概念上の自動拳銃の引鉄が脳下垂体のなにがしかに風穴を開ける時、眼球はコントラストのバランスを僅かに淡くして、忘れられた観賞用水槽の中の、小魚の死体を含んだ腐った水のような白になる、ゼラチン ...
七時間の分離の後
凍った脳を温めて
溶けたココロを寄せ集めて
自分の存在を置きたいくせに
身体は宙を漂い出す
午前七時三〇分
駅を行きかう人は健気で
真夏の朝はそっと咲く
真っ赤な
パラボラアンテナは
今日も恋をする
南の島の
センチメートル波を
受け取りながら
灼熱の
コンクリートの上で
鮮やかに咲う
真っ赤な
パラボラアンテナは
...
下駄をはく爪さき紅くはにかんだほら朝顔がしじまに惚れた
かなしみのかなしみの声聴こえたら痩せた背中の骨なぞらえる ...
この孤独な思索者に
私が今、思い考える事とは一体、何か
そんなものには何の意味もないと
ペソアの放つあらゆる言葉達は絶叫している
もし、君が何者かでありたいと望む ...
下町の団地の小さな台所で
母が作ってくれたホットケーキには
必ず人参のすりおろしが入っていた
海を隔てた異国の地で
日曜日の朝私が作るパンケーキも
やはりほんのり柑子(こうじ)色
...
チャイム、というかサイレンが鳴った。工場から響く空襲警報みたいなやつだ。市立ぼんくら高校2年乙組の教室には色んなやつがいる。既に英語の教科書のページを開いて準備万端なやつ、顔を隠すように机に伏してい ...
いい人になんか
ならない方がいいとおもう
どこにでもいそうで
あんまりいないといういい人を
どうしてか目指しているあなたは
ほらさみしそう
無理しないでって
言っている私だってほ ...
とびたい
という言葉に対して
どういう思いを抱くかで
その人がどんな人物なのか
おおよそのことはわかる
そう言って
おおよそどんな人物なのか
長い付き合いを持ってしても
未 ...
なかなか切り出せないでいた
嫌われると思っていた
その時が来たらどうするか
ごまかす方法を練習していた
女性に見せるのは
初めてだった
きみの下着を脱がせたら
今度は僕が脱がされる番 ...
くずれた コンクリート
身でたどる 無
囲う羽に 野が歩む
キミドリ草 と 居留守メモ文字
続きの光 撫でて 振り返って
きれの裾 メモに はさまれて
何所へも行けない 行きたくな ...
低い低い太鼓の音が燦と祈り 鳴り罅いる響き
受け取らずにはいられない 貴殿の懐からの暖かな心
遍くこの風に 草を石で磨り潰した色味が 包む 私の懐を
颯爽と澄むこの神無月の空の下に 惹かれる ...
大丈夫か
なんて聞かないで
大丈夫だ
って答えてしまうから
男がいた
一度は膝を屈し生まれ在所へ戻った
そこまではよくあるはなしだ
だけど男は
厩へ戻ってきた
きっとそのとき思ったのだろう
もう俺にふるさとはないと
体を鍛 ...
がんばれ
みんなみたいに夢をものにしようよ
失った時のかけら拾い集めた
自分を賭けられる価値をそこに見つけたよ
過去がとっても輝いて見えるなあ
自分をしっかり認識して周りへの配慮を忘れなけれ ...
夜の街
光る街
沈黙の中へと
のみこまれてく街
あなたってばいったい
どこで何してるの
ぼくはこの街を
歩いているよ
クルマやバイクが
アスファルトの道駆けぬけていく
...
ひぐらしが
違うひぐらしになってしまう日を
待ち焦がれている
太陽の持つ熱とは別の種類の熱が
わたしを包み
わたしに留まる
何もかも解っている
あとは応えるだけ
この身 ...
朝ぼらけ
星の香り
色彩を描く
長い休符
沈没しようとする船の中で
君の世界は終わらない
砂の中の海
そこにいるあなたが誰であろうとも
ねじれた木
...
海から遠い場所で
服についた砂をはらう
風にのってかえる砂は海へ
夏の夕方は
暑さの残り香がぺらりとおちて
いっぽ いっぽ秋にむかう
後ろ姿のこどもは
あなたかもしれない
...
嘘はついたらいかんなぁ
嘘をついたらいかんなぁ
そう言いつつ
今日も皆で嘘をつく
とんでもない嘘
些細な嘘
先回りな嘘
後手後手な嘘
意地悪な嘘
優しい嘘
嘘にもいろいろあ ...
今日プリンタのトナーカートリッジが届いた
いま遣ってるMacにトナー残量警告のダイアログが出たためだ
用紙も少なくなっていたので5,000枚を箱買いをした
それは明日も書いたコピーをプリンタ ...
生きる
ぼくは幼いころから
暗いクライこの道を歩いている
今は臭い水の横を歩いている
しばらくたって
ぼくの目には
遠くに見える水の色が
ねずみ色に見えた
...
まだ夕方だというのに眠くて
すこし横になっておこうかと考えているうちに
いつのまにか眠りがやってくる
目を覚ますととうに外は暗い
諦めてこのまま寝直してしまおう
と、その前に水を一口
...
からっぽをからっぽで埋めからっぽで蓋をしててもあふれるからっぽ
ぎらぎらと夏枯れの咲くカウンター 汗ばむ肌はななめに剥けて
やつあたり巡り巡って戻るもの解ってながら放つデコピン
刑務所の外に広がる蕎麦の花
盂蘭盆会オーダーメイドスリミング
飼い犬に噛まれた手が人を癒している
知り合いかもしれない人に会釈に見えるか見えないかの位置まで体を曲げる
日付順文書リスト
タイトル
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日付
音の無い時間には血液の足音が聞こえる
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
13/8/17 13:09
いってきます
キダタカシ
自由詩
0
13/8/17 11:31
ハイビスカス
nonya
自由詩
16*
13/8/17 9:45
ひとつぶ
石田とわ
短歌
11*
13/8/17 1:47
もう一人のペソア
yamada...
自由詩
1
13/8/17 1:15
柑子色のパンケーキ
夏美かをる
自由詩
29*
13/8/17 0:28
ダンガンロンパ
済谷川蛍
散文(批評...
0
13/8/16 23:55
いい人の影
朧月
自由詩
3
13/8/16 23:24
とびたい
健
自由詩
2*
13/8/16 23:09
仮性の告白
花形新次
自由詩
0
13/8/16 22:10
つぶ 草
砂木
自由詩
10*
13/8/16 21:59
神無月の草風
朝焼彩茜色
自由詩
7*
13/8/16 21:49
大丈夫かなんて聞かないで
若林
自由詩
2
13/8/16 21:31
心に鞭 —加賀武見へ—
平瀬たかのり
自由詩
10*
13/8/16 21:28
がんばれ
黒髪
自由詩
5*
13/8/16 21:23
自由な疾走
シホ.N
自由詩
2
13/8/16 20:07
盛夏
伊織
自由詩
6*
13/8/16 19:59
人のタイトルを勝手に並べると新しい物語が生まれるだろうか
左屋百色
自由詩
6*
13/8/16 18:29
砂絵
朧月
自由詩
6
13/8/16 18:05
嘘
hiroto...
自由詩
1*
13/8/16 18:02
『カット! 』
HAL
自由詩
8*
13/8/16 17:37
生きる
札中A斬
自由詩
1
13/8/16 17:30
洪水の夜
春日線香
自由詩
3
13/8/16 17:21
からっぽ
はるな
短歌
9
13/8/16 17:19
夏枯れ
〃
短歌
2
13/8/16 17:13
やつあたり巡り巡って戻るもの解ってながら放つデコピン
北大路京介
短歌
5
13/8/16 15:41
刑務所の外に広がる蕎麦の花
〃
俳句
5
13/8/16 15:40
盂蘭盆会オーダーメイドスリミング
〃
俳句
1
13/8/16 15:40
飼い犬に噛まれた手が人を癒している
〃
自由詩
4
13/8/16 15:39
知り合いかもしれない人に会釈に見えるか見えないかの位置まで体 ...
〃
自由詩
6
13/8/16 15:39
2495
2496
2497
2498
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2500
2501
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2504
2505
2506
2507
2508
2509
2510
2511
2512
2513
2514
2515
2516
2517
2518
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2520
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2522
2523
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4.04sec.