粉雪の午前1時の初詣ではぐれないよう握りしめる手

猫が泣く白昼3時の縁側で百日紅の木をみている如月

雨が降る午前5時半3月の春は名のみの不在のくらやみ

桜舞う午前 ...
まだ何も知らない頃から詩を書いていた。日記と詩と。いまでもときどき読み返す。あちこちから出てくるからだ。何も知らなかったけど、本当のことが書いてある。知っているよりも多くのことが書いてある。これは ... 道向かいの街路樹の
盛んに繁茂する新緑の
大風に波打ち揺れ動くに

私の思考の溶け込んで

私は自分を保ったままに
緑に波打ちうねり合一し
  みどりうねり
運動思考そのものだ

...
  ハロ~!
と声をかけられたらアホ~と言い返してやれ

          勲章を差し上げます。 要るか、ボケ! 
と言い顔を向けてやれ

                  きみた ...
雨の合間を縫って、少し外を歩いた。公園のベンチに座る、誰かの背中を通り過ぎながら。そこにいる人は、でも、夜も遅いのに何をしているのだろう。そんなことを考えながら、人気のない通りの上を渡ると、昼ごろ思い ... 五月の風に若葉が揺れて

透明な渓谷が呼んでいる

虹色と真珠の魚を求めて

静かな胸の鼓動が高鳴り

ニンフが舞う水面を想う
ディランが何やら小難しい歌を喚き続けているのでハイウェイの方に近付くのは辞めにした、そもそも騒々しい場所はもとから好きじゃないし、道もあれこれと入り組んでいる上に一方通行も多くて面倒臭いことばかり ...  なぜ此処に来たのか
  (絶えず忘却しながら)
 なぜ此処で生きているのか
  (絶えず想起しながら)

失われた記憶の底
掬い出せば
無限の哀しみ無限の歓び
相俟って響き合い
な ...
 地下へ降りる階段の
 足音を吸いこむノワールプロフォン
 ぞわぞわ 脈打つ気配に取りまかれる

 手のひらで触れる空洞の壁
 その冷たさしか頼れるものは無く
 心細さに すくむ足でく ...
もうすぐ花火がはじまるぞ、と
キミが誘うから
ボクは藻の家から出た
どんよりした空を見上げる
まもなく雨粒が落ちてきて
はじけて円を描いて消えた
ひとつ、ふたつ、みっつ、
数えられたのは ...
打ち砕かれたプライド
ズタズタに引き裂かれた心
人生つまらない
本当につまらない
どうしよう
どう立ち直ろう
先生の言葉だけが
私を奮い立たせる
「人の前に火を灯せば
 自分の前も明 ...
  
(短歌八首)

夜に泣く
ただ一匹の虫のうた
眠れないときスマホのうえで


嫌われる
覚悟と諦めだけは持ち
白い嘘つくひとりは楽しい


ただ黒い
シミ ...
うあ、日の丸だや
なんでや、日の丸だや
そして日本語だ、アニソンだや
スマホの向こうにテント暮らしの一家
壁に血色悪いマル・マル・ヒノマル飾られ
くるくるくせ毛の子どもたちが水玉のスカートを ...
  淵にいて
  くるくるとまわった
  すごく晴れてた


  池があった
  水に 日もぼうと浮いてた
  ぜんぶ本当にあった


  淵にいて
  かなしさから
...
山から雲が流れ込む内海
元気な鰡はミルクの中で跳ねる


釣りする少女はため息
堤防に置いた自転車をちらりと見る
雪崩に埋もれた人を見つけた
救助隊のシャベルが首に突き刺さって死ぬ遭 ...
断崖絶壁の際に立ち
臨めば、
清流の流れ遥か底に在り
   身を賭して
他者のために新生せよと




今日擦れ違った人、
紫掛かりうっすらと
純白の端正な面持ち
  浮かび来 ...
深夜二時
すすきのの街を
二十になったばかりだと言う
女の子と帰る
一緒に料理の話で盛り上がる
彼女は
おかめみたいな顔をして
ごくふつうに笑う
○「生きる」
人には
それぞれ
進む道がある

○「終活登山」
なお一山一山
一歩ずつ登って
一歩ずつおりる
無事に登って
無事に帰るのが
終活登山

○「春朝」
目覚めの ...
 

この、
どうしようもある
僕らの街を
僕らは、
なないろのちいさな泡になりながら
すこしいかりながら
風に巻かれて
飛んでゆくんだ

それだけが
この、
どうしよう ...
いっときの
感情に
とらわれたくはない
気持の影を
葬送しよう



時は
過ぎる
何がどうあろうと
全てが静止するまで
今は在る



何が災いするか
分からな ...
カーネーション、
強がりながらそれとなく強請っているあなたに、
かたくなに、
買って渡すことをしなかった、
一〇才のしょうねんの、
三十五年もの歳月が経過したあとにようやく為し遂げた、
母 ...
俗物がうっとおしいのはデフォルトです
こちらが弱ればさらにそうなろ

どうも私の生きざまが
広く一般の価値を攻撃した気もし、キモ死

蚤のようなジャ〇プが嫌いです
街に時々カメラを持って出るのだ。最近は、でも、カメラを持っているのを誰も見かけなかった。だからカメラを持っていることは不自然なことなのかも知れないと思うけれど。今日は空を見上げると、僕は雲が漂っていた ... 涙のような夜があけていく
かたく結んだ祈りが破られていく
君のまぶたに塗られた祈りだ

本当に愛するつもりなんてなかったのに
ただ風が強く吹いただけなの
ソメイヨシノはクローンです
ソウルにも
ワシントンにも北京にも
同じように咲く
その花が
サハラにもチベットにも咲けばいいと思う
咲くその夜のために
酒を醸め
誰の杯も乾かさぬよう
...
鋭角に切り込む
凝縮の果実
南の戸口より
朝に取り入れ
北の戸口より
漆黒の夜に輝いた
銀河の残滓流し出す

手のひらに残り在る
夜々の夢底割り
現れる界
その確かな感触、
黒 ...
あの人に逢えるその日は雨ばかり恋愛に進む道は絶たれた

お気に入りコーヒーカップひび割れた何処か遠くへ気分が飛んだ

新しい恋をしたいと空を見る積乱雲は砕けて消える

暑い夏恋は熱く熱くな ...
踊る子らの
この広場、
熱気溢れ笑い弾け
此の世の宮居、
張り裂けんばかりに

なんということ!

滑り落ちる断崖絶壁

この広場取り囲み
 区切り在り、
小さな死大きな断絶
...
幸せかい?
(ヘミングウェイ『エデンの園』第二部・7、沼澤洽治訳)

彼はなにげなくたずねた。
(サキ『七番目の若鶏』中村能三訳)

あと十分ある。
(アイザック・アシモフ『銀河帝国 ...
それほど
私の愛は深くは無いので
終わらせてやることは出来ません
ただ
魂のそばにあるだけ



ああ何故だ何故と今は
のっぴきならないことを問うのはやめよう
とんぼは頭をくりっ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
半年秋葉竹短歌124/5/16 20:36
むすめのことはるな散文(批評...724/5/16 18:03
思考208号ひだかたけし自由詩424/5/16 16:44
日本人は礼儀正しいが腰を曲げすぎているのも事実だアラガイs自由詩9*24/5/16 6:57
夜の街のどこかで番田 散文(批評...024/5/16 2:04
五行歌 渓流釣りレタス自由詩6*24/5/16 0:04
Desolation Angelホロウ・シカ...自由詩2*24/5/15 17:52
至高の問いひだかたけし自由詩224/5/15 17:11
闇に歩けばリリー自由詩9*24/5/15 14:22
メイストームそらの珊瑚自由詩12*24/5/15 11:06
渾身の力を込めて渡辺亘自由詩224/5/15 9:57
寒いのはこころであってからだじゃないとかいいながら布団に潜る秋葉竹短歌424/5/15 6:54
TikTok20240514松岡宮自由詩4*24/5/14 23:50
淵の話草野春心自由詩324/5/14 20:39
テレビドラマ藤原絵理子自由詩124/5/14 18:51
五行歌、ひとつ魂のひだかたけし自由詩324/5/14 17:29
騙された夜世良聡自由詩024/5/14 14:19
独り言5.14zenyam...自由詩3*24/5/14 11:33
この、どうしようもある僕らの街を秋葉竹自由詩024/5/14 11:05
※【五行歌 三首「何が幸いするか 分からないよね」】こしごえ自由詩5*24/5/14 10:41
母碑銘本田憲嵩自由詩724/5/14 7:14
悪魔に餌をりゅうさん自由詩124/5/14 6:58
街の娯楽番田 散文(批評...124/5/14 1:57
はるな自由詩624/5/13 20:53
ガザにも、テルアビブにもAB(なかほ...自由詩324/5/13 19:31
黒いクビキ*ひだかたけし自由詩224/5/13 19:03
コーヒー夏川ゆう短歌324/5/13 17:37
黄金の郷ひだかたけし自由詩424/5/13 17:08
ごめんね。ハイル・ヒットラー!田中宏輔自由詩7*24/5/13 16:23
※【五行歌 四首「詩『とんぼの涙と今日の空』を五行歌に再構成 ...こしごえ自由詩7*24/5/13 13:37

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加筆訂正:
母碑銘/本田憲嵩[24/5/14 22:26]
タイトル変更。
3.44sec.