その朝目覚めると、背中に妙な違和感を覚えた。
嫌な感じじゃない、何だかこそばゆい、くすぐったい、
でも、誰かに背中を優しく撫でられているような、柔らかい陽に包まれているような、そんないい感じ。
...
ビー玉を
プラスチックで
ぎゅっと押しこんで
からんと音をたてて
ひろこちゃんがわらう
びんがずっしりと重い
人がいっぱいで
やすむ場所もなくて
やっとみつけた木のしたで
ふたり ...
この目で
見たままに
撮ることの出来ない
写真のように
この心で
感じたままに
伝えられない
言葉がある

今ここに
あなたを呼んで
この景色をみせたくて
あなたを抱きしめて
...
眠れない春が君に似ている 同じ柔軟剤の香りつけて北窓開く 雪とけて太陽も笑いだした 盗まれた新商品に発信機つけてあるから犯人は津田 逆光であったが君とわかったよムーンウォークで改札を出た 眠れない夜は光を引き寄せてくれる女の腕で泣きたい ガキの頃から消えやしない
神をも恐れぬ万能感
何でもできる気がしてる
実際はどうだかなんて
そんなの些細なことだろう

ティッシュ配り断るの苦手
散髪の予約がめんどくせぇ
ムカつくこと ...
あんぱんを買って
自由席に座ろう
窓の外を眺めるのに飽きたら
文庫本を読もう
何を読んでいるかなど
乗客は誰も気にしないだろう
昼過ぎには着くだろう
次はバスに乗り換えよう
冷たい水を ...
心の芯に哀しみがある
それがどうしても声にならない

岐阜駅から長良川まで歩く
今日は少し増水している
空は曇り
私の心も曇ったまま

心がしんと冷えて
命の底を視てみると
どす黒 ...
自分の姿も見えないくせに 多くの人を傷つけて
その傷口に入り込んでは 自分の居場所を見つけたりする
端役のくせに 主役をエキストラにしてみたり
助けたと思った相手に 救われたり
大事な ...
生きたいと願う父が死んだとき死にたいと思う私が産声あげる

サヨウナラサヨウナラって粉になるでんぷんみたいに翔ばされる骨

肉体の元素記号を燃やしても軽くならない質量 タマシイ

立 ...
背伸びをしていた幼子が
やがて高い視点を持つように
何はなくともお前の魂は
ゆくゆくは輝くだろう
磨こうとして
擦り傷だらけにならないくていい
鈍い光を孕んでも
摩耗していくよりマシだろ ...
くたびれたくたびれたんだやわらかになりたいという気持ちがうかぶ

もっと手を抜いてもいいよ、うん、そうそう、そんな感じでいい、大丈夫

空をみて君の好きな色しているよ 忘れたくないきれいな ...
さみしくて不安で通話した後に閉じた瞼の裏の残像

死にたいともう思わないそれなのにどうしようもない悲しみがある

もう今は語るほかない悲しみを語ることすら悲しみになる

不安とか死にたいだ ...
肛門科の医師で
自称UFO評論家である私は
今こうして
私の前で四つん這いになっている
貴女に対して
医師として接するべきか
それともUFO評論家として
接するべきか思案している
貴女 ...
値打ちの無い言葉がある
路傍のきみに聞かせたくない
そんな、
くそみたいなものが

だからわたしは泣いている
 エホバの兵士

トテチテタト
テチトトテチャー
トテチト、タテチャ
伝道奉仕のラッパなり

くりだす子供の兵士たち
長靴坊やはよろこびて
朝日を浴びて踊りだす

水玉ガールも背 ...
 テーブルの上に、あした買ってきたりんごを置いてあると言う。
 もちろん、そんなもの私には見えない。母だけが見ることのできるりんごだった。

 今朝も雨が降っていた。桜の季節はいつも雨に邪魔され ...
あの火、
「ほ」が
やって来て
声も、血も、涙も、
水も、空気も、
ぜんぶ苦くなった

タ、タ、タ、
バ、バタバタ、
しんで
薄暗くなって寒い

カタチのない
「ほ」が
じ ...
粗大ごみ置き場に 無造作にブリキのバケツにすてられ
つったっている木刀
それは僕たちである

僕は木刀をひきぬき
大声を出して空を切り おもいきり振り回した
それを見て子供たちが笑っている ...
人間でのびるものは髪と爪と心
必要以上にのびた部分を加工して
装飾につかっている

自由にのばせないが
自由にきれる
人間は
削って美しくしようとする
あなたにうがいを教えたことはないけれど
あなたはうがいを体得していた
言葉で教えられるよりも
見て覚えることのほうが
きっと何倍も簡単なんだと思う

それでもあなたが
うがいってなんなの ...
ゆれている頭をとおくに見ていたさ春風みたいな声で笑うな


そのひとの爪のまるさが正しくてくやしい。完成されてるんだね


肯定をする気もないのに目と口がやさしくてしね、死 ...
幾何学カットされた放射状のライトセーバー。
グラスに注いだ水はきらきらと反射をして
虹のアーチを作る。

日の光を全身に取り込んだグラスは
魂の輝きを映し出すかのように
手にする者を無言の ...
中途半端に目覚めた
朝のような
深い霧に包まれて

たった一人
地球に存在する
気分を味わう


誰にも断ち切れない
深い絆で
結ばれていようと
いつかは
この手を
離す時 ...
夜の静寂に歌のような言葉
耳たぶに引っ掛かって時を揺らす
此処にはいないはずの
あなたが聴こえてくるのです


  朝の雑踏に歌のような言葉
  靴紐を解いて時を忘れさせる ...
さよなら 理解不可能なもの
7文字以内で喋れる言葉たち

もう永遠に会うことはない
永遠を定義することもない
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
背中に羽が生えた朝猫の耳散文(批評...115/4/19 22:02
ラムネアンテ自由詩215/4/19 21:39
今ここで緑かな自由詩315/4/19 21:19
眠れない春が君に似ている北大路京介自由詩615/4/19 20:56
同じ柔軟剤の香りつけて北窓開く自由詩115/4/19 20:55
雪とけて太陽も笑いだした自由詩215/4/19 20:55
盗まれた新商品に発信機つけてあるから犯人は津田短歌015/4/19 20:43
逆光であったが君とわかったよムーンウォークで改札を出た短歌215/4/19 20:42
眠れない夜は光を引き寄せてくれる女の腕で泣きたい短歌115/4/19 20:42
堕天捨我自由詩115/4/19 20:37
透明湖やまうちあつ...自由詩115/4/19 19:51
太陽渡辺亘自由詩1015/4/19 19:39
盲目ピエロ為平 澪自由詩8*15/4/19 19:27
短歌5*15/4/19 19:19
IMAGAM...自由詩115/4/19 18:53
やわらかな花ゆうと短歌215/4/19 18:38
ゴミ1メンヘラ大学...短歌115/4/19 18:11
「自称詩」医師花形新次自由詩115/4/19 17:33
愛かマグかもっぷ自由詩615/4/19 16:31
エホバの兵士生田 稔自由詩015/4/19 14:56
あしたのりんごたま散文(批評...14*15/4/19 10:58
あの火、atsuch...自由詩7*15/4/19 10:23
木刀島中 充自由詩315/4/19 10:00
髪と爪と心イオン自由詩1*15/4/19 9:47
うがいそらの珊瑚自由詩21*15/4/19 8:18
グッバイしんきろう初谷むい短歌6*15/4/19 2:05
真夏の家族。梓ゆい自由詩715/4/19 1:04
いつかの一人のために緑かな自由詩5*15/4/18 23:49
夜想曲 (四行連詩)乱太郎自由詩16*15/4/18 23:07
さよなら佐藤伊織自由詩315/4/18 22:55

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加筆訂正:
たいこともべきこともなくていい/ただのみきや[15/4/19 5:18]
後ろから8行目少し修正しました
たいこともべきこともなくていい/ただのみきや[15/4/19 5:18]
後ろから8行目少し修正しました
7.55sec.