縮む花びらを
沈め
冷えてゆく水
固まる空に
さらに羽ばたく翼を見ようと
折れ曲がる
言葉の湖に生き延びる
魚の一匹ではなく水面に辛うじて浮かぶ
枯れ葉の一枚でなく
怒涛となって
...
何かを落とすように
真っ直ぐに落ちる雨
今頃、彼女の家の屋根は
だらだらと地面に水を落としているだろう

買い物の帰り、彼女の家の中から
ピアノを弾いている音が聴こえたんだ
一年前に彼女 ...
生命はポテンシャルであってそれがカタチに宿って
具現化したものがリアリティなのだ という文章に出会った

なんだか最初はよくわからなかったが よく読むと
生命とは潜在的なチカラであり それが体 ...
遠くから 眺めると
赤い テイルランプが 道標

大好きな あの光景
マンションの 最上階から 眺めては
笑った

夕刻
未だ 疲れ過ぎていない
サラリーマンだとか
オフィスレディ ...
今日の昼餉。どう言うわけか月の終いになると、かならずと言って良いほど
芋のたぐいが余っているのだ。取っておいたつもりは毛頭無いのだけれど。
別にその状況が嫌いではありませんが、何だかちょっとば ...
(ボクめせん)

かあさんは今すっごくおこってる
ピリピリしていたいくらいだ
まぁ、だいたいボクのせいなんだけど

でもボクは
かあさんのじゃくてんしっ ...
小さな灯
水面のさかしま
何処にも着かない径
原を割る径


夜の二重の影
灯りに満ちた 動かない船
港を囲む 誰もいない径
さらにさらに白い径


傾けただけ ...
梟が集まり
少女になった
左目を連れて
飛び去った


虹彩の失い
光のまばたきを残して
しぬときは独りであるとか
誰とも同じ夢は見れないとか
そういう世の中では
「さみしさの切符」
として持て囃されているものが
安らぎでしかなくて
ごめんね
不安な面持ちを抱えながら、頭を抱えて家の外を歩いている。そこには、いつもと同じようなつまらない街並みがどこまでも続いている。そして、いつもと同じ路地を、僕は歩いている。ここに引っ越してきたばかりの ... 何もないレールの上
一人で行ける場所とは きっと この部屋だけ
絶望の出口であるドアがきしんでいる
外にあるものは何だろうと 僕は腕を組む


それともどこにいるのか 僕は
帰り道の ...
どしゃ降りがトゲトゲにした海原を優しい風が静かに寝かす 母の手を握り階段一歩ずつ降りる子供の足の小ささ 球音を聞く度ひどく甦る九回裏に打たれた悪夢 空が青い理由を君の口からもう一度聴きたい

「愛してる」は言わなくていい

空の秘密を教えて欲しい
青春を連れてきた人の睫毛が長い いつまでも僕の未来に君がいますように

空に一番近い場所をあげる

誰にも言えない恋 次会える日もわからない

忘れないあなたの瞳 忘れないあなたの体温


いつまでも君の未来に僕が ...
屋根を叩く雨がやみ
木の葉の触れ合う音に換わる

近くで車のドアが閉まり
ガレージのシャッターが
じわじわと上がる

子どもたちが
何か言い合いながら通る
窓があいているので
はっ ...
都知事になった猪瀬さん
私には、なってしまった感が強い猪瀬さん
まだ政治家の顔じゃないですねー
いやに腫れぼったくて
時々ジン中毒みたいに鼻だけ紅く
ただただお疲れのご様子

アタマいい ...
いつまでも君は子供ではいない

いつまでも子供だったら困る


でもいつかこの家を出ていくと

言う日は来るんだろう


いくら成長して手が離れたといっても

きっと一番淋しい ...
風の波 月の気配に振り返る 背中だけでいい 照らすのは 今は
刺激されたくない 放っておいて

 岐路を創り出している 闇雲に促され 足取りに無駄にGがかかる
 冷たい退屈を踏み潰す 記憶にな ...
目を閉じると

砕けたゼリーがモザイク画のように

パステルカラーが

注がれていく風景は

ゆっくりと流れていく

揺らぐ気持ちは表面張力のように

こぼれそうでこぼれ落ちな ...
「リンゴの味覚はリンゴそのものには無く、 リンゴ自体は味をもたない、 リンゴを食する者の口のなかにも無い、 両者の接触が必要である 」。
これはアルゼンチン出身の著名な作家で、また詩 ...
テーブルに置かれた
あなたの両手を見ていた
細ながく 筋張った指
私からいちばん見えやすいように
そこに置かれている
わざとじゃないのかもしれないけれど
少なくとも そう感じる
いつもそ ...
遠ざかる汽笛がみえた一枚の写真に写る撮ったひとの耳


朝の空占いは好きじゃないけれどいつかみたのはすみれの色で


風ならば南の風になることを絵本と決めた六歳の部屋


夕焼けが好 ...
朝顔の種こぼれたよ猫が鳴く


路地裏に秋を届けて落し物


みえなくてみようとすると秋逃げる


木漏れ日に老後知らない秋の蠅


コーヒーの薫りで帰る五年前


きょ ...
うりずんを引き伸ばしたような 潤いに手が届かない
密かにささやかさを歩かす 琉球の秋

和心を仄かに潜る紅葉は ダイバー達が潜る珊瑚礁
汗の止まらない蒼穹に 優しげな瞳を投げる 琉球の秋

...
秋雨前線が
垂れ下がった
ベランダの
とある午後に

室外機が
押し黙った
ベランダの
とある挟間に

アブラゼミが
ひとつ
転がっていた

季節の掌から
垂直落下し ...
まだまだ暑いけれど
真夏とは違う砂浜の様子

朝早く砂浜を歩けば
鳥肌が立つぐらい寒い
夏を終える準備をしている

夏はどの季節よりも短く感じる

夏休みはあっという間に去り
砂浜 ...
マイノリティーよりマジョリティー
迷子になった一匹の魚のように
僕は ゛みんな ゛にあこがれていた

…゛みんな ゛…

なんて 素敵な響きなんだ

軒先に吊るされ
春の息に踊る
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
秋の祈りLucy自由詩9*13/9/8 10:26
真っ直ぐに落ちる雨が綺麗北橋勇輝自由詩1*13/9/8 10:10
生命の容器梅昆布茶自由詩13*13/9/8 8:56
テイルランプ藤鈴呼自由詩1*13/9/8 8:25
ころっけについてドクダミ五十...自由詩313/9/8 6:22
じゃくてんhiroto...自由詩1*13/9/8 6:06
ひとつ 青へ木立 悟自由詩213/9/8 3:40
ノート(梟)自由詩313/9/8 3:37
懺悔一尾自由詩013/9/8 2:18
虚ろなアパート番田 自由詩113/9/8 2:00
読書の影自由詩113/9/8 1:56
どしゃ降りがトゲトゲにした海原を優しい風が静かに寝かす北大路京介短歌513/9/8 1:00
母の手を握り階段一歩ずつ降りる子供の足の小ささ短歌513/9/8 0:59
球音を聞く度ひどく甦る九回裏に打たれた悪夢短歌113/9/8 0:59
空が青い理由を君の口からもう一度聴きたい自由詩613/9/8 0:57
青春を連れてきた人の睫毛が長い自由詩413/9/8 0:56
いつまでも僕の未来に君がいますように自由詩313/9/8 0:56
秋の音 (詩人サークル「群青」9月のお題「音」から)Lucy自由詩7*13/9/8 0:31
猪瀬さんsalco自由詩5*13/9/7 23:25
ずっとずっと桜 歩美自由詩3*13/9/7 22:37
月気配道標朝焼彩茜色自由詩6*13/9/7 22:00
パステルカラー灰泥軽茶自由詩613/9/7 20:22
小さな視点(詩評)アラガイs散文(批評...6*13/9/7 18:13
アールグレイのこと栗山透自由詩8*13/9/7 16:14
傘を捨て (六首)もっぷ短歌313/9/7 15:38
五年前 (六句)俳句513/9/7 15:27
琉球の秋 第二章朝焼彩茜色自由詩4*13/9/7 13:15
夏の欠片nonya自由詩17*13/9/7 11:42
夏の終わりの砂浜夏川ゆう自由詩313/9/7 11:13
生命の雲まーつん自由詩613/9/7 11:12

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