人生をする前に
ぼんやりと生きてしまった
そのぼんやりが
いつしか人生になってしまった
いつだって間違ってきたし
正解などわからないまま
年老いて来てしまったが
正解ばかりを選べる人生な ...
夢から覚めた 夢を見てた
貴方の夢だよ
寂しくて
腫れた心の 窓を開いて
冷たい朝 吸い込んだ
「その言葉、あまりいい意味じゃないわよ」
といつも言うのだが
余程そのスラングが気に入ったらしく
父は自らを「自宅警備員」と名乗り始めた
緑内障に日差しはもっとも警戒すべきもの
幾度かの ...
言葉が届かない
グラスを傾け
紫煙に漂いながら
伝わらない伝言を待つ
その裏側は解っている
あなたは遠い場所へ行ったまま
帰ることはなかった
あなたを探しに私は遠い端まで行ったけれど
そこには誰も何もなかった
あなたは遠い果てにいて
私はまだそこへは行けない
もう二度とあえない ...
グキッ
ボキッ
とかとか鳴らして
首の骨を
鳴らして見せる
ジュン
凝り症だから
とかとか言って
しょっちゅう
ボキボキ
やってた
いつだったか
おもっっきり
...
忘却された物にこそ
花の咲き誇り在り
見えないもの 、
見えるものを
覆い包み込む。
この町のどこか
古いアパートの
薄暗い部屋の片隅にひとり
力なくうずくまっている
私を見つけたら
無駄な足掻きでもよくやったなと
労ってあげてください
あるいは
都会の真ん中で、大 ...
夕暮れ時に心のやわらぎ
広大な大地ぽつんと独り
取り残され失うもの
もはや何ひとつ無く
ひたすら自由に 、
美と叡智と力を
思惟と感情と意志を
霊性渦巻く生活へ生かし
太古の ...
闇尾超の死を知ってから数週間過ぎたある日のこと、闇尾超の二歳年下の弟から私宛に数冊の大学{ルビNote=ノート}が郵便で送られてきた。その大学Noteは闇尾超が生前、某精神病院に入院中に書き綴ったも ...
雪解け水の
光る
川
音
私を流れていく
しっ黒の
空に
遠雷
いのちの
ふるえ
昔言えなかったことが
今は言えるよ
あの頃のぼくは
たくさん求め過ぎて
きみの優しさがわからなかった
世間の噂では
きみは独りで鍵盤を弾いているらしい
あの日は雷雨が激しくて ...
友人の実家は商店街にある賑やかさとの共存強いられ
地元ではシャッター通り商店街そう呼ぶ人もいて虚しくて
デパート街寂れて見える八丁堀大型スーパー値段も安い
新しいコンビニが出来七カ月 ...
終章 「冬日和」
「豪州産切落とし牛でいいんよ! これと、鶏のモモ肉にしよ」
「お肉、八百円いってないわっ」
「タレはさ、こっちの使い切りサイズで料亭の味っていうフレーズの ...
○「頂点に立つ選手」
登り詰めるには
時間がかかるが
落ちるのは
あっという間だ
一歩のミスで落下する
○「人間とは」
「信用されてない」
「評価されてない」
と思うようになった ...
狂った時計を森の奥深く
猫の眼時計店に持って行った
ギィーと扉を開けた
こんにちは… 時計を直して欲しいのですが
店主は黙って文字盤を確かめた
これは狂ってはいないよ
ほら 見 ...
使われないアパートの1階には四畳半を占める仏壇と、
、後は母屋から引っ越してきた古い荷物が置いてある部屋が二つ
普段やり過ごしているベランダのある畳の部屋、
、久しぶりに掃除しようと窓を開け ...
遠くまで来たねと言うが それは嘘
散々愛して 行止まりだよ
秘罪は内側から羽虫のように自我を食らい尽くすだろう、薄暗がりの路地の中で死後の自分の眼差しを見た週末、雨はかろうじて降らないでいるだけの午後だった、冬の名残でもなく、春の目覚めとも思えない温い気温 ...
そら、を
蓋だと
云ったひとがいた。
わたしには
それがみえない、
冬の名残りがある雨の
冷たい曇天。
そのあとで
やって来るのは闇の夜
肌刺す風がヒュウ!と ...
子供たち、走り出て来る
無数無数、黄色い帽子揺れ
アスファルトで駆けっこだ
次から次にわくわくと
ダンダンダンダン
今に皆太陽へと昇るんだね
ああ命のときめき時の煌めき
巨きな花も ...
血液型のようなイニシャル
同じ時間を笑ったしあわせ
同じ夕日を 眺めた焼却炉の傍で
一番星を ヴィナスを指さして
雨の廊下を渡る時
図書室の扉を開く時
好きな娘に見られながら
私が部 ...
手のひらに載せたガラス瓶の中は不可思議な水で満たされていて
米粒ほどの数匹のさかなが泳ぐ
ここで生まれてここで死んでいく
生殖も食事も排泄も
すべてのことがその水を介して完璧にめぐっていくのだ ...
音も光も波だ
わたしは糸のもつれたまま
すぐそこの手遅れに輪郭を求めた
模索する指先を虚空が握り返す
ゆっくりと破裂する木蓮のよう
去る旋律 その尾羽の煽情的なタクト
裁ちばさみはどこ ...
だめな時もある
こんな日もあるさ
それでも私は
生きていくのだ
この愛と共に
初めからやり直せたら戻したい一つ一つ一つの過去の間違い
やめていた酒をふたたび飲んでいる妻の写真が俺を見ている
恋待ち暮らす。丁寧ですら朽ち、迷子。
こいまちくらす ていねいですらくち まいご
無いならいいよ、花占い習う。名はよい、要らないな。
ないならいいよ はなうらないならう なはよいいらない ...
あたし、
ほんとは
猫なんだ。
猫の世界は悲しみが
ただの人間さまからみれば
立てない地軸で廻ってる。
そんな感じで、いいのかにゃ〜?
猫の世界は純愛が
こぼれる ...
照り返しの熾烈な光線に
プリズムを当てて
虹
と喜ぶ声を捕まえようと
駆け出すが
蜃気楼に溶ける
その先に本当は水溜りがあるのだろうが
鼓膜は破れている
湿度の高い畳の上で唱える
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
人生をする
岡部淳太郎
自由詩
5
24/3/26 3:41
無くなるものにのせた夢
短角牛
自由詩
3*
24/3/25 22:48
自宅警備員
松岡宮
自由詩
4*
24/3/25 22:37
五行歌 無音の夜
レタス
自由詩
4*
24/3/25 21:46
果てと端
リィ
自由詩
1*
24/3/25 19:47
回す!
田中宏輔
自由詩
9*
24/3/25 19:44
五行歌、INVISIBLE
ひだかたけし
自由詩
4*
24/3/25 18:55
伝言
ヒロセマコト
自由詩
11*
24/3/25 17:59
詩想、この夕暮れ時に
ひだかたけし
自由詩
3*
24/3/25 17:28
『夢幻空花』 二、 闇尾超からの贈り物
積 緋露雪0...
散文(批評...
0
24/3/25 17:15
※五行歌 「 私を流れていく 」
こしごえ
自由詩
3*
24/3/25 15:31
※五行歌 「 いのちの ふるえ 」
〃
自由詩
3*
24/3/25 14:50
いまきみは
レタス
自由詩
4*
24/3/25 14:06
商店街
夏川ゆう
短歌
3
24/3/25 10:01
鏡像 【改訂】
リリー
散文(批評...
5*
24/3/25 9:46
独り言3.25
zenyam...
自由詩
2*
24/3/25 6:55
白日夢
レタス
自由詩
5*
24/3/24 23:02
物干し竿バウムクーヘン
アラガイs
自由詩
7*
24/3/24 21:44
行止まり
はるな
短歌
2
24/3/24 21:43
音のない雨
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
24/3/24 21:40
聖者より明るい微笑み。
秋葉竹
自由詩
1
24/3/24 19:00
DRUMS BETWEEN THE BELLS
ひだかたけし
自由詩
3*
24/3/24 16:59
A・Hへ
soft_m...
自由詩
6*
24/3/24 12:03
小さなさかなの物語
そらの珊瑚
自由詩
14*
24/3/24 11:07
瞑る春
ただのみきや
自由詩
3*
24/3/24 10:58
※五行歌「だめな時もある」
こしごえ
自由詩
2*
24/3/24 9:14
咲いて零れる
原田たけし
短歌
3
24/3/24 8:09
占い恋習う(回文)
水宮うみ
自由詩
1*
24/3/24 5:37
猫の女の瞳には。
秋葉竹
自由詩
1
24/3/24 5:20
空色
中沢人鳥
自由詩
5*
24/3/24 2:20
225
226
227
228
229
230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
248
249
250
251
252
253
254
255
256
257
258
259
260
261
262
263
264
265
加筆訂正:
あめんぼ
/
本田憲嵩
[24/3/24 21:13]
12行目修正。
小さなさかなの物語
/
そらの珊瑚
[24/3/24 16:28]
少し加筆しました
小さなさかなの物語
/
そらの珊瑚
[24/3/24 12:11]
加筆しました
五行歌 西行のオマージュ
/
レタス
[24/3/24 8:28]
花になれを花よ咲けに改訂しました。
3.74sec.