突如飛来する非日常
そこは時間の経過と共に
半ば強引に日常と化していくだけのもの
溶け込むまでは物質に近く
しこりのように
胎内に枝を張るので
...
求めていた職に就き、初めて出勤する朝、季節外れの冷たい雨が降っていた。雨は気が狂ったようにでたらめに地面を打ち付けているようにも思えたし、そのリズムに一定の規則があるかのように思えた。雨に ...
故あってかどうかわかりませんが
猫に生まれまして
たいへん恐縮している次第でございまして
私が人間なら大変かなあともおもうこと
多々ありすぎて
申し上げることも躊躇いたしますが
あえて ...
コンビニのある風景の中で
あたりまえのように生きている
交差点に立って周りを見渡すと
視界に5軒ものコンビニが存在する
そんな生ぬるい便利さと手軽さに
日々愛撫され続けている生活を
無 ...
翻るミニスカートのすそが
軽やかに空気を切るような
その鮮やかさで言葉を繋いでいく
1秒間に24回瞬きする眼が
1秒間に24回切り取る映像
そのスピードで言葉を繋いでいく
イメージ ...
大雨のようにバチ当たれ
流星のようにバチ当たれ
直射日光のようにバチ当たれ
なあ今からどうしようもない馬鹿が
青一色の空の下
赤一色の太陽を浴び
緑一色の原っぱを歩くから
気が向いた ...
冴え返る日に面影の浮かぶきみ
春めかず灰色の空にびの雨
桜東風おんな心のような風
花時を目の前にして部屋籠り
山笑う確定申告つつがなく
春の野の独り芝居かかなしきは
みなみの国で生まれたような顔して
じつはとてもさみしい名前だ
だから呼ばない
必要としない
カウチって良い響きね
そうかもしれない
もう大人だから
寒いときは毛布を買おう
...
冴え返る金魚が一つだけの鉢
佐保姫の国籍をふと物思い
長閑なり雨降る故にこの町は
ひとつの夜が
わからぬものに照らされている
影は別の影のなかで
少しずつかたちを変えてゆく
夜へゆく海
線を見る背
置き去りの器
蒼に満ちる
魚のかたち ...
梅が桜のように散っていた
よこで木蓮が上等な
きみどり色を解いていた
タワーマンションには住めないけれど
虫のでないところぐらいなら住めるかな
くりかえすことに意味があるのではない
くり ...
くたびれた町に出て自分より弱そーな奴を見つけては
蹴飛ばそうとした
塀の上から
ジャンピングニードロップキメたい
後頭部を
探しまくった
びびって家に帰り
湯船を洗った
ま ...
粉のような人間になって
自分を粉砕していたい
そう思えるようなときがある
実際は体が疲れているだけなのだが
防波堤に立ちつくしていると
冷たい風が 体を突き刺すから 何もない心のまま ...
ベビーにちょっと
きつく当るような奴が
ベビー叱咤に名乗りを挙げることぐらい
覚悟しろや、親ども!
一番大切なものは
あなたたちですって
言いたいけれど
そのあなたたちを
幸せにするためには
これが必要なのよ
現実はそうでしょ?
って言うのは
建前の世の中に違いない
でも、その建前 ...
物語を消費するために
私たちは生きている
今日も悲しい話をありがとう
困難を乗り越えた話
本当にどうもありがとう
感動してる
だから明日もがんばれる
がんばれると思う
明日 ...
エクレアが溶け出す前に妄想を止めなきゃ今日も空がきれいだ
空雲空雲空雲
青空と雲が織り成すミルフィーユはタンザニア系のコーヒーが合う
美女が乗ってきて次降りる駅
君を嫌いになる理由をさがしてたら会いたくなった
正義は勝つと言って負けた
あなたはいつもうわの空
会話をしても僕が笑ったり
泣いていてもあなたは
表情も変えずうわの空で
いつも何を考えているのか
僕にはわからない
だけどそんな君が嫌いになれなくて
むしろず ...
コートの下からにょきっと生えた
細長い煉瓦の色をした
煙突を背負った男は
大きな麦藁帽子を被っているので影のようだ
軍手にした鉤状の蔓で
雑木林をほじくりながら何かを探し ...
走り去る青い車の
テールランプながめながら
流線型の感情を抱きしめる
どうせ終わったことだから
もう悲しむことにさえ意味はない
遠雷が
湿った空気を震わせる
瞼の裏側で
す ...
今日は土手を歩く
土手を歩いて風を数える
おまえと 僕と
懐かしい春の風を行進する
川面の丸い光を
後退する四角い針の葉の林を
居眠りする土手の潅木の列を
風はまんべんなく揺らして渡 ...
高いところへ上りたい
ただひたすら
上へ
白いシャツにジーパンにスニーカーはいて
長い階段を一段飛ばしで
踏みしめて
少しずつ気持ちを昂らせながら
そ ...
オートバイの神様よ
僕にオートバイを運転するだけの
必要最低限の才能しか恵んでくれなくて
ありがとう
レーサーになる腕前も
白バイ警官になる技術もなく
暇さえあれば峠に繰り出し
運が ...
明け方の目をみひらいて駆けてゆく夢は邂逅すうつくしい馬
やさしさをあつめて君の手のひらにスノードームの粉雪の降る
君に会うために生まれてきたという光射す薔薇窓少女のねむり
...
まさか 夢にみるとは思わなかった
明け方の私の夢に現れた
君のことは何も知らないのに
ネットという魔都で知り合ったのは
ずいぶんと昔のことだった
私が詩を書き始めた頃
君の書く詩はとて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
当たり前だった物事を喪失した先の日常
中山 マキ
自由詩
2
14/3/20 17:31
冷雨
葉leaf
自由詩
2
14/3/20 17:24
猫の口上
梅昆布茶
自由詩
15
14/3/20 16:35
アーバン・ライフ
大覚アキラ
自由詩
7
14/3/20 15:51
1秒間に24回の速度で生まれては消えていく宇宙を言葉で繋ぎと ...
〃
自由詩
2
14/3/20 15:39
バチ当たれ
浪人
自由詩
1
14/3/20 14:14
「春三題」6
もっぷ
俳句
1
14/3/20 14:05
「春三題」5
〃
俳句
3
14/3/20 12:32
卒業式のあとで
平井容子
自由詩
7
14/3/20 11:44
「春三題」4
もっぷ
俳句
2
14/3/20 10:36
冬と波
木立 悟
自由詩
2
14/3/20 10:23
梅散るころに
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
14/3/20 9:03
ふねんしー
末下りょう
自由詩
1*
14/3/20 5:17
駅前の松屋から
番田
自由詩
0
14/3/20 1:25
ベビー叱咤
花形新次
自由詩
0+*
14/3/20 1:08
一番大切なもの
〃
自由詩
0
14/3/20 0:40
物語
小川 葉
自由詩
3
14/3/20 0:10
エクレアが溶け出す前に妄想を止めなきゃ今日も空がきれいだ
北大路京介
短歌
2
14/3/19 23:45
青空と雲が織り成すミルフィーユはタンザニア系のコーヒーが合う
〃
短歌
2
14/3/19 23:45
美女が乗ってきて次降りる駅
〃
自由詩
4
14/3/19 23:44
君を嫌いになる理由をさがしてたら会いたくなった
〃
自由詩
1
14/3/19 23:44
正義は勝つと言って負けた
〃
自由詩
6
14/3/19 23:44
うわの空
リィ
自由詩
1*
14/3/19 23:40
煙突男のはなし
灰泥軽茶
自由詩
4
14/3/19 23:08
なごり雪
大覚アキラ
自由詩
2
14/3/19 22:15
土手を歩く
オイタル
自由詩
4*
14/3/19 20:39
上へ
ますを
自由詩
2*
14/3/19 20:29
RUN THE HAZARD
一 二
自由詩
2
14/3/19 18:35
邂逅する夢
石瀬琳々
短歌
3*
14/3/19 13:26
【 今朝の感傷 】
泡沫恋歌
自由詩
14+*
14/3/19 11:45
2334
2335
2336
2337
2338
2339
2340
2341
2342
2343
2344
2345
2346
2347
2348
2349
2350
2351
2352
2353
2354
2355
2356
2357
2358
2359
2360
2361
2362
2363
2364
2365
2366
2367
2368
2369
2370
2371
2372
2373
2374
加筆訂正:
【 今朝の感傷 】
/
泡沫恋歌
[14/3/19 20:40]
文章の配列も少し変えてみました。
【 今朝の感傷 】
/
泡沫恋歌
[14/3/19 20:33]
語尾など少し変えました。
【 今朝の感傷 】
/
泡沫恋歌
[14/3/19 17:39]
最後の2行を変更しました。
4.11sec.