底から
蒸発した
温かい水が
蓋裏で
冷たい水になる

ほんの少し
傾けただけで
それは
ふたたびのしずくとなって
ほとばしる

涙の成り立ちを
まぶたの裏で描きながら
わ ...
もう、難しいことはいいわよ
”今すぐ難しいことをやめなさい”
歩くなら、右の道の方がいいわよ
”右の道しかいけないじゃない”

寂しいでしょう、こちらへおいで
”寂しくなくてはこまるの”
...
オナニーを一回する度に
5万円を徴収するという
オナニー税法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺ではこれに反対する
ヘビーオナニストが
大規模なデモを行っているが
黙っていれば分 ...
 

あなたの ちいさな裸形に わたしは慎ましく泣いた
蒙古斑の青さが 赤子のあなたを
きわだたせていた 
ゆがんだ顔だと 云った人もいたが
あんな うつくしさを わたしは それ ...
なぁ
おまえは
誰も知らなくても
自身さえわからなくても
あいつには初めから
勝っているんだぜ

テストでいい点を取ることや
かけっこで一足分秀でることを
嫌ってたって
その類のこ ...
豪快な一本背負い秋の雷 秋寒し胸の谷間のラビリンス 神様を裏切りし手や夢道の忌 手品失敗して生放送が終わった 若い頃の苦労が役に立っていない 修学旅行に行かずアメンボ捕りに来ている 絶望の万年床でカビを生やしながらウラニウムガラスを抱いて薄黄緑色に発光していたら
お前を今日から爆弾にするから炊飯器に入って圧縮されろと命じられたので仕方なくふとんから出ました
ふたをひらいた炊飯 ...
まつげはひかるけれど、それはあなたの水ではない
雨あがりのドライアイは
公園の風景を
焼きつけるしずかな鉱石のように
まばたきをしない
「むかし、どこにいきたかったのかとか、
 ほんとうに ...
たぶん、コイ
























ユメ、みてるの







...
貴方の祖父は画家
貴方の父も母も阿蘇山を駆け上がる 馬の姿を描いていた
貴方の弟も絵をふすまに残していた

 でも貴方は描かない

 すぐに脱いでさしあげるのに

 私のささやかな夢の ...
弧を描く真昼の白い月
残月と呼ばれるのは
いつまで

楽になりたくて
あの女が手を掲げ
空に救いを求める時

見えない剃刀となり
その眼に飛び込んで
魂を切り裂いて欲しい

白 ...
紺色に遠い夜空
白い月が明るく浮かんで来る
私の頭のなかには
とりとめのない考えが
浮かんでは消える

いま 空を歩いているところ
降りしきる雨のなかに
いつかの
或いは未来の
遠 ...
愛情を裏返すと

憎しみに変わるという

それはよく聞く常套句

けれども。

憎しみを表返すと

愛情に変わるとは

何故かとんと聞いた事がない
そう、悪くない毎日。

長電話をたまに。

時々朝までファミレス。

4月からは昇進。

晴れた日はドライブ。

山の上は星もきれい。



そう、悪くない毎日 ...
今日は静かな夜ですね
冷蔵庫がぶぅーんぶぅーん
小さく小さく口ずさむ
一人っきりでいるのです

今日は静かな夜なんです
冷たい鉄がそとを走って
狂った様に競っている
ここは一つの楽園で ...
ぼくという詩は読者を必要としない
読む人の責任において新しい意味が生まれていくのだ
ぼくが発する言葉は
読む人として在るぼくの責任において生まれた
新しい意味なのだ

必要とすることなく
...
「もう私これからはあなたのものだね」とか
「このままオートマチックに君は僕のもの」とか
いとも簡単に言ってくれちゃったりするけどさ、


異なった別個の物質じゃないと
融けて一つにはなれな ...
ふと

ショウウィンドウに映った薄ぼやけた自分の姿に 


人生 楽しい?

楽しかった?

これから楽しくなりそう?



現在過去未来


わかりっこないって そん ...
悪魔と交わしたキスは月のない夜の味
冷めた小指と小指をきつく絡ませる
フィーリング感じて
望むもの全部あげるよ

見えない何かに
消えない何かへ
祈ってる すがってる 頼ってる

く ...
誰もいない日
あれは 小学生だった頃
埃の舞う 帰り道を 歩いた
一人で帰るのが 好きだった
家に帰って それから
考えていた
新しいファミコンのゲームをしようだとか
面白い漫画を  ...
静かな
夜の底に
横たわる

不覚にも
深く
沈みゆく

巣食う漆黒を
救う祈り
やわらかな闇

自由
奔放
本意でもなく

困難
混沌
隠遁の日々

...
いよいよ怒る自分と決別しようと


怒るのはダメだという本を買って 読んで



次の日 さっそく 怒ってしまった 




しかも いつもより かなり怒ってしまった


...
崩落した記憶は
心の底に蓄積するままにしておけ
無理に掘り出そうとしても
指先を傷つけるだけ
荒れた舌のような色の夕焼けを見た日に
幾つかの欠片が取り戻せないところまで ...
出会い時目に奪われた君の顔自分の中で強い独占

大好きな彼の唇キスをされ抱き締められた涙止まらず

秋初め制服の上萌えカーデ彼可愛いと胸が高鳴る
本当だよと嘘をつく
嘘だよと本当を言う

恋してると夢を言う
夢だよと目を覚ます

明日こそとやる気出す
やる気出すと雨が降る

愛してると言ってみる
証拠がないから自信ない

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
十月の扉そらの珊瑚自由詩18*13/10/9 20:20
井蛙まきび自由詩113/10/9 20:06
オナニー税花形新次自由詩213/10/9 20:03
自立する 貴女にるるりら自由詩20*13/10/9 20:02
最後に笑うまきび自由詩113/10/9 19:56
豪快な一本背負い秋の雷北大路京介俳句413/10/9 19:40
秋寒し胸の谷間のラビリンス俳句413/10/9 19:40
神様を裏切りし手や夢道の忌俳句213/10/9 19:39
手品失敗して生放送が終わった自由詩413/10/9 19:39
若い頃の苦労が役に立っていない自由詩713/10/9 19:39
修学旅行に行かずアメンボ捕りに来ている自由詩313/10/9 19:38
<< ご・は・ん >>北街かな自由詩2*13/10/9 19:01
いくらか反射する水。終わりのあとで岩下こずえ自由詩713/10/9 18:17
嘘じゃなくて、夢世江自由詩113/10/9 17:47
芸術家と結婚する朝焼彩茜色自由詩11*13/10/9 17:13
残月和田カマリ自由詩6*13/10/9 16:25
飛行船宮岡絵美自由詩613/10/9 13:50
パラドックス雨の音自由詩213/10/9 4:07
そう、悪くない毎日。永乃ゆち自由詩5*13/10/9 4:05
静かな夜雨の音自由詩613/10/9 4:02
言葉が生まれるとき七尾きよし自由詩3*13/10/9 1:16
化合伊織自由詩5*13/10/9 1:08
柏谷呉服店さま芦沢 恵自由詩24*13/10/9 0:39
恋の淵にてサトウチカ自由詩2*13/10/9 0:21
一人の日番田 自由詩213/10/9 0:08
苦しまぎれシホ.N自由詩2*13/10/9 0:05
怒りに負けて八男(はちお...自由詩413/10/9 0:01
まるで他人事のように自分の冥福を祈るホロウ・シカ...自由詩5*13/10/8 23:26
ふりかえるくみ短歌113/10/8 23:13
嘘だよと本当を言うイオン自由詩3*13/10/8 23:06

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加筆訂正:
少年よ 【三篇からなる オムニバス】/るるりら[13/10/9 14:21]
×縁側に置かれた 竹ひごの しなりも うつくしい
4.59sec.