○「美しい心」
白一色ではなく
千の色を混ぜて創ります
○「盛りつけ」
ワイフが一個のリンゴを
16等分してきれいに大皿に盛りつけたら
豪華な一品にかわった
○「センサーから」
...
目醒めると
この心に寄り添っておとなしくしていた霊が
ゆっくりと時の隙間にすべりこんできて
顔なじみの友人のように
この肩の向こうから微笑みかけてくる
それからは いつも通りだ
神をも恐れ ...
東京の街へは二度と来るものか
、と誓った夏の終わりの東京。
ノンアルコールを片手に私はヤモリだった。
* * *
{ルビ「あれ? 未成年だっけ?」=大人の男の人の声}が私に当 ...
この世界
半熟玉子
潰しあい
子供らの夢
奪う愚かさ
フライパンのうえの未成熟な太陽系に、うっかりと落としてしまった、
君のしろい星のかけらが、
ぼくの宇宙(コスモ)を未だに巡る、ひとつの彗星となっている、
漂泊の路は白く乾き
振り返ってみれば
足跡は曲がりくねり
彼方に霞み 消えてゆく
あれから{ルビ幾年=いくとせ}経ったのだろう
春は桜の花びらに埋もれ
夏の陽はヒマワリを照らし
...
一言で言える言葉を言っていく
音のなか意味のない夢みて眠る
ほんとうの蛍のように星滅ぶ
階段で皆の白さ比べてる
数学苦手な癖に数字で比較して 学ばないまま字を打っている
ぼくたちの消えてく音が空き部屋の光の果てで鳴り続けてた
豊羽鉱山で働いてた高橋のおじさんと
おばさんの家のみゆきちゃんは
ボクが小学校の時
泊まりに行って
夜中におしっこに起きて怖くて
動けなくなった時に
「一緒に寝るかい?」と
声をかけてく ...
能登の震災で
みんな困っているのに
相変わらず
お前らは自分語りのクソ
自称詩に終始して
全く恥じるところもなく
アホみたいな顔していやがる
なあんでお前らの頭の上に
瓦礫が落ちな ...
ゆるやかに
意識ほどかれ
やわらかに
見慣れた景色
ふと浮き立ち在り
波打つ岩の割れ目
ゆるりひらいて
見慣れぬ初めての
景色ひろがる光景
ゆるやかに
ほどかれた意識
今ひと ...
現の底から
浮かび上がる
思い出の予感に
陶然と
現の過去の遠さが
俄に近く狭まって
古代の太鼓の打刻音
木霊となり鳴り響き
底の底に横たわる
わたし独りのたましい
融通無碍に踊り ...
関西風のだしがおいしかったうどんの店は
コロナが始まってすぐのころ店を閉じた
よくお世話になってたのになあ
売り上げが落ちてかどうかは知らないよ
四月にはなくなってたから
それで、ちょっとし ...
ゲット・アップ・ルーシー
『われわ ...
...
凍ったフロントガラス
朝日が少しづつ彼らを懐柔すれば
やがてそこは完璧な薔薇園になる
回旋塔のはがれかかった塗装から
こぼれ落ちるドライフラワー
校舎の壁にはヒビの花が
鉄屑には錆の花が
...
何か一歩踏み出したら 素敵な何かに出会えるかしら
きっと 何かあるのでしょうね 確率はゼロじゃない
でも その素敵なコミュニティに 迷惑をかけない自信がない
素敵なものは須らく 私と ...
――外気温2℃。
深夜の阪和自動車道を
オートクルーズで突っ走る
後部座席には竿がある
目的は、磯釣りだ
前回の屈辱を晴らすべく
ウキをハリス側にセットした
これで仕掛けは撒き餌と同 ...
ドラッグストアのレジのところで
「お疲れではありませんか」
と聞かれるときがある
僕はそのたびに
「いいや ちっとも」
と返す
すると店員が
何か困ったような期待はずれのような顔をする
...
天がすることも
私に都合のいい
ことばかりではない
それでも
これも運命 天の自由だ
・
空を
見ている
私を
見ている
空を
・
宙の闇に
冷えた星が
ひ ...
ゆるせないことを
ゆるすことにより
前へ進めるので
私は振り返り
黙礼をする
年を取ると
悲しむ力さえなくなる
わんわん涙を流しながら泣いたのは
いつだろう?
知人や友人の葬式に行っても
焼香して故人の顔を見て
「お疲れ様でした ありがとうございました」
などと言 ...
異様さの
呪いの深み入り
夜闇に沈む天井の
一角だけ真白い光の帯
凝視し次第顕われ確か在り
終わりから逆算される残余の日々、
生き生きと生き天真爛漫さ失わずに
戻り水を飲みな ...
天使の翼に乗って
羽ばたく花の
聴き入る
北極星の蒼い声、
〈君は何処から来たの?
そんなに冷え切って〉
深い闇の奥から
引き裂く声のヒビキ渦中
深い闇の奥に潜むヒカリ掴 ...
イタコ、暖炉、雲の姿。ガスの目論んだ固体。
いたこ だんろ くものすがた がすのもくろんだこたい
重く語ってったか、蜘蛛を。
おもくかたってったか くもを
餅の命の要素。滅ぼそ ...
...
カーテン開ける
東の窓辺は柔らかな
柳の芽吹き おもわす光
三度目に
鳴っていた携帯のアラーム消して
私を 執拗に抱きしめるコットン毛布から
這い出してきた脳みそが
...
ぬれた星を見上げ
渇きをいやす
眼球は
キリギリスを歌う
風見の舌と睦みながら
吐血の祈り
内視鏡では
さかしまに蜷局を巻く
死は累々と
あどけなく惨めに
染みはそのまま
母の着 ...
社会の底辺で生きる
意識の高い人は
四角四面の性格を
三角社会に収めるために
半分諦めている
半分諦めなければ
絶望の面積になるので
それよりはいいかなと
2で割って生きる
...
君と僕とのあいだに
置きたい言葉があるとして
それはいつも最初の言葉であり
最後の言葉
初めての言葉であり
いくたびも繰り返されてきた言葉
すでに過ぎ去ったこと
あるいはいま ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
独り言1.29
zenyam...
自由詩
3*
24/1/29 6:47
明け方の霊
岡部淳太郎
自由詩
4
24/1/29 0:21
無精卵は孵らない
R
自由詩
2
24/1/29 0:15
戦
レタス
短歌
3*
24/1/29 0:01
目玉焼き
本田憲嵩
自由詩
6
24/1/28 23:27
旅
レタス
自由詩
6*
24/1/28 23:14
本能に翻弄される大草原
水宮うみ
川柳
1*
24/1/28 22:54
子は字を学ぶ
〃
短歌
1*
24/1/28 22:51
泥沼の華
板谷みきょう
自由詩
3*
24/1/28 21:20
自称詩人皆殺し
花形新次
自由詩
2+
24/1/28 20:07
展開
ひだかたけし
自由詩
4
24/1/28 17:59
現の底*
〃
自由詩
4*
24/1/28 16:29
繁忙期の放心と、周縁の人々、一部に含まれること
うめバア
自由詩
4
24/1/28 15:51
青い墓標
TAT
自由詩
1
24/1/28 15:06
夜想
レタス
自由詩
6*
24/1/28 15:01
常設展
そらの珊瑚
自由詩
5*
24/1/28 13:52
独り言5
短角牛
自由詩
2*
24/1/28 12:08
ボウズ街道
atsuch...
自由詩
11*
24/1/28 10:43
疲れていませんか
zenyam...
自由詩
2*
24/1/28 7:36
※五行歌 三首「天がすることも」
こしごえ
自由詩
2*
24/1/28 7:29
※五行歌「ゆるせないことを」
〃
自由詩
3*
24/1/28 7:28
悲しむ力
zenyam...
自由詩
4*
24/1/28 6:11
五行歌、KEY OF LIFE
ひだかたけし
自由詩
4*
24/1/27 20:04
君へのファンタジー
〃
自由詩
6
24/1/27 16:35
古代にいた子(回文)
水宮うみ
自由詩
4*
24/1/27 15:47
赤い墓標
TAT
自由詩
2
24/1/27 14:24
朝暘
リリー
自由詩
9*
24/1/27 12:26
よみがえる
ただのみきや
自由詩
4*
24/1/27 11:55
底辺×高さ÷2=不幸の面積
イオン
自由詩
1*
24/1/27 10:37
合言葉
塔野夏子
自由詩
6*
24/1/27 10:16
282
283
284
285
286
287
288
289
290
291
292
293
294
295
296
297
298
299
300
301
302
303
304
305
306
307
308
309
310
311
312
313
314
315
316
317
318
319
320
321
322
加筆訂正:
常設展
/
そらの珊瑚
[24/1/28 15:36]
大幅修正しました
よみがえる
/
ただのみきや
[24/1/28 11:58]
何か所か訂正
ひこうきぐも
/
本田憲嵩
[24/1/27 23:47]
最後の一行、加筆修正。
よみがえる
/
ただのみきや
[24/1/27 12:28]
最後の2行少しかえました
3.91sec.