人づきあいは苦手ゆえ
頭に猫をのせることにした
出会う人たちは皆
頭の上の猫に気を取られ
(毛並みをなで
喉をなで
さかんにじゃらし)
私のことは気にも留めない
そのすきに私は
...
そのかなしみを
べつに
かなしまなくてもいいんだよ
そのくるしみを
むりに
くるしまなくてもいいんだよ
そのよろこびを
いちいち
よろこ ...
(発車音)
{ルビ突衝=つつ}かれた意表はグレープフルーツ味、半年ぶりのくすむドラム、癖になるくせ今の今まで聞かなんだ気は確か
四角い粒の潮流 「過去、今」と新しい面妖を連れ やはり前後の道理 ...
詩を読むことで日々の疲れを癒す。詩を読むことで嫌なことも忘れられる。詩はそのように、美的快楽を生み出し、人々の日々の現実生活を忘れさせてくれるもののように思える。また、詩を書くことに夢中にな ...
紫の葉が落ちた時
生まれた頃の泣き声は還らない
腐敗が始まった土壌で
夢は悪臭を呆然と放って歌は枯れていく
耳の役目を終えた貝殻を二つだけポケットに仕舞い
少年は東へと永遠に消え ...
千切れた身体を引きずり
たどり着いた場所で
残った肉体を地中に埋めた。
遠くで呼んでいたはずの名前は聞こえなくなり
冷たい空気の元
よりよく澄んだ空を眺め
静かにた ...
枯草が、湿り気を帯び、奪われた割れる音、
だけが取り残されたように、
平野で歌う、小鳥たちの嘴が、微かに、発泡して、
杖の、一振りで、凪いでいく、象は、
地平線に帰り、月の粉末は、その跡に ...
第三次世界大戦はもう
始まっていて
どんなポストもどうせ
あなたへと繋がっていて
みんな死ぬ
ことだけが明白な
今日もどこかで
勃起しがちのペニスは
狂った方位磁針と
四角い眩暈を補 ...
木目の美しい一膳の、
箸に惚れた
色香を漂よわせ
朝に夕にと
おいしいものたちを
口に運び入れ
わたしに感謝の咀嚼をせが ...
風景がちがう
あなたがいないだけなのに
ただ、いないだけなのに
{引用=
まだ、
うまれたばかりの、夜の、
瑞々しい暗色の、
ぬれた線で描かれた物語、
について、ぼくはできるだけちいさな声で、
語りたい、たとえば亡くなったひとの、
骨を拾うように、
...
最近は
テレビから流れる宣伝が多くなった
もう何回も聞いた
聞き飽きた
近頃の若い世代は、
またそうでなくても
一度依存してしまったら
もう手離せないのだろう
歩きながら
車を運 ...
流れ星、ながれた
願い事している間もなく ながれて消えた
淡い光が むなしく 闇夜に吸い込まれて 消えた
白い鳥、逃がした
唄わない鳥は いらない と言って逃がした
白い羽根が ...
わたしの 死は いつまでも 死につづけ
わたしの 生は けして 懐胎することが なかった
いつも 腹をすかしていた わたしは
夕暮れの
白い闇の 澱んだガラスの部屋で
首を括った ...
きらきら光れ
私とあなた
どんどん惹かれ
ふたりの気持ち
するする引かれ
駆け引きの糸
キリキリ挽かれ
薄めの珈琲
グルグル轢かれ
私の嫌いな私
オ ...
聞き流される愚痴にフィクションを織り交ぜている
天地は混じり合い
混沌に帰る
始まりの神話が終わり
終わりの神話が始まる
地平の果てまで行こうよ
悲しみの無い場所を目指して
愛しい大地に残された
深い太刀傷の跡を
洗い流 ...
一生続くであろう闇に光を照らしてあげたいのだけれど
照らしてあげたいのだけれど
アンパンを作るにも餡がないし
カレーパンを作るにもカレーがないし
そもそも小麦粉がないし
パンを欲しがってるか ...
ピアノ協奏曲第2番が流れていた
雲の切れ間から射し込む くぐもった冬の陽は
積み上げる書物の埃を 頼りなげに
浮かび上がらせて ストオブの気流に乗せた
この部屋に 何年いたのかな? ...
妻と母にも相談するが背中押すのは占い師
生き急いでも縮まらないのダブルスコアの歳の差は
同じ干支でも12も違うまだ一回りサバを読む
制服を脱いだ
背広も脱いだ
表彰状を脱いだ
学歴も脱いだ
あなたを脱いだ
皮膚を脱いだ
脂肪も脱いだ
内臓も脱いだ
骨も脱いだ
言葉を脱いだ
地位を脱いだ
名誉も脱いだ
金も脱 ...
子供と呼ぶには
失礼だと感じ取った。
突き放してしまうのは
しこりが残るほど何かが重い。
抱きしめたいとは思っていても
震える両手はそれを許さない。
まっすぐな心を ...
白い粉雪が舞うとき
まだ私は蠍座のアンタレスを想うの
どろり 光った 赤色の1等星
表面的ではなく内面的
それを知ってしまったら
きっと 貴方は
潜む 猛毒 隠す 劣情
...
ある春の日のこと
泉から女のひとが姿を現すから
嘘を答えるようにと
茶色の小鳥が教えてくれた
何も代償を求めずに
言われたとおりに
一番尊い値のそれを
わたしのものだと訴えた
女の ...
甘い雑音、甘美な陰口、心地よいならそれはもうノイズじゃないなと考えながら、家路につく人々の間すり抜けて歩くあるくプラットフォーム、警笛を鳴らし滑り込む電車の風圧に舞い上がる髪押さえつけ、右足から乗り込 ...
初めまして
鶴亀出版の縦縞良彦と言います
貴方の詩を
インターネットで拝見しました
は?どの作品?
(さ、作品?作品が聞いてあきれるぜ
まあ、いっか、ここは抑えて抑えて、と)
えっと、冬 ...
世界の始まりを見たのは誰なのか?
人か動物かもしくは星か
それとも
世界の終わりを見るのは誰なのか?
人か動物かもしくは星か
それとも
始まりと終わりを見たのは誰だ
もしかしたら ...
ブーバとキキ
名前を与えよう 大きなお世話だと思うけど
体中レッテルだらけにして 放り出してしまえ
まるで見世物小屋みたいに 人々が集まって
君は君であることを 演じざるを得なくなった
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
猫かぶり
やまうちあつ...
自由詩
10*
15/1/12 11:24
こころ
青井
自由詩
5
15/1/12 10:05
奇世の泡粒(xeno-pop)
なけま、たへ...
自由詩
0*
15/1/12 8:53
詩は現実逃避ではない
葉leaf
散文(批評...
3+
15/1/12 8:01
東の国の終わり方 (四行連詩)
乱太郎
自由詩
15*
15/1/12 7:43
去り際。
梓ゆい
自由詩
1
15/1/12 5:01
Clock:
竹森
自由詩
5
15/1/12 2:22
いつまでも人を憎み続ける
〃
自由詩
0
15/1/12 1:56
夕餉の風景
石田とわ
自由詩
13*
15/1/12 1:41
ちがうの
殿上 童
自由詩
21*
15/1/12 0:48
つぎの本をえらぶこと、
mugi
自由詩
5
15/1/12 0:02
進歩ゆえの退化 1
無花果
自由詩
0
15/1/11 23:51
流れ星、ながれた
南無一
自由詩
2
15/1/11 23:49
硝子の部屋
〃
自由詩
3
15/1/11 23:38
ヒカレ
瑞海
自由詩
4*
15/1/11 23:20
聞き流される愚痴にフィクションを織り交ぜている
北大路京介
自由詩
2
15/1/11 23:12
United Arrows
衣 ミコ
自由詩
5*
15/1/11 22:45
光を照らしてあげたいのだけれど
北大路京介
自由詩
7*
15/1/11 22:41
去る人
藤原絵理子
自由詩
6
15/1/11 22:41
妻と母にも相談するが背中押すのは占い師【都々逸】
北大路京介
伝統定型各...
0
15/1/11 22:39
生き急いでも縮まらないのダブルスコアの歳の差は【都々逸】
〃
伝統定型各...
0
15/1/11 22:39
同じ干支でも12も違うまだ一回りサバを読む【都々逸】
〃
伝統定型各...
0
15/1/11 22:38
脱ぐ
草野大悟2
自由詩
3*
15/1/11 22:04
天秤。
梓ゆい
自由詩
0
15/1/11 21:32
女
中村 青
自由詩
1
15/1/11 18:55
ことの次第
もっぷ
自由詩
8
15/1/11 18:42
sweet noise/即興ゴルコンダ(仮)投稿.4
こうだたけみ
自由詩
5*
15/1/11 17:05
自称詩集出版詐欺
花形新次
自由詩
0
15/1/11 17:04
見たのは。見るのは
リィ
自由詩
2*
15/1/11 16:37
ブーバとキキ
itukam...
自由詩
3*
15/1/11 16:07
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
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