だれのものでもない両手で
 だれかを傷つける
 呼び鈴がおれの耳に
 爆発している
 やり過ごすことのできない咎に身をふるわせて
 やはりだれも
 おれを諒解しないというところで
...
つらなって
いる

全ての
失った
ことにより
得た
楽しみを
楽しめ



何もかも
楽しむ気で
生きたい
時には人生はゲームだ
とね



ああ古の
遠いところから
降って来る
小雪 ...
ぼくの瞳が濡れているのは
遠い空を眺めていたから
涙なんか流しはしない
大丈夫と言い聞かせ
春の{ルビ詩=うた}を歌おう
所詮物語は自分の中にしかない
物語をどう書き換え
幸せな終わりにするかは
自分次第
所詮物語は自分の中にしかない
一日一度静かに燃える家があり
今まさに燃えさかっている
そしてその近くの電線に
数羽の小鳥が舞い降りた
いつぞやのにぎやかさはどこへやら
今日の電線の音符は歯が抜けた様相
それでも音符たち ...
車を買うことになってディーラーに行った
担当者は車じゃなくて部屋の間取りを説明し始めた。
3LDKで賃料は15万
我が家は荷物が多いので3LDKでは狭いので
4LDKは無いかと聞いた
担当者 ...
 晩夏の高い蒼穹の下、私はまだ、夏の暑気がたっぷりと残った陽射しを浴び、碧い碧い蒼穹を見上げる。そこには白い月がまだ昇ってゐて、白い月は晩夏の遠い地平線に鬱勃と湧き立つ入道雲を見下ろしてゐた。地は陽射 ... 対の果ては見えない それでも立ち尽くしているのは
相を浮かべては思い焦がれて 待ちわびていて
飛び去る轍は偏東風(やませ) もう寒さがそこにいるから

だから
「ほら稲穂がこんなにも靡い ...
情熱はもう涸れてしまった。

一行目では誰もが世界一の詩人になれる。

二行目、三行目からは篩にかけられたように、

詩人だったものはただの凡人に成り下がる。

バレてはいけないよ、夕 ...
川を歩いた 海を思って
年老いた体ではあるが 動かせた
何度 でも この景色を 僕は
僕の見たい景色として訪れたというのか
今日も日はベンチに差していた
前に見たことのある 角度の記憶で
...
いっぴきの草鞋虫を片ほうだけ履いて、
春が土足で入ってきた、
ながらく寒かった和室の畳の上にも、
いっぴきの草鞋虫が入ってきた、
ワラジムシ、
おまえは、とてもちいさなちいさな、
春の外履 ...
どんなに遠く離れていても
心かよわせた日々は忘れない
きみだけを見ているから

大きな虹が蒼穹を渡り
ぼくを呼んでいる
あの虹の向こうへ行けば
きっときみに逢えるから

ぼくは走る! ...
時計の文字盤の進行と街の気配が奇妙な歪さをもって網膜に刻まれる午後、全身に浅黄色の布を巻きつけた梅毒持ちの浮浪者女が木の柵で囲われた売地の中でこと切れる、鴉たちは低いビルの立ち並ぶ様々な屋上からそ ...  ピアノの鳴る室に
 ふと情事の匂いを嗅いだ
 犬や猫の恋ではない
 汚れ切った人間の恋でもない

 冷たい冬の北大路をよろめきながら
 月の無い日をさまよって
  この生命
  唯美 ...
みんな 考えることが
おっくうに なったので
頭を はずして
かわりに 肩の上に
鳥籠をのっけて 歩いてた
鞄を抱えた 背広姿の人も
バス停でバスを待つ 女の人も
みんな 肩から上は ...
いろんな顔たち
現れ互いに語り合う
この夕べに
意識の内で
彼ら彼女ら余りに鮮やか
声の聴こえず
口の動き表情の変化
ああ余りに鮮やか浮き立ち
嬉しそうに哀しそうに穏やかに
しばし語 ...
○「有名人」
登山と同じで
登り詰めるには
時間がかかるが
落ちるのはあっという間である
一歩の判断ミスでも落下する

○「二刀流」
大谷選手
今年は
野球と家庭の二刀流なるか
...
眠りから醒めた夢が
空の中に溶けていく

名前も形も知っているのに
呼べないまま
その弱さでも
鳴らせるものが欲しかった

花が散る時に
ひらひらと聞こえるように
最後まで美しく
...
政治家は

捜査を受けて

強くなる

立件逃れを

恥じずに誇る
もうその土地は更地にして
地主さんへ返したそうですが

礼文の古い家 元は漁師の 父方の親戚の家には
ものすごく腰の曲がったおばあさんが
何年ものあいだ 一人で住んでおりました

私の母 ...
鬼灯が
レースになって
実のぽちょん
熟した



 ※ 鬼灯=ほおずき




真昼の
月の光は
青い宙に
解けている
しっとりと
それから
私の
ほほ笑みを
いのちに
くべている
俺の心象風景は
殺風景

砂漠の地下に
埋まる舟


落日を追いかける
お月様

洪水の空を飛ぶ
ドローン

俺の心象風景は
殺風景

風景は殺戮されてる
誰もいなくなった公園で

夕映えに照らされ

空に浮かぶ

白木蓮

小鳥のように歌っているよ
  

ゆっくりと
川面を流れ海へゆく
ため息みたいな声の寂しさ


逃げるのが
遊びだからと割り切って
正しい恋もできないくせに


よろこびに
震えてみたのは ...
首の無い男が梨を皮ごと食べていた
「坊… 食べるか?」と袋を差し出した
ぼくは怖くなって逃げだした
八百屋の留吉さんは首を掲げる写真を人に見せる
どうやら首の無い男は留吉さんに用があるようだっ ...
たったたらりら
 言ったらば
明日も 日曜日なのだと
思えていたんだ


ジグザグに 歩いていた
でも 遠くなるばかりで
君は もう いなかった


雨上がりのにおいを追う
つ ...
 ,234、ねえ昔は一歩遅れて裏口からついて行くのが審美眼みたいに重宝されて、今では同時にスタートして、いいや、1、231、231、と先にフライングしても許される時代なんだから、置いていかれること ...  (早逝の不可思議な少年に惚れたはなし)

天才は、早逝する。

不可思議/wonderboy Pellicule

たぶん凄いアーティストなんだと想う。
知ったのは ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
surely中田満帆自由詩4*24/3/18 13:33
※五行歌「全ての 私」こしごえ自由詩3*24/3/18 13:22
※五行歌 四首「楽しめ」自由詩4*24/3/18 13:21
五行歌 春の歌レタス自由詩4*24/3/18 13:11
所詮渡辺亘自由詩124/3/18 13:09
閑古鳥の楽譜そらの珊瑚自由詩10*24/3/18 8:58
夢十夜 ⑩レタス自由詩4*24/3/18 7:54
『夢幻空花』 一、 此の世界の中で積 緋露雪0...散文(批評...024/3/18 6:53
その優しさの名前は夜黒ヱ自由詩224/3/18 4:20
死に損ないの詩鳥星自由詩5*24/3/18 3:02
川の景色番田 自由詩2*24/3/18 0:50
ワラジムシ本田憲嵩自由詩524/3/17 23:12
虹になりたいレタス自由詩4*24/3/17 22:14
失くした頁ほど読み返したくなるものだからホロウ・シカ...自由詩1*24/3/17 22:02
色神リリー自由詩5*24/3/17 21:27
鳥籠。田中宏輔自由詩15*24/3/17 20:39
森の相貌、意識の光景ひだかたけし自由詩424/3/17 18:21
独り言3.17zenyam...自由詩2*24/3/17 16:14
エアリアルミナト 螢自由詩5*24/3/17 14:56
恥を知れ菊西 夕座短歌1*24/3/17 14:31
漁師の家 うつくしい硝子自由詩8*24/3/17 13:14
※五行歌 二首「熟した 魂」こしごえ自由詩3*24/3/17 12:52
※五行歌「いのちに くべている」自由詩3*24/3/17 12:51
間違えた原田たけし自由詩324/3/17 11:16
五行歌 鋼色の空にレタス自由詩3*24/3/17 10:45
ひとりでなく秋葉竹短歌124/3/17 8:33
夢十夜 ⑨レタス自由詩4*24/3/17 7:03
給料日前だ 3月17日鯖詰缶太郎短歌1*24/3/17 2:49
、ぐるぐる巡るアラガイs自由詩5*24/3/17 0:02
タイトルなんてどうでもいいから読んだら絶対聴けよ、絶対!秋葉竹自由詩124/3/16 21:45

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加筆訂正:
閑古鳥の楽譜/そらの珊瑚[24/3/18 9:51]
題を修正しました
閑古鳥の楽譜/そらの珊瑚[24/3/18 9:08]
加筆しました
4.03sec.