忘れるなよ
お前が深淵を見つめている時
深淵もまたお前を見つめている
恐れるなよ
時代の闇に飲み込まれるとも
必ず私は生還すると
市場で首を平らにひきのばした
音がみだれあう青
鳥を目で追いながら
自分も 空がとべる
もう 浮かびあがると
信じられなくなった日のこと
何となく思いだしている
からのポケットで ...
薄紅の 天から雪が 舞うように 下照る道に 舞い立つ園児
ゆうぐれとゆう ゆっくりとゆくひかり
愛情は空気のようにそこにある
AIはAIRのようにそこにR
シンシンと凍って東京は涼しい
月真下 夜に灯りがつきました
○「シルバー登山」
*下り坂で
転んだ先に
山ガールの心配顔
*追い抜かれることに
快感さえ覚えるこの頃
*転ばぬ先の一休み
*山ガールに
まわりの山の名を聞かれ
とうとうとしゃ ...
わたしは
わたし以外のわたしに
遭った事はないから
わたしなのだろう
わたしは
連続殺人事件の
被害者にも加害者にも
なった事はなくて
けして
正義の味方だと
声高に叫 ...
昨日までの
不幸なら数えられる
幸せは数字に置き換えられない
明日から先の
幸せは想像でしかない
明日から先の
不幸せなんて
想像したら
自分が可哀想になる
明日 ...
靄の籠る水面に
深緑の影が霧散する
確かに脈打つ枝と枝
不確かな夜の梟が
泣いている
曖昧な景色と
あなたが目を合わせた時
悲しくも
あなたの望みは
煙りとなって
梢の間に薄ま ...
1、
肥料袋が
日を浴びている休耕地
目の詰まった麻布を
砂地と見ちがえた蝶が
飛びあぐねたまま雲は過ぎ
菜の花の花粉を
集めて回る音
ひと気のない路地裏には
魚の血を洗う匂 ...
きみの純潔は
透明な水晶のようで
とても傷つきやすかった
ぼくという毒薬を飲み込んでは
嘔吐を繰り返し
それでもぼくに優しさをくれた
十五年という歳月は白色矮星よりも重い
風 ...
そのお姫様は
とても賢くて
夜寝るときは
清く眠れましたの
それは昔の話として
しまってもいいし
いま現在の話かもしれせんね
わたしは不眠症で
毎夜
夜の色を ...
何の行列でしょう
いつからやってるのでしょうか
こんな時間だというのに
ずっと通りの向こうまで
途切れることなく
行列が続いていて
手に手に灯りを下げて
歌を歌ったり
泣いたり ...
数千真白き桜花、
舞い散る渦の落ち鎮め
明るみ澄む岩清水 、
真白の声 唯聴き入りて
浮かぶ花びら数千掬び ゆくり流す
広場では若者たちが
燃え盛る松明を投げつけ合って
それを眺めている紳士たちの顔は
夕闇の中 脂ぎって光っている
商売人は屋台を出して
売り子は声を張り上げる
稼ぎ時を逃すまいと
仕入 ...
自称詩人が存在するとして
(私はまだ都市伝説だと思っている)
面と向かって言いたいことは
「おまえ暇だろ」の一言だ
暇じゃない自称詩人が
存在するなら教えて欲しい
会いに行くから
必 ...
あいつはあのまま
日本に居るべきだったんだ
自分が二人存在することに
人は耐えられない
NYの汚らしい街へ来て
地面を這いずり回っている俺
もう一人の俺は
おしゃれな避暑地で
...
この麗らかな春日に、
白雲ゆくりゆくり
蒼天を流れゆく
名無き鳥の啼き声、
樹木緑の繁りより
真一文字鋭く響き
きらきらり
太陽の光滴、
水流に飛び跳ね
...
温泉と名のつく施設若返る老若男女に優しい内装
朝食は和食がいいと言うあなた健康のため味噌汁を飲む
人混みで見た知り合いに声かけた人違いだと気づくの遅い
街中の音は途切れることはない車 ...
どうでもいい
もうどうでもいいよ
そんな事
誰が悪かったとか
関係ない
問題はあの事件によって
運命が決定的に
あの方向に行ってしまったことだ
まるで痴呆のように
大口あけて天を見上げる男
できうる限り舌をのばして待っている
いつの日か
その舌の上に蝿がとまるのを
(とまればどうすんの)
蛙のように巻き取って食うんだ
(と) ...
見渡せば 花も霞も 柔らかく 遠く聞こえる うぐいすの声
どうしたってダメージは残る
どうすればいい?
五十年生きて
自分が特別じゃない事を知った
でもいいんだ
人間としての正道を歩んでいると
誇れればいい
束ねられたポイントカードが
煩わしかったこともある
貰わなければ損をするみたいな
かぁるい恐怖に突き動かされ
そうになったりね
僕は
中性的らしい
頑張ってポイントカー ...
現実は
命だけでは
生きられないと言うが
命が無くては
虚しいんだ
・
へたな
作りものよりも
現実の方が
よっぽど
味わい深い
・
私の
人生
いちどきり ...
団地に風が吹く
床屋のおじさんが
大きな欠伸をする
口の中で夏が過ぎていく
金魚鉢が宇宙を漂っている間
友達の一人は
セメダインでおかしくなった
ベランダの無い人が
ベランダを ...
隣りの海で 鯨が髭を磨いてる
海老が抜けない
ささらに破れた尾びれを揺らし
海老が抜けないのです、と
わたしも歯茎を押しひろげ
まぶされた砂をはらい
やせた少年がくらりと傾いて ...
いったいこのちいさな世界には
なんにんの偽善者と
なんにんの偽悪者とが
いるのだろう?
なんてことを考えてみたこともある
天災のあとのような
悲し ...
季節変わりの花が
ぼくたちを祝福してくれた
ふたり手をつなぎ
ふたたびこの路を
歩きたい
子供のように石を蹴り
風に吹かれて
夢を話していたい
花びらは散っても
怖い ...
横笛
虫の音のことにいでつるあはれかな 高きくもゐに月ぞてりける
鈴虫
なげけどもよをふる月のおほかたは 虫の音にだにまさる露かな
夕霧
なるる身の古きよすがをつつゐづつ くちつる袖 ...
桜花、数千真白き
純白の切り裂く時を
切開し 真っ赤な血潮
噴き上がる天へ真直ぐ
、
数千真白き桜花散りゆく迄
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
無題
渡辺亘
自由詩
1+
24/4/9 15:47
たけのこ
soft_m...
自由詩
6*
24/4/9 15:45
最後の桜
星野つばき
短歌
1
24/4/9 11:51
石涼しい
水宮うみ
川柳
2*
24/4/9 7:49
独り言4.9
zenyam...
自由詩
4*
24/4/9 7:32
わたしは
原田たけし
自由詩
2
24/4/9 6:53
幸せですって
〃
自由詩
6
24/4/9 5:23
夜の梟
中沢人鳥
自由詩
6*
24/4/9 2:38
チェロの深い音
flygan...
自由詩
7*
24/4/8 23:31
あした
レタス
自由詩
5*
24/4/8 21:23
ぜってー、
秋葉竹
自由詩
2
24/4/8 19:54
パレード
ヒロセマコト
自由詩
9+*
24/4/8 19:42
五行歌、お花見に確言2
ひだかたけし
自由詩
5
24/4/8 19:41
火と風と
ヒロセマコト
自由詩
4*
24/4/8 19:41
おまえ暇だろ
花形新次
自由詩
0
24/4/8 19:13
離山房
藤原絵理子
自由詩
3
24/4/8 17:43
ヒビキ
ひだかたけし
自由詩
4*
24/4/8 17:13
味噌汁
夏川ゆう
短歌
3
24/4/8 16:00
決定的
渡辺亘
自由詩
0
24/4/8 15:40
蛙男。
田中宏輔
自由詩
10*
24/4/8 15:14
春の昼下がり
星野つばき
短歌
0
24/4/8 13:58
無題
渡辺亘
自由詩
1
24/4/8 11:21
大好き
秋葉竹
自由詩
3
24/4/8 9:24
※五行歌 三首「私の 人生 いちどきり」
こしごえ
自由詩
5*
24/4/8 9:05
故郷
たもつ
自由詩
6
24/4/8 7:50
隣りの海
soft_m...
自由詩
11*
24/4/8 5:48
けがされもの
秋葉竹
自由詩
3
24/4/7 23:25
桜路
レタス
自由詩
6*
24/4/7 22:46
源氏 其の七
藤原絵理子
短歌
1
24/4/7 20:32
五行歌、お花見に確言
ひだかたけし
自由詩
3
24/4/7 19:13
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
248
249
250
251
252
253
254
255
256
257
3.47sec.