急いでいるのか
寒くてしかたないのか
女子が小走りしている
大きなショッピングモールを
自転車で横切ると
裸の木々に電飾がいくつも巻かれ
楽しそうに優しそうに
綺麗に輝いている
...
アンナちゃん
アンナちゃんは
朝は真っ白です
頬だけりんご飴で
とっても美味しそうです
アンナちゃんは
時々桃色になります
初摘みの桃です
すれ違う香りに
顔がほころびます
...
やな事が起こるとストレスになり
体の中に溜まってくのがわかる
それが次第に膨らみ
中に何かがいるような感覚になる
溜まった物を出す事が出来ず
ただ成長するのを待つだけ
ストレスが溜まりきっ ...
昼下がりの私鉄は、混んでるでも、空いてるでもなく、ちょうど座席が埋まるくらいの乗客だった。
急行は止まらない駅に停車すると、トレンチコートが乗り込んでくる。
ざんばらな髪。
マスク。
そして、 ...
橙の蛍光灯にてらされて、
膨れ上がった球体は熱く、
床に落ちていた
縫い針で、
ぷちり刺してみる。
球体が弾けて、
鼠色の煙から、
たくさんの色とりどりの球体が、
...
隣の芝生が青くみえる丑三つ時
いっそ眠れないならと珈琲を飲み
ため息、またひとつ
カモの群がる池の畔
桜花映える日差しに包まれ
川鵜と小白鷺が向き合っている
川鵜
すっかり春だねえ
これから北へ帰るのか
小白鷺
いや まだ田に水が入っていないので
...
どうして私ではだめなんだろうと思うとき
私は私を愛していることに気づいた
なあんだ
私ちゃんと私がだいじなんだ
よりかかりそうなかげは
夜のなかにしずかにとけていった
陽はすでに昇っていても
暁はこなかった
鶏は鳴かないし
朝の静けさもなく
人びとの足音がするのみ
ぼくは酒が抜けず
来るはずのない暁を待っていた
暗い陽の下で
影踏みをして遊んでい ...
鳥になりとうございます どこに国境がありましょう 魚になりとうございます おなじ水面をしっています 山になりとうございます 花になりとうございます ひととしての命ですので
朝に
(おそらく)吃音で始まった体がカタコトのまま、?、月を見上げながら
(もしかしたら、月を見上げている自らを想像しながら)
結局は落下してしまう眼球
ほらね、月もまた充 ...
真っ白のそら
最近は珍しく晴れつづき
今日はあいにくの空だった
広葉樹が葉をおとし
また新しい芽を生やすように
僕らは同じ日を歩いていた
スニーカーやハイヒールや革靴で
公園 ...
友だちのなかの笑顔のわたしは
ほんとのわたしじゃありません
感嘆符ばかりの 上の空の会話
いつも気になるのは スマホのライン
ほんとの自分を置き忘れている
傷ついてなんかいません
...
可聴範囲以外が大事だというが
画面に入り切らないくらい
大勢で歌うアイドルと同じではないのか
毎日比べられて生きている
ボクたちが欲しいのは
比べて判るようなものではなく
比べようもな ...
怖いもの見たさで
見ているうちに
意外と慣れてしまうのですが
現実では
臭いを伴いますから
衝撃は
画像の比ではないです
中学生の頃
女性器はグロいものでしたが
ビニ本を見続けた結果 ...
僕は工場で量産された個性のない品物
僕自身のアイデンティティが欲しくて今日も走る
持ち主が僕をどう扱うか
どんな所を走っていくかによって
僕の個性は少しずつ作り上げられていくから
...
本借りてお疲れ様と去り際に言われて違和感ぽかんと帰る
裏切られたと思う人
裏切ったと思われている人
裏切られる
自己嫌悪と 答えの出ない ナゼの疑問
裏切る人に 自覚症状がない
かみ合わない 感情のもつれ
通り過ぎてい ...
(傷口が、膿み始めた。)
誰にも見えない六畳間で。
山盛りの塗り薬をこぼしながら
ぺたぺたと肌に塗っている。
(傷口が、泣き出した。)
細く赤い線を描きながら。
「 ...
太陽が昇っていく
忘れ去られた世界の半分が
影の中に入る夜
ぼくらは
バケツの中の
モップの血を拭う
世界の半分は
争いでできているから
新聞は100万丁の拳銃と
200万体 ...
一人だけホテルに泊まらず
テント暮らしのあなたは
私と同じね
私も中学生の頃
今よりずっと幼く見られたから
子供料金で電車に乗っていたのよ
そのお金で本を買ったり
駅のホーム ...
技術水準だけで言えば
既に私たちは働かなくても食べていける
次の水準になれば
労働という概念そのものが消える
私たちは生きるために必要な要素を
減らし続けてきた
寒くても死なな ...
夢を摘み現実見せる教育でサンタの数が減少してる
二月四日に内股の鬼
ひとり足りない合コンに鬼がきた
1円足りなくて鬼が困っている
ぽつん・・・・。ぽつん・・・・。ぽつん・・・・。
ダイニングテーブルに、私ひとり。
ぽつん・・・・。ぽつん・・・・。ぽつん・・・・。
時刻は、夜20;00過ぎ。
硬くなった肉を ...
何かあれば心で語りかけ
父の姿を探すようになった。
残された教えを守り
地道に生きよう。と
父に感謝をするようになった。
(死にたい。死のう。)と思い始めたとき
父 ...
餃子がね
とっても美味しいんだよ
昔ながらの佇まい
町の人達が
あちらからこちらから
電話も鳴って
店先で
生か焼きかを選んで買っていく
ラーメンとかもあるけれど
餃子二人前とラ ...
乾いた笑い
矛盾した怒り
爪先立ちのプライド
耳後が痛む
言語、知恵、経験
複雑に首元に絡み合い
巨大化する
絞めつけられる頚椎
もうすべてぶち壊して ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ポテトチップスな夜
灰泥軽茶
自由詩
4
15/2/8 22:46
アンナちゃん
瑞海
自由詩
2*
15/2/8 22:10
望まれない子
リィ
自由詩
1*
15/2/8 22:00
凶行
アマメ庵
自由詩
2
15/2/8 21:31
彼女の目
あおい満月
自由詩
8*
15/2/8 20:44
丑三つ時
殿上 童
自由詩
11*
15/2/8 18:49
春日一刻
イナエ
自由詩
7*
15/2/8 18:31
夜のかげ
朧月
自由詩
3
15/2/8 18:17
一日
鵜戸口利明
自由詩
0
15/2/8 15:37
視線
黒木アン
自由詩
4
15/2/8 15:11
充血
わたしかもし...
自由詩
3
15/2/8 12:48
日和
たけしいたけ
自由詩
1
15/2/8 12:34
ただ、ちょっと泣きたかった だけ
南無一
自由詩
4
15/2/8 12:13
ハイレゾ48
イオン
自由詩
1*
15/2/8 10:55
ハーフアンドハーフ
花形新次
自由詩
0
15/2/8 6:07
自動車の歌
葉leaf
自由詩
4
15/2/8 3:59
おつかれさま?
Parin
短歌
1
15/2/8 3:20
裏切りの交差点
佐白光
自由詩
2*
15/2/8 1:34
塗り薬。
梓ゆい
自由詩
1
15/2/8 1:19
星のアルペッジオ
オダ カズヒ...
自由詩
1
15/2/8 1:11
summer white
mizuno...
自由詩
6
15/2/8 0:00
star and light
〃
自由詩
3
15/2/7 23:37
夢を摘み現実見せる教育でサンタの数が減少してる
北大路京介
短歌
5
15/2/7 23:26
二月四日に内股の鬼
〃
自由詩
1
15/2/7 23:26
ひとり足りない合コンに鬼がきた
〃
自由詩
3
15/2/7 23:25
1円足りなくて鬼が困っている
〃
自由詩
2
15/2/7 23:25
ごはん。
梓ゆい
自由詩
2
15/2/7 22:58
よちよち歩き。
〃
自由詩
1
15/2/7 22:21
庶民の味方
灰泥軽茶
自由詩
5
15/2/7 22:10
原点
hiro
自由詩
1
15/2/7 22:03
1993
1994
1995
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1997
1998
1999
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2028
2029
2030
2031
2032
2033
加筆訂正:
メケ
/
ただのみきや
[15/2/8 5:51]
誤字修正しました。
4.54sec.