海辺の小さな町は
人がすれ違うだけの
狭い路地しかない

何か食べ物の匂い
古い畳の匂い
苔の匂い
それから年を経た人間の匂い
灰色の板塀越しに
苦い烏瓜の実が生り
この庭に人はい ...
知らない町に来て
知らない人達に囲まれ
毎日頑張ってるんだ
まだまだ半人前の僕は
叱られることがほとんどで
褒められることは少ないよ

でもね遠く離れた街から
君の活躍の便りが届き
...
  朝早くに
  古臭い詩をわたしは書いた
  潮水に濡れた岩間を縫って這うように歩く
  数匹の蟹の節足のことなどを



  カーテンのあちら側で降っている雨が
  薄笑い ...
サラサラと嘲りながら
指の隙間から
零れ落ちていったのは
砂で出来ているのを
忘れかけていた
いくつもの季節と朝焼け

パタパタと蔑みながら
手のひらから
飛び立っていったのは
...
  You were sitting on the floor
  (its clean and white color)
   holding the anonymous book to ...
ブスひとりにつき
3億円を徴収するという
ブス税法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺では
これに反対するブスが
「あたし達はブスじゃありませんー
失礼しちゃうわね!
...
時間に意味があるのなら

僕の存在に意味はない

君が一つの音楽を聞くなら

君は一つの風景を思い出すだろう

・・・それはいつの日にか見た月の明るい夜の事だ

まるで ...
部屋の中君と二人で雨の音寄り添いながら朝を迎える

虹を見て君が呟くこの虹は幸せの色全部あげたい

本当の彼の心は純粋今の内面素直じゃない

絶対に言わないけれど運転をしてる横顔何度もチラ ...
      夏をたたむ
      両手でしわをのばし
      ていねいに
      色濃い影をおとした夏も
      洗濯され、たたまれると
      頼りないほど薄っぺらだ
...
多くが 寂しい
それとも
それについて 迷っているのは
予期しない 悲しさなのか


こごえるような 朝を迎える
北海道の
町外れの ホテルで
朝焼けだけが 美しい


コ ...
不要になった
60歳以上の老人を
一人捨てるごとに
30円を徴収するという
姥捨て税法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺では
これはあまりに安過ぎると
反対する60歳以上の老 ...
  左手の中で牛が眠っている
  さっきまで右膝のあたりにいたのに
  もう一頭の牛は鎖骨のあたりで草を食み
  けれどもまもなく体を地に横たえるころだろう
  テレビで昔の映画をやっ ...
スクランブル交差点で
信号を待っていた
私は愚かだ
そんな哀しい想いに
縛られていた
Fly high―
しかし私は翔んでやる
赤信号の向こうの
青空に誓っていた
高く
高く高く高 ...
自称詩人が
詩投稿サイトに
自称詩を一編投稿する度に
5億円を徴収するという
自称詩人税法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺では
これに反対する自称詩人が
自称詩の路上朗読会 ...
ひとつの恋愛が始まると
いくつかの虫歯が
できてしまう

歯医者に行くのを
忘れてしまうこともあるけれども
夜中に眠る前に
歯磨きもせずに
お互いの話をすることに
夢中になってしまっ ...
秋祭卒論の手を止めにけり 秋祭ふたり見上げる同じ空 屋上のライブバンドや秋高し 来世も諦めることになった 桜の雨は涙隠してくれない パン屋の前で「パン食べよっかな」の声が口から漏れた リグレットがつのります
しなかった勉強 わざとらしい言い訳 とっさに出た嘘

リグレットがつのります
ごまかした告白 破った約束 見れなかった君の目

しんしんと降り積もる
嫌だってだめ ...
ぎり...




















...
戸惑い 落ち着き 秋霖に身籠る

乳酸菌をひたすらに欲していた
カルボナーラとシチュウをクリーム類を欲していた

浜辺の神秘の窓を拭くように その波は眠気を誘っていた

 戸惑い 不思議 ...
透明なビルの屋上で俺は点を数えてい
た。雨で視界がぼやけても間違いなく
点を数えていた。三角の屋根の上で私
は線を引いていた。毎日たくさんの線
を引いていた。紙の城の上で僕は面を
つくってい ...
小さなほころび
どこへゆくのか
頬ふくらませ
どこへゆくのか


果実の耳を
匂わせすぎて
帰るころには
涙あふれて


雨の朝ふいに
何をしているの と問わ ...
さようなら言葉達
私のちっぽけなボキャブラリーは
ずいぶん前に尽き果てた
書き連ねる文字は
すべて似たり寄ったりで
表現する風景も
どれも同じになってしまうから
ここで別れを告げましょう ...
今 感じていることの ほとんどが 予感 だ





予感に生きていて 



自分から 予感を 取り除いたら いったい


何が 残ると いうのだろう





...
かーさん ももいろひよこ かってや
めっちゃ かわいーやんか
そらいろも いるんやで
にじいろも いるんやで
ハートマークも いるんやで

息も絶え絶えのひよこたち
鳴いてるんじゃない
...
φ
私は、ヘッドホンを通して、
電力会社とつながっている。
地磁気みたいなの感じるのよ。
私とあなた。私とあなたと太陽のあいだに。
私はヘッドホンを通して、
ニック・ドレイクとつながってる ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
路地まんぼう2自由詩313/10/12 13:28
青空に♪清風三日月自由詩213/10/12 12:15
古臭い詩草野春心自由詩10*13/10/12 10:42
無力nonya自由詩20*13/10/12 10:19
September blooms草野春心自由詩1*13/10/12 10:10
ブス税花形新次自由詩213/10/12 9:38
『償い』yamada...自由詩113/10/12 4:18
ふたりだけの内緒話くみ短歌213/10/12 2:39
ながい夏石田とわ自由詩21*13/10/12 0:47
旅の果て番田 自由詩413/10/12 0:47
姥捨て税花形新次自由詩113/10/12 0:40
草野春心自由詩313/10/11 23:54
Fly high渡辺亘自由詩113/10/11 23:22
自称詩人税花形新次自由詩613/10/11 22:21
虫歯と恋愛の関係りゅうのあく...自由詩11*13/10/11 20:54
秋祭卒論の手を止めにけり北大路京介俳句213/10/11 20:41
秋祭ふたり見上げる同じ空俳句213/10/11 20:41
屋上のライブバンドや秋高し俳句2*13/10/11 20:41
来世も諦めることになった自由詩813/10/11 20:39
桜の雨は涙隠してくれない自由詩113/10/11 20:38
パン屋の前で「パン食べよっかな」の声が口から漏れた自由詩413/10/11 20:38
リグレットがつのりますサトウチカ自由詩2*13/10/11 18:39
じゅうがつ、痛み世江自由詩113/10/11 18:11
秋霖に身籠る朝焼彩茜色自由詩15*13/10/11 17:02
それぞれの現代詩左屋百色自由詩12*13/10/11 15:49
泡を巡る(大きな服)木立 悟自由詩313/10/11 15:32
さようなら言葉達ミツバチ自由詩313/10/11 13:29
なんつって八男(はちお...自由詩313/10/11 11:14
夜市そらの珊瑚自由詩16*13/10/11 9:28
Φ編由比良 倖自由詩2*13/10/11 2:59

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加筆訂正:
蜜色の眠り/石田とわ[13/10/11 23:19]
1首目訂正
6sec.