川でひろった
この石は
世界でたったひとつの石
と 田中正造が新田サチに語った後いく枚の暦がめくられただろう
古典的ロマン主義と反駁しても意味はないが
世界にはたくさんの川
たくさんの川原 ...
   ーーーーーーはじめにコトバありきーーーーー
        「ヨハネ伝黙示録 より」




神はコトバにて人間を造った、いや、正確には、人の間の者たちを
それは 私たちのこ ...
ある日ふと
AVを見るときに
自分は何を感じているのか
ただ漠然とポコチンを
握りしめているだけでは
能がないので
考えてみた

ずっと
「俺も男優みたいに
可愛いこちゃんとやって ...
心地良い朝を吸い込んだら
迷子のオキシダントが
途方に暮れているのが分かった

悔しすぎて歯軋りしたら
心配性のフィブリノーゲンが
身構える気配を感じた

本当を言い当てられて黙っ ...
夕暮れチャイムの音を 靴底で踏む
冷めた指で掴みたかった夢は
温い毛布の中のちがう体温

斜めに闇を切り裂く車のライトに
いくつもの私の顔が 現れては消されていった

パンプス ...
それは鯨ではない
おたまじゃくしだ
スケッチをするぼくの背後で
だれかの声がした

骨になって眠りつづける
博物館の鯨
宙に繋ぎとめられたまま
白い夢はなかなか
目覚めることができな ...
母はおもての植物に水をやりにいくのだろう。

母の背中について歩くようなかたちになってぼくは新聞を取りにいった。

ちいさい灰色の母の背中。

ぼくはこの背中から生まれたのだ。

そん ...
川へと行く人たちに混ざれば
わたしたちの足取りは浮かび上がり
闇はますます闇に
わたしたちは手に提灯を提げて
川へと向かう
夏の夜は重なり
昨年の夏も、一昨年の夏も
隣どおし

自分 ...
「ほんとうは何処にある?」
探しても見つからない
探し続けるためには
生きねばならない
だから仕事につき
いつしか妻をめとり
まもなく子が産まれ
ようやく家を借り
中古車を譲り受け
...
乳白色に明るい空を見て
あの時はまだ青だったと言った
その背中はしっかり曲がっている
髪も目も灰色に染まっていて

天まで届けと願ったブランコ
この足の先さえ青にかかれば
跳んで跳ねてゆ ...
... 梅の香りに妻が風呂敷をかけた。風呂敷は青いビニールシート。数字が日にち。逆算しなきゃ。それさえも忘れた。子供たちがぼくとおなじ高さにいた。妻がタッパーからみそ汁。それをこぼす。ひるがえって青空。どきど ... 人が神様の子なら
それ以外は
何様の子?
オナニー後だと
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優しいこと書いちゃいそうな
あなた!
そんなあなたにお薦めなのが
このギンギンニナールです

ギンギンニナールを一粒飲むだけで
一晩中何回オナニ ...
聴こえだす春の足音 耳ふさぎ二重にしてる遮光カーテン 人生の悩み・タメ息・悔し泣き ホップ・ステップ・ジャンプで前へ マウス・トゥ・マウスで君に飲まされる酒なら保証人になります 新しい発明を携えて
おぼちゃんが日本科学界で
スポットライトを
浴びるのが早いか
はたまた
サムラ&ゴーチが
「買った他人からあ」
とバリバリのオリジナル曲?を引っ提げて
日本歌謡界に ...
私は折り畳み傘が好きだ
しゅっぽと傘を広げるとき
そうっとわくわくする

それはマジックのようで
手を広げれば花束や
白い鳩が出てきそうな予感がする

それはまた魔法のようで
手を広 ...
古色まぶしい
郷愁の地に

歴史と風雨を
たえぬいて

今もなお
多くの涙が
あるのでしょう

子どもらは
幾つに
なりましたでしょうか

孤独に歩み
すすめたことも
...
夏の夜には
哲学者がやってくる
重たく湿った空気を裂いて
纏わり付いた夏の残滓を背負いながら
のっそのっそとやってくる
窓の格子がぼんやりと
月の明かりで光っていた
乳母車を引く質量の響 ...
あした を はちどりがついばむように
きたい を もりがふきなでてくように
みらい を 嗅いでみたい

めをつぶって
はなで
おおきく
おおきく
いきをすって

あかはらとほおじろ ...
近過ぎちゃってどうしよう
見えなくなってどうしようもない

近すぎた距離と長すぎた時間
蜜月の時は過ぎ去った
背中合わせ、ちぐはぐな鼓動
触れ合わない手と手

冷めやらぬ熱情も
身を ...
そうかと思う
そうかなとも思う
「何のために生きてるの」
「何のために生きてると思う」
時計を見る
時間が
文字盤の隅に取り残されて
うずくまっていた
風が吹いている
いつかは
む ...
バスの座席に身を沈めると
自分の居場所を見つけた気がした

乗客は疎ら
誰もが無言で
窓の外を見つめている

赤いテールランプの川
灰色のまま濃くなる空に
星のように瞬いてとび去る
...
あたまの声は
なかまの声だ

あたまの痛みは
あなたの痛みだ

  ☆

抒情を排し
饒舌さを避け

なにものでもない
言葉の羅列

  ☆

僕たる僕の
僕 ...
成長し花を咲かせてまた枯れるその繰り返し自然の仕組み

若者が好む形の家多い古い住宅街若返る

夢を見た永遠探す君の姿終わらない愛いっぱい送る

テレビ見て家の近くのカフェを知る昔ながらの ...
無影灯の下で
 (あるいは 河原で 砂漠で)
鶯色の神々にかこまれ
 (あるいは 烏色の悪魔に)
無防備に横たわる

切り裂かれる皮膚
晒し出される内臓
 (生きものの命を掴んだ少 ...
黄砂の舞う交差点
目を細めて上空を窺う
直立不動の小学生の左手には
やや大きめのファーストミットが

反対側の信号機の下
サイドスローの怪人が
華麗なステップで卵を
直立不動の小学生に ...
綺麗にくるまれた布団の中で
ぬくぬくと眠っている 恋の神様

想いが濃ければ 薄着をしている間に
願いを唱えなければ いけません

人肌抜いて 誰かの助けに ならんとす
逆に ジャマをし ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
渡良瀬川の石石川敬大自由詩615/3/4 18:44
創世記為平 澪自由詩9*15/3/4 18:12
祝保釈 小向美奈子花形新次自由詩015/3/4 18:08
かものはしnonya自由詩19*15/3/4 17:59
靴底為平 澪自由詩10*15/3/4 17:20
鯨はみどり色の夢をみていたyo-yo自由詩6*15/3/4 15:37
最終回ジグソーみそ汁吉岡ペペロ自由詩415/3/4 14:45
ゆきむし自由詩3*15/3/4 14:11
HONTOUやまうちあつ...自由詩5*15/3/4 12:28
変色カメレオン這 いずる自由詩3*15/3/4 8:15
人狼BBSに捧ぐTAT自由詩2*15/3/4 5:42
8ジグソーみそ汁吉岡ペペロ自由詩415/3/4 0:23
独り言12リィ自由詩1*15/3/3 23:55
ギンギンニナール花形新次自由詩015/3/3 23:36
聴こえだす春の足音 耳ふさぎ二重にしてる遮光カーテン北大路京介短歌415/3/3 23:12
人生の悩み・タメ息・悔し泣き ホップ・ステップ・ジャンプで前 ...短歌315/3/3 23:12
マウス・トゥ・マウスで君に飲まされる酒なら保証人になります短歌115/3/3 23:12
復活の日花形新次自由詩015/3/3 23:09
折り畳み傘灰泥軽茶自由詩1215/3/3 23:02
連詩〜とよよん様と〜「被災地を知らない私たち」黒木アン自由詩8*15/3/3 22:56
孤独なこころ迷亭うさぎ自由詩2*15/3/3 22:53
みらいコトバスキー自由詩3*15/3/3 20:02
lessたいら自由詩015/3/3 18:55
そうかと思う/そうかなとも思うめー自由詩3*15/3/3 18:51
夕暮れのバスLucy自由詩14*15/3/3 17:59
シホ.N自由詩7*15/3/3 17:30
若者夏川ゆう短歌115/3/3 15:52
幻死 イナエ自由詩8*15/3/3 15:36
冤罪(えんざい)……とある蛙自由詩7*15/3/3 14:52
注連縄の如く藤鈴呼自由詩3*15/3/3 11:12

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加筆訂正:
幻死 /イナエ[15/3/4 11:29]
大幅改稿
箒星が夜空を堕ちていくあいだに/りゅうのあくび[15/3/4 9:49]
英語部分を訂正
幻死 /イナエ[15/3/4 9:14]
始めの一連追加
7.85sec.