紙を折り色とりどりに祈ります三角のかどはぴんとして


    一膳の箸のすがたも美しく背筋を伸ばす五人のしもべ


    夜更けすぎ昨日を連れて散歩する買って帰ろうコンビニ ...
 
雨にとけて流され残ったのは、ちぃっちゃい欠片

ウチがウチであるための、ちぃっちゃいちぃっちゃいウチ

たぶん、もう傘はいらん と思う



 
ある傾斜においてうつむくのでなく
あたまならがっくりと
垂らすせいで
きみの、
頸椎が
くらい空にすっかりひえてむけてしまい
きみの視ないものにちゃんとかぞえられる
都心から二時 ...
黄金の

天から眺めし黄金の

悠々と鎮座するは

金の延べ棒と見まごうばかりの稲穂よ

その昔

黄金の国ジパングと

呼ばれた由縁は

もしくはここに


我に於いては金より尊し
秋のまん中で
道に迷って
帰り道

自転車の形をした風に
追い越され
背中の向こうがわが
透けてゆく


ぽつぽつ と
散らばってゆく人影が
視えない帰路へと続く轍の上で
ぐ ...
さよならの時期を知らない振りをして私あなたを殺していたのね

もう二度と愛に傷付かないように私あなたと心中します

気移りをしたなら行って構わない影だけ私に残してください

味噌汁 ...
コスモスは秋の桜と書くという。

けれど桜にはなれなくて。

桜には適わなくて。



コスモスお前は。

辛くないかい。



私は。

私は辛いよ。
おまじないを教えて。

しゃっくりを止める時のような。


おまじないを教えて。

この涙が止まるような。


誰か。

教えて。
成層圏の牧場に
幾千匹もの
群れなす羊

どこまでも透明な
追憶の彼方

舞い降りる
黄色い{ルビ木=こ}の葉

堆積する秋

深海の底に届いた
月光のように
青ざめた記憶 ...
幸せの早さはみんな違う。


君にだけ遅いんじゃない。


君にだけ早いんじゃない。


追い付けない事も。

追い越してしまう事も。


きっと。


...
携帯とたくさんのストラップ。

どっちが主役なんだ。



携帯とたくさんのストラップ。

まるであなたと私みたいだ。


どっちがどっちなんだ。



本当 ...
冷え切った風が 星屑を集めて
君は望遠鏡でのぞいた 見えもしないだろ?
見当違いな毎日を コーヒーで温める季節だ
届くかな 痛々しい程のフレグランス

手を伸ばせば 泥まみれ
息が詰まる程 ...
前髪 ギザギザにしました
くりっとした眼の美容師の女の子が言う
ん? という表情の私に
真直ぐだとおかしいので とニコニコ
つられて私も ニッ コリン
おばちゃんは知らなかった
だいたい真 ...
  十月六日
  梢という言葉をまだ
  使ったことがないと気づく
  酢酸オルセインに染められた玉葱の薄皮
  カヴァガラスとスライドガラスに押さえ込まれた
  あの惨めさ
   ...
ひとの一生懸命に対して

意味不明のことをしたら

されたほうは傷つくだけ


ひとの一生懸命をただじっと

深く冷たく温かく

見つめておればよかったのだ


ひとの一生 ...
 




背負うものがあるぶん
過ちが犯せない大人と

背負われているぶん
間違えるのが怖い子供


角砂糖ひとつぶんも
バランスを崩さずに
あの子は確かにそこにある
...
宵闇や火星から来し火星人 銀河内再編成や障子貼る 乳がんを切らず治すや障子貼る 泣いて喰うタコ焼きにも蛸 くちづけが月を隠している 下ネタを言えず息ができない スマホはライン
チャットの世界

アナログだったらメールの時代

だが あなどるな

けど 慌てるな

��ガラケー 持ってて
浮気バレり ...
それはとても素敵なできごとだったから
ラップにくるんで冷凍庫で保存することにした
わたしたちが聞こえるのは知ってるからなもんで
無知だったらとらえられずに聞こえないわけだ
どっちでもいいよね、 ...
ハンドクリームを買いました。

白くてとろりとした液は、

青いラベンダーの香りでした。

波で洗われたガラスのようにぼんやりと光る、

この手であなたに触れたいと思いました。
...
描いてゆく
抽象的でも 何かを 絶え間なく



約束 
したわけじゃないけれど
続けていれば、またどこかで会える そんな気がする



1秒1秒 
かけがえの ...
夫は現業職であった
年を追うごとに疲労を取るための時間が必要となった
上の娘はキャリアであった
特別休暇はあるにはあったが行使するのは困難であった
下の娘は学生であった
結局就職は諦めたのだ ...
描くことができない白

書くことができない白

語ることができない白

ただ観ることしか許されない白

白と呼ばれることすら拒絶する

月の光の指先

月の光の吐息

...
君の街から漂流してくる
ウルトラマリンブルー
沈んでいく夕日を眺めていた
二本の足 暗い影に絡め取られて
にじんでゆく 飲み込まれてゆく

ただよう波間を縫って
君の遺失物を探すよ
残 ...
おはよう
おはようといえば
あさなのですけど
たとえあさになっても
あなたはまるで
ゆきぐもか
みつろうのままで
ここまでおいでとか
あっちにいけよとか
あ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
蜜色の眠り石田とわ短歌9*13/10/7 0:41
たぶん殿上 童自由詩22*13/10/6 23:59
近景岩下こずえ自由詩913/10/6 23:35
金の延べ棒hiroto...携帯写真+...4*13/10/6 22:50
帰り道佐東自由詩713/10/6 22:38
殺人狂時代永乃ゆち短歌11*13/10/6 22:03
コスモス携帯写真+...1*13/10/6 21:55
おまじないを教えて。自由詩1*13/10/6 21:28
赤いスカーフLucy自由詩27*13/10/6 21:26
幸せの早さ。永乃ゆち自由詩2*13/10/6 21:26
携帯とストラップ自由詩0*13/10/6 21:23
願望ねこ歩き自由詩213/10/6 21:06
ギザギザのボリューム砂木自由詩12*13/10/6 20:35
語彙草野春心自由詩413/10/6 18:47
一生懸命吉岡ペペロ自由詩813/10/6 18:40
material自転車に乗れ...自由詩413/10/6 18:29
宵闇や火星から来し火星人北大路京介俳句413/10/6 18:24
銀河内再編成や障子貼る俳句413/10/6 18:24
乳がんを切らず治すや障子貼る俳句113/10/6 18:24
泣いて喰うタコ焼きにも蛸自由詩213/10/6 18:23
くちづけが月を隠している自由詩613/10/6 18:23
下ネタを言えず息ができない自由詩513/10/6 18:23
スマホはライン卍琉九卍自由詩113/10/6 18:13
とおあさの夢でしたざらざらざら...自由詩313/10/6 13:56
とろり。時子自由詩413/10/6 12:57
ルルル ラララkomase...自由詩1*13/10/6 11:42
それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らした伊織自由詩9*13/10/6 11:09
月下美人nonya自由詩21*13/10/6 10:40
青にひたるサトウチカ自由詩2*13/10/6 10:29
_ズー自由詩3*13/10/6 7:43

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