あべのハルカス
シャレたビルのフロアを
こんな高いところにもってくるとは

空をオナカにあしらった
こんな素敵なクマさんがいるなんて

みんな落ち着かないよ
落ち着かないよね

ワ ...
 小路を下り来た足が
 民家の庭先にある酔芙蓉の木に
 止まってしまいます
 日差しを浴びる幾つもの
 いくつもの花を
 見てしまう
 どれもがすっかり
 酔い心地
 
 木は通 ...
夏子は待ち遠しい
照りつける太陽が
寄せては返す小波が
小麦色の肌に
素足で歩く砂浜
麦わら帽子を被って
いちごミルクのかき氷
蝉の鳴き声が響く
忘れたい暑さは
誰のせい
項垂れた様子で
貴女が放つ色彩は
赤 青 灰
項、硬直し
瞑る眼の相貌、
ただ 沈黙

内部へと
折り重ねられた翼、
貴女の名を呼んで
一瞬に開ける光景、
貪り呑み込み羽ばたく
...
戦争が平和を利用する
平和とは略奪だ
子供たちを巻き添えにして
パンとチーズのために、
俺の家族のために、
容赦ない 機銃掃射で平和を願う
皆殺しによって、
街に平和を取りもどす
年老 ...
脳天に五寸釘を打ち込んで
血が噴水のように鮮やかに
飛び散って美しい
自称詩人が唯一人のために
なった瞬間だ

道端三姉妹の名前を
思い出せない
こんな時にネットを使うと
ボケ防止に ...
とっくに燃え尽きた私の夢、

桜の花々白く白く青空に映え
その下を忙しく歩き過ぎる人

わたしとあなたは
ばらばらに進みながら、
一つの目的地を共に切り開いている

私たちが生きる、 ...
○「独り言格言」

*「人の一生を充実させるかどうかは
  学ぶ力にかかっている」
*「グローバル社会
  円安によって我が家のおかずも一品減った」
*「自分を知れば道は見えてくる」
* ...
世界は崩れ落ちたりなどしない、その中で右往左往する無数の個が、語ることもままならず腐り落ちていくだけだ、眠ることのない二四時、薄暗がりの部屋の中空にそんな言葉が捨て置かれていた、後頭部を包み込む枕 ... 居心地の良い
気温 湿度 明るさ
そして 土
たくさんの植物たちが所狭しと住んでいました

大小さまざま 色とりどり
かわいいもの カッコイイもの 不思議なもの
個性豊かな たくさんの植 ...
三月十二日 火曜
天氣 晴
起床 六時二〇分
就床 十時二〇分

今日は全部の學科が東西合併でした
圖画は色の彩色を習ひました
國語は自習でした
裁縫は感想(一年間の成績につい ...
昏がり
伸ばされた少女の白い腕
僕の地平線のすべて

そうよ
私がいなくなれば
永遠に陽はのぼらないわ

僕は鳥
魂は地平線の彼方---

不意に少女が腕を下ろす

僕は
...
順番がきて
名前を呼ばれて立ちあがったけれど
なんて言えばいいのか、なにを言えばいいのか
わからなくって、ぼくはだまったまま
(だまったまま)うつむいて立っていた。

しばら ...
愚か者に短銃を突きつけ
緑青にはきれいな羽織が
しとどにも、よく似合う

とおく小高い霊廟がうつる 蝶の脆羽の鏡面は
祭の金魚のように忙しなく からにあった煎餅瓶も

どこかしことおくそ ...
異世界に迷った ヒッキーからの自分を思う
仕事から逃避の横恋慕はなしのつぶて
夜の横浜を走る ラインのくそったれ
お疲れ様の返事がお疲れ様とはよう
妙に静かな公園には萎れたバレーボール
デ ...
ゆでてあえるだけ


コーヒーのパスタを食べた
ゆで過ぎたべたべたパスタ
変わる味の微妙な茹で加減

スタバでコーヒーを飲んで
家に帰ってまたも挑戦して
ふるいレシピをコピーして
...
水 あつめるところから暮らす
俯く 嫌 こころ写すから
窓や雲を数える 迷うまで

何かの粒とうがいに使われた
白っぽい水が
くり返し吐き出され
洗面器を満たしてゆく午後

わたしの ...
いちばん好きな場所は屋上で
鳥かごみたいな制服のスカートが
風を受けるとひらひらと舞って
本当に飛べるような気がしたから

空を見ている間は
瞬きをして
雲を何針も縫ってしまう

上 ...
仄かな熱、
三本の柱、
絶えず声、

生きるために生きる
のなら、
進み化けるために

ノイズまみれの生から
溢れ出す 垂直の瞬間

切断する 時を
この燦々と日曜日、
張り ...
さくら錯乱


さくら錯乱でも気さく
サクサク歩く桜道

月あかりに照らされ
ぼんやりと

音のない映像見つめた
部屋の中にしのび寄り

現れたのはさくらの霊
染井吉野は泣い ...
みそひともじ はおまじない

歌を忘れたカナリアが

閉じ込められた鳥籠の

扉を開ける合言葉

57577

世間知らずの詩人さん

おいらも一つ考えた

ぜったいばれ ...
○「青春の回想4」

僕の友人の話である
中学生の時に二つ上の先輩から
いきなり呼び出されてめちゃめちゃに殴られた
どうして殴られたかはまったく心当たりがなかった
しかししばらくするとそれ ...
真っ直ぐ容赦なく進む時間に
春、桜の花 絢爛に舞う

花道、進み全身を浸せば
不思議なくらい、
瞬間 瞬間 現れ出て

花吹雪はいずれ
私という存在に垂直に降り
時間という緩慢な容赦 ...
翼が生えてきた 日に日に大きく育って
ゆく けれどそれは 誰にも見えない 私自らにも
見えない なぜならそれは 私の内側へと
生えていたから 見えはしないけれど ただ
たしかにそれは 翼である ...
ふるさとは1行の詩よりも価値がない

と 少女は似合わない口紅のような言葉で
潮騒を1行に書きとめます

1行の言葉の地図を広げ
次の1行へと飛び移る

くりかえせば
言葉が連れて行 ...
コンパスは串刺しの太陽を食らう
インクの肢体その所作に風で眼を濯ぎながら
めくれる笑顔の残像が染みになる鈴を吐き戻す娘の青い蝸牛菅で
処方されなかった秘密は気刻みに棘を起てる時計
流れに垂直の ...
ガラスドームに納められた臍帯届の吐息でしょうか

鏡に移した蒼穹と対岸は臙脂のコテージに存在を求めます
翻された片腕が不器用に曲げられるのを
黙って、置いて

絶景を広げる設計図に
うつ ...
薔薇の蕾
キャベツの穴、

覗いたら

何か蠢いた

卵の殼割れ ドロッと
己の内、深く高く沈み跳躍し

たましい 見つけた、


初恋、告白した雨降りの あの日のように
...
子供のころの
キーホルダーだの
ネジだの
なんだのかんだの詰まったクッキーの缶
実家から

忘れていたかったはずの
好きじゃなかったはずの
子供時代が
悪くないものに思えた

昔 ...
春だというのに肌寒く
しとしとと降る雨が桜を散らす
まだ咲き誇る姿を見てはいないのに
水分を含んだ枝は俯いている
薄紅色の花弁が川面を流れてゆく
灰色の空に月の姿はあらず
寒さが益々感じら ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
あべのハルカス日朗歩野自由詩123/3/21 8:28
積雲リリー自由詩3*23/3/21 1:09
夏子の熱坂本瞳子自由詩023/3/20 23:17
シンカひだかたけし自由詩223/3/20 20:07
戦争が平和を利用するatsuch...自由詩4*23/3/20 19:58
忘れて花形新次自由詩123/3/20 18:07
夢と未知ひだかたけし自由詩6*23/3/20 17:00
独り言3.27ホカチャン自由詩1*23/3/20 15:59
mechanical ventilator(人工呼吸器)ホロウ・シカ...自由詩4*23/3/20 13:10
咲くやこの花館日朗歩野自由詩023/3/20 12:52
女學生日記 五十九TAT散文(批評...123/3/20 4:36
少女よ 地平線のすべてよ藤原 実自由詩2*23/3/20 0:01
四月になると田中宏輔自由詩17*23/3/20 0:01
わが‐ともがらあらい自由詩123/3/19 22:39
小指と薬指から民二郎自由詩023/3/19 21:15
ゆでてあえるだけ/ゴル参加、お題は白さん足立らどみ自由詩2*23/3/19 19:48
燕たちsoft_m...自由詩123/3/19 19:44
teenagerミナト 螢自由詩123/3/19 19:42
捧げる。ひだかたけし自由詩3*23/3/19 19:12
さくら錯乱足立らどみ自由詩2*23/3/19 17:29
みそひともじはおまじない[私家版まざあぐうす]藤原 実自由詩2*23/3/19 17:10
独り言3.26ホカチャン自由詩5*23/3/19 11:01
桜の花舞うこの時にひだかたけし自由詩6*23/3/19 10:51
内 翼塔野夏子自由詩10*23/3/19 10:38
ふるさとは1行の詩よりも価値がない藤原 実自由詩4*23/3/19 6:11
地図と蓄音機ただのみきや自由詩3*23/3/19 0:25
篇奏星あらい自由詩023/3/18 22:36
たましいひだかたけし自由詩323/3/18 22:26
日朗歩野自由詩223/3/18 20:56
身の程知らず坂本瞳子自由詩2*23/3/18 19:33

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