...
自由詩
8*
24/3/23 21:45
mugon
〃
自由詩
3*
24/3/23 21:42
ためらい
秋葉竹
自由詩
2
24/3/23 20:47
生活者
鯖詰缶太郎
自由詩
4*
24/3/23 20:42
失明
這 いずる
自由詩
4*
24/3/23 19:39
霊雨
ひだかたけし
自由詩
5
24/3/23 17:55
ヴォカリーズ
レタス
自由詩
3*
24/3/23 17:24
ダンス、春弾んだ(回文)
水宮うみ
自由詩
2*
24/3/23 15:30
Until next time
鳥星
自由詩
8*
24/3/23 15:09
生成AIロンダリング
イオン
自由詩
3*
24/3/23 12:09
in 'n out
soft_m...
自由詩
4*
24/3/23 11:49
私という存在
zenyam...
自由詩
1*
24/3/23 8:02
3月
原田たけし
自由詩
3
24/3/23 7:29
※五行歌 六首「いのちの 幸福」
こしごえ
自由詩
6*
24/3/23 7:18
詩は一粒の米にも
原田たけし
自由詩
2
24/3/23 7:16
鏡像 【改訂】
リリー
散文(批評...
5*
24/3/23 6:50
サムイ
秋葉竹
短歌
0
24/3/23 5:46
清い人
〃
短歌
3
24/3/23 5:37
不在
たもつ
自由詩
17*
24/3/23 3:15
通路の上で
番田
自由詩
1
24/3/23 2:02
シリウス
レタス
自由詩
5*
24/3/23 0:31
詩想スル君
ひだかたけし
自由詩
3*
24/3/22 17:09
教会が見える
夏川ゆう
自由詩
7
24/3/22 12:23
しゃぼん玉
はるな
短歌
2
24/3/22 11:12
髑髏、縷縷を數える
水宮うみ
川柳
2*
24/3/22 10:33
想い
atsuch...
自由詩
6*
24/3/22 8:44
独り言3.22
zenyam...
自由詩
3*
24/3/22 8:09
口笛の音色
秋葉竹
短歌
1
24/3/22 6:51
道を曲がって
番田
自由詩
0*
24/3/22 2:00
溝
中沢人鳥
自由詩
4*
24/3/22 1:21
255
256
257
258
259
260
261
262
263
264
265
266
267
268
269
270
271
272
273
274
275
276
277
278
279
280
281
282
283
284
285
286
287
288
289
290
291
292
293
294
295
2.96sec.