ももいろは すでに
室内に 溶け
腐れた二、三枚のひだが
私の手にはりついて ちぎれる
けれど、その がくは
最後まで花のかたちを 保とうとしている
おそらくは ...
かよわい肌の持ち主は
男のほう
繊細に消されていった
煙草の匂いは
指にも
首にも
移り住む
男を選んで
移り住む
男は
確かに直線的だ
けれども ...
いつもの 空間に
可愛らしい お客様
手に手を取って
笑顔を乗せて 歩き出す
背中には ゴリラ観音 燿ってる
刻み跡の 目立つ石
翡翠 蛇に 見える石
普段 自宅には ...
地面すれすれまで押し潰されるバネ
チャンピオンのボディーブローをまともに受けて膝を曲げた挑戦者
獲物を見上げ
後ろ足に全体重をのせる猫
ベルリンの壁に隔てられた互いへの思い
...
薄暗き桃色の港は
始まりやらぬ無知なる港
今日に微笑む幼女のように
朝に涼しい風を聴く
天より柔らかく声が溢れ
テラスにて
紅茶の葉擦れに触覚する
なによりも繊細に
なによりもおとなし ...
焼き芋の包まれている新聞紙かすかなインクの匂いも食す
くくられた新聞紙の椅子の上あごひげという名の猫がくつろぐ
ちぎられて水にひたさればらまかまれほこりにまみれて新聞紙逝く
世の中の ...
《薬剤名》 ・・第一工場食堂北側窓
《有効成分》 ・・空、富士山、雲
《効能・効果》 ・・鎮静、滋養強壮、
見失った自分の立ち位置が見つけられます。
《用法・用量》 ...
君と初めてチューをした日
俺は小さな少年だった
今はもうおじいちゃん
入れ歯いれは何処にある
こんな儂でもよかったら
今からいくよ
君の残滓がわたしの中から
少し少しずつ消えて流れる
...
noteにたまらない
心は身体と一緒だから
無数の収束点に
落ちていくだけの
小鳥達
羽はもう身体と一緒だから
混濁した向日葵の裂いた黄色い舌
無数の小さな
子供達
...
声を忘れた
公園の片隅
見えない 子供たちの
その顔を見ていた
僕にもきっと
そんな時代があった
この目の奥に
死を感じながら
目を閉じればいつも
浮かんでくる
僕 ...
かなしみでなけるといいな
このままずっと
さいごにわらわないで
みんなにさよならなんて
いわないから
乾杯してはしった
はしった
このことを
おもいださないで
どうか
...
インフルエンザの予防接種も
レーシックを受ける人も
信じられない
そういった君の足元で
細い小枝が折れる
冬がやってきたから
この森にも
早い夜の始まりを告げるように
針金のような ...
七日粥五文字変えたらスガシカオ
七日粥それより死んでどうするの
こじらせて人生が終わった
子を売ってパサパサの飯
死を避けてホルモン注射の痛み
目立たないように、だけでは淋しいので一点ものの封筒を買った
案の定きみはヴィンテージ切手風のシールを息を止めながら剥がしていく
少し厚みのある封筒
80円ではきっと届かない
不規則なぼこぼこで ...
「
誰かの為に。
これってかなり難しい
友達の為、
家族の為、
恋人の為、
自分の為、
こっちは意外と
できそうなものなのに
いや、まぁ
難し ...
ねぇ、一つだけ聞いていい?
いや、やっぱりいいや。
うーんでもやっぱり 一つだけ聞いていい?
やだ
夕暮れの空を見上げると
今日はお月さまがいない
と思ったら
真上やや後方から呼ばれた
「ココニイルヨ―」
ふりあおぐと三日月
こないだ見たときは
真っ黒な空の真ん中で
薄笑いの口みたい ...
何度きみを見送ったんだろう
あたしの涙をやさしく拭って
ひとさし指を立てて笑いかけてくれた
きみの痛みには気づきもしないで
あったかいカフェ・オレを
飲ませてあげればよかった
つめたい ...
雨の中カラスが世間話をしていた
黒い仲間は
雨にむかって顔をあげてとんでいる
そうだ
カラスは雨をこわがらない
どうしてわたしたちは
雨にうたれるとうつむくのだろう
どうして
...
たとえていうなら 雪の降る夜
裸足でマッチを売っていた少女が 自分のためにマッチを1本灯すとき
人は それを
終わりの始まり
だったというだろう
あとは終わりの終わりが ...
明日は待ちに待った卒業式だ
そして
俺はこの日を待っていた
明日で中学は終わり
みんなバラバラと散らばっていく
背水の陣
退路は断った
まゆみに
俺は今日告白する
「大事 ...
電車の通る規則的なリズムに心臓の動作を同調させながら
飲む国産のウィスキーは氷が混じる。
大切な人を失った瞬間を覚えているかい。と、尋ねたとき、
女はベッドの上で気を失っていた。
近く ...
「悪気はなかったんです
ただ、みんなを不幸せにしたかった
ただ、不幸せに・・・・」
なんか雰囲気出しちゃってるけど
悪気以外の何物でもねえだろ
堅気の生活にもそろそろ慣れた
しかしムシ ...
悲しみよ
世界に降り続ける悲しみよ
お前は可愛そうなヤツだな
みなに嫌われ憎まれてる
必要ないと言われる
居なかった方が良かったのにと言われる
ゴミ以下だと言われる
ずっと側にはいられ ...
君に会うといつも浮かれてしまう
浮かれすぎて宙に浮いてしまいそうだ
さあ僕と手を繋いで散歩に出掛けよう
誰にも見えないくらい高い場所で浮かびながら
誰よりも近い君の隣で歩き続け ...
共有出来ない秘密があれば
知らないことは減ってはいかない
誰かを傷つけないための嘘であれば
共有出来ないのも当たり前
秘密を隠すための嘘や
嘘を秘密にする真意 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ばら
フユナ
自由詩
6*
14/1/10 17:18
才能
千波 一也
自由詩
4
14/1/10 16:42
ゴリラ観音
藤鈴呼
自由詩
0
14/1/10 15:09
バネ
桂
自由詩
4
14/1/10 15:03
桃色の港
白雨
自由詩
2
14/1/10 14:43
新聞紙
そらの珊瑚
短歌
13
14/1/10 8:46
処方箋20140106
ichiro...
携帯写真+...
3*
14/1/10 5:41
はじめての終
まきしむ
自由詩
0
14/1/10 4:58
Note
佐藤伊織
自由詩
4
14/1/10 1:29
セントラルパークのどこかで
番田
自由詩
0
14/1/10 1:27
おねがい
佐藤伊織
自由詩
3
14/1/10 1:23
夜空のすきま
林 淳子
自由詩
7
14/1/10 0:30
七日粥五文字変えたらスガシカオ
北大路京介
俳句
2
14/1/10 0:13
七日粥それより死んでどうするの
〃
俳句
2
14/1/10 0:12
こじらせて人生が終わった
〃
自由詩
4
14/1/10 0:12
子を売ってパサパサの飯
〃
自由詩
0
14/1/10 0:11
死を避けてホルモン注射の痛み
〃
自由詩
1
14/1/10 0:11
Happiness To You
伊織
自由詩
7*
14/1/10 0:05
吐露
自転車に乗れ...
自由詩
2
14/1/10 0:04
話し
こいち
自由詩
0
14/1/9 23:35
お月さま
Lucy
自由詩
24*
14/1/9 22:46
Far away
藤原絵理子
自由詩
1
14/1/9 22:43
黒の群れ
朧月
自由詩
5
14/1/9 22:35
終わりは始まりなのか終わりなのか
Rabbie...
自由詩
4*
14/1/9 22:27
つんのめりラプソディ
ichiro...
自由詩
4*
14/1/9 21:53
「血脈の無い花」
宇野康平
自由詩
0
14/1/9 21:20
おヨネ
花形新次
自由詩
3
14/1/9 21:17
かなしみ
こいち
自由詩
2
14/1/9 20:58
空の散歩
リィ
自由詩
0
14/1/9 20:18
シナモン
中山 マキ
自由詩
4
14/1/9 17:29
2342
2343
2344
2345
2346
2347
2348
2349
2350
2351
2352
2353
2354
2355
2356
2357
2358
2359
2360
2361
2362
2363
2364
2365
2366
2367
2368
2369
2370
2371
2372
2373
2374
2375
2376
2377
2378
2379
2380
2381
2382
3.99sec.