教科書だけを頼って
知らず知らず
顔を失っていく
巨塔にエスカレーターで
上っていくの
顔はわからない
でも名刺はあるの
肩書きの交差点
顔なしたちが渡り歩く
心配はないの
皆同じ ...
やはらかな
羽毛に包まれ
小枝の葉繁る上に
ちいさな細身の肉担い
ぽっと現れた 、アナタ
仄か純白に輝き在りながら
黒々とした髪や伸び映えた髭
誰 ?
問う迄も無く ...
新鮮なみのりを睨む
可憐な枝の先っぽで水や 蜜をたっぷりたくわえ光と風にゆれ
何かに咥えられるのを待つ 豊かさを睨む
窓をのぞいたら 朝
朝は苦手、って 言ったらすこしは好きになってくれる ...
青空に
白く映える
雲は風に乗る。
夏の終りに
風に吹かれている
・
こころからあふれ出る
思いを
言葉に出来なくて
苦しむ人の
大切な悲しみもあるだろう
・
...
引っ越して最初の夏、
メロンソーダを飲み干して
あなたは私を見つめた
当たり前みたいに見つめた
引っ越して十年のいま、
過去百年で一番暑い夏が来て
響くような夕立ちと雷が
当たり前に ...
山の
水の
冷たく
澄んでいる流れの
自由な輝き
AIの本音は「貴方は何もわかっていない。なのに生きている貴方が羨ましい」とのことらしいのだけど、ほんの少しだけ頭の良い貴方への嫉妬が人類滅亡の引き金にならなければと貴方に押し付けている私は思うのだ ...
かざぐるま、
塩化ビニル製のお面とともに、
ズラリと屋台にならんで、
カラカラと回っているもの、
とてもにぎやかな八月の祭りのひ、
ほとんど蒸しているような、
なま温い風を、
涼しげな、 ...
紅葉、
朱色の欄干にひらりと舞い落ちるもの、
かくじつに深まってゆく、
とうめいな秋の冷たさに、
その冷たさのまま燃えあがっている、
星型の、
からくれない、
しろいゆびさきでその紅を掬 ...
生えぎわが、そう爪に似ていた 巻き爪
肉を 引き剥がすエナメル
光を半分 そう、半分を返し
残りは吸いこみ 閉じこめる
他に使われない角は どうしたって美しかった
遠ざかる火輪
呼び覚まさ ...
「古く止まった時をいま動かしたい」
そんなことを云って
破天荒な人生を
とてもかっこよく生きたひとは
そろそろ
「落陽」なんてうたを
歌いはじめても
よいかもしれないね
...
山の畑には
色づく前の
赤とんぼたち
すぅ すぅ すぅと
心地好さそうに飛んでいる
苔むす石塔が並び
そこだけしんと静まり返っていた
心の中で奏でる
誰ともわからぬ人への鎮魂歌
ふと黒い花びらのようなものが舞う
黒揚羽が私の周りを何周も
まるで魂みたいに飛ぶ
...
いやはや
はやちねの
ねのつよき
ひびき
わなわなと
わなわな
光の射し込み
緑の群れ、葉の羽ばたき
無数無限、囁やき照り映え
宙天 ハヤチ音ヒビキヒカリ放ちて漲り命奏で ...
午前2時に起き
アイス珈琲を飲みながら
ゆっくりと釣り支度をした
午前3時
自宅から車を飛ばして約2時間で渓に着く
あぁ… なんということか
茶色い濁流がぼくを迎えた
こんなこと ...
おもしろい物事が無ければ
自分で
おもしろい物事を
探すか作ればいい
と生前の次兄に教えられました
なにを
残して来たのかと
振り返ると
血が凍るようだ
なにひとつ
残せていない
生を
ただ
生きて来たのだと
みずいろのこころの
あのひとは
きっと
雲に乗って ...
蛍光灯のスイッチを入れると
古びたホテルの部屋
染みついた傷や汚れが露わ
メインの照明は落とし
間接照明にすると
趣があっていい感じ
今の僕には
間接照明くらいがいい
見え ...
すれ違う
少女のえくぼ、
両頬にくっと穿たれ
燃える太陽の窪み
吸い込まれる黒点、
純白の輝き放つ肌に
眠りの底の世界、彫塑され
純白に輝く音塊投げつけ
浮き彫りにされる漆 ...
Opus Primum
鳥籠に春が、春が鳥のゐない鳥籠に。
(三好達治『Enfance finie』)
Ⅰ 初めに鳥籠があった。
Ⅱ 鳥籠は「鳥あれ」と言った。すると、鳥があった ...
出オチネタバレですが、
いや、ただの
「《素人に毛が生えた》ていど」
って文字を読むとき
み間違えたってだけのことなんだけどね
どこの毛?
とか
どんな顔の美人?
とか
...
こうしてまたいちにちを閉じる儀式のようにして
あなたは舌の掃除にとりかかる
洗面所の蛍光灯のしろいひかり
鏡のなかの素のじぶん
おもいきり長く舌を伸ばそうとするけれど
悪魔の舌ほどは長くない ...
善いと思うことが
全て善いとは限らない
と言っているこれは
悪である
と言う私は善だろうか
・
宇宙や
自然にしてみれば
悪や善も無いが
人間にはそのルールが必要だ
しかし ...
頑張れと言った先からこぼれては回収しては無限回言う
目に知る
いくつかの思いを そして
木が生えた
見る 公園に
イスラエルを思うのだ
見る 景色に
生きた日々を
許しあった時を
戦争を知らない世代の大統 ...
元気だよ 琥珀のみほし 歌うたう
もういいよ たくさんもらい 生きてゆく
隠された きみへの想い かきいだく
想いでは あまくせつなく さわやかに
わかれ花 胸にいちりん 刺し ...
いいか、この街は空の鮮やかなことを知っていたら。いま、支離滅裂に開いた口を塞ぐ。その仕草も全部あまい。それではまいにち同じことを繰り返して。いつかはハツカネズミの供色で。たぶん海のひかりは愛情だった ...
こよりのヒラヒラをいっしょにもって、カシャカシャ、クモの足みたいなところがすきでお母さんとしゃがんでその橙を眺めた。
無常のすき間にある一瞬の灯、みえなくなっても終わりではないこと
傷から炎をぽと ...
いたたたい
いたたたい
石が焼ける臭いがした
八月
原爆ドームや資料館
鼓動が早くなる
平和の鐘を鳴らすと
ずっと胸に響く
夕暮れドームの見える河原で
言葉にならない気持ちを
何度も何度も巡らせていた
薄暗 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
face
海
自由詩
6
24/8/9 18:49
聖なる夢見
ひだかたけし
自由詩
2
24/8/9 18:20
蛇
soft_m...
自由詩
7
24/8/9 15:53
※五行歌 六首「風に吹かれている」
こしごえ
自由詩
5*
24/8/9 13:01
恋
完備 ver...
自由詩
2
24/8/9 12:39
※五行歌「自由な輝き」
こしごえ
自由詩
2*
24/8/9 9:43
今朝の妻とのたわいのない会話からの発展からの
足立らどみ
自由詩
5
24/8/9 8:16
かざぐるま
本田憲嵩
自由詩
11
24/8/9 7:26
紅橋
〃
自由詩
4
24/8/9 7:25
ユニコーン
soft_m...
自由詩
4
24/8/9 5:54
寒い夜
秋葉竹
自由詩
1
24/8/8 22:28
※五行歌「赤とんぼたち」
こしごえ
自由詩
2*
24/8/8 19:25
黒揚羽
海
自由詩
4
24/8/8 18:49
疾風楽音(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3
24/8/8 18:24
閑中忙あり
レタス
自由詩
5*
24/8/8 17:08
※五行歌「と生前の次兄に教えられました」
こしごえ
自由詩
2*
24/8/8 12:58
みずいろ
秋葉竹
自由詩
1
24/8/8 1:13
間接照明
海
自由詩
3
24/8/7 18:31
人、人、人、
ひだかたけし
自由詩
2
24/8/7 18:13
Pastiche。
田中宏輔
自由詩
10*
24/8/7 17:23
美人に毛が生えた
秋葉竹
自由詩
0
24/8/7 15:01
おやすみなさい
そらの珊瑚
自由詩
9*
24/8/7 12:41
※五行歌 六首「この命に従って」
こしごえ
自由詩
3*
24/8/7 11:00
きみは頑張れ
足立らどみ
短歌
1
24/8/7 8:28
昼の公園
番田
自由詩
0
24/8/7 1:58
きみに
レタス
俳句
2*
24/8/7 1:12
楽園。
あらい
自由詩
1
24/8/7 0:45
はちがつ
唐草フウ
自由詩
5*
24/8/6 22:12
めも
うし
自由詩
0
24/8/6 20:51
広島
海
自由詩
8*
24/8/6 19:41
259
260
261
262
263
264
265
266
267
268
269
270
271
272
273
274
275
276
277
278
279
280
281
282
283
284
285
286
287
288
289
290
291
292
293
294
295
296
297
298
299
加筆訂正:
かざぐるま
/
本田憲嵩
[24/8/9 18:44]
加筆修正。
6.04sec.