誰も手をつけないハート型のクッキーがある
売春宿から助けだされた女の子
お話ししようとしたけれど
おまえらどうせいつか帰るやろ、
黒い瞳はただ暗く
敵意や失意にみちていた
そうだ、その通りだ、いつか帰るよ、
...
私はあなたの全てを
結局、知ることができなかった
夕暮れ六時 味わい深い 君と過ごす放課後
雨が単調な音で地面に次々、降ってくる
次に会うのはいつなんだろう
ぼんやり考えてみる
人 ...
冷凍食品から異臭がすると
面倒な消費者からクレームが入り
ったく、しょうがねえなってことで
回収して分析したところ
確かに、してはいけない
臭いがしたため
とりあえず消臭剤を多めに
振り ...
『他人様の』作品紹介第四弾は、田中宏輔スペシャルです。現代詩人の中で、私が最も尊敬する詩人です。どの作品も、現代詩フォーラム内にあるような短い作品ではないので、じっくり腰を据えて読みましょう。◇つきコ ...
小春日和と言う日和に
薄青い水溶液をたたえた
フラスコの底で佇む
そんな僕がいました
誰かが揺すれば
僕も揺れる
ボクもボクもと
コロコロと音を立てて
見あげれば空の海面から
...
原発0を政府として打ち出しているドイツでは
原発はまだ稼動している
原発再稼動を政府として打ち出しているこの国では
原発は一基も稼動していない
この国はもう実質的には原発0なの ...
あの人と ウマが 合わない
きっと 私は
競馬場には 行かないんだわ
言われたコトに ムカついて
いちいち イライラ
きっと あの人も
アタシの コト
キライだと 思 ...
心の目が開くと
世界を流れる時間が 減速する
親しんでいた散歩道の背景から
隠れていたものたちが 押し寄せてくる
バス停を囲む 豊かな街路樹の葉たちが
輝く葉脈の意味を 語り始 ...
「ありがとう」と素直に言うことができない相手は
「ありがとう」を本当は一番伝えたい相手なのだ
あなた達は私が高校2年生の時に離婚をした
その数年前から、私は地に足をつけて生きることが
でき ...
騒いでいる状況じゃない
ことぐらいは分かっている
騒いでいる間に人生が終わる
ことなど無いこともわかっている
それでも騒ぎたいときがあるだろう
騒いでいるときは不安や苦悩を忘れること ...
子どもっておもろいな
おしあいへしあい
わざわざさむい日に
「あらてののケンカちゃうか?」
そんでもたのしそうやで
「だからたのしくケンカできるって
子どもっておもろいやんか ...
今日はあまり寒く感じない
冬の午後全体が陽だまりのよう
休日のゆったり感が身体を労り
目に映るもの全てが癒やしになる
近くにある幸せが愛おしい
何も予定は入れず
電話も取 ...
かわいい人 かわいい人
僕の背中 シャツの上から 大好きの文字
かわいい人 かわいい人
料理のレシピ いろいろ集める でも味見しない
かわいい人 かわいい人
急に顔を伏せる どうしたの クシ ...
鼻かぜ夏の詩集「びた一文」を読んだ
私を強く惹き付け
離さない魅力的な一編がある
それは「夏かぜ鼻」という架空の詩人について
書いた詩だ
「夏かぜ鼻」
夏かぜ鼻の詩集「バラの包みの ...
飴色に焼き払われた
人々の肌
ぼくはいつでも
散布された老廃物を
呼吸して生きている
あなたも、そうだろうか
弾んだ呼吸で削れていく
女の子は可愛らしく
皆に手を振るけど
その間も瑞 ...
流れる 高い所から 低い所へ
流れる 流れる 目から 頬へ
流れる 重力に逆らえない
流れる 水流
楽しい時 嬉しい時 川を踊るように
流れる 流れる
悲しい時 一粒の雨 一粒の泪
流れ ...
会えない今に苦しみ、会えた過去を懐かしむ
鳥たちは変わらずさえずり、気付かないのは心が穢れた所為
美しさは胸を刺し、会いたい今を嘆く
何気なく過ぎる日々の中、拭えない涙は誰のもの?
笑い方 ...
眠りが足りなければ不思議なことが起きる
その言葉を証明するかのように
何日も眠れずに机に向かっていると
足裏の感触がどことなくおかしい
じゅうたんのあちこちからもやしが発芽して
生えに生えて ...
3年前の3月11日にり・ぼーんした
横浜・野毛のジャズ喫茶・ちぐさにて
「詩とジャズの夜」というライブをやることにした。
店長の島さんを「マスター」と呼べば
「マスターは今もあの、おやじさ ...
思うのはみんなさくらのことなんです花びらみっつほしい病床
さっぱりわかりませんの
もう何が何だか
とヘロデヤ
眉根を寄せて声をひそめる
ご近所さんと同じくさっぱり
「いや? 何かフツーのお子さんでしたよ?」
母ひとり子ひとり
懸命に ...
こうえんのすなばであそんでたら
しらないおじいちゃんが
ちかづいてきて
おじょうちゃん
おじいちゃんのちんちんみてくれたら
おかねあげるといったから
じゃあにまんごせんえんちょうだいって
...
夕暮れが近づいてくると,昼間あんなにたくさんいた観光客の姿も減って,運河のさざ波が落ち着きを取り戻してくるように見える.この町には都会にいるような物売りの姿がない.美術館の横の広場で,それも‘No ...
愛の映らぬ鏡があろうか
愛無き涙も
愛無き悔いもないならば
愛の映らぬ鏡があろうか
その背がいかに重くとも
その背がいかに暗くとも
それを見据えるお前の眼だけは ...
目覚ましの音が鳴ったら
脊髄からの命令でボタンを押す
腕をフトンに引っ込めたら
脳が朝に在るあたしを認識する
薬は早期覚醒を抑える
暗闇でのしかかってくる壁は消えた
もう少しの辛抱 ...
僕は 才能のある人の生まれ変わりなんだって
頑張って書いた絵や 苦労して取った賞も僕ではなく
その人のおかげなんだって
だったら僕が今動かしているこの手足や身体は誰の物なの?
なんで他人の身 ...
平静を装うには
呼吸を感じられるほど近く
満足するには
体温は届かないくらい遠い
触れるか触れないか
どちらともない
じれったいくらいの距離だった。
私の知らない膨大 ...
あの日の夜に
泣きながら名前を呼んで あてもなく背中を探したのは
泣きながらすがりついてでも 伝えなければならなかったから
帰る場所がどこなのかも もう分からなかったものだから
月と同じ大 ...
■時間使い■
あなたと会っている時は
私の世界から時計が消える。
■あなたさえ■
トイレに行きたいんですよ
あなたさえいなければ。
■あなたさえ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
誰も手をつけないハート型のクッキーがある
北大路京介
自由詩
4
14/1/25 20:43
曖昧に耐えて
吉岡ペペロ
自由詩
1
14/1/25 20:08
卒業と結末
北橋勇輝
自由詩
1
14/1/25 19:59
マル秘食品
花形新次
自由詩
1
14/1/25 19:01
他人様の作品紹介その4(ツイッターで私が紹介した田中宏輔作品 ...
こひもともひ...
散文(批評...
1*
14/1/25 17:46
沈殿
和田カマリ
自由詩
3*
14/1/25 17:12
原発0
吉岡ペペロ
自由詩
4
14/1/25 15:48
キライなコト
藤鈴呼
自由詩
1*
14/1/25 13:13
心の目が開くと
いねむり猫
自由詩
3*
14/1/25 12:02
「ありがとう」と伝えたいその相手
しょだまさし
自由詩
0
14/1/25 10:39
お祭り騒ぎ
イナエ
自由詩
13*
14/1/25 10:12
おしくらまんじゅう
そらの珊瑚
自由詩
12*
14/1/25 10:00
冬の午後
夏川ゆう
自由詩
1
14/1/25 9:13
かわいい人
佐白光
自由詩
1*
14/1/25 8:01
鼻かぜ夏
花形新次
自由詩
2
14/1/25 7:25
あなたは人間です。
hahen
自由詩
1+
14/1/25 2:13
水流
佐白光
自由詩
2
14/1/25 1:15
_
蛍
自由詩
1
14/1/25 0:24
もやしヶ原
春日線香
自由詩
7+
14/1/25 0:15
モ・ガンボセッションを、聴きながらーちぐさにてー
服部 剛
自由詩
4
14/1/24 23:59
さくら
もっぷ
短歌
2*
14/1/24 23:34
サロメくん2
salco
自由詩
5
14/1/24 23:34
ちんちんみてくれたら
花形新次
自由詩
1+
14/1/24 23:19
ヴェネツィア
藤原絵理子
散文(批評...
1+*
14/1/24 22:59
子守唄
千波 一也
自由詩
3
14/1/24 22:43
フランス組曲第一番
藤原絵理子
自由詩
4*
14/1/24 22:05
生まれ変わり
リィ
自由詩
1*
14/1/24 20:55
ひみつ。
端沢 紫琴
自由詩
1*
14/1/24 20:22
夜響
クナリ
自由詩
5*
14/1/24 20:15
ばらばら 五編
〃
自由詩
4*
14/1/24 20:08
2342
2343
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2354
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2362
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2366
2367
2368
2369
2370
2371
2372
2373
2374
2375
2376
2377
2378
2379
2380
2381
2382
4.74sec.