空に溶けゆく
この想い、
不可視な繋がり
確かに生動し
不思議な
思考という他者
与えられ
文字、言葉 限り無く異邦のもの
紡がれ織られゆく
この想い、
不可視の湧出
...
雨音でかき消されるほど火の粉は爆ぜ 身は凍えたままだったが、心は解けていくのだと知る。今更に 四方の壁は渇いた声で嘲笑う、自由を得たのだが根が這えたよう躰が重い。
「それでここにきた、」
汚泥 ...
風鈴の音夕暮れに死の香り
一人夜の絶望滲む蝉の声
血だらけの亡霊達と盆踊り
睡蓮の紫映る変死体
親殺し傷癒しつつ夕涼み
紫陽花が夢遊病の夜に咲き乱れ
夕立の香り仄か ...
登場人物たちに
声援をおくる
勝って欲しい 成就して欲しい
今度こそ報われる 諦めることなく
選手や 片恋
老いたぬいぐるみ
鼻に生じる脳みそ
夢として描かれた
...
{ルビ時間=とき}が滑りおち
仄かに凍りそうだったあの頃があらわれる
何かが永遠だったあの頃だけが
今も 時々 溶けては流れ
どこまでもあっという間に 過ぎてゆく
その時々だけが ...
五月の風景を眺める
僕らは虚空に散らばった
葉書たちに思いを馳せる
孤独に怯え、胸を締め付け
心臓は早鐘を打ち鳴らす
命の繋がりに歓びを感じながらも
いつか来る別れに慄く
揺ら ...
○「寺の総会」
責任役員は
近所のオジサンである
久しぶりに顔を見たら
あの世から出てこられたような様子だった
○「携帯三マナー」
人前で話さない
食べながら話さない
小便しながら ...
わたしが消えた場所
わたしが立ち止まってる場所
家族の様子を
窓の外から見てる
生きてたことを
無かったことに
初期装備でまた
砂舞う荒野に
発熱する前の寒気
人 ...
横断歩道の上の白線は
決して真っ白であったためしがありません。
必ず、幾多の轍が、靴の踏み跡が刻印されています。
もしも、真っ白な白線がひかれていたなら
ぼくは、その上を這って渡りましょ ...
遠雷鳴る待ち合わせ場所に独り立ち
身震いの中あの人を待つ
駅のホームさよなら告げる切ない風
うつむくきみの瞳見えない
僕の話をしようか
僕の話は、たとえば
レッド、グリーン、イエロー
いろんな色の林檎から一つだけ
きみの心臓を選んでくる
そんな話さ
カタチはいびつに置いていかれるから
僕 ...
卵がない
と言うのとまったく同じ重たさで
愛してない
と言う
君は
軽やかに靴を脱いで
眠りはじめる
鳥たちは
詩の滅亡、と言う
巣の作りかたを忘れてしまって
帰る場所がないの ...
ガレージのシトロエンに火を入れる
ダウンタウンの高層が切れて
海の気配がする
カーラジオから溢れる愛と宣伝。その反転
銀河のハッピーセットを買って
rocketshipに乗ろう
あの胃 ...
スギナ
麗し
風
ピストルを乾かす冷たき残酷の
世界の果てで胸を裂く日々
ナイフ刺しその心臓を止めたとき
深き絆も全て消え去る
割れ人形風に揺られて儚くも
あの懐かしさだけはそのまま
初めて
お会いした時と
同じ
仏頂面で
同じ
淡々とした
口調で
同じ
音階で
持ち込んだ書類に
加筆し
持ち込んだ書類を
突き返し
持ち込んだ書類を
後ろのボックスに ...
夜よりも
悲しい嘘があるのなら
スマホを手に取りググれもしないさ
だらしなくおならする
なんでだろ
ふしぎだな
ぷぅぷすっぶりって
よるがふけるほど
ぷうぶすっぶりっと
アーリマンとルシファー
間でバランス取る私は、
大地に根付きながら
宇宙に ...
君に出会う前の僕は
腕を組んだまま
解けない闇を抱えていた
今の場所から進めない時
君は上から光を当てずに
僕の心を工事してくれた
傷を見ても
深さを知ってる人の声は
僕より ...
飛び立っていく音響の群れ
ぶちまけられ飛散する色彩たち
対象欠いて踊る躍る、
貫通する直線に引き裂かれながら
深まり自立していく思考
虹の双曲線の巨大な異様
わたしの眼は何処に行った? ...
夏
生きたいと
ただひたむきに汗流し
熱風切り裂き走り切ったぜ
冬
死にたいと
なんど希ったことだろう
心凍らす無力な純粋
秋
疾 ...
あたし
くるっちまいそうなくらい
ホンキのこがねいろの恋を
してしまっている
みたいなんだよなぁ
わかりやすい夢を
ひとつふたつ蹴散らしても
やすらかな陽気な日常を
...
つめたい
匂い、縁取りは
複数のかけら
こぼして
きらきらと、して
積もったことを
そんなにも、きれいな
両手で
拾うように
きみは、
言葉は、薄く
ひかっただろう
け ...
憂国の思い握りし日本刀
血渋き刃に未来夢見る
亡国に響く死の鐘の音
青雲の向こうに夢想の兆し
殺し方知らない殺し屋
謎と一緒に死にたい刑事
腹が壊れるほど笑ったら盲腸になった
刻まれていく不思議達タトゥー
日向ぼっこしても傷つく
真昼間からオペラ
やり捨 ...
世の中でMMORPGなるゲームジャンルがある
自由に振る舞い、マナー要求はあれど概ね過ごしやすい広大な世界
そこで、大勢の勇者が、文字通り何千何万回と世界を救う
一つの世界にいるよ ...
鏡を見ると寝ぐせがひどいので鏡を見ないことにして表へ出て注目を浴びたあの頃が懐かしい。
すっかりそれが当たり前の景観になってしまって巷はそんな私で溢れかえってしまった。未来に私はいる。
ぎりぎりま ...
露出した涅色の空に、金平糖にもなれず流される星屑だろうか、今年も拾い集めては又恙なく過ぎていった。
これは芽を摘むもの、握り潰すこと、さんざん同じことを忠告する御神籤のご利益でできる。鶸色の喘ぎ ...
ひだまりの中に佇んで
樹々の芽吹きのささめきに
聞き入るように目を閉じた
少女の髪をゆらす風
めぐりめぐって誰の頬
ことば尽くしてこころを失くし
破いたノートの切れはしの
ひらりひとひら ...
すましてる
あの子を指で
弾きたい
恥を知らない
はい
ごもっとも
共働きじゃない
ふたりとも
病気なの
いわゆる
見えない病に
おかされて
それでも
神様に愛されて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
思考という他者
ひだかたけし
自由詩
7*
23/4/24 17:39
いしのなかにいる
あらい
自由詩
1
23/4/24 17:34
AI俳句1
花形新次
俳句
1+*
23/4/24 16:09
声援
soft_m...
自由詩
2
23/4/24 12:29
眼の前にある時の彼方へ
ハァモニィベ...
自由詩
1*
23/4/24 8:35
五月の風景
花形新次
自由詩
1
23/4/24 7:26
独り言4.24
ホカチャン
自由詩
1*
23/4/24 6:41
神のいたずら
mizuno...
自由詩
4
23/4/24 1:07
白線。
田中宏輔
自由詩
13*
23/4/24 0:05
AI短歌3
花形新次
短歌
3*
23/4/23 23:07
拝啓カフカ
ねことら
自由詩
2
23/4/23 21:53
卵たち
はるな
自由詩
6
23/4/23 21:19
死から始まる
mizuno...
自由詩
2
23/4/23 20:54
令和5年4月23日(日)
みじんこ
自由詩
2*
23/4/23 20:51
AI短歌2
花形新次
短歌
2
23/4/23 20:49
カウンターにて
北村 守通
自由詩
2
23/4/23 20:20
去水
秋葉竹
短歌
1
23/4/23 20:18
どうですか?
ひだかたけし
自由詩
4*
23/4/23 20:07
butterfly
ミナト 螢
自由詩
1
23/4/23 18:57
ノンセンス3
ひだかたけし
自由詩
7*
23/4/23 18:52
奇矯の生
秋葉竹
自由詩
0
23/4/23 18:37
いっしょにいようよ
〃
自由詩
1
23/4/23 18:33
カフカ
ねことら
自由詩
2
23/4/23 18:09
AI短歌1
花形新次
短歌
2*
23/4/23 17:15
殺し方知らない殺し屋
ルルカ
俳句
6+*
23/4/23 15:31
世界救済と鰯
短角牛
自由詩
4*
23/4/23 14:48
見送る夏
白書易
自由詩
1*
23/4/23 13:58
畷の石(ナワテのイシ)
あらい
自由詩
0
23/4/23 12:44
胡蝶──少女遠景
ただのみきや
自由詩
1*
23/4/23 12:42
見えない病
ルルカ
自由詩
3*
23/4/23 9:44
250
251
252
253
254
255
256
257
258
259
260
261
262
263
264
265
266
267
268
269
270
271
272
273
274
275
276
277
278
279
280
281
282
283
284
285
286
287
288
289
290
加筆訂正:
年代記
/
本田憲嵩
[23/4/24 0:27]
4連目、最後の箇所、修正。
年代記
/
本田憲嵩
[23/4/23 21:55]
一連目加筆。
3.95sec.