看板の電球が歯抜けのように消えた店
街路灯の陰には牙が落ちている
その店にたむろする娘のポケットに
住んでいた鼠の、よくとがれた牙
からかっていただけなんて今更
引き返せないと、思わ ...
生きてやる
わたしは海の見える
丘に咲いていた
黄色い花
一年前の夏
ブーン ブーン
という音が鳴り
わたしの体が切られた
一緒に咲いていた
仲間 ...
勿体ぶったつぶやきと
虚像の腹の中で
安堵を貪る君よ
薄っぺらの弱さに
孤独などという 名前を付けてくれるな
始発列車 踏み切りが閉じた音
僕は目覚める 憂鬱な今日の始まり
オレンジとパンケーキ
よく冷えた牛乳
彼女の作った朝食は 今日も美味しかった
僕は十五日の正午
お星様 ...
創作意欲と背反している創作技術
作りたいのに作りたいものはこれじゃないんです
ディスプレイに打ち込んでいるこの文章も
作りたい訳だけど作りたかった訳じゃないんです
歌いたい歌はここにあ ...
きみはなぜ生まれたときに
あれほど大きな泣き声を挙げたのだろうか
この厳しくやさしくない世界を
きみはすでに知っていたからだろうか
それとも笑うことは難しいから
その代わりとして泣き ...
つい、先日の事なんだけれども、昔釣り場として通っていた池の周りの道を車で走っていたら、逆走車が・・・はい、自転車なんですが薄暗くなってきているというのにライトもつけず、その上、スマホらしきものをいじ ...
夢を見ていた少年のくっせつ
無用の腕が ひとつひとつと音を立て
分針のリズムに置いていかれる
かみなりの先端を指先でひらいて
少年は蜘蛛の巣にからみ合っていく
浮くよりはむしろ しずんで沈ん ...
窓の外には
あたらしくて きらきらしたものが
きっと たくさんあるのです
この部屋の中には ただ
のびきったゴムのような
穏やかさがよこたわるだけなのに
あなたは相変わらず
ただいま ...
ドアがゆっくりと左右に開いた。無人のエレベーターに4人の子供たちが乗り込んだ。1番小さな少年がはしゃいだ声を出したので、女の子がシッと口元に人差し指をあてた。まもなくドアが閉まった。
4人は ...
きっと思い浮かぶ光景も景色も 今は繰り返すだけで
背景はいつも同じ中に 似たりよったり 歌っている
今は緩めの目尻を撫でながら また繰り返しを刻む いつもの事
お水にカボスを絞って透明同 ...
ねじる腰のあたりいったい
やどるからだぜんぶに
ひとみチカラみちみち
くりかえしくりかえしては
みちなかば
そこをこえたい
そこをこえてゆく
そこをこえきって
できた!
...
ご馳走になった
そらまめとエビスビールを思い出し
テトラパックのそらまめと
エビスのロング缶を
セブンイレブンで買って来て
ホタルしながら
ひとり送り盆
わたしも ...
るんるん
葬儀屋からダイレクトメールが届いた
人形供養の案内状である
そうだ そうだ おもいだすなぁ
遠の昔は 昭和初頭
二人の妹たちが 愛玩 ...
そらみみさまのみみはききちがいのみみ
空気踊るくらいあつくなつく夏の夜
ジャンキー頭は
つぎはぎだらけのだらけたことばばっかり
思い浮かんで
へらず口あきれるくらい
生ぬるい唇ふやけて ...
あなたの立てたポストは脆く
内も外も、やまない雨に濡れそぼつ
底冷えに、這いつくばった無音の小部屋の
差込口は狭く
取出口は固く
錆びた金具
動かない
こころの番地(アドレス) ...
あくびをしたら
なみだがポロポロでてきた
いまごろあなたの
町ではどかんどかんと花火だろう
強がってみたけれど
ふたりで花火見上げたかった
たくさんの写真の
...
夕焼けのオレンジとピンクと薄い水色
併せた柄で帯を巻く
私はガッポガッポとなる
不思議なサンダルが好きだった
手荷物の袋の中身にはきっと
いつも持ってるあめ玉と小銭が沢山入っ ...
山から差す日差しで顔を洗い
谷から吹く風で口をすすぐ
毎日そんな素敵な朝を迎えて
岩盤浴の様に 大地に寝ころび体を清める
そう 人間がもし水を必要としなくても
生きていける生き物だったら ...
お見合いの相手がスマホばかり見る
影踏まれ魂抜かれ放課後の校庭の上漂っている
特急の窓から美少女見える度向上してる動体視力
美人が遠くに座った
静かなブームに静かに乗り静かにやめる
家出少女は彼女のフリしてうちの実家に泊まりに来てもいいよ
ほめられて
ふいに人にほめられて
私のことでなくキミのこと
それは小さな出来事で
たわいもない出来事で
それでもとにかく嬉しくて
こらえようにも
ニヤけてしまう
それが ...
原っぱに出かけよう
そこには盆の間にだけ
夏の組合の人たちが見え隠れし
錆びついた刃物や
色とりどりの皿を持ち寄って
陽気な盆踊りを踊っている
陽気な音楽に誘われて
物を知らない子供が迷 ...
きみはあまり泣かなくなった
うたもうたわなくなった
ほほえむ時間が増えた
笑いごえをあげなくなった
花はすべてドライ・フラワーにしてしまった
部屋からひとつずつ色が消え
そしてすこしず ...
高く登った太陽が
より濃く写す真夏の影
それは微睡む、眩む昼下がり
汗ばんだ首をそっと撫でる風
窓際の儚く揺れる竹簾
それは蝉時雨の白昼夢
向かいの酒屋で風鈴鳴れば
土佐錦、 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鼠の歯
すみきたすみ...
自由詩
2
13/8/18 3:46
生きてやる
札中A斬
自由詩
2
13/8/18 3:35
it
青井とり
自由詩
2
13/8/18 3:34
彼女の作った朝食は美味しかった
ニワコ
自由詩
2
13/8/18 2:14
駄作(負け惜しみ)
〃
自由詩
4*
13/8/18 2:01
誕生賛歌
HAL
自由詩
7*
13/8/18 1:31
携帯電話
北村 守通
散文(批評...
0
13/8/18 0:17
かみかげ
中川達矢
自由詩
2
13/8/18 0:12
窓の外には
青井とり
自由詩
2
13/8/17 22:57
タワー・オブ・テラー
済谷川蛍
散文(批評...
0
13/8/17 22:18
朝焼の窓の休館日
朝焼彩茜色
自由詩
7
13/8/17 22:06
意志と表象としてのねがえり
美砂
自由詩
4
13/8/17 21:55
そらまめ
鵜飼千代子
自由詩
12*
13/8/17 21:45
気分がいいので、なんとなく『ゑ』を二回解体してみた
阿ト理恵
携帯写真+...
3
13/8/17 21:30
木琴を叩く男(二)
信天翁
自由詩
2
13/8/17 21:24
そらみみさま
阿ト理恵
自由詩
6
13/8/17 21:23
ポスト (想起させるものに、忠実に)
乾 加津也
自由詩
9+*
13/8/17 21:05
花火
吉岡ペペロ
自由詩
3
13/8/17 20:02
隠れんぼしましょ
最都 優
自由詩
1
13/8/17 19:20
脱水症状
Neutra...
自由詩
4
13/8/17 19:09
お見合いの相手がスマホばかり見る
北大路京介
川柳
5*
13/8/17 18:20
影踏まれ魂抜かれ放課後の校庭の上漂っている
〃
短歌
2
13/8/17 18:19
特急の窓から美少女見える度向上してる動体視力
〃
短歌
2
13/8/17 18:19
美人が遠くに座った
〃
自由詩
5
13/8/17 18:18
静かなブームに静かに乗り静かにやめる
〃
自由詩
4
13/8/17 18:18
家出少女は彼女のフリしてうちの実家に泊まりに来てもいいよ
〃
自由詩
3
13/8/17 18:17
親ばか
hiroto...
自由詩
2*
13/8/17 16:10
盆踊り
春日線香
自由詩
2
13/8/17 16:07
ドライフラワー
はるな
自由詩
4
13/8/17 16:05
真夏の影
キダタカシ
自由詩
4
13/8/17 15:17
2494
2495
2496
2497
2498
2499
2500
2501
2502
2503
2504
2505
2506
2507
2508
2509
2510
2511
2512
2513
2514
2515
2516
2517
2518
2519
2520
2521
2522
2523
2524
2525
2526
2527
2528
2529
2530
2531
2532
2533
2534
加筆訂正:
恋と愛のあいだの何秒か
/
りゅうのあくび
[13/8/17 16:16]
遅筆により推敲
4.33sec.