野施行シリーズ
(番外編15)世にいと疎ましきもの 虚子、兜太
499-2、野施行三十一(みそひと)文字
日は沈んでも、、、
500―2,野施行三十一(みそひと)文字
日記伝 ...
私は、ただ、彼に、私を見て貰いたかった
私が本当に恐ろしい化物だとしたら
あんな小さな薄い傷で終わらせる訳がありません
彼を必ず仕留め、ズタズタに切り裂き、高笑いをしたでしょう
...
ぼうっと青い炎のなかを
歩いている気がする
すれ違った人と
来世でもすれ違う気がする
行ったことがない砂漠の
夜明け前と
同じくらい青い気がする
会ったことがないあなたの
髪の毛と ...
家の隣に大きな空港ができた
生活は少しずつ変わり
通勤が楽になった
夜明け、窓から手を伸ばすと
冷たい滑走路に触れることもできる
到着ロビーの雑踏の中
洗剤を買いに行ったきみの
...
こうえんの隅に描かれていた、
てんしの横顔を見て、
「祈りという文字は、ずきずきするから、いのり、へとひらかれていく、」
と、書きつけたくて、あたしがノートをひらくとき、
回転扉の ...
浅瀬、少し水に浸かる
動かしえない程に固形化して
微かに、揺れていた
さざなみに瞼が閉じて、
浮かぶ影に
横切る、淡水魚に
捕まえられる、その光景は
いつ ...
月雲を渡り夜を越える
原付きのオイルの匂いが公園を覆う
季節外れの猫がこちらを見ている
振り返ってもまだ見ている
深夜のガストは安全地帯
ボオっと浮かぶ夜の島
猫型ロボットがソフトクリーム ...
振動を伴う、低い響き、脳髄の共振が、俺の体温をおかしくする、すべてを投げ出して横たわる床、甘い煙草みたいな臭いの、熱に温められた部屋の空気、まだ滲む冷汗を気にしながら、少しの時間他愛の無い夢を見る ...
ぼくは生まれながらのアホで
電話番号を間違えた
何処に連絡しても繋がらない
秘密にしていたけれど
現フォーを見ていた妻が
何しているの? 失礼じゃない! と
苦言を吐いた
一 ...
(俳句八句)
風鈴もカタカタと鳴る風強し
ひとり寝の布団の朝に泣くな蝉
初盆の生々しさにわが身抱く
スイレンの花に牡蠣殻落とす罪
夕涼みし ...
僕らはみんな生きている
少し笑って生きている
少し走って生きている
少しうつむき生きている
僕らはみんな生きている
生物として生きている
動物として生きている
人間として生 ...
夕暮れ
公園で
重なることのなかった影
夜に滲むまで佇んだ
ボールを蹴る音や
笑い声も消えて
ベンチにやってくるのは
大人の時間さ
ムードが僕を追い出して
帰り道
細い ...
そうであるもの
のそっとそう横たわり
いつか僕らが憧れ感触した
あの生動する普遍の大洋
そうであるとしか云いようなく輝き拡がり
幾何学模様に走る銀鱗の粒やかな響き光り
銀の煌めき ...
脳みそでみんな生きてる
脳みそ、すんげー人間らしいな
目がこっち見てるまるで人間みたいに
それ、脳みそなんでしょ? すげーね
明日事故でしぬかもしれないのになんでみんな勉強してるんだろ ...
あなたは
柔らかな布団を握りしめ
誰かの存在を抱き締めるかのように
ぐっすり眠っている
二世の誓いも
三世の契りも
いりません
二番目の女でも
愛してるじゃなくても
好きだよ ...
もう駄目だ
レッドカードは
は手のひらに
なんという
失くした夢を
かきむしる
元に戻らぬ
アホ三昧
とても土のにおいがする花壇で
先生は苦しそうな顔できれいごとを並べていた
お母さんは泣いてた
僕はまだ小学生で
マリーゴールドを眺めながら
図鑑で見た
花の構造を思い出していた
茎、がく ...
(番外編11)馬も召されて
おぢいさんおばあさん(種田山頭火)
泣いた(筆者加筆)
十五糎榴弾は馬三十頭、人九人倒して 炎天ひそまりかえる
...
たなごころ広げてみれば初紅葉
乱れそめにし われなくなくに
やぁ、君は、ズルいねぇ。
ズルくなくっちゃ、
生きて来れなかったから?
ちょっと酸っぱいリンゴジュースを
朝コップ一杯飲むことにしているね
甘すぎるのは、嫌いだから ...
夜になると
ひとりだからよかったと想う
トラックがゆきすぎる音が
けっこう近くで聴こえるようで
夜だから
静寂に穴をあけるように
サ──────ッ
って
アス ...
その悲しみを少し私に分けてください
言葉の迷宮に戸惑う君は
命を消費して己を亡きものにしようとしている
魂を砕いてしまったら全ては終わり
地獄に囚われてしまう
この世の雑踏に耐えられない君の ...
自分の限界を知っていますか
抱えきれない荷物で
溢れそうではありませんか
出口の見えない不安が
飛び出しそうではありませんか
あなたの一言で救われる人が
...
新しい名前を考えている
体の内部ではちきれんばかりに膨らんで
内臓の行き場がない
吐き気がすごい
おしっこばかりが出る
おっぱいがバキバキ
頭が首で仕切られていてよかった、けど、ぼーっ ...
もうきみは眠る時刻になっている
ぼくは何時になったら眠れるのかわからない
群青の空に輝く星々を飽かず眺め
そっときみの寝息を聞きながら
明日は必ず来ると信じている
琥珀に ...
深海に沈む大和よ
3000余人の骸とともに
静かに 静かに眠りたまえ
ぼくらは甘い蜜を吸いながら
日々を過ごしている
不思議。意欲が消えた。私の内部に有った。が、消えた。あの時は確かに書きたいと思っていたのであるが、今はそれほどでもない。まったく無い訣ではないかもしれない。が、明らかに{ルビ石鹸玉=はかなく}なった ...
神社にいる猫
神様の飼い猫
手の匂い嗅がせたら
背中を撫でさせてくれた
もふもふ
もふもふ
祈りより
心無い肘鉄喰らわされた時の怒り
湧き立つ感情の置き場所を
この毛並みに沿 ...
貴方(ここでは敢えて漢字で書かせて頂く。深い敬意を今以って込めて)を初めて見た時の憧憬は、絶望の闇に立ち尽くす私を一瞬で救い上げたのでした。
世界は常に私を忌み嫌い、神は私に何一つ真理の道し ...
日付順文書リスト
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日付
日は沈んでも、、、野施行シリーズ
水恋鳥魚夫
散文(批評...
0
24/9/11 10:03
私が彼を殺そうとしたということ
レタスの妻
自由詩
5*
24/9/11 9:05
青い、
九十九空間
自由詩
5
24/9/11 7:42
到着ロビー
たもつ
自由詩
3
24/9/11 6:59
暗号ver2
パンジーの切...
自由詩
4
24/9/11 4:30
水辺
ryinx
自由詩
12*
24/9/11 3:07
月雲
XIAO
自由詩
5
24/9/11 0:30
These are better days.
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
24/9/10 22:04
アホ三昧
レタス
自由詩
6*
24/9/10 21:20
驚いた、アジサイ忌って、ホントにあるんだ
秋葉竹
俳句
2
24/9/10 20:41
僕らのうた
〃
自由詩
2
24/9/10 20:08
ひとり
海
自由詩
7*
24/9/10 19:11
深みの霊性2
ひだかたけし
自由詩
4
24/9/10 18:09
人生という造語そんなもんない15の夜
林 理仁
自由詩
3*
24/9/10 17:44
二番目の女
レタスの妻
自由詩
5*
24/9/10 17:30
退場
レタス
俳句
3*
24/9/10 13:05
昨日
〃
短歌
5*
24/9/10 12:53
不登校
九十九空間
自由詩
12
24/9/10 10:12
夜 咄 目 次 №10(451-500)
水恋鳥魚夫
自由詩
0
24/9/10 9:59
初紅葉
足立らどみ
短歌
3*
24/9/10 8:28
ズルいひと
秋葉竹
自由詩
1
24/9/10 8:24
夜が好きなうた
〃
自由詩
4
24/9/10 2:33
君に
レタス
自由詩
6*
24/9/10 2:07
リミット
佐白光
自由詩
4*
24/9/10 0:07
新しい名前
リヅ
自由詩
4
24/9/9 21:41
夜想
レタス
自由詩
5*
24/9/9 21:36
五行歌 Barber 弦楽のためのアダージョ
〃
自由詩
5*
24/9/9 20:04
遡私
幽霊
自由詩
3
24/9/9 18:57
祈りより
海
自由詩
8*
24/9/9 18:52
夕方の木漏れ日(水色の恍惚)
林 理仁
自由詩
7*
24/9/9 18:10
246
247
248
249
250
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252
253
254
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256
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280
281
282
283
284
285
286
4.84sec.