股が痒いときに
自称詩人の髄液から作った
軟膏を塗ると
爛れて激痛が走るので
痒みを忘れることが出来ます
「嫌なことを忘れたいなら
生き続けること
もっと嫌な目に合って
前の嫌なこ ...
バツ悪そうに 帰宅した主人
悪魔の みてくれ
曼殊沙華の王冠
秋の味覚がせいぞろい
采配を うけもつ
今年の秋は キミにしびれたい
紅葉に見とれていたら叱られた ...
銀の輝き放ち
小さな機体移動して
濃くなる青の高空を
ゆっくりゆっくり
前へ前へ真っ直ぐ
あるもの在りと
力動ツラヌキ
飛行機は行く
世界から来て世界へと
あるもの在らしめ ...
遠い話とほいはなし
ああそんなところだね
いまとなつては
大気は海の継子じみて
地中海色のタイルの
すました青磁のなかに透けてゐる
カラカラした浴場のなかで昼寝してたら
いつのまにやらお ...
ラベンダー絨毯の中、東へ東へ向かうバス。
点在するハーブ園、スィングするカラフルな
文字、流れる。ラジオから「セージ、パ リ、
マリ 、タイム、、、」と聞こえ、「行くの
ですか」と問い掛ける。 ...
細長い札のようなものを入れた袋を閉じるためにセロハンテープを貼る。一緒に指紋も貼る。私の指紋が採取されて、どこかの工場で加工されて、梱包されて、商品として全国流通してしまう。細長い札のようなもののノベ ...
たった一言で夢中になる
そんな
魔法みたいな言葉があったなら・・・
ねぇ 空想したことない?
一気に あなたの方へ転がせられる
そんな ヒミツの言葉があったなら・・・
わた ...
秋の気配に胃が騒ぐ
落ち葉が私を画家にする
一雨降ったあとの 晴れ間
憂鬱を操縦する
進化し過ぎた世界
戦争がみんなの足を引っ張る
寒いんだか暑いんだかよくわからん ...
汗が流れて、田畑が散る。
畦によろしく、わさびにもよろしく、全世界によろしく。
人型の充電器で、今日は衛兵として、明日は線条結線として。
マリネに込められた、様子見、豆がつぶれ、雲みたいに平静を ...
人の見ているのは光
その向こうを歩く
サラリーマンは光自体にその肩を照らされている
電車の音がしている
大型トラックが川の前を通り過ぎる
深くため息をついた
川の向こうには彼らの暮 ...
二人でいても一人きりの世界に秋澄む
匂いは最も原始的な感覚遠花火
足がなければもっと距離を大切にしていただろうか
逃げても逃げても戦場から遠く
秋の蝶冷たい水が染みる
中 ...
私の中にたくさんある言葉
君のために取り出してみれば
悲しみも希望も一緒になって
一つの流れあふれ出す
涙と笑顔が私の心
どうしたってたどり着けないところ
もしも知っているなら連れて行って ...
必要のない階段がわたしにとって必要なのは
閉鎖(とざ)されたスクラップ工場の壁にひっつく残骸で
時代にとりのこされた孤独の分身そのものだから
この苦々しい感傷をくろい笑いでわたしが踏 ...
社畜会社員
お互い人見知り
初日不安
店でそっと指を掴まれる
昆虫のケージで連れ帰る
ずっと後ろ姿で拒絶
毛に触れたらジャンプして吹っ飛んだ
ヒマワリの種即食い
ご飯で間合いを ...
好きな詩・好きな言葉
好きな言葉は「折々のうた」。
ネット詩オタクを代表していわせてもらえばそのときそのときで
好きな詩好きな言葉好きなフレーズ好きな映画俳優は変わるか
と、思った ...
好い天気だ。
聖地の{ルビ陽光=ひかり}が混じりつ気なく鳴り響く
こんな好い天気だ。
振つ切れたやうな気圏のまつただなかを
透けた{ルビ南風=みなみ}がかるがると翔び
雀の子等はあどけなく驚 ...
天国と地球の狭間に在り
光の響きに注ぎ込まれていく
ヒビキの速度と一体化しながら
巨大な何かの残響足跡残像
反復され前進し反復され
天国と地球の狭間に冷ややか覚醒して生き
ひたすら ...
キンキンに冷えた間柄
いま ふたつ星みつけた
風が鳴る今日
雨の中で 絡み合う体
秋のおでまし
鈴虫が仲良く合唱
実りの秋に愛が生った
ススキの穂みたいな ...
日々 旦那と向き合う
旦那の心が広いから泳ぐ
笑い合える幸せ
幸せをくばって分け合う
何気ない 徳こそ積むべき
蝶々になりたくてバタフライで泳ぐ
絢香になりたく ...
このペンが
最後に記す言葉はなんだろう
感謝の言葉だろうか
それとも呪いの言葉だろうか
生まれた街の名前とか
(せんだい、とか?)
好物の名前とか
(カレーライス、とか?)
誰かの名前 ...
菜の花の畑見下ろす丘の上食べられるもの食べられないもの
プロ野球開幕戦はもう明日去年を越えた選手に逢える
蜜柑食べ何個も食べて手は黄色お婆ちゃんの温かい指
開幕で各球団のルーキーは大 ...
庭のウッドデッキに
細長い枯れ枝が落ちていた
薄いカーテン越しに見ていると
その先端が微かに動いている
枯れ枝ではない何者か
無機質だと思っていたものが
実は違っていて
ぬめった ...
ここには注意書きをよく読まずに入ってしまった。ここに一度入ってしまったら出られないと知ってから何年が経っただろう。出口がないこの場所も、今では色んな人の言葉で溢れ返っている。中には持ち主に捨てられて、 ...
何かを感じとることは
夕暮れの空に似ている
冬に 太陽の 向かう
一生に一度きりの時間
きっと 誰にとっても
店を出ると街は夜だ
光のロータリーに灯された
どこに彼らは帰るのだ ...
術師たちが部屋に入ってきてしばらくすると、死刑囚たちの頭に被せられていた布袋が、下級役人たちの手でつぎつぎと外されていった。どの死刑囚たちにも、摘出された眼球のあとには綿布が装着され、その唇は、 ...
手に入らなかったものは
ポケットにしまえない
だから置き場を探すうちに
冷たくなっていく
思いはこんなにも
熱いというのに
君との未来が
空を突き刺す日は来ない
星でさ ...
僕は子供の頃
親から
「自称詩人なんかになると
サーカスに連れて行かれちゃうよ」と
言われてとても怖い思いをしたので
自称詩人にだけはならずに済んだけれど
幼なじみのヨシオ君は
そんなの ...
今夜雨が降るだろう
朝から空が暗く
水の様な風が吹いている
昼には空が見えないほど
雲に覆われ雨で前が見えない
夕方になる頃
空に雲がなくなり夕日が映し出された
今夜多分雨は大丈夫だろう
あの国道沿いの中華料理屋は昨年潰れて取り壊されたわけだけど
更地になった場所に雑草が生えていて「ああ、そうかぁ」とため息混じりに感心したわけだ
全くもって日常という言葉は恐ろしくて
感心ばかりし ...
ブラッククリアの王様が
俺をすっかりダメにしたし
それと同時に
ブラックニッカの王子様が
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自称詩人髄液軟膏
花形新次
自由詩
1
23/9/26 20:33
あなたの方が可愛い
ルルカ ne...
俳句
3*
23/9/26 18:30
詩想18
ひだかたけし
自由詩
3
23/9/26 15:41
裸足 (旧作)
石村
自由詩
10*
23/9/26 10:39
ハーブ園 (散文詩 9)
AB(なかほ...
自由詩
4*
23/9/26 9:18
私の指紋主義
入間しゅか
自由詩
0
23/9/26 8:24
魔法みたいな言葉
ルルカ ne...
自由詩
3*
23/9/26 6:32
胃が騒ぐ
〃
俳句
1*
23/9/26 5:22
さなぎ
由比良 倖
自由詩
1
23/9/26 2:35
街の川
番田
自由詩
1*
23/9/26 1:19
秋澄む
かち
俳句
3
23/9/26 0:57
ハイヒール
黒髪
自由詩
3*
23/9/26 0:32
必要のない階段 ー下り編ー
菊西 夕座
自由詩
3*
23/9/25 23:59
ハム子
秋田の米はう...
自由詩
3
23/9/25 23:51
好きな詩・好きな言葉
足立らどみ
散文(批評...
4*
23/9/25 22:42
最終戦争 (旧作)
石村
自由詩
4*
23/9/25 22:34
Heaven And Earth2
ひだかたけし
自由詩
6*
23/9/25 17:40
整える
ルルカ ne...
俳句
4*
23/9/25 17:38
限度を
〃
俳句
1*
23/9/25 17:14
唯言
やまうちあつ...
自由詩
0
23/9/25 15:47
温かい
夏川ゆう
短歌
2
23/9/25 15:32
憂いの卵
そらの珊瑚
自由詩
5*
23/9/25 10:59
出口がない
為作
自由詩
2
23/9/25 2:56
秋のモールで
番田
自由詩
3*
23/9/25 1:21
陽の埋葬
田中宏輔
自由詩
6*
23/9/25 0:01
金木犀
ミナト 螢
自由詩
3+
23/9/24 21:17
見世物小屋
花形新次
自由詩
0
23/9/24 20:57
予報
リィ
自由詩
0
23/9/24 20:08
跡地
入間しゅか
自由詩
2
23/9/24 19:24
KING DONKEY EARS
TAT
自由詩
0
23/9/24 19:11
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
193
194
195
196
197
198
199
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
3.33sec.