朝に新緑の雑木林の
 波打ち繁茂する葉々眩しく


眼差す眼、差し出され凝視し


 昼に黄ばみ萎びるツツジの花
 過ぎ去りゆく輝きの赤・白

 夕に雨の降り注ぎ強まり、

...
あの山の稜線と
想像の痕跡が等しい
山頂付近に着せられた雨量
養分となって
発芽する竜胆は
どれひとつとっても
車内のラジオに届くことはない
それなりの高層ビルに裁断される形
は補完さ ...
天下、海栗、海月、楽に浮かんで。
てんかうにくらげ らくにうかんで


啖呵、神々が噛んだ。
たんか かみがみがかんだ


たった一人きり、はい、チーズ。一位張り切り飛び立った。
た ...
○「大小」
物事の大小を知る
これが肝要なり
小は見えやすく
大は見えにくい

○「疑問」
「ポールペンは何ゴミで出せばよいのだろう?」
「NHKBS二台目はテレビの受信料が高くなるの ...
あたらしい
朝日はまいあさ昇るから
あなたを照らすキラキラのやつ


締め付けられた夜が終わり
信じられない苦しみにも
眠れなかった部屋にも
あかるい朝日が
さしてくれるまる ...
体重は五キロ、性別はオス、黒い猫です。
もし見かけたらこちらまで
どうか連絡してください。名前は
「うに」お願いします

雨はふらないよ
うにお願いします
ご飯に困らないよ
うにお願い ...
ひらひらと、頼りなく風に吹かれて、煽られて、めく
れる頁、めくれる言葉、歌になる言葉、歌が記された
紙片、ただの頼りない、薄いいちまいずつの紙が、そ
こに言葉が記されてあるというだけで、どこか尊 ...
喜び悲しみの数は 
誰もが同じなの?

幸せ告げるあの鳥は 
いつ戻ってくるの?

戦い続けることが 
正義の証なの?

向かい風や追い風が 答えを運ぶだろう

安らぎ求める為に ...
The song I wish I had sung the first time around
is called
'The song I wish I had sung the fi ...
街に隠れた風を探して
暑過ぎる空の名はブルー
コカ・コーラの看板の前で
昔好きだった子を思い出す

エジプトから来たパフォーマーが
ピラミッドの精霊を真似ている元ダイエーの廃ビル
僕は百 ...
生存のしやすさに直結する能力は知力、身体能力、コミュ力だろう。

だから普通に考えれば、賢さ、肉体の強さ、コミュ力の高さを重視して相手を選び繁殖すべきだと思う。

しかし今日モテる、つまり繁殖 ...
濡れた溝を辿り
滲む白頬の
太古から伝い流るる

夜明けの思惟、

夜更けの悪夢また孤独
という怪物を溶解し
人をして正気に独りに
肉を離れ魂に生き
濡れた溝を辿り
滲む白頬に
...
火のついた煙草の先端
溢れる煙の螺旋構造が
玄関扉を背に
本当は青白く
極光に匹敵する
美を備えて

部屋の隅にしまわれた
竹牌は腐食している
まだ禁煙がなかった頃
和菓子屋をやっ ...
どの道
絶対
叶う
約束を
こころまちにしている



新々・五行歌五則には
「内容などには制約をもうけない」
とある。しかし倫理を
無視出来ない人も居る
だろう。でも私は言 ...
鱗が汚れていく
星の夜を引きずって
感電した右腕
噛まれた跡に注いだわけは
一夜だけ咲いた青い花
未熟な声だった
猫にまで満たない
瞳に映る色が
深呼吸をするたび
境界線で揺らいで
...
手の甲に
思い出刻み
今思う

重なって
願うしあわせ
遠き日を

蒸せている
ケムリと匂い
今はただ

月満ちて
褪せた微笑
来る月

若き葉と
通り過ぎたる
言 ...
ズンチャ ズズンチャ
 
  ズンチャ ズズンチャ




   ハナノイロハ

     ウツリニケリナ

      イタズラニ

   ワガミヨニフル

      ...
生き残ることはスポーツやゲームではないのでは?はて?


スポーツやゲームではない世界で才能が開花しない凡才にとっての学びは続けていけば続けていくほど細分化していくし体系化していくし本質の根に近 ...
慟哭は泡上の海に沈殿して行く、死後硬直のあとの眼球のような濁りと共に、ソプラノで鳴く海鳥たちの忙しない鎮魂歌、灰色の空に灰色を足していく、自傷癖の鮫が血を求めている、雷が遠くの空で擦過傷のように瞬 ... 焼き尽くす炎の渦中に

 棺は持ち上がり
 立ち上がる死体

残余に拾われる白骨、
物質に打ち勝った〈私〉の証。
 

批判を
聴くのはだれだって嫌だけど

正しいアリバイを
ちゃんと示してみれば

批判は消える

なんて訳なくて
いつもいつも白い綿飴みたいな
やさしさだけに救われる
...
二重焼き三十年は食べてない鯛焼きは日本中泳いでる

駄菓子屋の昔からある人気菓子小さな会社夫婦二人だけ

パンクした自転車直すお爺さん声かけながら手際よく直す

散歩道今の気分は上々だ見る ...
ぽかーんと広がる
朝の碧天、
軽やかな微風を送り

地に揺れる色とりどり
花々大小、
柔和な微笑みあちこちに

雑木林にいよいよ濃密なる
新緑のグラデーション、
照り輝き天を目指し ...
○「野菜高騰」
大根パス
キャベツパス
白菜パス
で モヤシだけを買う
野菜高騰と円安は
関係あるのだろうか

○「ゴールデンウィーク」
ぼんやりゴロゴロ時々居眠り

出費なし ...
ゆるゆるとながれている
今もながれつづけている時間を
ふいにとめた とある春の庭がふたつ
となりあっている
ひとつは住人によってよく手入れされていて
赤いチューリップが笑い
黄色のパンジー ...
当然のことながら、言葉は、場所を換えるだけで、異なる意味を持つ。筆者の詩句を引用する。


ひとりがぼくを孤独にするのか、
ひとりが孤独をぼくにするのか、
孤独がぼくをひとりにするのか、
...
最初から廃墟だった場所で
最初から破片だった言葉を
拾い集め交わし合う
それは破片だから
時に自らを 誰かを
傷つけてしまう

しなやかで
すきとおる思惟で
編み上げられてゆ ...
早朝の
駅のホームで吐く息が
みえるとゴジラのようだと笑った


懐かしい
甘い香りがしたときに
君を想った通勤電車


週末は
心と体を整える
あの銭湯へゆくから耐え ...
時々釣りをしながら思い出すのは、こうしてロッドを振っていた中学の頃の僕だろうか。テスト期間中はよく、同じようにロッドを持って、友達と出かけていた。近所の川や、沼だったけれど。そして、日が暮れるまで影を ... いかがわしい村の教会では
不思議なことに悪魔が鐘を突く
菜の花畑の黄色がまぶしい
飛行機の窓からのパッチワークがかわいい


あの人は根っからのカンタベリ系だから
フュージョン系のギ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ひだかたけし自由詩424/5/1 17:20
稜線中沢人鳥自由詩1*24/5/1 16:39
天下にはにかんで(回文)水宮うみ自由詩1*24/5/1 16:15
ぱんせ5/1zenyam...自由詩2*24/5/1 16:06
あたらしいいちにち 3秋葉竹自由詩224/5/1 7:58
うにお願いします森 真察人自由詩824/5/1 0:19
風の頁岡部淳太郎自由詩424/4/30 23:53
風に晒され板谷みきょう自由詩2*24/4/30 21:49
The song I wish I had sung the ...瀬戸さんご自由詩1*24/4/30 21:05
walk awayホロウ・シカ...自由詩3+*24/4/30 21:03
なぜ美男美女がモテるのか?森 真察人散文(批評...124/4/30 19:36
夜明けの思惟ひだかたけし自由詩224/4/30 17:18
煙草中沢人鳥自由詩3*24/4/30 16:27
※五行歌 五首「どの道」こしごえ自由詩6*24/4/30 14:06
ちゅ、親和性。トビラ自由詩4*24/4/30 3:11
甘き夢、朽ちた春松本 卓也自由詩324/4/29 23:41
Komachiレタス自由詩11*24/4/29 22:49
生き残ることはスポーツやゲームではないのては?足立らどみ散文(批評...124/4/29 22:48
泡(あぶく)ホロウ・シカ...自由詩1*24/4/29 22:04
五行歌、白骨と私ひだかたけし自由詩424/4/29 19:18
バカな花秋葉竹自由詩124/4/29 17:59
駄菓子屋夏川ゆう短歌324/4/29 17:55
また新たな一歩をひだかたけし自由詩524/4/29 17:15
ぱんせ4/29zenyam...自由詩3*24/4/29 16:09
にわくらべそらの珊瑚自由詩15*24/4/29 11:57
Your Song。田中宏輔自由詩9*24/4/29 10:32
失伝説塔野夏子自由詩7*24/4/29 9:32
自由秋葉竹短歌224/4/29 4:08
釣りの考察番田 散文(批評...024/4/29 2:25
プログレ藤原絵理子自由詩324/4/28 22:45

Home 戻る 最新へ 次へ
239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 
加筆訂正:
太陽丼/本田憲嵩[24/4/30 22:23]
若干修正。
にわくらべ/そらの珊瑚[24/4/30 7:27]
加筆しました
5.73sec.