珈琲の匂いを逃がすように
少しだけ窓を開けた
庭の木立から
ザクザクと音がする
雪を掘って
ドングリを食べてるのよ
起きてきた姉が言う
私たちが戻らなくなったら
ここも ...
今年は喪中の葉書が多いねと
年賀状を印刷しながら姉が言う
時々色を滲ませながら
古いプリンターがウィーンと動いてる
すこし早めのクリスマスケーキを切り分けて
マシュー・マコノヒーの映 ...
凍って開かない窓を
ぬるま湯で拭く
掃除機が編み針を吸い込んだ
冬眠を急ぐ熊のように
予定通りにしないと気の済まない姉たちが
雪の中で車を洗い
居間にツリーを飾りつけてる
...
鳶色の花が部屋に
投げ込まれた朝
夜から立ちこめていた
幾層もの霧が晴れ
テーブルに置かれた
皿やコップの上に
日の光が溢れて流れた
音楽はコップに溢れる水の音か
それとも ...
すっかり冷たくなった手に息をふきかける
霜の降りた道路をあるいてゆく
昼間だというのにとても日は低くて
息は白く 凪いだ空へとたち昇る
凍て空を見上げてみる
ひこうき雲を ...
子供の時に母に愛されなかった僕は
赤ちゃんプレイのAVを見る
学生時代に青春を謳歌できなかった僕は
JKモノのAVを借りる
ホワイトカラーの職業に就けない僕は
OLモノのAVを借りる ...
種を蒔け
たくさんの葉や花や
実をつける種を
種を蒔け
君の愛した人に
君を忘れさせないように
種を蒔け
君の生きた証を
残す旅に出た時に
種を蒔け
いつか ...
前にテラリウムが入ってた二段目のひきだし
あいたんだ陽に当てようとして風の強い日に
窓辺でひらいておいたらレースのカーテン風
にひらひらして棘からまってバラなんかじゃ
なく多肉植物の棘々がひっ ...
盲目の蛇が一番古い脳の皺から這い出るような一日の終りの時間に、意味を成さない膿の中から拾い上げた唯一の希望は真っ暗な色をしていた、眠る前から夢を見ている、本当みたいな夢を、まぶ ...
形を無くそう
手に手を取ったなら
千切ってしまえ
ところで
今日のおまえはやけに笑うね
窓越しに光を含んで
飴色にぼやけだすんだ
そこにいるのか
不安になって
唇をなぞれば
相変わ ...
帰りたい
家にいるのに帰りたい
どこかに早く帰りたいと
いつかからか、思ってた
いつの日からか、思ってた
長く長くかかった疑問
ずっとくすぶってた感情
その答えに
僕は
さっき
...
僕が一晩中ついていれば
サイドギャザーなんか要らない
僕がいれば、多い日だって安心さ!
いや、だからさ、こういう感じで、両手で
受け止めてさ
出来るわけない?
何でだよ、おりものシート ...
エンディング月
シェリー酒にどっぷり浸かった午後3時
頭の中でひしゃげた低気圧なカレ
にょろん
耳から抜き出し
42℃の風呂にいっしょに入る
ぷちん
弾け
「おはよう」
大きく延 ...
うまれた
ねむった
たべた
わらった
うずくまった
ないた
しゃぶった
さわった
つかんだ
なげた
こわした
ゆびさした
おどろいた
どもった
ならした
あゆんだ ...
病魔というやつは
いつも不意打ちで
宿す者の人生を蹂躙する
誰も悪くない
だからこそやり場のない怒りを生み
理不尽さに苦しめられ
それは時に病気自体の苦しみを凌駕する
180度変 ...
皆さん、はじめまして。芹場照(せりばてる)と申します。私の実験室へようこそ。
「え?実験室?」と思われた方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、私は当面の間、詩歌を始めとした創作活動を ...
罪を背負ったまま台車で運ばれている
涙ふかないままフルスロットル
振り返ると
無数の屍が
横たわる道
眼を凝らすと
紛れもない
それは自分だ
爆弾低気圧がもたらしたものは
天気が悪いと何故か上がる
爆弾高血圧
低気圧と高血圧の
無意味なせ ...
鳥が飛んでいる
だれに教わったわけでもないのに
魚が泳いでいる
だれに頼まれたわけでもないのに
花が咲いている
だれに急かされたわけでもないのに
...
柵から いろんな花が 顔を出すから
錆びた 柵でも 大丈夫
咲いた花びらが あなたの夢を 裂くことなど
決して無いと 信じて いてね
生成りの色合いは 安心感
白いペンキに 蒼い ...
まちがいを ただしくするなら あたためて ねむるりょうてを ひらいてみせて
うつむくの あきたらこんどは みあげるの きみはなんども うなずくように
あおいそら きんとひやして ふゆの ...
とんとんとんとん
すり鉢で
ぐるぐるぐるぐる
潰して
がしがしがしがし
裏ごしまでする
上手にごっくん出来るように
私はこの愛情を楽しんでいる
食事と愛情
...
胸に巣食った小さな影が
あなたの時を刻み続ける
砂時計のオリフィスを
いつの間にか歪めていたのかもしれないと
あなた自身が気づいてから
あなたはきっと違う風景を見ている
そう、残酷な告 ...
わたしに
ひとひらの
あかいろをにぎらせて
とおくなっていく
ちいさなはね
ぼんやりと
薄青い影色をみていた
ときたまうねり
わたしはちょっと
こわくなって
拠り所を探す
あ ...
立ち尽くす交差点
違う、ここはどこだろう
詰めこんだばかりの新しい考えで
詰めの甘い、詰め甘い世界に失望する
手の届くはずだったのに
どこだろう、いったいどこにあるのだろう
#あいうえ ...
しゅんしゅんと音を出すヤカン
熱のこもった部屋
薬瓶をシャカシャカ振る
飲もうか飲まないか
この症状を誰に伝えよう
熱をあげている
証明できるせっかくの機会。
教えようか教えまいか
...
待っているうちに、
背筋がちりちりしてきた。
正面の壁には食屍鬼の絵。
出されたコーヒーはいやに薄くて、
いつもは入れない角砂糖をひとつ落としたが、
ぜんぜん味がしない。
窓のむこう風がフ ...
クリスマスカードを選ぶ女の子
ティファニーに人の賑はふ聖夜前
閉店の雑貨屋の窓聖樹の灯
予約する聖夜の三ツ星レストラン
クリスマスイルミネーションてふ魔法
家でだけ着るセ ...
綺麗かねぇ
見てみてん
ドヨンとした曇り空の隙間から
チョコっと朝陽が見えよるよ
ほら
見てみてん
綺麗かろぉ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鹿
mizuno...
自由詩
3
14/12/19 5:42
20年前みたいに
〃
自由詩
4
14/12/19 5:04
_
〃
自由詩
3
14/12/19 4:31
聖誕祭の朝
Loch L...
自由詩
3
14/12/19 2:10
銀麗
高原漣
自由詩
1*
14/12/19 1:45
性行為
一 二
自由詩
4
14/12/19 1:42
種を蒔け
瑞海
自由詩
13*
14/12/19 1:17
ひきだしあいた/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
5*
14/12/19 1:06
頭蓋の空洞は囁く
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
14/12/19 0:37
定形の愛と非定型の型枠
北井戸 あや...
自由詩
3*
14/12/19 0:21
かえりたい
なきり
自由詩
4
14/12/18 22:51
おりものシートインブルー
花形新次
自由詩
0*
14/12/18 22:26
ひきだしあいた
阿ト理恵
自由詩
7*
14/12/18 22:18
少年よ我に帰れ
〃
自由詩
4*
14/12/18 22:16
すべての騎士へ
keigo
自由詩
1*
14/12/18 22:14
一つの試論あるいは宣言〜自己紹介に代えて〜
芹場照
散文(批評...
4*
14/12/18 22:08
罪を背負ったまま台車で運ばれている
北大路京介
自由詩
5
14/12/18 21:17
涙ふかないままフルスロットル
〃
自由詩
3
14/12/18 21:17
もうどうでもいい
花形新次
自由詩
0
14/12/18 21:11
鳥が飛んでいる
青井
自由詩
1
14/12/18 20:20
白い柵 塗り絵ほどこす ダイアリー
藤鈴呼
自由詩
0*
14/12/18 19:39
オーロラカーテン、モノクロの
ゆうと
短歌
2
14/12/18 19:22
食事と愛情
朝焼彩茜色
自由詩
16*
14/12/18 18:41
隣に住む人
夏美かをる
自由詩
28*
14/12/18 16:20
鬱血
北井戸 あや...
自由詩
1
14/12/18 15:54
ボクの理想論
這 いずる
自由詩
1*
14/12/18 12:50
熱病
〃
自由詩
3*
14/12/18 12:46
アーカム・ハウスの詩の小部屋
佐々宝砂
自由詩
2*
14/12/18 12:45
聖夜
chihar...
俳句
1*
14/12/18 10:35
見てみてん
hiroto...
自由詩
1*
14/12/18 10:28
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4.47sec.