これでいいのだ

言えばぶっ飛ばされそうな
木枯らしが吹く
秋の夕

僕は掛け値なしに
いいやつだった
それを知れただけで
俺たちは
満足なんだ

でも生活の問題は
据え置 ...
そうだ。1995年3月のあの日。缶コーヒーを買いに外にでたら、ボロ車に乗ったフリージャーナリストみたいなだらしない男が私の姿を見つけて「無修正のエロ本買いませんか?」と声をかけてきた。気持ち悪かった。 ... 好きな詩人はたくさんいるが、石原吉郎ほどその言葉の碇が時代を超えて突き刺さる詩人はいない。私にとってもその都度読み返す大切な作家のひとりだ。




花であることでしか
拮抗できな ...
時間、凝縮され
空間と為り
展開される 一瞬にして
その瞬間、瞬間 ソノ強度永劫に
わたし今生かされて在り


あらゆる意味規定
逸脱し破壊していく
創造する力動、
無意味の実在実 ...
遠い地平に雨は降る
逃れいく貴女の声に
憧れ募りひざまづく
この世の果て夜の底、
あの深遠な声の淵

人は産まれ生き
去ってはまた産まれ来る
それぞれが自ら造り出した
苛烈な運命を背 ...
私を洪水に追いやった姉がいて
いつも酷い頭痛に悩まされる
スプーンや菜箸をやおらと持ち上げる習慣のせいで
編纂した辞書は全部私の産声で埋め尽くされた
おかげで生きることは大変な仕事になった
...
原初から欠けているから
命は命を求める

光る風に
戦ぐ影


 ※ 戦(そよ)ぐ



深夜の
闇の
静けさに
この運命を
認めるかだ
 春の訪れを待ちながら、冬の厳冬、雪に備えている。かつて友達だったものは、30年も音沙汰がない。わたしに罪があったのだ。わたしの罪をぎゅうぎゅうと押し付け、友人たちは辟易もしたり、激怒もしただろう。わ ...  
そんなことありえないって言いながら
しゃがんで花火をするローライズの腰から
見えちゃってる果汁100%
 
 
 
東京にもこんなに静かな夜の場所があったの
という思いが油っぽい湯 ...
一切の耳鳴り幻聴
停止し消えた束の間に
静かさに包まれ
遠き遠かさ
夜闇の底、

 懐かしき声の言ノ葉ヒビキ

未知未来から木霊する。
農園を好んで巡る生徒たち農業学ぶ鋭い視線

真夜中の静かな時間を満喫し眠れなくなり朝焼けを見る

お土産をどれにしようか悩み中良いもばかり旅先の宿

良い宿と言われていても温泉も料理もイマ ...
無化した言葉は理解しやすい。
だがその本意はほとんどわからない。

本の中には、見る本もあれば、読む本もある。

なんだかねむたくなる。
柔らかなフランスパンをはんでいる歯茎のここちよ ...
 乾いた大気
 
 緋色砕けて心臓響く

 天上は真夏

 大柳

 烟り散る冬の湖面
壊れた
あるいは
壊した季節
散らばる破片を
君は今は
振りむかずともよい

君が遠くを歩いているあいだに
それをそっと
継ぎ合わす手がある
月と星の光を熔いたもので
ひとつひと ...
○「インターネットオタク」
ものすごい怖さを感じた!
多感な時期の中高生が
毎日さまざまな有害情報に接している
SNSで危ないやつとやり取りしている
今や親に自分の履歴を見せられる子供が
...
台所を独壇場にする、
梅干しよりも止めどない、
はるかに暴虐的な唾液の滝、ほとんど果汁にも紛うほどに、
強烈な、そのかおり、
それでいて、
主役の実力を才能以上に引きだす、きわめて個性的で有 ...
少年は待っていた。
雨が降っている。

少年は待っていた。
雨が降っている。

少年は待っていた。
男は来なかった。

少年は待っていた。
雨が降っている。

少年は待って ...
Museum of Broken Relationships
星のきまっている者はふりむかぬ

私がニューヨークへ
映画のプロモーションに行くと
朝5時半から行列ができた
8時の開場までに ...
長年カーよいなれた湖畔のドライブインがゴールインしたというので、祝いにいった。
助手席には白樺がフロントガラスをくりぬいて座り、はやくも車を湖沼にみちびいた。
故障にしずむクラッシュカーに枯葉がお ...
味わいに
静かさ奥行き
感じる我、
其処に
静かさト遠さ 在りと。


静かさ遠さ、
〉とおさしずかさ〈
今に在ります

これ、微妙な感性の震え

只今捉えがたく一つに在り。
まさるの家で山羊汁があると聞いて出かけた
子供のうちは山羊の脂に中るということで
その場に呼ばれることはない
 
 

その時計の狂っていることを祈りながら
向かいの能登屋の蒸し器か ...
 アフターダーク 影は踊るよ
張り詰めた宙 小声で歌うよ
 月 星 現れ 宇宙 火花 生まれ
暗くなってゆく 本当の内証…

天高く月が昇ります 白銀の女王よ
 夜の風景に溶けてゆく呪 ...
転覆してしまった
砕氷船は
海のど真ん中
沈んでいくよ沈んでいくよ

孔雀と戯れている少女の言う

夜陰の街並みを
大勢の南国の人々
ぞろぞろ歩む一方向に

あれは何?と少女に尋 ...
鍵をなくして
座礁した無人島の浜辺から少しせりだした夕日の淵で
釣りをするたびに地球を釣ってしまい
きれた糸の先に針をつけて
昨夜捕まえた痩せた月を餌に
じっと
新月を待っているような
...
冬至過ぎれば
米粒一粒ずつ
日が長くなるよ
と祖母が言っていたという
冬を越すぞ



冬になる分
一日一日
春は近づくのだ
どの道
あったまる
孤独、

寄る辺なき
魂の

力と化し、

進む

みちは

とおいとおい

ひらかれた
こころ

言祝ぎ

ぼくはいくよ、

とおくとおく。
   「食卓」

 サラダの皿の色どりに
 執着しつつ
 缶ビール グラス注げば
 勤めの愚痴がついと出る
 貴方との白いテーブル


   「霧の朝」

 冬が来て
 裸木ば ...
 三分咲の桜が好き
 と云う私に
 葉桜が一番好き
 と 笑った彼女

 「なんで?」
 ほのぼの香る色にも
 一閃の青をみる
 硬質感ただよう清らかさ

 結婚前の彼女は答える
...
目は寒がりな二匹の猫
一匹は窓辺に立って外を見る
一匹はこたつの中で夢を見る
景色に重さはなく
重さのないこころとつりあっては傾いて
朴訥に歩を乱す
冷たい針が刺さったままの雲の針山
隠 ...
 退廃的な茶色い風景は一掃され、どこも白いベールに覆われている。嘘のような本当の話、のような風景がある。
 雪にまつわること。たくさんあり過ぎて語れないほど。雪を心待ちした青年期、悩まされた中年 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
隙間風りゅうさん自由詩4*23/11/29 6:42
2023年11月29日 だらしない男の話しから足立らどみ散文(批評...3*23/11/29 6:22
沈黙と言葉ワタナbシン...散文(批評...323/11/29 1:29
詩想41〇ヒビキ〈音楽〉*について、五行歌借りひだかたけし自由詩223/11/28 20:57
声の淵自由詩323/11/28 15:29
修正液妻咲邦香自由詩4*23/11/28 15:08
※五行歌 二首「認めるかだ」こしごえ自由詩1*23/11/28 7:25
無題大町綾音自由詩3*23/11/28 4:45
gastronome 31-40 AB(なかほ...自由詩423/11/27 20:29
詩想40〇声のヒビキひだかたけし自由詩323/11/27 20:25
真夜中夏川ゆう短歌223/11/27 14:36
どうでもいいです!!ナンモナイデ...自由詩2*23/11/27 14:25
五行歌 一首「花火」リリー自由詩3*23/11/27 12:45
継ぐ手塔野夏子自由詩8*23/11/27 10:38
独り言11.27zenyam...自由詩2*23/11/27 6:30
檸檬本田憲嵩自由詩923/11/27 3:02
陽の埋葬田中宏輔自由詩11*23/11/27 0:38
春 ~Judy Garlandにカワグチタケ...自由詩323/11/26 23:49
めぐる季節にドライヴィン・ローリン・クリスマス菊西 夕座自由詩2*23/11/26 23:11
詩想39〇しずかさとおさ、五行歌借りひだかたけし自由詩423/11/26 21:33
gastronome 21-30AB(なかほ...自由詩423/11/26 21:10
(翻訳詩)アフターダーク足立らどみ自由詩9*23/11/26 19:36
深紅のスカートひだかたけし自由詩6*23/11/26 17:55
wc自由詩12*23/11/26 16:11
※五行歌 二首「冬至過ぎれば米粒一粒ずつ日が長くなるよ」こしごえ自由詩2*23/11/26 15:58
言祝ぎひだかたけし自由詩3*23/11/26 15:36
五行歌 二首リリー自由詩1*23/11/26 11:41
さくら自由詩7*23/11/26 10:29
蜜柑ふたつただのみきや自由詩2*23/11/26 10:27
冬を旅するために山人自由詩6*23/11/26 8:09

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加筆訂正:
/涙(ルイ)[23/11/28 19:47]
少し、改稿しました
自尊心/涙(ルイ)[23/11/28 19:45]
少し、改稿しました
蜜柑ふたつ/ただのみきや[23/11/28 0:05]
修正
檸檬/本田憲嵩[23/11/27 21:01]
加筆修正。
蜜柑ふたつ/ただのみきや[23/11/26 20:34]
一、二行目修正
蜜柑ふたつ/ただのみきや[23/11/26 20:31]
誤字修正
蜜柑ふたつ/ただのみきや[23/11/26 14:08]
間違い修正
3.28sec.