積もる雪が暫しの暇を
流れる雨が暫しの癒しを
与えてくれている間に
答えを探して
這いまわる
けものの
みち、
愛を験す事はしてはけないと
高尚な教えに諭されて見えなくなってい ...
床に置かれた柱時計を
笑っておられるのですね
もっともなお話でございます
天板の埃がくすぐるのでしょう
お心のイタイトコロヲ
少しも異論はありません ...
眼を
口を
戸を
窓を
蓋を
缶を
鍵を
扉を
店を
シャッターを
開けまして
部屋が
体が
スケジュールが
空きまして
仕事に
テレビに
恋に
ゲームに
...
折り紙を折るその指先は
あどけなく、いつも湿っている
クレヨンを持つその指先は
つよさを隠しもっている
あした晴れたなら手をつ ...
雪 ひとひら 舞い落ちる
静かな 夜に
雪 ひとひら 舞い落ちる
涙にも 似て
雪 さらさらと 風に舞う
冷たい 夜に
雪 さらさらと 風に舞う
血液にも 似て
...
暖かい日差しの中
手を繋いで歩く男と女が
2人は春の恋人
花火を見て団扇を扇ぎながら
手を繋いでいる男と女が
2人は夏の恋人
肌寒い風に吹かれ切ない顔をしながら
手を繋ぐ男と女が ...
それから数日間、サエコのことをよく考えていた。
それは彼女が誰に殺されたのかというより俺の喪失についてだった。
サエコはいずれほかの男と結婚するだろう。そう思っていた。だけどそれは俺にとって喪失で ...
三番目の彼女が死んだ。
三番目とは俺の恋愛経験の順番ではない。
なにが三番目かというと、ツートップの次に位置するのがサエコだった。
サエコが死んだことを俺は突然訪問してきた警察から聞いて知った。 ...
鼻擽るように
私に触れて
また見えなくなってくの
照れ屋な貴方は
口の中で溶けてく
スイーツのように
甘くてほろ苦い
少し大人な貴方は
まるで子供のように
待ち遠しくて
疲 ...
アサスヒンという瓦版屋が
タマンキの風刺画を
町角に張り
立ち止まって見入る
人びとに
「タマンキはキンタマに金を貯めこんでいる」
と吹聴した
絵のタマンキはキンタマが丸々と太り
金色 ...
瞬間をキャプチャーする
それだけ忘れたくないのだ
いつまでも忘れたくないのだ
瞬く間に忘れていってしまうのは
このポンコツな頭だ
瞳の中には高性能カメラ
脳からは必死のキャプチャー要請 ...
わたくしのこころはどこにやればいい?爪先に光る雪と涙よ
カラメル色素に ピクルスべったりつけて
デキストリンとステビア甘味料どっぷり
食べたくないね ハリウッド美女なんて
それでも ニューヨークシティはアメリカではない
って 言い張るキミにインスト ...
朝には鳥で
夜には魚
難しい少女のように
表情が変わるのだ
泣き顔は泣き笑いに
(そこから歴史)
笑顔は笑い泣きに
(そこから歌詞)
可能性は不可能性に
(そこから川が)
...
溶ける時間
歪む空間
自分とは思えない動作
他人とは思えない距離
愛、混ざり合う程に
哀、薄れていくようで
外すボタン
うっすらと汗
細く伸びる背筋
緩めるガーター
...
小林、と書き
こばやし、と読む
こりん、と呼ばれた可愛い昔
しょうりん、だけは辞めておけ
寺を足したら御法度だ
言ったが最後
寒空の下、原付に乗せられ
安酒を買わされる
彼は、 ...
愛する人に言われたことならば
何だってやる――
それは愛だろうか?
愛する人のために
命がけになることができるなら
愛する人がまちがっていると思ったら
命がけで止めるのも
愛だろう
...
雪の降る日に、{ルビ姉=あね}さんは
半年前の忘れ物を取りに来はった。
今朝、思い出しましてなぁ。
そういって、姉さんは
その日傘を抱えて帰りはった。
なんで、こんな日に思い出したん ...
キミが放っておくから
ボクはすっかり錆びちまって
ダッシュボードの上は
白い埃が積もってるけど
ベイべー、雪合戦するほどじゃない
底意地の悪い奴は
どこの世界にもいるのさ
ヤワな雪玉に見 ...
その岸辺へとおりてゆくがいい
そこには優美な灰色の小舟と
一人の天使とが待つだろう
天使に導かれるまま
小舟に乗るがいい
舟底の{ルビ褥=しとね}に横たわるがいい
天使の接吻が
双つ ...
恋し焦がれるだけではまだ足りず
愛し慈しむだけでもまだ足りず
このあやふやな感情の正体に
名前をつけてしまうのは容易いのに
それを認めてしまうのはこんなにも容易いのに
たぶんこの歌を ...
煙草を呑んで
斗酒なお辞せず
早世した父の
生きざまを索めながら
父と同じ航跡を
たどっている自分に
ばくぜんとした
不安がそそる
眠れる
マグマのごとき狂気の
噴火をおさえる ...
朝礼で社長のボイパ聴かされてレポートまでも書かされている
傘の下輪唱してるふたりには神の祝福すこし遅れて
返せない言葉の熱がたまってく「君に会いたい」それさえ言えず
それは
吸って吐くこと
味わい満たすこと
見て広げ
聞いて残し
記録すること
それは
比べること
競うこと
誰かを 傷つけ
誰かに手を差 ...
シャッターを切るスピードで
君の世界へおちていく
背中合わせのミラー
同じ色の空
放課後の忘れもの
校庭に長過ぎる影
蝶の羽根の折れる音が する
昨日の嘘を砕いたら真実の味がした
どうして自分を傷つけるのか
そんな必要はないんだ
月を殴れ
月へ手を伸ばせ
傷つけ血を流さなくても
流れているんだ
動脈静脈を流れているんだ
酸素を多く含んだ血液が動脈を流れ ...
ホールのショートケーキ
イチゴ全部食べたい
学校の週末課題
破って 折って 紙飛行機にしたい
好きな歌手のコンサート
私のために開いてほしい
たった一つのことを
たっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
けものみち
衣 ミコ
自由詩
5*
15/1/16 2:09
のぞきあな
芦沢 恵
自由詩
18*
15/1/16 1:47
あけまして
Lucy
自由詩
13*
15/1/15 23:48
ふしぎがいっぱい
石田とわ
自由詩
14*
15/1/15 23:41
雪ひとひら
ヒヤシンス
自由詩
16*
15/1/15 22:47
恋人
リィ
自由詩
3*
15/1/15 22:11
三番目の彼女(後編)
吉岡ペペロ
自由詩
5
15/1/15 21:35
三番目の彼女(前編)
〃
自由詩
2
15/1/15 21:31
tea time
ムウ
自由詩
1
15/1/15 21:27
アソコ伝ワールドプレミアム
花形新次
自由詩
1
15/1/15 20:54
キャプチャー
小日向 ココ
自由詩
0
15/1/15 19:31
雪たちよ
すみれこ
短歌
1
15/1/15 18:48
_
佐和
自由詩
2
15/1/15 18:12
街は生きている
やまうちあつ...
自由詩
8*
15/1/15 17:14
雄々しき女々しき器官統制
komase...
自由詩
0
15/1/15 16:52
小林
北井戸 あや...
自由詩
6
15/1/15 16:11
本質
眠り羊
自由詩
1*
15/1/15 15:55
冬日傘
たま
自由詩
18*
15/1/15 13:15
コール アンド レスポンス
そらの珊瑚
自由詩
21*
15/1/15 11:16
眠りの天使
塔野夏子
自由詩
7+*
15/1/15 10:20
横恋慕
baby b...
自由詩
1
15/1/15 6:09
旅路の一服
鵜戸口利明
自由詩
1
15/1/15 5:32
朝礼で社長のボイパ聴かされてレポートまでも書かされている
北大路京介
短歌
1
15/1/15 0:17
傘の下輪唱してるふたりには神の祝福すこし遅れて
〃
短歌
3
15/1/15 0:16
返せない言葉の熱がたまってく「君に会いたい」それさえ言えず
〃
短歌
1
15/1/15 0:16
live
ムウ
自由詩
1
15/1/15 0:15
蝶の羽根の折れる音
北大路京介
自由詩
3
15/1/15 0:15
昨日の嘘を砕いたら真実の味がした
〃
自由詩
5
15/1/15 0:13
月を殴れ
〃
自由詩
4
15/1/15 0:12
わがまま
瑞海
自由詩
5*
15/1/14 23:53
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
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2003
2004
2005
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2019
2020
2021
2022
2023
2024
2025
2026
2027
2028
2029
加筆訂正:
ふしぎがいっぱい
/
石田とわ
[15/1/16 1:27]
7,8,9行を変更
4.81sec.