木は何本か、いつも行く道には生えている。名前すらもない、その、何年もそこに根を下ろした姿を空に晒して。自転車が通り過ぎる日も、同じ車が来た日にも、変わらず、木はそこに生え続けさせられていたのだろう。桜 ...
ぼくはカタツムリ
大きな荷物を背負って
ゆるゆると紫陽花の葉を
あてどなく彷徨う
願わくば海に帰りたい
死にかけて
今の意識
切り裂かれ
差し出す手を
握り締めてくれた人
握り締め繋いだ
手と手の熱に
点火され
燃やし尽くす今の意識、
明るみ光に溢れ更に明るみ
...
打ち寄せる
波の律動絶え間なく
浜辺 灰白のひろがり
立ち上がる漆黒の直線、
後光帯び震え覆う弧空、
やがて到来する
深い夜闇を前にし
手繋ぎ灰白に寝そべる二人に
...
さあさ五月の雨に
濡れる青葉
雨上がり
いのちの深さを
むねいっぱいすいこむ
・
明日は明日の風が吹かあ
というのが
祖母の
口グセだったのだ
そよ風が輝く
なないろの
星々が
にぎやかな声をあげて
キラキラしてる
だれの声もみんな
楽しげな色をしている
なにかに向かって
ゆっくりと
終わりかけている
どこにも
...
このなんでもない時間を知る時に。倒れていた自転車が記憶の中で蘇る。そして近所にあった広い公園の景色が見える。ぼんやりとしていて、何をしていたわけではないけれど、眠かった。あの公園には今でも、あの頃と同 ...
生まれてしまった悲しみは
届かぬ虹の黄金郷
車を飛ばして追いかけて
触れることさえできなくて
やがては闇に逃れゆく
あり得ない夢は捨ててしまおう
この世に生まれた歓びは
見えない糸で ...
からだが重力のように重い、
GW明けの初日の勤務(火曜日)、に、
夜型になりかけた、鈍い体内時計を引きずるように、
その朝の空はナマリ色にくもり、冷たい灰色の雨がきわめて憂鬱に降りしきる、
そ ...
○「プーチンショック」
結局武力なのか!?
○「グローバル世界」
世界全体が幸福にならなければ
日本の幸福はありえない
○「産めよ殖やせよ」
どこかで聞いた言葉だ
いくら手当てを ...
歩いて、北へ
指ぜんぶ開いて 靴と歌おう
古い道 塗り替えられもせず
重ねられた ペンキ文字なぞるように
歩いて、北へ
ひと足ごとに 風向きが変わる
風は現われ 時々 私を透明にする
...
ノイズとハーモニー、せめぎ合い
美と醜、葛藤する
当然のこと
最早荒れ狂う
警告ランプ点滅スルこの時代に
凍り付いていく美
醜を露わにし美醜醜美醜
...
ぶっ飛ぶフライパンに乗って
浅葱色した宇宙の音色
漂いながら ふっと
振り落とされる
この荒涼とした大地に
随意なる
あらゆる骨格筋
鍛え抜き 、
...
小鬼の私は
バカなことも言うけれど、
銀河の岸で
青い小花を摘んでいます
あなたのために
五行歌は
私の生(せい)だ
これを読んでくれる
あなたへ
ありがとうさま
・
失った
生き甲斐を
よみがえらせてくれたであろう
五行歌に
ありがとうさま
・
花 ...
私の命の鏡に
あの人があの人が
映りこんでいる
大空よ
宇宙よ
私に永遠の命を下さい
八月のように
心をあらわに
噴き上がる痛み
目隠しをして
笑いあっていた
バス停は遠く
電車は遅く
返事を待つまで
日は暮れなかった
透けていく町の方へ
二人の影を落としても
...
僕の右手を聞きながら
ブルーハーツは永遠だとおもう
宝島龍太郎って
おとぎ話3大太郎に
加えられても良いぐらいな
名前じゃない
龍に乗って宝島に
鬼退治に行って
沢山の宝を持って帰ってきて
おじいさんおばあさんと
幸せに暮らしましたとさ ...
わんさかわんさか
逆さのままにて
現れ来るのよ
何でしょね?
転覆した船縁を歩いていくと潮が身に沁みた
逆さまのままに
わんさかわんさか
生きて居る
生きるために
働くのでは ...
私の罪は
私の罪に
ゆるされることはないのだから
私は私の
罪と生きていく
・
私は
私の罪を
お墓まで持っていく
私を待っている
お墓はただひっそりと
・
日 ...
遠ざかる星々に追いつこうとして
ポケットの中の薄い板が
震えてうめく
きらめくきつね雨のまひる
広場を歩けば
宝石がふってくる
こどもたちは争って宝石を拾い
笑いさざめきながらそ ...
○「情報社会」
肝腎の自分のことは忘れて
世界の情報に一喜一憂している
いくら世界中から
さまざまな情報が入ってきても
自分はどうするか
どう考えどう生きていくかは
自分で決めなければな ...
甘い甘い部屋の中。
遠い遠い、森の外れで、石鹸水のような
雨を浴びていたこと。
今はただ黒いキーボードをタイピングする
指先以外何にも感じない。
静かな静かな、まるで沈黙のような声を聴く ...
昨日、街の美術館で見た、映像作品をぼんやりと思い出す。それは、ハンガリーのどこかの工場で清掃作業に従事している男を扱った作品だった。特に映写的効果を狙ったものではなく、男の様子を淡々と写し続けた映像に ...
ネオンの滲む街角で
ウオッカを飲み干し
潰れた夜
ぼくは路上の水溜まりで朝を迎えた
ネットの噂では
きみはいまでもピアノを弾いているらしい
解ろうとして解らなかったあの日
手 ...
名前を殺した銀の縫い針で純粋で平和な星の生き物の残響などを弾く、その余光。しめやかな案内を聞いて、近くに住んでいて紙ナプキンに重力の連絡先をスケッチしました。ただ、いまにあるのだろうかとふと、異質 ...
め、めず、ら、しく、
朝、早、く、は、やく、
目、目が、覚め、ま、した、そ、それ
、で、港、に、まで、出て、散、歩、する、こ、とに、
した、の、です、靄、が、かった、海、の ...
性交し喰って飲んで寝る
起きて喰って働き疲れ切り
性交し喰って飲んで寝る
繰り返す繰り返す
内に飛び降り
真っ赤に染まり
自らの内底から
沸き立つ律動を
リズム感じ取った
瞬 ...
12月の4日になんか生まれたばっかりに
俺には本当の星座も無い
一番哀しいのは自分に嘘を付けない事だ
親でも友 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
街の車窓から
番田
散文(批評...
0
24/5/10 2:00
五行歌 帰りたい
レタス
自由詩
5*
24/5/9 22:56
五行歌、明るむ意識に
ひだかたけし
自由詩
4
24/5/9 22:19
浜辺(新訂)
〃
自由詩
3
24/5/9 17:09
※五行歌 二首「明日は明日の風が吹かあ」
こしごえ
自由詩
4*
24/5/9 15:34
なないろの星々
秋葉竹
自由詩
4
24/5/9 8:20
近所の公園からのカムデンロック
番田
散文(批評...
0
24/5/9 1:42
生きる
レタス
自由詩
8*
24/5/8 21:51
連休明けの重力
本田憲嵩
自由詩
6
24/5/8 21:46
独り言5.8
zenyam...
自由詩
2*
24/5/8 21:00
北へ・・・
soft_m...
自由詩
9*
24/5/8 20:09
五行歌、この危機と転換の時代に
ひだかたけし
自由詩
3*
24/5/8 19:29
五行歌、跳躍!
〃
自由詩
3
24/5/8 17:10
※五行歌「銀河の岸で 青い小花を摘んでいます あなたのために ...
こしごえ
自由詩
8*
24/5/8 15:54
※五行歌 三首「五行歌は 私の生だ」
〃
自由詩
4*
24/5/8 14:45
Weather report
渡辺亘
自由詩
0
24/5/8 10:36
ため息は黄色く吐いて
トビラ
自由詩
8*
24/5/7 23:46
めも
うし
自由詩
0
24/5/7 21:06
おとぎ話
花形新次
自由詩
1
24/5/7 20:21
人生星人
ひだかたけし
自由詩
2
24/5/7 17:13
※五行歌 六首「罪滅ぼしの道」
こしごえ
自由詩
5*
24/5/7 16:42
ポケットの中の薄い板
佐々宝砂
自由詩
7
24/5/7 9:51
ぱんせ5/7
zenyam...
自由詩
3*
24/5/7 8:02
夢
由比良 倖
自由詩
3+*
24/5/7 2:52
ある街の美術館で
番田
散文(批評...
0
24/5/7 2:07
五月の雨
レタス
自由詩
10*
24/5/6 23:02
星廻り沈没船
あらい
自由詩
3*
24/5/6 20:55
ヨナ、の手、首、
田中宏輔
自由詩
9*
24/5/6 20:10
詩想、Sex.Eat.Drink.Dream
ひだかたけし
自由詩
2
24/5/6 19:08
へびつかい座のゴールドセイント
TAT
自由詩
3
24/5/6 17:01
236
237
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
248
249
250
251
252
253
254
255
256
257
258
259
260
261
262
263
264
265
266
267
268
269
270
271
272
273
274
275
276
加筆訂正:
生きる
/
レタス
[24/5/9 7:56]
一部手を入れました。
4.03sec.