棚の上には
黒いローマの熊が立ち上がる
人形の髪は長く伸びる
わたしは眠いのを我慢して
こっくりと頭を傾ける度に
その度に舌を噛み切ってしまわないか
冷静に算段する
すべてが手に入るわけではないから、
わたしは願いました
すべてほしいとは思わないから、
わたしは願いました
ひとつだけでいいと、
ひとつだけ
それを、くださいと
けれどあなたはくれました ...
この人間社会で 僕達はたった二人猫だった
その学校なら猫でも入れるというから
僕は早速転入したんだ
それが出会いだったのだけれど
だけれど クラスメイトは犬ばかり
僕ら二人とも やかましく吠 ...
どんな奴でも
長生きして
120歳ぐらいまで
長生きして
頭もちょっとしか
ボケなければ
当たり障りのないこと
例えば
キノコは木の子
それとも土の子
種がないのに生えて来る
...
なぜ夜があるのでしょう
それは星をみるため
星ってなんなのですか
それはいのちです
それが証拠に
こんなにも胸がゆれて
いつのまにかこたえが届いている
かみしめることで
あ ...
祭や 花火の 季節だから
楽しそうな 恋人達が
嫌でも 目につく 夏だけど
寂しく響く 笛の音は
新たな ステップへと
導いて くれるでしょう
太鼓が弾む 音に合わせて
扉を そ ...
眩しく光る太陽は
喚起ばかりの痛手
仏桑花の花咲いた
日は刻々と過ぎて
暮れては明け行き
向日葵は微笑んだ
何事もないように
見た目には淡々と
大きな首は揺れる
太陽が眩 ...
どんな相手だって
俺にかかっちゃ
いきっぱなしの
天井知らず
凄いわぁ、凄いわぁ
って言われたことはないけど
それは商売女のプライドか
照れがそうさせるんで
目が言ってるのは分かるわけ ...
公園の噴水前のベンチに腰掛け
土鳩に餌やる
みすぼらしい趣味人が
裏では道化をしているなんて誰も知らない
細い腕は
杖よりも細い
皮膚は土色で
わずかに青ざめ
眼はまだなお光を宿してい ...
今日はコーヒーショップで
売買契約を結ぶことになっている
しかしコーヒーをひと口飲んだ途端
売るのだったか買うのだったか
金額はどのくらいで
そもそも誰と何を売買するのか
きれいさっぱ ...
高原に風がそよぎ、象徴の塔の輪郭を撫ぜる時、
私の感覚はあるひらめきと邂逅する。
詩作の種は私の心に蒔かれ、芽を出すのを静かに待つ。
風がその種を遠くに運んでしまわないように見守りながら。
...
素晴らしい朝が来た。私は心から生を満喫する。
創造の苦しみから解放された輝ける朝。
鮮やかな緑もたおやかに流れる川のせせらぎも私に優しく、
一杯の珈琲に込められた生の息吹に歓喜する。
...
明け方にふと目を覚まし手を伸ばす者は何かを掴むだろう。
ささやかな朝食の後、テラスに出て森の香りを浴びる者は何かを得るだろう。
アンニュイな午後、そよぐ風にその身を晒す者は何かを感じるだろう。 ...
生まれてから
綺麗って
一度も言われたことは
ないし
むしろブスって
言われたりするけど
それはみんな
あたしに嫉妬しているか
本当に美しいものを
見たことがないだけなの
あるいは ...
昨日私はロシアにいた
いたことだけはわかっている
隣のおじさんは虫を戦わせるのが好きだった
時々モザイクがかけられていたが
あれは不快害虫だったのだろう
ゴマダラカミキリが
上目使 ...
なんにもなかった
さいしょからなかった
すべてさいしょから
なんにもなかったんだよって
それだけいえたら
まんぞくだっただろうか
7/21 11:02:01 テンメツ、テンメツ、
...
ぼくはきのうまでのじぶんは嫌いだ だからブログをはじめようとおもった
ぼくはあなたのブログがだいすきだ だからブログをはじめようとおもった
金魚のことや植物のこと 夕陽のことや病院のこと ...
一度も私のものだったことがない君を
果てしなく喪いつづけている
その喪失が胸に生む波紋の美しさに
{ルビ彩=あや}なす言葉でうたわずにはいられない
年齢に生かされる宵扇風機
夢うつつ水中花に見る未来像
箱庭やとどまる過去といまの檻
眠らずの幽霊みたく闇を描く
さみしさの性を封じる夜光虫
黙って ...
紫陽花の色が私を表した静かな時間静かに過ごす
夏を待つ体は汗をかき始め薄着姿に早くなりたい
詩集読み書かれた世界散歩するのめり込むほど孤独深まる
手に取ればその本が持つエネルギー体に ...
いつからだろう じめじめとした部屋で
目いっぱいの力で心臓を鷲掴み
感じるものに侵されたのは
水溜まりを駆け抜ける車と
熱だけが漏れるきちがいな朝に
肺が息を殺し 苦しみを想うよ
撹拌されて
まじりあう
フラスコの中の
時間が
わらわらと踊っている
次第に
重さを帯びた幸せは
底で沈殿する
浮かびあがる
透明な
うわずみ
物書きならワルキューレとか聴くべきなんだろうな
マザーフッァカー
夏の明け方の街に音楽なんてないんだよ
ただようのは生ゴミとゲロとしょんべんの臭い
街路樹の花になんか救いを求めてもだめさ
俺 ...
あじのするオブラートに包んだような物言い
象の柄の蓋をしている赤い色の練り香水、
透明の香水。
「ありはしないと思いながらきらり」
アラウンド・フューチャー。
ジャスミンの効能を数え上げて寝て死んで起きると朝、
(思い出さない) ...
富のなかに財布が埋没した真昼、君は百円玉と十円玉をにぎりしめてコカコーラを買う、きっと雨が降るよ、自動販売機の売り切れの赤いランプに蝶々が、もうすぐ雨が降る、一粒目の雨が頬に落ちた、スーパーマーケット ...
いたずらさせないと泣いちゃうぞ
イヌのように
わんわん わんわん
泣いちゃうぞ
いたずらさせないと泣いちゃうぞ
ネコのように
ニャーニャー ニャーニャー
泣 ...
並んでいた ならんでいた ならんでいる
煙草を吸ってる 昔の わかもの
それにしても昨日の夜の合評会はひどかった
俺の作品をボロカスけなしやがって
まちのマルハンはわずか4台の新台
...
パソコンに保存された
鼻の写真をみていた
持ち主のわからない鼻が
吸ったり吐いたりしたまま
羅列されている
鼻の剥製
を作ってみよう
このコレクションに僕の鼻を
並べる ...
揺れるゆれゆく波の中
飲まれ呑まれて潮の中
しょっぱい、いっぱい、しんぱいだ
流れ流されいつの日か
戻ってくるのを待っている
あの子はいまも海の中
わたしは浜で、い ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
居眠り
春日線香
自由詩
2
13/7/29 23:25
あなたは
一酸化炭素
自由詩
1
13/7/29 23:17
人間社会でも猫の事務所
Neutra...
自由詩
9*
13/7/29 23:07
長生きは三文の得
花形新次
自由詩
2
13/7/29 22:43
夜がある理由
朧月
自由詩
4
13/7/29 22:16
闇は 花火の 背景となる
藤鈴呼
自由詩
3*
13/7/29 22:14
インドの憂愁・・・
tamami
自由詩
5
13/7/29 21:28
性豪
花形新次
自由詩
1
13/7/29 21:06
晩い道化
すみきたすみ...
自由詩
1
13/7/29 21:05
九官鳥
壮佑
自由詩
11*
13/7/29 20:45
高原の風
ヒヤシンス
自由詩
7*
13/7/29 20:04
今、再び。
〃
自由詩
3*
13/7/29 20:01
詩作
〃
自由詩
2*
13/7/29 20:00
美容整形
花形新次
自由詩
5
13/7/29 19:39
昨日私はロシアにいた
Seia
自由詩
1
13/7/29 18:10
テンメツ
〃
自由詩
0
13/7/29 18:09
君のブログが好き
梅昆布茶
自由詩
4
13/7/29 17:18
虹
塔野夏子
自由詩
9*
13/7/29 10:36
晩夏
はなもとあお
俳句
2
13/7/29 9:50
静かな時間
夏川ゆう
短歌
2
13/7/29 9:00
元気だろうか
十二支蝶
自由詩
1
13/7/29 8:29
うわずみ
そらの珊瑚
自由詩
16*
13/7/29 7:17
a poet
青園ルカ
自由詩
2
13/7/29 5:22
好み
兎田 岳
自由詩
1
13/7/29 4:56
フューチャー
榊 慧
自由詩
4
13/7/29 3:21
ゆらゆらスーパーマーケット
ざらざらざら...
自由詩
10
13/7/29 3:16
なないろいたずら
なないろぼう...
自由詩
4
13/7/29 3:13
エヴァンゲリオン8
小野寺那仁
自由詩
3
13/7/29 3:00
止血(鼻)
すみきたすみ...
自由詩
4
13/7/29 2:51
なみなみ毎日
なないろぼう...
自由詩
5
13/7/29 2:40
2515
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2517
2518
2519
2520
2521
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2529
2530
2531
2532
2533
2534
2535
2536
2537
2538
2539
2540
2541
2542
2543
2544
2545
2546
2547
2548
2549
2550
2551
2552
2553
2554
2555
加筆訂正:
ノラ猫の歌
/
石田とわ
[13/7/29 3:51]
一部変更
4.77sec.