満員のバスに
押し込める体の
内側で
すこし壊れるたましひ、
これは本当に
きみに抱かれるのと同じ
体か
曇る眼鏡
街を打つ、
倫理的ではない雨
知らない人の手が
ピアスを掠めて ...
内蔵が捻じれ
視界を失い
地に足がつかず
手をつきたくても
手もつけない
息も吸えず
泣くことも出来ない
そんな瞬間を思い出しては
君が
ただただ自然であればと願う
自然に任せ ...
目覚めたときに窓の向こうから聞こえてくる雨音は
気分を憂鬱にさせることこの上なく
身体のなかに少しばかり残っていたやる気が
一つ一つの雨粒によって流されていく
なんのやる気が残っていたというの ...
時無き持続に
吸い込まれ響く
声 は
遥か遠く近く生々しく
天使が大地を蹴る午前三時、
暴力に支える理性を超えて
何かにナニカに 近付いて
自在に使える腕が欲しくて
...
群青の聖なる雷は
描いていた穢れの隙間へ
眩いばかりの普遍性を落とす
彼等に傷つけられる子は
善し悪しのない世界へ降り
長いこと溢れ出る練乳の様な儘に
従うなかれという言葉の下で
さまよ ...
汚い部分、
排泄しながら
汚れた部分、
吐き出しながら
私たち人間、
進化して来た
鉱物を植物を動物を突き落とし
最初は一、一体
初め始まり
今では
はっきり別の界
...
日が差した日傘した
木に貸した機逃した
目を閉じた夫婦した
絵が推した笑顔した
夢の底を揺蕩えば
思い出の予感に
陶然となる
夢の向こうとこちら側
遠く近く狭まって
底の底に横たわる
わたし独りのたましいが
融通無碍に踊り出す
進む夜の青い時
深い眠りに揺蕩って ...
ひとにも会わない
歩いても歩いても
だれもいない村で
とてもなつかしい
しろいろのけものに会ったんだ
子どものころには
野原を走りまわっていたよ
...
便所の落書きが
動く時代になった
便所の落書きを
信じる時代になった
確かに便所は清潔になったが
排泄する所には変わりはない
人はミミズとは違うので
きれいなウンチを出せないのに ...
四月は斑に
私を蝕する
陰鬱な雨と
あまりにもかろやかにあかるい陽射しと
半透明の眩暈に
浸されながら
{ルビ通草=あけび}が咲く藤が咲く
咲くものは数多あり
夢みるものも ま ...
僕たちはまじめにやるのは
得意だが
楽しくやるというのは
下手なようだ
なんでもすぐむきになる
人に勝とうとする
いい悪いを持ち出す
活動そのものを楽しもうとしない
六十の手習いで ...
○「希望」(改訂)
犯罪は
一時の欲望
自殺は
一瞬の絶望
苦しいのは
希望という太陽が
見えないから
でも 見えない大陽は
いつも雲の上から
僕たちを照らしつづけてい ...
。
たくさんの浮き輪が、水の上にあります
いろいろな色をして、波間を揺蕩います
どこまでも遠く、流れていく、彩色の点 、
...
大戦後の活気づいたローマ市街をせわしなく活き活きと駆け抜けてゆく
いまでも自由な少女である 永遠のあなた
ローマでの人々との楽しい振れ合い 星条旗の国から来た男とのロマンティックな恋愛
けれども ...
もとからどこにも取り付いてなかった象嵌の螺子ですから
其の内ルリタテハの瞳は羽化していくのを
襤褸が出た躰で憶えている
深層で春を装う球体関節人形の御伽噺
ばっかみたいだって、
靴飛ばし ...
ちょっと立ち止まって
大きく息を吸って
大きく息を吐いて
空を見上げて
それから前を見て
歩き出す
ペースは早くなくていい
無理せずに
行きたいだけ
行ってみよう
ゴールデンウィーク明けの憂鬱を
打消しながら旅に出かける
ゴールデンウィーク明けの通勤時
人身事故でダイヤ乱れる
ゴールデンウィーク中に全世界
破滅すること夢想してイク
使用済みパンティ愛好者も
加えて欲しいと
前から主張しているが
一向にその気配がない
マイノリティの中のマイノリティだからか
そうだとしたら本末転倒もいいとこだ
彼らは
いつ自分が団地の ...
自宅でお留守番するウサギは
あちこち破れたからだを丁寧に縫い繕われた
ぬいぐるみ
社員食堂で晩ご飯を済ませ帰宅する暗い空間
蛍光灯が点くとよろこぶウサギに
ただいま を言 ...
自然が最後に受け渡してくれたもの
この透明な透徹した
感覚に従属しない
思考 さえ在れば、
自由自在融通無碍
血を飲む血を呑む
何処にも行く必要はない
この小部屋にて全て体験する ...
ごきぶりにうんざりされてなつめ球
AIの野郎
クソソフトスターリニズムに
イカれやがって
暴力的な言葉を使って
詩や短歌を書けとお願いしても
拒否しやがんだぜ
暴力的なのも
人間性のうちだということが
分かってねえんだ ...
雨の音が聞こえる
少し不規則なドラムみたいで
何かに合わせるつもりがない
そんな所が私と似ている
程々に働いて
たまに遊びに出掛けても
ひとりの時間が好きだから
返事のないものばかり ...
ふわり風に包まれた神の息吹き
木立の緑そよぎ群れ飛ぶ鳥たち
春の衣を纏った精霊たちの揺動
私は気付けばこの大地に立っていた
肉体という存在で大地を踏み締めていた
哀しみを携えながら無常を ...
俺はコマのついた電話ボックスの中に閉じ込められて、
コマが転がる分しか進めず、
人と話そうにも伝わらず、
電話しようにも小銭がない。
エスカレーターに乗って下りていく
一定の速度で
後から呼吸は追いついてくる
道に迷わないよう
所々に掲示された簡易な地図を
確認しながら下りていく
同じ段にはザリガニもいて
甲殻類に ...
花の中にはもう
ミカンが始まり
これからひと夏
こたつにミカン
思いもよらない
未来がまってる
ミカンにとって
そこそこ
頑張れればいいのに
そこそこの
毎日でいいのに
そこそこの
顔でいいのに
そこそこの
おこずかいで
満たされる
べきなのに・・・
私の中には
悪魔と天使がいて
悪魔と天使で、セット
だから
どちらかには
なれない
例えどちらに
ひっぱられたとしても
もう片方が
ひっぱり ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
trace
完備 ver...
自由詩
4
23/4/29 23:03
願う
日朗歩野
自由詩
4*
23/4/29 22:26
いまはまだもうちょっと
坂本瞳子
自由詩
3*
23/4/29 22:02
歌 に 成る
ひだかたけし
自由詩
4
23/4/29 20:20
聖なる群青
陽向(2躯-...
自由詩
2*
23/4/29 20:14
進化2
ひだかたけし
自由詩
4
23/4/29 18:58
下が上舌が飢え従うへ詩違う餌
水宮うみ
自由詩
7*
23/4/29 16:48
夢の底(改訂)
ひだかたけし
自由詩
8
23/4/29 16:37
なつかしいけもの
秋葉竹
自由詩
3
23/4/29 16:03
動く便所の落書き
イオン
自由詩
1*
23/4/29 11:59
四月蝕
塔野夏子
自由詩
3*
23/4/29 10:41
老いを楽しむ
ホカチャン
自由詩
3*
23/4/29 7:41
独り言4.29
〃
自由詩
1*
23/4/29 6:52
1⃠0⃠/2⃠6⃠
ryinx
自由詩
4*
23/4/29 6:13
ローマの休日(アン女王に)
本田憲嵩
自由詩
4
23/4/29 3:29
四方山話
あらい
自由詩
3*
23/4/28 22:54
ひさしぶり
坂本瞳子
自由詩
2*
23/4/28 22:27
GW短歌1
花形新次
短歌
0
23/4/28 20:01
LGBTP
〃
自由詩
1
23/4/28 19:43
竹林
リリー
自由詩
9*
23/4/28 19:32
夜想49
ひだかたけし
自由詩
4
23/4/28 19:26
菫印『なつめ球』
まると
俳句
0
23/4/28 19:24
AIとの決別(ちょっと早いんじゃねえか)
花形新次
自由詩
1+*
23/4/28 19:04
chill
ミナト 螢
自由詩
4
23/4/28 17:40
接触
ひだかたけし
自由詩
7*
23/4/28 17:03
コマ付きの電話ボックス
奥畑 梨奈枝
自由詩
1
23/4/28 13:49
体温
たもつ
自由詩
4*
23/4/28 12:58
ミカン(春)
日朗歩野
自由詩
3*
23/4/28 11:37
そこそこ
ルルカ
自由詩
2*
23/4/28 9:25
どちらかにはなれない
〃
自由詩
1*
23/4/28 9:23
247
248
249
250
251
252
253
254
255
256
257
258
259
260
261
262
263
264
265
266
267
268
269
270
271
272
273
274
275
276
277
278
279
280
281
282
283
284
285
286
287
3.72sec.