絵ハガキ


古びたペアリフトが、白く耀く斜面と雲ひとつな
い青空の隙間を、カタコトと、揺れながら私を山
頂へと運んでゆく。飽き飽きとした水平線上の生
活を忘れ、雪の斜面を滑り落ちること ...
■秘密■
好きです。





■嘘■
嫌いよ。





■指の細い人■
自分よりも指の細い人を好きになるとは思わなかった
自分より深く考える人を好きになるとは思わな ...
玄関に靴がいっぱい笑初 寒餅や林家パー子ペー夫妻 リビドーの溢れたる街冬北斗 不幸を願う柏手が冴えて響いている 心が息をしていない 月さえ僕を照らさない  


 言葉も
 心も
 要らないわ

 偽物の
 熱で
 あたしを
 安心させてよ


 なりすました手から
 たとえ嘘が
 溢れたとしても
 今はただ
 握ったあなたの手が
 あたしには温かすぎ ...
二十歳の私はずるかった
ばかだった

だけど今
二十歳にもどりたい
ずるくてばかで
ほしくてたまらなくて

絶対想いが
願いがかなうはずだとおもっていた
二十歳の頃にもどりたい
...
「激しい」の一言だけで表せないこの夏の雨滝のようだった

今はもう夏とは違う風が吹く秋の色彩含む雰囲気

約束の一時間前に来てしまい近くの店で珈琲二杯飲む

砂浜に描いた文字はすぐ消える短 ...
代価は支払わねばならない
そんなこと考えていると恐ろしくなるよ
生まれて死ぬことが
こんなにも恐ろしいことだなんて
生きていることが
こんなにも犠牲を強いることだなんて

厳しい因果律の ...
気になることが落ちていました
拾ってみると
心の中に小さな点ができました

小さな点は振動し
私の心はふるえました

ふるえた私の心は
私の意識や無意識を使って
思考や記憶を
言葉 ...
暗闇の中、老人たちは進んでいく。
右手に白杖と、左手にステンドグラスのランタンを持ちながら列をつくっていた。
夜光虫を引き連れて歩いているような、美しい列の先は遥か彼方だ。
美しさに目がくらんで ...
ビルの谷底では
夜が
空よりも少し
早く訪れるだろう

何冊かの読みかけの本の中から
数ページ角のすり切れた
ものだけを選び出し
それを
開こうかどうかと
迷ううちに
街灯の月が ...
さき程まで空にたくさん
色とりどりの風船が舞っていたのに

夕暮れになり
北よりの冷たい風が
静かに吹き出した頃

不気味な雲は音も無く近づき
突風をかます

構える姿勢はとれ ...
  細かな砂や木屑とともに その数字はガラス瓶にいれられていた
  穏やかに晴れた休日、ひと気のない公園や路地裏に出むいては
  彼は 度々そういうものを拾ってきた
  いま、彼の部屋に ...
優しさだけの 生まれもの 頂きもの
それだけでいい

忘れてあげるという上からの目線も忘れて
眺めている 瞳任せの 涙の幕は天色

肌をすり抜ける 天色 人生を泳ぐ波の皺 十二単で今世
...
 
予感ではなく、確信である

わたしは未だアイデンティティークライシスであると

そう、最期のときまで



 
ありがとうと言えたとき
きっとあなたとは二度と会えなくなって
それまでは
我慢してもらって
ごめんなさい

一番大事に伝えたい言葉だから
本当の最後に伝えようと取っておく

あり ...
歌詞のない歌を
歌うあなた

あなたが歌う
その歌に
言葉を添えたいと
言葉を紡ぐ

この想いは
熟れて落ちた
柿の果肉のように
足元に飛び散って
あなたに届けることは
もは ...
ほんとうのこと
それは大抵が言ってはいけない

どんなに親しくなっても
むしろ親しいからこそ言えない

私が真っ黒なこころの持ち主で
ほんとうのことはいつだって真っ黒だから

もしだ ...
凍結する
冬の寒風に身を晒し 、立ち泳ぐ
辺りには静寂が満ちていて
指先から徐々に冷えてゆく

あらゆる感情の蛇口は
かたく閉じて
それがいいことなのか
悪いことなのか
判断すること ...
火が
ほしかったから、

そっと
恥じらいをまぜて

お月さまに
耳打ちしました
そっと


まるで
玩具のような運命の
わたしです

あわい
夜の吐息にさえ
消 ...
やわらかなわたしは
凍結することが出来るから
やわらかくなど
ないのです

冷ややかなわたしは
あこがれを抱いていたりするから
あつく出来ているのです
本当は


空から ...
 


白塗りのギタリストは
ファイアバード掻き鳴らして踊り出す
それを見た黒塗りは
フライングブイ床に叩きつけて
歌いだすのさロケンロー
青塗りが靴裏で
ドラム踏み鳴らして始まる
キャンディ トゥナ ...
じょうりくさんは
てんしなので
みつぎものを
さしあげますと
いって
かしとか
あげたら
ほかのおとこと
ちちくりあう
かんけいを
やめて
こちらに
ほほえみかけて
くれる
...
 冬枯れの樹の下でなぜ孤独を感じる必要があるのだろう。
 そんなことを自分に問うた事のある人が一体いくら在るのだろう。
 自分に課した約束を反故にした人は一体幾人いるのだろう。
 犯した罪の ...
  さっきから、あなたが
  夢中になって眺めているのは……光の断面
  あられもなく剥き出しにされ、あなたの鼻先に
  それは 突きつけられている
  鉢に植えられた何らかの緑
  ...
尻に対する
必要以上の愛撫は
あなたのためというより
自分の欲求を
満足するためのものに
相違ありません

お、おじいちゃん?
おじいちゃあああん!

ロッドマンと猪木は
どちら ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
北の亡者/Again 2014睦月たま自由詩24*14/1/13 11:44
表裏もよう 五篇クナリ自由詩5*14/1/13 11:08
玄関に靴がいっぱい笑初北大路京介俳句814/1/13 10:07
寒餅や林家パー子ペー夫妻俳句214/1/13 10:05
リビドーの溢れたる街冬北斗俳句214/1/13 10:05
不幸を願う柏手が冴えて響いている自由詩314/1/13 10:03
心が息をしていない自由詩314/1/13 10:03
月さえ僕を照らさない自由詩314/1/13 10:03
罪悪感自転車に乗れ...自由詩414/1/13 9:13
大人の雪朧月自由詩114/1/13 8:59
珈琲夏川ゆう短歌114/1/13 8:56
暁星渡辺亘自由詩214/1/13 7:24
心の中の小さな点ichiro...自由詩14*14/1/13 6:46
七色硝子の国海鷹四季道自由詩314/1/13 1:48
夜を歩くという事塩崎みあき自由詩11*14/1/13 0:44
些細なこと林 淳子自由詩5*14/1/13 0:42
エーテル 10草野春心自由詩314/1/12 23:24
小さな天色朝焼彩茜色自由詩8*14/1/12 22:58
アイデンティティークライシス殿上 童自由詩10*14/1/12 22:55
ありがとう乱太郎自由詩11+*14/1/12 22:38
ヴォカリーズichiro...自由詩6*14/1/12 22:05
黒い心朧月自由詩314/1/12 21:17
 冬静 小林螢太自由詩14*14/1/12 21:12
越権千波 一也自由詩614/1/12 20:20
ギフト自由詩314/1/12 20:09
ROCK自転車に乗れ...自由詩114/1/12 20:07
かしa自由詩214/1/12 19:00
樹下にてヒヤシンス自由詩7*14/1/12 18:13
エーテル 9草野春心自由詩214/1/12 17:49
尻私欲花形新次自由詩114/1/12 17:35

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加筆訂正:
綱渡り芸人から飛行機になって飛んでいく/ichirou[14/1/13 5:44]
題名を修正しました
3.78sec.