初夏の風に吹かれて
ぼくは睡魔に襲われた
李白と盃を交わし
{ルビ白酒=ぱいちゅう}を底まで飲んだ
青い瞳の舞姫は{ルビ胡旋舞=こせんぶ}を踊り
宴は興を増してゆく
李白は酔えば酔うほ ...
彼には、入れ墨があった。
革ジャンの下に無地の白いTシャツ。
ぼくを見るな。
ぼくじゃだめだと思った。
若いコなら、ほかにもいる。
ぼくはブサイクだから。
でも、彼は、ぼくを選んだ。 ...
それにしても、『マールボロ。』、
いまだにみんながきみの愛について語ることをしないのは、いったいどうしたことなのだろう。
(リルケ『マルテの手記』高安国世訳)
誰もが持っている ...
一回切りの片道チケットの人生を過ごしていることに気づいてほしいのだろうか。考えすぎないでよね。藝術論を学んでもミュージシャンになれないのだから、詩を考えても詩を書ける人にはなれないってことだろ
...
何故でしょうね
掌の上で独楽が、止まっているように回って
視線をさらいますけど、波のめくれや
バケツの蟹の回転はどことなく
記憶に繋がっているように眺めています
流しの栓を抜 ...
何か例えば
そういう事を言いたいんじゃなかった
光ったり遠かったり
触れられるものを大切にしたかった
古いボールペン
革のノートカバー
綴られた文字は癖があって
誰が書いたか
...
(短歌十一首)
いつの日か
あの青空をペンギンが
飛べる夢さえもぎ取られてた
底のない
悲しみみたいな雨が降る
夜に力に屈したやすらぎ
公園で
行列 ...
土留色のナイショが蠢いている
秘めごとを沢山食べて大きくなった
巨大な海鼠にも似たナイショが床を這う
ナイショの匂いは潮風のようだった
こんなに丸々と育ってしまったら
きっといつかバレて ...
持つ者に持たざる者の苦しみは、伝えられぬと感じ入る夜
持つ者の苦しみもまたわからぬと、持たざる者に伝えたき朝
何せその言葉が単に汚くて、いやですわねぇ奥様と言う
有り余る攻撃性を持て ...
{引用=
日々の蓄積された労働によって、もうすっかりとひび割れて、枯れきってしまった。そんな心の大地の奥底から少しずつ滲みでてくる、君という存在を知っている、ボクの中から生じられた、補おうとする水な ...
百合の木の茂る蔭
煤けた石畳で
黄緑色した小さな毛虫に
小型のキイロスズメバチがのしかかっている
目に飛び込んできた
両者のカラダの彩は暗がりから浮き上がって
もだえる毛 ...
ヒカリのタマシイ、
わずかに宿した
声の響きの呼応
若やぎ暗みを辿りゆく
このタマシイというヒカリ。
もう二度と会えないあの人に
もう一度会えるなんて
これはきっと神様の悪戯ね
神様は私に泣いてほしいのかしら
それとも…
自らの肉の此の大地の
破局の日に
生き残っていく意志を
新たな芽を出すものを
あの人もこの人も還っていった
宇宙のベッドに
今頃薔薇を敷き詰め待って居る
復活の日に
生 ...
博士、そんな原始的な方法の
発電所を作るなんて無茶ですよ
みんな考えすぎなんじゃよ
電気を使う人間が
発電すればいいだけじゃないか
博士、みんな楽したいから
電気を使うんですよ ...
光る風に戦ぐ影を
みつめる
君は
遠い心音に
魂を澄ます
※ 戦ぐ=そよぐ
・
迷子の魂を
導いてくれる
君の円らな瞳は
深く澄んで
宙を宿す
細い光と目蓋の痺れ、サンドノイズの残響と湾曲した夢の欠片、不器用な蛇のように身体を捩じりながら、無意識に目覚めを追い求める、眠り続けていた時間の蓄積、宿命的な停滞、かすれた喉が覚える今日の空気、無 ...
僕の中学時代からの友人三人が
今病気療養中だ
その一人から今朝電話があった
「肝臓ガンの手術を無事に終えてほっとしていたんだが
先日医者からガンが肺全体に広がっていて余命数ヶ月と宣告された」と ...
生きているんだ
葉は光に
緑に透けて
私も
愛を教わり
「ある愛の詩」って
とっても古びた映画があって
原作が小説だったような気もするけど
ちゃんとは知らない
そんなことを知らなくてもかまわないのは
云いたいことが
「ある愛の詩」の話 ...
滅紫雲の{ルビ揺籃=ようらん}
方法の片を退く背中は痛いのか、痒いのかもわからない。ヒレのとろびが従うばかりに 目頭はあつくあった。またあんまり綺麗で、握りしめて確かに黒。外海を{ルビ触=ふ}れる ...
よく晴れて
風の無い日は
気温が高くなるという意味を知った朝のこと
いつまでも中空を舞いながら
夏色の真実として神さまに植えられている
緑の覆う野山の草花の繁栄を
このかたくな ...
言葉巧みに誘導する
不安感をうまく逆手にとる
振り込め詐欺や
怪しい宗教団体の手口と同じ
孤独なヨモギの再来かと思った
この壺はあなたやご親族を幸せにしてくれます
幸せになりた ...
普段は自称詩人で
一日に3つも4つも
自称詩を投稿して
人々をウンザリさせているが
5年経つとパッタリと
投稿がなくなる
しかしそれに呼応する形で
自称詩人の殺害事件が発生する
通常は ...
六月の寒い日が
まやかしの告白の手紙を読んだ様に
そくそくと背筋に迫る
化粧水の冷たさが掌に残り
それすら重い
黒いオルフェにとりつかれて
ピーナツをかじりなが ...
雨の日に
バス停で待っていると
自称詩人がやってきて
ブツブツと何か呟いている
周りの人は
気味悪がって
距離を置いているが
私は自称詩人がゴキブリぐらい
嫌いなので
「自称詩人、て ...
うわさは
当てにならないし
一方聞いて
沙汰するなと
真実が言っている
・
人の
一生なんて分からないから
今が良ければそれでいい
でもね 今は
過去と未来につながっている ...
骨と皮と筋肉に為り
自らを世界に曝す
血流は脈々と 、
最早要らない脂肪捨て
ただ立ち尽くすのみ 魂の器
何をしても
何もしなくても
ハッピーならそれでいい
どんな一日だったか
色んなことがあった一日
例え嫌なことがあっても
ハッピーで包み込む
何かをすれば
ハッピーになれるよ ...
目をあけるとそこは世界で
夏は夕方のにおいがする
もうぜんぜんどこにも行けない、と思うので
玉子を買っておうちに帰る
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
【夢の欠片】午睡
レタス
自由詩
6*
24/6/16 14:00
マールボロ。
田中宏輔
自由詩
13*
24/6/16 12:54
Cut The Cake。
〃
自由詩
6*
24/6/16 12:51
詩書け論
足立らどみ
自由詩
2
24/6/16 12:22
渦
soft_m...
自由詩
7
24/6/16 12:20
詩を書くということ
ねことら
自由詩
4
24/6/16 6:53
夢のあとさき
秋葉竹
短歌
2
24/6/16 6:46
ナイショ
atsuch...
自由詩
12*
24/6/16 4:21
嘲笑
りゅうさん
短歌
1
24/6/16 3:48
水精Ⅱ
本田憲嵩
自由詩
14
24/6/16 1:25
朝の月【改訂】
リリー
自由詩
9*
24/6/15 21:33
PANIC OF LOOKING
ひだかたけし
自由詩
3
24/6/15 20:43
招待
リィ
自由詩
2*
24/6/15 20:25
復活の日に
ひだかたけし
自由詩
4
24/6/15 18:37
原始力発電所
イオン
自由詩
1*
24/6/15 16:10
【映画「シン・ウルトラマン」と 米津玄師さんと みんなへ 五 ...
こしごえ
自由詩
4*
24/6/15 15:47
miscellaneous valves(その他のバルブ)
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
24/6/15 13:27
無常の風
zenyam...
自由詩
1*
24/6/15 11:25
※五行歌「愛を教わり」
こしごえ
自由詩
3*
24/6/15 10:49
ある愛の詩 なぁんてね
秋葉竹
自由詩
0
24/6/15 10:34
滅紫雲の揺籃
あらい
自由詩
3
24/6/15 9:17
夏なのですって
秋葉竹
自由詩
0
24/6/15 6:45
メタファー
藤原絵理子
自由詩
0
24/6/15 0:07
不連続殺人鬼
花形新次
自由詩
0
24/6/14 22:58
紅い花
リリー
自由詩
5*
24/6/14 22:57
雨の自称詩人
花形新次
自由詩
0
24/6/14 22:25
※五行歌 四首「エネルギー源です」
こしごえ
自由詩
4*
24/6/14 22:13
五行歌、肉の体
ひだかたけし
自由詩
2*
24/6/14 19:15
ハッピー
夏川ゆう
自由詩
3
24/6/14 18:41
玉子を買っておうちに帰る
はるな
自由詩
1
24/6/14 17:57
221
222
223
224
225
226
227
228
229
230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
248
249
250
251
252
253
254
255
256
257
258
259
260
261
3.11sec.