それについては因縁がある
なにせ前世の仇だから

うららかな冬の日
わたしはそいつを探して山にきた
皮をなめして枕にしてやろうと思ったのだ
鉄砲をかかえ 神社の脇を通った時
昼寝している ...
『コカ・コーラ。』
音楽を聴きながら。動きたくない。動かずに向こうから来てくれる、手紙や郵便物や、AmazonからのCDやペーパーバックは、疲れた心をベッドから引きはがしてくれる。加速度を届けてくれ ...
静かに落ちる
柔らかな子宮壁に
着床する種のように
或いは
夜という
高濃度の詩を含んだ海へ

魂だけが
えら呼吸を忘れてはいない
無意識という
立方体の
泡を
吐く

水 ...
告別式が終わった後
私は港公園にいた
公園の小山の頂上から見る景色は
重く深い



荼毘に付された
血と肉は
二酸化炭素となって空に溶け
骨は
長い間の雨水で骨壺から溢れ出し
...
下を向くと 首元を流れた
眩しい前髪
吸い込む息のあたたかさ

そうして君は
冷たい麦茶を飲む
そっと 歩かせる
じっくりと つたらせる

喉元の反復運動を
見つめてみれば苦しい
...
 
北の海

冬のモノトーン

旅に出ます、なんちゃってさ




*平成22年3月 詩集「十二色入り」より
深海の音が耳から離れない
何を待ち続けているかは知らないけれど
安っぽい恋の歌に
スピーカーは怒り狂っているように
僕やこの部屋をどんどんとゆらしている

あの子が怪物を見つけたって言 ...
夕方に 人気のない公園まで
友達数人で歩いていこう
疲れても 静かなここじゃブランコは動かない
砂山はきらきら光り 何もわずらわされることはない

言葉も交わさず 陽を背にした
暑くなる背 ...
空の 青さだとか
雲の 白さだとかを 知らないと

闇が 黒いってのは
分からない

私の中の ブラックホールへと
誘われた 言葉たち

どの絵具を掛け合わせれば
...
地上と天をつなぐ幻

虹を見逃さない

レインボー・バウムクーヘン

虹を見逃さない

誰かの希望になれるかも

金髪のモスキート

地上と天をつなぐ幻


悲しい苛立ち

恨みや損な役回り

生まれ ...
しあわせがサラサラと
指の間から
零れ落ちていく
静寂

音も立てないで
苦しみもしないで
描いた文様は
風に吹き消される

伝わらない思いを
伝えようとあがいた
その言葉 ...
低い雲が私を覆う度哀しみが私を覆う

あたかも行く末を暗示しているように

不安に苛まれる一時は得体の知れない

靄が私を取り囲み前面に立ちはだかる

私は顔を覆い蹲り今が去るのを待っ ...
いつもの店のいつもの席で
ちょうどよく酔ったその後で
独活の酢味噌和えという旬のものを
うすうす噛んで
うすうす僕は
ひっそりとニンゲンをやめるのだった


右の席からは仕事の話
左 ...
だまし絵の逆さまにしても見える顔そんな髭です僕の彼氏は 世界一美しいヒゲダンスするマイケルの顔に髭が生えない テレビのリモコン見つからず新聞を読む 足でドッチボールのコートを描こうとして折れた 虜になっちゃいそうと言う声の虜 僕はオキュロフィリアなんだ。

オキュロフィリアって知ってる?
眼球愛好者のこと。

あは、そんな顔しないでよ。
別に君の目をくり貫きたいとか、そんなことはしないから。
大体、生気の ...
南スーダンの戦闘のど真ん中で
スーダラ節を歌って来い
この反戦平和野郎!
わかっちゃいるけど止められないって兵士に
銃撃されりゃ目覚ますだろう
明るくふるまうのは
終わりを予感するから
‘おびえている’ なんて
いい気にさせたくないから

言いかけた言葉を
飲みこんだきみは
カモメを指さしてごまかす
中途半端なやさしさ
...
雨の日に彼女はピクニックへでかける
ぐしょ濡れのボンネットのうえでキスするために
アナウンスが不在を告げる
(あなたが誰かわかりません)
ため息で重たくなったバケツ
動物園で産まれた猿が山で ...
狂騒が染み込んだ脳髄の記憶の配列は
鬱蒼とした森の中で覗く太陽に似て
俺は猛毒を含んだように忙しない
新しい何事かをこうして記そうとする度に
滑落した昨日が執拗に裁断されて ...
バカの戯言も
でかい声で発し続けると
潜在するバカの予備軍の耳に届き
いっちょまえの意見として
扱われかねない
なので、届く前に
なんとかしなければならないのだが
下手に手を出すと
バ ...
寝ているうちに夕方になった
夜になる前に起きなければならない
けれどどうしても布団から出られなくて
カーテンの陰にいる母に
起こして と言ってみる
母は不思議そうな顔をしている
見ているだ ...
ぴいひょろ
ぴいひょろ
横笛吹きながらしゃがみこんでいる少女
音程なんかどうでもよくて
鳴き虫って呼ばれちゃっても
いまはただ悲しくって
ぴいひょろ
ぴいひょろ

あまのじゃくのつむ ...
泣いたって
泣いたって
壁は応えてくれない
でもきょうも
ほらいまも
だってほかに宛てないから

君は遠くて
あの子も遠い
あなたは死んだし
あの仔も死んだ

さみしくてたまら ...


足跡
砕かれたガラス


薄い香り
息を呑む

白い花を
黒い靴でコツコツと
涙を拭って
底の見えない
懐かしい穴に
静かに
捧げて
僕らのインプットされている行動には
何もかもが同じ それぐらいしか思いつかない
それ以外はエラー
心の奥。。。 あたたかい、冷たい
よく解らないです
たまに 油とガソリンを一滴ほど ...
ピョンヤンの街が日を跨ぐ頃
乾いた靴音で少し先を行く
女 ロシア人だろうか
街灯に照らされて
骨盤で風を切る
右に左に揺れている
おしり 
尻視欲 と 抑止力
激しい激しい
せ・め・ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
むじな春日線香自由詩314/1/27 13:17
炎症/etc, etc...由比良 倖散文(批評...2*14/1/27 10:07
腐食そらの珊瑚自由詩15*14/1/27 9:43
時よ 止まれichiro...自由詩7*14/1/27 5:28
喉仏ノブ子自由詩014/1/27 0:51
演歌になった日の色殿上 童自由詩14*14/1/27 0:30
明後日は眠る珊瑚カマキリ自由詩214/1/27 0:01
友達と加藤自由詩1*14/1/26 23:50
闇の黒さ藤鈴呼自由詩4+*14/1/26 23:42
虹を見逃さない吉岡ペペロ携帯写真+...414/1/26 23:25
誤解あるいは放棄藤原絵理子自由詩9*14/1/26 23:04
哀しみのメロディーtamami自由詩914/1/26 22:57
独活(うど)と白湯(さゆ)八布自由詩914/1/26 22:56
だまし絵の逆さまにしても見える顔そんな髭です僕の彼氏は北大路京介短歌114/1/26 22:49
世界一美しいヒゲダンスするマイケルの顔に髭が生えない短歌1*14/1/26 22:49
テレビのリモコン見つからず新聞を読む自由詩214/1/26 22:48
足でドッチボールのコートを描こうとして折れた自由詩614/1/26 22:48
虜になっちゃいそうと言う声の虜自由詩114/1/26 22:48
ある愛好者の告白愛心自由詩114/1/26 22:47
スーダン節花形新次自由詩114/1/26 22:23
からげんき / 背中藤原絵理子自由詩4*14/1/26 22:23
構成はるな自由詩414/1/26 22:14
そして最後に置かれた死のかたちは揺れるようにもがき続けるだろ ...ホロウ・シカ...自由詩2*14/1/26 22:06
悲劇のバカ花形新次自由詩114/1/26 21:57
起こして春日線香自由詩214/1/26 21:12
ふううふう乱太郎自由詩12*14/1/26 21:07
泣いたってもっぷ自由詩1*14/1/26 19:46
bloomopus自由詩014/1/26 19:00
冷たいスーツの召し使い最都 優自由詩114/1/26 14:08
私利私欲の独裁者に対抗する抑止力ただのみきや自由詩18+*14/1/26 13:13

Home 戻る 最新へ 次へ
2340 2341 2342 2343 2344 2345 2346 2347 2348 2349 2350 2351 2352 2353 2354 2355 2356 2357 2358 2359 2360 2361 2362 2363 2364 2365 2366 2367 2368 2369 2370 2371 2372 2373 2374 2375 2376 2377 2378 2379 2380 
加筆訂正:
話題/あおば[14/1/27 1:34]
今年の → マー君の に変更
4.78sec.